疑心暗鬼提督のブラック鎮守府再建   作:ライadgj1248

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 気が付けばこの作品を書き始めてから二年が経過してました。この作品を読んで下さって応援して下さる皆様のおかげで、ここまで続ける事が出来ました。今後も気まぐれな投稿ではありますが、気長にお付き合い頂けると幸いです。


199話(鳳翔隊戦闘2)

「よし、ならば鳳翔達は敵艦隊の迎撃に出ろ。龍田達はドラム缶を放棄、撤退中の敵輸送艦隊を強襲せよ。」

 

 あらあら?遠征部隊の私達を強引に戦闘に参加させるみたいねぇ?相手は逃げてる輸送艦隊だから、装備の整って無い私達でもやれるって判断でしょうけど、資材の確保より敵輸送艦隊の撃破を優先するんだ。ふふふっ♪

 

「はぁ〜い♪皆〜、ドラム缶を放棄して反転よぉ。逃げてる敵輸送艦隊を追撃するわよ〜」

 

「「ええっ!?本当ですか!?」」

 

「はっ!!ドラム缶放棄しました!!吹雪さん!!睦月さん!!旗艦からの命令ですよ!!すぐにドラム缶を放棄して下さい!!ほら、春雨さんと如月さんはすでに放棄してますよ!!」

 

「「は、はい!!ごめんなさい!!」」

 

「龍田さん!!ドラム缶の放棄完了しました!!敵輸送艦隊を追いましょう!!」

 

 あらあら、朝潮ちゃんは真面目で良い子ねぇ。こういう気を引き締めないといけない時には、きちんとしてくれてとっても助かるなぁ。

 

「ふふふっ、じゃあ敵輸送艦隊に向かって進撃よぉ。遠征のつもりだったけど、ちゃぁんと戦闘に頭を切り替えないとダメよぉ。一隻も逃さないようにねぇ。」

 

「はぁ〜い。それにしても司令官ったら、いきなり作戦変えてくるだなんて・・・ほんと強引なんだからぁ♪」

 

「ご、強引って・・・」

 

「た、確かにそうだけど、如月ちゃんなんか嬉しそうじゃない?」

 

「うふふ♪なんか求められてる感じがするから、強引なのも嫌いじゃないもの♪」

 

「「も、求められてる・・・」」

 

「三人とも!!もうすぐ戦闘なんてすよ!!気を引き締めて私語は謹んで下さい!!」

 

「「ご、ごめんなさい!!」」

 

「はぁ〜い、ごめんなさいね・・・あら?春雨ちゃんちょっと顔色悪いけど大丈夫?」

 

「は、はい!!だ、大丈夫です、はい。」

 

 あらあら?春雨ちゃんは大丈夫って言ってるけど、言われてみれば少しだけ調子が悪そうかも?でも今更春雨ちゃんだけ離脱させるのも難しいし、私がちゃんとフォローしてあげないとかなぁ?

 

「じゃあ皆良いかなぁ?まずは敵の護衛のホ級を狙うわよぉ。私と春雨ちゃんで旗艦のホ級を、残りの四人はもう一隻のホ級を狙ってね。」

 

「「「「「はい!!」」」」」

 

 ふふふっ♪いっぱい戦果を上げたら、後で天龍ちゃんが羨ましがるかなぁ?楽しみねぇ♪

 

―――――――――――――――――――――

 

 へへっ、鳳翔さんが敵のヌ級を黙らせたか。まだやろうってならアタシの対空砲火をもう一度食らわせてやるつもりだったけど、どうやらもう必要ないみたいだな。なら次は砲雷撃戦だぁ!!深海棲艦の奴らにぶちかましてやらぁ!!

 

「でえぇぇい!!」

 

「逃げても無駄よ!!」

 

 駆逐艦の奴らよりも射程が長いアタシと衣笠が、まず敵艦隊へと砲撃を開始するが、アタシの砲撃は外れて衣笠の奴はイ級に直撃か・・・負けてられないな!!敵もリ級とホ級が応戦してきやがった!!

 

「げっ!?んだよぉ!!」

 

 ホ級の野郎!!アタシに当てて来るとは良い度胸じゃねぇか!!だがヤバいとこには当たってねぇから、勝負はこれからだぜ!!リ級の野朗は外したしこっちが優勢だ!!

 

「時雨!!夕立!!行くよ!!」

 

「夕立が一番頑張るっぽい!!」

 

「やれやれ・・・僕がフォローするから二人共あんまり無茶しないでね・・・って聞いてないか・・・」

 

 駆逐艦の奴らが前に出るか。まあ、駆逐艦達は前に出て戦うのが当たり前だけど、駆逐艦達だけに前線を任せるなんてのはカッコ悪過ぎるぜ!!

 

「衣笠!!アタシらもどんどん前に出るぞ!!」

 

「了解!!衣笠さんにお任せよ!!」

 

「アタシ達の狙いはリ級だ!!こっちの方が火力は上なんだ!!撃ち負けるなよ!!」

 

 今度は駆逐艦同士での撃ち合いになったが、こっちは三人で相手は衣笠がさっき仕留めたから残り2隻。夕立と白露が滅茶苦茶に突っ込んでるように見えたが、イ級が砲撃する直前に急に回避行動をとって、きっちりと避けやがった。しかも躱した後で落ち着いて反撃して、夕立が小破していたイ級を見事に沈めたし、白露がダメージを与えたイ級に時雨がしっかりと止めを刺す。なかなか良い連携じゃねぇか!!残るはヌ級中破とリ級にホ級か!!

