打ち切りにならないように頑張ります。
どうやって座学のテストを乗り切るか相談している白露型姉妹を眺めながら、のんびりと食事をした。ここまでやる気があるならば、手助けとして営倉の掃除が終わったら、士官学校時代の教科書を渡しても良いかも知れない。一夜漬けするには十分な資料だろう。大淀と長門を会議室に呼んで、打ち合わせを始める。
「長門、演習のほうは順調か?」
「うむ、想定よりも時間はかかっているな。やる気がある者達が何度か挑戦したがってな、ついアドバイスをして何度かやらせてしまったのだ。勝手なことをしてしまったが、彼女達のやる気を無駄にしたくなかったのだ・・・すまない。」
そう言えば陸奥も重巡洋艦達に航行演習を何度かやらせたと言っていたな。だがそれで練度が上がるのであればむしろ良い事だろう。
「確かに一言相談があっても良かったとは思うけれど、練度の向上に繋がる事だから大丈夫だ。午後からも余裕があればやらせて構わない。しかし予定していた内容はきちんと終わらせるように調整してくれ。」
「承知した。」
「そう言えば演習用の機材の設置等は終わっていたよな?午後から少し明石を借りたいが大丈夫だろうか?」
「機材に関してはもう問題ないだろう。もし何かあっても夕張も居るからな。だが出来れば撤収作業くらいまでには戻して貰えると助かる。」
「そこまで時間を取らせるつもりはない。それと調査に青葉を同行させたい。まだ終わっていない演習については、明日哨戒組と一緒にやらせてくれ。」
「承知した。」
「では大淀は引き続き秘書艦としての業務を頼む。緊急時は青葉を経由して連絡してくれ。あとそれなりに距離が離れるかもしれないから、通信の為に青葉には艤装を装備するように伝えてくれ。通信機能と探照灯があれば良いから武装は必要ない。」
「はい、お任せ下さい。」
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明石と青葉と合流して営倉へと向かう。明石にもこれから見る事は他言無用だと念を押して、営倉の隠し扉から中に入る。中には相変わらず悪趣味な道具が並んでいて、明石と青葉の顔色が悪くなる。
「う・・・これは・・・」
「悪趣味な道具ですよね・・・青葉もあまり見たくないです・・・でも重要なものは奥にあるんですよ・・・」
「えぇ・・・まだ何かあるんですか・・・これは艤装じゃないですか!?なんでこんな所に!?」
「まだ調査中で確証は無いが、他所に売り払われた艦娘達のものだと思っている。青葉では艤装が誰の物かまでは判別出来なかったから、艤装に詳しい明石に見て貰おうと思ってな。」
「・・・分かりました。少しお待ち下さい。」
そう言って明石は艤装を一つずつ確認してメモに書き込んでいった。
「お待たせしました。こちらが調査結果です。」
明石からメモを受け取って内容を確認する。
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軽空母
龍驤
重巡洋艦
高雄 衣笠 摩耶 羽黒
軽巡洋艦
球磨 五十鈴 神通
駆逐艦
朧 漣 潮
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合計で11人分か。これだけの数が居れば作戦や遠征等の選択肢が、どれだけ増えると思っているのだろうか?まあ、前任者には扱いきれなかったかもしれないが・・・
「助かった。この結果を大淀に伝えて、遠征等で轟沈した記録と照らし合わせて欲しい。あと大淀にもこの件は他言無用だと念を押してくれ。」
「・・・分かりました。その、提督はこの件をどうされるおつもりですか?」
やはり明石も思うところがあるのだろう。神妙な面持ちで尋ねてくる。
「まだ詳しい事は言えないが、もちろん取り返すつもりでいる。」
「え、衣笠が戻ってくるかも知れないんですか!?青葉その話詳しく聞きたいです!」
やはり姉妹艦の事が気になるようで、青葉がぐいぐいと迫って来るが、今詳しい事は言えないと言ったばかりだろう・・・
「まだその可能性があると言うだけだ。だから上手く事を運ぶ為に慎重に調査を進めている。焦る気持ちは分かるが、今は大人しく調査に協力するように。」
「はい!青葉もお手伝いします!」
「頼んだぞ。では明石は大淀に報告したら、演習の方に戻ってくれ。」
「了解しました。」
明石に任せる仕事はこれで終わりだが、やはり気になるのか隠し部屋から出る時も艤装の事を気にしている様子だった。仲間が売られていたなんて情報で、気にならない訳はないだろうからな。これでいよいよ失敗出来なくなったな。
「では青葉は私と地下通路の調査だ。撮影は任せたぞ。」
「もちろんです。青葉のカメラが情報を逃しませんよ!」
青葉に探照灯で照らして貰いながら、地下通路を進んで行く。中はコンクリートできちんと整備されており歩きやすい。しかし照明の類いは設置されておらず、探照灯のみが頼りだ。しばらく歩き続けるとついに少し階段を登った先にドアが見つかった。
「ふむ、鍵はかかっていないようだな。扉の向こう側にも人の気配は無さそうだし行くか。」
扉を開くと小さな部屋にたどり着いた。中には机と椅子と棚があるくらいで、かなり埃を被っていた。
「ん?ああ、扉は片側からは鍵が必要なタイプだな。流石に誰でも鎮守府へと侵入出来るのは不味いから当然か。青葉、棚から適当に本を取ってくれ、挟んで扉が閉まらないようにしておく。」
「えっと、とりあえずこれで。『フォークリフト教習テキスト』なんでしょうかこれ?」
「クレーンみたいに荷物を運ぶ時に使う機械だ。そんなに重要なものじゃないから気にするな。」
とりあえず本を扉に挟んで帰り道を確保してから部屋を出ると、どうやら大きな建物の一室だったらしく、隣にも扉が並んでいるのが確認出来た。しかし廃墟のようで窓が割れていたり、埃だらけの場所だった。
「青葉、大淀に通信を繋いでくれるか?」
「少々お待ち下さい・・・はい、どうぞ。」
「大淀か?」
「はい、どうされましたか?」
「今地下通路を抜けて出口付近にいる。そっちから青葉の位置情報とか分かるか?」
「えっと・・・電探があるので大丈夫です。地図と照らし合わせると・・・鎮守府から2kmくらい離れた海沿いの廃工場でしょうか?」
なるほど海沿いの廃工場か。あまり人が寄り付かない場所だな。しかも大きな建物だから、秘密の扉の隠し場所には困らないだろう。市長もぐるだから再開発の許可を出さないってことも出来るしな。
「分かった。場所はきちんと記録して後で見せてくれ。今から鎮守府に戻る。」
「はい、お気をつけて。」
地下通路の調査についてはとりあえずはここまでだな。場所は分かったから十分だ。後は扉の鍵が見つかれば良いのだが、それはまた今度だ。
今回は調査回なのでそこまで重くはないかな?
もうすぐ一周年と言う事で久しぶりにアンケートをしたいと思います。この作品のキャラでの人気投票的なやつです。是非ご参加下さい。
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主人公葛原提督率いる問題児四天王
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大淀
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長門・陸奥
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第七駆逐隊
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川内・神通
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明石・夕張・間宮・鳳翔
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第六駆逐隊
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北上&大井
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青葉&衣笠
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金剛姉妹
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伊19・伊168
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赤城&加賀
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翔鶴&瑞鶴
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白露型姉妹
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島風&雪風
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天龍&龍田
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龍驤・五十鈴・球磨・摩耶・高雄
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朝潮・木曾・陽炎・不知火
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叢雲ちゃん率いる横須賀艦隊
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俺の嫁が出てねぇぞ!!早よ出せや!!