疑心暗鬼提督のブラック鎮守府再建   作:ライadgj1248

67 / 240
 戦闘シーンを考えるとだんだんと緊張感が増して来ますね。今回は戦闘直前までなのですが、作者は今から緊張してます。


65話

 帰還組との話が終わった後に、大淀から哨戒に出ていた者達が帰って来たとの連絡を受けたので、大淀と共に出撃港へ出迎えに来た。損害としては龍田が中破で他は小破程度か。敵艦載機の迎撃を受けたと言っていたが、敵艦の編成をしっかりと確認する為に、少し無茶をしたのだろう。それでも一番狙われるはずの鳳翔が小破で済んでいるのは、護衛の龍田達が頑張った証拠だな。

 

「旗艦鳳翔、哨戒任務を終えて無事帰投致しました。」

 

「ご苦労様。詳細な報告をしてくれたので、作戦立案にとても役に立った。龍田達護衛もしっかりと鳳翔を守ってくれたようだな。」

 

「そう言って貰えると嬉しいわぁ~でも私ボロボロだし早く入渠させて貰えないかしら?」

 

 一番損傷の激しい龍田は、中破とはいえかなり疲労しているようだな。

 

「分かった、ゆっくり入渠してきてくれ。」

 

「はぁ~い。じゃあお先に失礼しますね。」

 

 そう言うと龍田は少しふらつきながら、艤装を外す為に奥へと歩いて行った。

 

「あ、提督さん、哨戒の帰り道で別の鎮守府の艦娘を見かけましたよ。遠くでしたし通信もしていないのですが、おそらく隣の長門鎮守府の哨戒部隊だと思います。」

 

「ほう、長門鎮守府の哨戒部隊か。」

 

 長門鎮守府と言えば、着任初日にうちの鎮守府の哨戒範囲を担当してくれて、見事に敵艦隊の接近を許してくれた所だな。そんな奴がうちの哨戒範囲の方まで艦娘を派遣するとは、何を考えているのやら?

 

「そいつらが向かっていた方角は分かるか?」

 

「ええっと・・・私達とすれ違ったので、ちょうど深海棲艦が居た方面になると思います。戦闘に巻き込まれてなければ良いのですが・・・」

 

 ・・・深海棲艦が居る資材溜まりに哨戒部隊を派遣するだと?こちらの進軍と重なったのは偶然だろうか?もし仮に偶然で無いならば目的はなんだ?本当に哨戒が目的ならば、哨戒する方向から帰還しているこちらに通信をして、情報を得ようとするのではないのか?ならば目的は・・・

 

「分かった。暁、響、雷、電、悪いが補給を済ませたらもう一仕事して貰えるか?」

 

「もちろん良いわよ!私は一人前のレディなんだから当然出来るわ!」

 

「良いわよ!もーっと私に頼っても良いのよ?」

 

「い、電も大丈夫なのです。」

 

「ダー。構わないよ。だけど司令官、何か気になる事があるのかい?」

 

 この調子なら問題なさそうだな。

 

「まあな、杞憂であれば良いのだが、一応手は打っておきたい。もし杞憂であっても無駄にはならないからな。大淀、睦月と如月を呼んでくれ。それと明石と通信を繋げて欲しい。」

 

「分かりました。」

 

――――――――――――――――――

 

 その後暁を旗艦として暁型姉妹+睦月・如月で艦隊を編成し、明石に急ピッチで装備を変更させて出撃させた。途中大淀が気をきかせて、暁型姉妹に間宮が用意していたおにぎりを食べさせていたので、やる気も十分だろう。全力で深海棲艦が待つ資材溜まりへと向かわせたので、なんとか間に合えば良いのだが・・・それからしばらくの間書類仕事を片付けながら待っていると、ようやく開戦の時が来たようだ。

 

「提督、赤城さんよりもうすぐ敵艦隊との交戦距離に入るとの事です。」

 

「分かった。通信を繋げてくれ。」

 

「はい、どうぞ。」

 

「では作戦だが赤城が率いる航空部隊で敵航空部隊を押さえろ。その隙に金剛率いる打撃部隊で敵打撃部隊を打ち破り、他の艦隊の支援に回れ。天龍率いる水雷戦隊は敵水雷戦隊の足止めして、金剛達が支援に回れるようになったら一転攻勢をかけ敵を殲滅しろ。この作戦の要は敵航空部隊をどれだけ早く無力化して、金剛達を自由に暴れさせるかだ。だから北上と大井は先制雷撃でしっかりと敵空母を狙え、敵艦載機は赤城と加賀と夕張で押さえてくれるはずだ。」

 

「第一艦隊旗艦赤城、了承しました。一航戦の誇りにかけて、敵艦載機の好きにはさせません。」

 

「第二艦隊旗艦金剛、了解デース。」

 

「第三艦隊旗艦天龍、了解したぜ!天龍様の実力を見せてやるぜ!!」

 

「では各旗艦の指示で戦闘を開始せよ。諸君等の健闘を祈る。そして誰一人沈めずに全員で帰って来るように。」

 

「「「はい!!」」」

 

 これで後は現場の旗艦達に任せるだけだ。それにしても指揮官とは不便なものだな。現場の様子は無線でのやり取りでしか見えない為、報告を聞いて判断するしかない。士官学校時代の演習では艦隊の動きを確認出来るように撮影され、戦場の様子をリアルタイムで確認出来ていた。だからこそ細かい指示も出せたのだが、実戦ではそうはいかない。今考えると決められた範囲内で戦う演習だからこそ出来る話なので、実戦を考えるとあれは不要なものだったのではないだろうか?どちらにせよ無い物ねだりをしても仕方ない。後は艦娘達を信じて待ち、何か連絡が入れば即座に判断する心構えをするしかない。




 次回は戦闘シーンに入る予定です。そして暁達に託された使命とはいったい?次回も是非お楽しみに!

 ここからは本編には全く関係ない広告ですが、うちの姉が実家の猫の写真を使って「さび猫カレンダー2021」を発売してて驚きました。ヤクザ猫と言われた実家の猫のカレンダーなので、気になる方は是非しらべてみて下さい。以上広告でした。

もうすぐ一周年と言う事で久しぶりにアンケートをしたいと思います。この作品のキャラでの人気投票的なやつです。是非ご参加下さい。

  • 主人公葛原提督率いる問題児四天王
  • 大淀
  • 長門・陸奥
  • 第七駆逐隊
  • 川内・神通
  • 明石・夕張・間宮・鳳翔
  • 第六駆逐隊
  • 北上&大井
  • 青葉&衣笠
  • 金剛姉妹
  • 伊19・伊168
  • 赤城&加賀
  • 翔鶴&瑞鶴
  • 白露型姉妹
  • 島風&雪風
  • 天龍&龍田
  • 龍驤・五十鈴・球磨・摩耶・高雄
  • 朝潮・木曾・陽炎・不知火
  • 叢雲ちゃん率いる横須賀艦隊
  • 俺の嫁が出てねぇぞ!!早よ出せや!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。