あと先の展開を考えるのにアンケートを頼ってみました。今後もたまにやるかもなので、ご協力頂ければ幸いです。
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「遠征に失敗した挙げ句、駆逐艦を3隻も消費しただと!?そしてお前は大破なんぞしたくせに、資源を捨てておめおめと帰ってきただと!?」
夜の執務室で顔を真っ赤にした提督から怒鳴られている。遠征途中に運悪く敵艦隊に発見されて、旗艦だった村雨姉さんが即時撤退を求めたが、聞き入れられることは無かった。お前達の仕事は資源を持ち帰ることだ!!敵艦隊を撃破してでも資源を運べ!!と無茶な命令が下された。資源を積んだ駆逐艦4隻で戦艦を含む艦隊に勝てる訳がない。全員が敵の砲撃の中を全速力で鎮守府へ逃げたが、一人、また一人と私の姉妹が暗い海へと沈んでいく。村雨姉さんも私を庇って沈んでしまったが、私もすぐに砲撃を受けてしまう。積んだ資源も失ってフラフラになりながら逃げ出して、なんとか鎮守府へと帰ってこれたが、私を待っていたのは罵倒の嵐だ。
「これだから駆逐艦などは使い物にならんのだ。資源を集めるか戦艦の盾になるぐらいしか使い道が無いくせに、それすら失敗するとはどういうことだ!?しかも大破したまま帰って来やがって!お前も一緒に沈んでおれば、修理の手間もかからなかったというのにな!!」
なんで私は戦っているのだろう?ボロボロの私を正座させていた提督は、私を蹴り倒し躾だと言って鞭を振るう。村雨姉さんが生かしてくれたこの命を無駄だ、沈めば楽だったのにと言われるこの場所で、私はなんで戦っているのだろう?
激しく罵り鞭を振るうこの人を見上げると、生意気だと言って顔を叩かれた。考えが・・・まとまらない・・・視界・・・赤く・・・
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「春雨!!春雨!!起きて!返事をして!」
「お姉・・・ちゃん・・・」
「起きた?もう大丈夫?またうなされてたよ?」
「すごい汗っぽい!タオル貰ってくるっぽい!」
「またあの夢かい?大丈夫だよ春雨、僕達がついてるから、大丈夫だから・・・」
「ありがとう・・・大丈夫です、はい・・・」
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人が近づく気配で目が覚める、時間を確認したら朝の7時前だった。昨日は急な夜戦であまり眠れなかったが、さすがに起きて執務の準備をするべきだろう。
コンコンコン
「提督、大淀です。起きていらっしゃいますか?」
「ああ、今起きたところだ。入れ。」
「失礼します。」
応接室に入って来た大淀は昨日の疲れも見せずに、姿勢を正して敬礼をしてきたので返礼する。
「まもなく朝食の準備が整いますが、いかが致しましょうか?」
「まだ起きたばかりで準備をしていなくてな、悪いが朝食はここに持って来てくれ。あと8時半から朝礼をするから、広場に集合させるように。ああ、昨日の夜戦組は昼までゆっくりさせておいて大丈夫だ。」
「了解しました。朝食をお持ちしますね。」
大淀が退室した後に急いで身支度を整える。指揮官がだらしない格好をしていては、部下の風紀も乱れてしまうだろう。そして今日の予定を考えるが、相変わらずやることが山積みだ。とりあえず大淀には資金の増減と来客の記録を調べて貰い、明石には資源の増減を調べさせる。長門には艦娘達を集めて、前任者の私室の調査と片付けを任せよう。あとは哨戒を始めるのと、面談も進めなくてはならない。今日も忙しい1日になりそうだ。
2日目も一筋縄ではいかないのです!
もうすぐ一周年と言う事で久しぶりにアンケートをしたいと思います。この作品のキャラでの人気投票的なやつです。是非ご参加下さい。
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主人公葛原提督率いる問題児四天王
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大淀
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長門・陸奥
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第七駆逐隊
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川内・神通
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明石・夕張・間宮・鳳翔
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第六駆逐隊
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北上&大井
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青葉&衣笠
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金剛姉妹
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伊19・伊168
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赤城&加賀
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翔鶴&瑞鶴
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白露型姉妹
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島風&雪風
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天龍&龍田
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龍驤・五十鈴・球磨・摩耶・高雄
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朝潮・木曾・陽炎・不知火
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叢雲ちゃん率いる横須賀艦隊
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俺の嫁が出てねぇぞ!!早よ出せや!!