 

「摩耶様の攻撃、喰らえ〜っ!!」

 

「ほら、もう一発!!」

 

 敵とほぼ同時に撃ったこっちの攻撃は、リ級を庇うように前に出てきたホ級に命中して沈めた。ちっ、リ級を仕留め損なっちまったな・・・

 

「あぁっ!!直撃!?」

 

「も、も〜ばかぁ〜!!これじゃ戦えないっぽい!?」

 

 クソ!!こっちは衣笠がリ級に中破させられて、夕立がホ級に大破させられた!!もう少し早くあいつらを仕留められてれば!!二人をさっさと下げたいが、もう既に雷撃戦の距離だ!?今更下がれねぇ!!

 

「クソ!?雷撃戦だ!!」

 

 敵のリ級を睨みながら雷撃を放つ。あいつさえなんとか出来ればこっちの勝ちなんだ!!あいつさえ仕留めれば!!

 

―――――――――――――――――――――

 

 うーん・・・これはちょっとまずいかなぁ・・・夕立が被弾して大破しちゃったし・・・でももう雷撃戦の距離だから、僕も魚雷を発射しないとね。姉さんは敵旗艦のヌ級に向けて魚雷を放って、摩耶さんはリ級を狙ってるみたいだね。ならヌ級は姉さんに任せて僕はリ級の方かな?摩耶さんの魚雷を避けようとしたら、この辺に動くかな?

 

「いーっけぇー!!」

 

「でえぇぇい!」

 

 姉さんの魚雷が見事にヌ級に刺さって盛大な爆発が起こる。リ級は摩耶さんの魚雷をギリギリ躱して・・・うん、予想通りの位置だ。僕の魚雷もしっかりとリ級に命中して・・・大破か・・・轟沈まではいかなかったみたいだね。でも大破まで追い込んだら追撃すれば仕留められるだろう。だからその前にリ級が放った魚雷を回避しないと。魚雷はどこに?

 

「っぽい!?」

 

「っ!?夕立!?避けて!!」

 

 夕立の方に魚雷が!?ダメだ!!夕立はもう大破してるんだ!!そんな状態で魚雷なんて受けたら!?この距離は僕じゃ間に合わない!?

 

「夕立ぃぃいい!?」

 

 派手な轟音と共に盛大な水飛沫が上がる。嘘だよね?やっとこれから皆で頑張って活躍しようって時に嘘だよね!?やっと僕達が艦娘として戦える良い提督が来てくれたのに!?水飛沫が収まったその先には・・・・・・

 

「痛ったぁ!!あーもう!!寒いし、痛いし、恥ずかしいし・・・んもぉー今に見てなさいよぉーっ!!」

 

「はぁはぁはぁ・・・姉さん庇うの間に合ったんだね。本当によかったよ。」

 

「ふふん♪まあ、お姉ちゃんだからね♪妹を護るのは当然だよ♪」

 

「ふふっ、流石だね。」

 

「た、助かったっぽい。白露姉ちゃんありがと。」

 

「どうよ!!敵の旗艦仕留めたし、イ級も時雨と二人で沈めたし、夕立も轟沈の危機から護ったし、今日こそお姉ちゃんがいっちばんでしょ!!」

 

 確かに今回は姉さんが大活躍だね。僕もイ級を姉さんと撃破したし、リ級にも魚雷を当ててるから大活躍だ。これならきっと提督も褒めてくれるよね?

 

「うぅ・・・でもまだリ級が残って・・・」

 

「ねぇよバカ!!」

 

「あっ、摩耶さん。」

 

「もうアタシと衣笠で止め刺したよ。まったく・・・そんなボロボロになってまで無理しようとすんな!!」

 

「で、でも・・・いっぱい頑張って提督さんに褒めて貰いたかったっぽい・・・」

 

「それで沈んだら元も子もねぇだろうが!!」

 

「ぽぃ・・・・・・」

 

 うーん・・・夕立が頑張りやなのは良いことだけど、もっと自分を大切にして欲しいな・・・

 

「まったくこの娘は・・・」

 

「白露姉ちゃん?」

 

「いい?夕立が沈んだらもう提督に会えないんだよ?それに私達だって悲しいんだから無理しないの。皆で生き残って帰れば提督はちゃんと褒めてくれるから、沈むような事はしちゃダメよ。」

 

「は〜い・・・」

 

「姉さん・・・・・・良いこと言ってるけど、姉さんもこの前は一番に拘って無茶してたじゃないか・・・それが分かってるならもう少し落ち着いて欲しいな・・・」

 

「うっ!?あ、いや、その・・・・・・ごめん。気を付けます・・・」

 

「分かってくれたら僕も嬉しいよ。」

 

 皆で生きて鎮守府に帰る。それが本当に大事で嬉しい事なんだよ?皆が沈んで一人ぼっちになるのは、とっても寂しくて悲しい事なんだから・・・・・・




 今更ですがニ周年企画として、また新キャラ登場の為のアンケートを実施します。お気軽にご参加ください。

第ニ回新キャラ総選挙 貴方が好きな艦種は?

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