「これより戦闘行動に入ります。各艦提督の指示通りに作戦を遂行して下さい。では第一次航空隊発艦します!!」
赤城の号令と共に艦娘達は戦闘態勢へと移行する。まずは赤城と加賀が艦載機を次々と飛ばす。夕張が対空砲を装備して控えているが、航空戦の主役は空母だ。相手の数が多くとも負けるわけにはいかない。作戦として一番は味方艦隊を守る事だが、出来ることならば敵艦隊にも打撃を与えておきたいところだ。
「敵艦載機を発見しました。各艦対空射撃の用意を!!」
空中では艦載機同士で激しい戦闘が繰り広げられる。数で勝る相手に練度で対抗して、戦力は拮抗しているようだ。お互いに削り合いながらも、いくつかの編隊が戦場を抜けて敵艦隊を目指して進軍する。
「加賀さん、直掩機を出して!敵の突破を防ぎます!!」
「ええ、分かったわ。」
すぐに直掩機の発艦をして、抜けて来た敵艦載機に攻撃を仕掛ける。もちろん敵も艦爆や艦攻を守る為に、護衛の戦闘機がドッグファイトを挑んで来る。数は大幅に削れたものの、相手の数が多く6機抜けて来たが、すかさず夕張が対空射撃を行い敵艦載機を全て撃ち落とす事に成功した。
「どーぉ?この攻撃は!?4スロット全てに対空砲を装備したんだから、この弾幕射撃は抜けられませんよ?」
「へー、夕張っち結構やるじゃん。」
「その調子で北上さんを死守しなさい!!」
「お、お任せ下さい!」
「ん~じゃあ大井っち、そろそろ私達もお仕事しましょうかね?」
「はい!!北上さんに合わせます!!」
「んじゃ行くよ~40門の酸素魚雷は伊達じゃないからねっと!!」
「海の藻屑となりなさいな!!」
北上と大井が魚雷を発射した頃に、赤城と加賀の艦載機も敵艦隊へと迫っていた。敵陣へとたどり着いたのはたったの3機だけだったが、それでも最後の意地とばかりに爆撃を敢行する。敵の最後の抵抗を掻い潜り、敵旗艦の空母と軽空母にそれぞれ小破のダメージを負わせる事に成功した。
「あまり損害は与えられませんでしたか・・・」
「赤城さん、私達の目的は艦隊の護衛よ。まだ油断しないで。」
「そうですね。敵の第二陣に警戒しましょう。」
敵が爆撃機の攻撃に苛立っているところに、さらに重雷装巡洋艦の雷撃が襲いかかる。
「敵空母ヲ級中破、軽空母ヌ級轟沈、旗艦の空母ヲ級を庇った重巡リ級大破。北上さんと大井さんは大戦果ですね。加賀さん、相手の動ける空母は旗艦のヲ級だけです。一航戦の誇りにかけて空は私達が支配しますよ!!第二次航空隊発艦!!」
「ええ、一航戦の誇りにかけて必ず守るわ!!」
北上と大井の活躍により、航空戦の優位は一気にこちらへと傾いた。ここからは砲雷撃戦の時間だ。
「私達の出番ネ!!Follow me!!ついて来て下さいネ!!」
「よぉしお前ら!俺達も出るぜ!!俺達の仕事は牽制だからバンバン撃ち込め!!水雷戦隊はきっちり押さえ込むぞ!!」
――――――――――――――――――
「戦況はどうなっている?」
「現在敵航空部隊を押さえ込んで、砲雷撃戦へと移行しました。金剛率いる第二艦隊が敵打撃部隊と激しい撃ち合いをしていますね。青葉さんが水上機を飛ばして、砲撃精度の向上を助けているようです。第三艦隊も激しい砲撃を開始して、敵水雷戦隊を釘付けにしていますね。」
「序盤戦は順調のようだな。このまま押しきれれば良いのだが。」
ここからは金剛達の活躍にかかっているな。大淀が薦めるだけの実力は見せて貰わないと困るぞ?
