現実世界から引きずり込まれたマスター   作:ドレミ24

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中編

明るい道を歩いている。いくつにも分かれた道をただひたすらに歩んでゆく、途中である女性と出会った。そこからはその女性と歩いていく、途中で盛大にこけてしまった。なんとかして立ち上がるとそこには見覚えのある男がひとりいて、自分を蹴り飛ばしてきた。そしてその男と一緒に女性は別の道へ歩いていってしまった。

それでも歩き続けるために立ち上がり、再び足を進める。それまでは無かった扉がある。直感的に分かる、コレを開けてしまうともう後戻りは出来ないのだろうと、でも、俺には後戻りする理由なんて無い。そう意を決して扉を開けた

 

光で前が見えない、あれ。ここは、どこなんだ?

 

スっと目が開く。あぁ、そうか、

 

「そういや、寝落ちしちゃったっけな。今日も仕事あるし早いとこ起きないと・・・って、ん?」

 

俺の部屋、こんなに広かったっけ?そもそも、ここは本当に俺の部屋なのか?なんか服もおかしいし、髪の毛もオレンジだし・・・って、え?

 

「髪の毛の色がおかしい!?」

 

すぐ近くにあった姿見の前に焦りながら飛びつく

 

「こ、これは・・・衛宮士郎みたいな人がいる。」

 

にわかには信じ難い、何故俺が衛宮士郎似の男になっているのか?いや、ちょっと待て。

 

「これ、もしかしてぐだ子か?なんか体が男とちがって柔らかいし・・・ってどうでもいい!問題は!なんで見ず知らずの人間になっているのかだ!」

 

扉が空く、振り向くとそこに居たのは・・・マシュ・キリエライトだった。

 

「あ!目を覚まされたんですね!先輩!」

 

「え?は?ちょっ・・・え!?」

 

なんでマシュ似の女の子がいるの!?コスプレ!?というか声まで一緒だったぞ!りえ〇ーボイスだったけど!?

 

「え?あなたは?」

 

「あ、急でしたから自己紹介がまだでしたね。私の名前はマシュ・キリエライト、先輩の楯です!」

 

エッヘンといった感じに胸を張るマシュ?は自信満々だった

 

「へー、とはならないよ!?だって、マシュはゲームのキャラクターでしょ!?そもそも私の現状が飲み込めないんだけど!?」

 

「それについてはダ・ヴィンチちゃんから説明があります。こちらへどうぞ。」

 

どこまで行っても冷静、まるで本物だね・・・っと思っていた時期が私にもありました。

 

「・・・という訳だ。飲み込めたかな?マスターゼロ、いいや、梓くん?」

 

「・・・正直まだドッキリだと思ってます。」

 

どうやら俺が傷心した事を画面越しにしったサーヴァント達が「私達(俺たち)でなんとかしてやる!」って気合いで開発したシステムで俺はこちら側に来たらしい。

いや、ここまで来たら信じたいけどさ、夢見がちな性格だけど本当にここがカルデアだなんて信じられないよ。でも、目の前にはロリンチちゃんと大人ダ・ヴィンチちゃんの2人がいるし、奥の方にはロマニがいる・・・なんでロリンチちゃんとロマニが同時にカルデアにいるのかは分からないけど、もう考えるのはやめた

 

「あと、あくまでも君たちの世界のゲームは私達の声に最も近い声を持つ声優さんの中から選ばれていただけだからね。もしもその声優さんでいじったりする事、例えばベディに「2万年早いぜ!」みたいな感じでいじると怒られるからやめておきなよ。みんなはあくまでも自分を見てほしいんだから。」

 

あー、宮野〇守さんボイスでいじるのはヤバいってことね。完全に理解した。

 

「善処します。」

 

「やあ!アズサ君!私なら喜んで喋ってあげるよ!『解き放て!オーブの「あ、結構です。」』どうして!?」

 

棒輪っかのボイスを言おうとしたヒトデナシを止める。なんでかって、それはなぁ!

 

「今はそういう事考えられるほど頭がまとまってないんだよぉ!でもお前がロクデナシって事は分かる!あとやっておきたかったことやらせてもらうからなぁ!『マーリンシスベシフォーウ!』「うわぁ!?」。」

 

手を肉球に似せた形にしてマーリンの頬を全力で押し飛ばす。そう、これ、これをやってみたかったんだよ!

 

「ダァー!?思ったよりキミ力つよいんだね!?まだその体になったばかりなのに!?」

 

あ、そういや今の俺の体ってぐだ子なんだっけか

 

「そういやそうだったね、その体は気に入ってくれたかい?一応元の体とその姿、好きな時に好きな方になれるから安心してくれていいよ。そうすれば男共にウケがいいしね。」

 

「もう部屋は取ってあるんだが。」

 

「君は引っ込んでいてくれたまえ!」

 

某つなぎを着た人みたいな雰囲気で出てきたフェルグスを追い出すダ・ヴィンチちゃん。マジでここカオス過ぎるだろ・・・

 

「とにかく、君の心の傷を癒す事が私達の目的だ。一生ここにいてくれても構わないから、ゆっくりしていってくれたまえ。」

 

そう言って部屋から出ていくダ・ヴィンチちゃん。

 

「さて、どうするか。」

 

「先輩、皆さんに挨拶に行かれてはどうですか?」

 

「やることも無いし、それがいいか。」

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