――――――――――――――――――
「撃って撃って撃ちまくるデース!!早く敵を沈めて味方を守るデース!!」
金剛の指示で金剛型姉妹は激しい砲撃を開始する。精度に多少の難はあるものの、高速戦艦としての機動力を生かして、敵に接近しながら撃ちまくる。前任者の時代ではこちらの駆逐艦が被弾する事を恐れて遠距離から攻撃していたので、命中率がかなり悪かったのだが、駆逐艦の盾が無くなった今だからこそ、躊躇無く前に出て砲撃戦を挑む事が出来るのだ。こちらの砲撃が当たりやすくなるのと同時に敵の砲撃も多少当たるが、戦艦の装甲を頼りに強引に敵を沈めていく。
「ひぃぃぃ!あ、青葉も負けてられませんが、激しい砲撃ですねぇ。金剛さん!!そろそろ敵の雷撃が来る範囲に入ってしまいますよ!!気を付けて下さい!!」
「OK!!方向転換するネ!!しっかりついて来て下さいネ!!」
「あ!!雷撃が来てます!!雪風に任せて下さい!!」
目敏く雷跡を発見した雪風が金剛達を守るように前に出て、敵の魚雷に砲撃を開始する。本来そこまで当たるものではないので、回避に専念するべきものなのだが、次々と砲撃を当てて敵の魚雷を処理していく。
「Thanks ユッキー!!こちらからもお返しデース!!」
金剛姉妹の集中砲火により、敵打撃部隊は壊滅した。後は指示通りに他の艦隊の援護に回るべきだろう。赤城率いる第一艦隊は制空権を確保したので優勢に立ち回っているし、敵艦隊との距離も遠い。ならば天龍達の水雷戦隊を援護して、殲滅戦へと移行するべきだ。金剛姉妹は小~中破くらいの損傷を負っているが、まだまだ戦える!!
「第三艦隊の援護に行きマース!!」
この動きが決定打となって敵艦隊は総崩れとなり、天龍率いる水雷戦隊がきっちり止めを刺して戦闘を終わらせた。
――――――――――――――――――
「提督、戦闘終了しました。こちらの勝利です。敵艦隊の殲滅も完了しています。」
「こちらの損害は?」
「赤城率いる第一艦隊は損傷無し。第二艦隊は金剛・比叡が中破、榛名・霧島・青葉が小破、雪風は損傷無し。第三艦隊は全員小破以下です。」
被害が第二艦隊に集中しているな。それなりに無茶な戦い方をしたようだが、他の艦隊の損害は大きく押さえられているようだ。戦果としては悪くないが、今後の戦い方は考える必要がありそうだ。
「了解した。資材溜まりの資材で補給をして、周囲の警戒をしてくれ。もうすぐ暁達が到着するはずだからそれまで待機だ。」
「了解しました。」
これで戦闘については片付いたな。後は暁達が到着するのを待つだけだ。何はともあれ無事に勝てたので良かった。
「提督!!赤城さんから通信です!!味方艦隊が接近中、所属はおそらく長門鎮守府で駆逐艦6隻で構成された艦隊が2艦隊来ています!!」
はぁ・・・懸念していた通りの事が起きてしまったようだな・・・
戦闘は終わりましたが、今度は長門鎮守府の登場です。
もうすぐ一周年と言う事で久しぶりにアンケートをしたいと思います。この作品のキャラでの人気投票的なやつです。是非ご参加下さい。
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主人公葛原提督率いる問題児四天王
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大淀
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長門・陸奥
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第七駆逐隊
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川内・神通
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明石・夕張・間宮・鳳翔
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第六駆逐隊
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北上&大井
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青葉&衣笠
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金剛姉妹
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伊19・伊168
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赤城&加賀
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翔鶴&瑞鶴
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白露型姉妹
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島風&雪風
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天龍&龍田
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龍驤・五十鈴・球磨・摩耶・高雄
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朝潮・木曾・陽炎・不知火
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叢雲ちゃん率いる横須賀艦隊
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俺の嫁が出てねぇぞ!!早よ出せや!!