カナエととら   作:ぶんた

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 →おまけコーナー
 ちょっとかえましたー


産屋敷邸にて 其の弐・柱合会議編

「皆。忙しいところをすまないね」

「……」

 

 産屋敷邸。庭に面した大広間に座した産屋敷耀哉は、その目の前の庭に並び膝をつき、首を垂れる者達に声を掛けた。

 その者達こそが。鬼殺隊最高戦力たる『柱』と呼ばれる者達だった。

 

 短髪に無骨な風貌。大きく逞しい岩のような体躯。首に珠の大きな数珠を下げ。黒い隊服の上に『南無阿弥陀仏』の文字が染め抜かれた羽織を纏った人物が岩柱、悲鳴嶼行冥。

 瞳のない白目に視力は無い。それでも最強の柱として鬼殺隊を牽引する人物である。

 

 隣は同じく長身で筋骨隆々、恵まれた体躯を持った白髪の伊達男だった。

 額には輝石をあしらった額当て、身にぴったりと纏った黒い衣装。両の二の腕には金色の腕輪を着け、左目の周りに派手な化粧といったド派手な風貌。

 宇髄天元。音柱そのひとである。

 

 そして並ぶは二人には及ばずながら長身の人物。整った顔立ちに切れ長で青い瞳。背中まで無造作に伸ばした髪を首のあたりで一つに結び、隊服の上に右半分が無地、左半分が亀甲柄の羽織を着用している。

 その静かな面持ちの人物は水柱、冨岡義勇であった。

 

 血走り大きく見開いた鋭い目付きで、おまけに痛々しい傷だらけの凶悪な面相の人物。非常に長い上下のまつ毛と、無造作な白髪が特徴だ。隊服の胸元を大きく開けており、その上から着用した白い羽織の背には「殺」の一字。

 荒々しき気配をその身に漂わせるは風柱、不死川実弥。

 

 その隣。両の頭に蝶の髪飾り。黒い隊服の上に蝶の文様の白い羽織を纏い、長い黒髪を流し頭を垂れているのが花柱、胡蝶カナエとなる。

 

 鬼殺隊頂点である産屋敷耀哉召集のもと、幹部である『柱』達が集うのがこの『柱合会議』。

 今回欠席している炎柱、煉獄槇寿郎含めた計六人が、現在就任している柱となる。

 激しい闘いによって、通常九人の枠に欠けている状態であった。

 

「さて、この度の柱合会議。カナエが再び上弦に接触したとの事。その情報共有がしたいと思ってね。手負いのカナエにも無理を言った。すまない」

「……いえ」

 

 静かに語り出す耀哉にカナエは頭を下げる。

 

「おいおい。またお前かよ?派手すぎるなぁ。さすがの派手柱だな!」

「!」

 

 宇髄の言葉にカナエはびくりと肩を震わせた。そしてそちらへ、きろりと視線を走らせる。

 

「……花です。私は花柱です。派手とか柳とかではないですよ?」

「あ?おう」

 

 常に穏やかな態度の花柱からのめずらしく激しい気配に、宇髄は「柳?」と首を傾げた。

 

「まず、今回遭遇した上弦参は徒手空拳の使い手。武への強いこだわりがあるようです。ひたすら鍛錬したであろう技の切れに、人を超えた鬼の身体能力と再生能力。侮れぬ相手でした」

「……」

「どこまでも実直に鍛え上げられた技の数々と、その完成度。まったくもって侮れません!」

 

 ――なぜ自慢げ?

 

 胸元に拳を握り力説するカナエに注目する面々は眉をひそめた。

 

「……なるほど。それと上弦弐についても話してもらっていいかな?」

 

 耀哉はカナエに顔を向ける。

 

「はい。そのにこにこと屈託なく笑い、穏やかに話す上弦弐は、童磨と名乗りました。武術の体得は無さそうでしたが、多くの人を喰らい凄まじい肉体能力を有するに至ったのでしょう。両手に持つ鉄扇を振り回すだけでも脅威といえます。さらに上弦弐は氷の鬼血術の使い手。身に纏う毒の氷片からはじまり、数々の鬼血術は攻撃と防御に優れたもの。距離を取られると我々ではなかなか厳しい、相性の悪い相手でもあります。ですが人を見下し侮りきった傲慢でおちゃらけた態度、女に固執する卑しい嗜好につけ入る事ができるかもしれません。そしてなにより……」

 

 ……バケモノ様への暴言の数々!許せません!

 

 俯き訥々と報告するカナエが不穏な圧を発するのに一同は驚き、そして上弦参の報告との落差に首を傾げることになった。

 

「で、今回あんたはその獣の槍とやらを使ったのか?」

 

 報告を終えたカナエに不死川が疑問をぶつける。

 

「……いえ。獣の槍は使いませんでした」

「ああ?切り札を使わないで上弦を逃がしたってことか?」

「……獣の槍には使用制限があるのです。ですから使用はしませんでした」

「それで上弦を逃がした?訳が分からねぇ」

 

 不死川は苦虫を潰す。

 

「その通り。獣の槍には使用制限があるのだ。カナエに無理をしないようにいったのは私だよ」

「…………」

 

 耀哉の言葉にカナエは深く頭を垂れた。

 

「それでなんであんたは生きているんだ?」

 

 不死川は目を細めカナエを睨む。

 

「……日の出が近かったので去っていったのだと思います」

 

 カナエは俯いたまま小さく答えた。

 

「はあ?なんだそれ?お前、上弦参だけでなく上弦弐にも土被ってるよな?それで柱か?」

「!」

 

 その激しい言葉にカナエはびくりと肩を震わせる。

 

「……全くもって不徳の致す所です」

 

 カナエはさらに深く項垂れた。

 

「ここ百年上弦と遭遇し生存したものはいない。生還し、こうして情報を持ち帰ることができただけでもとても凄いことなんだ。あまり責めないでやっておくれ」

「ちっ!」

 

 あくまでカナエを庇う耀哉に、不死川は顔を歪めた。

 

「……上弦弐を退けたのは、その獣の槍と聞いているが?」

「いえ。それだけではありません」

 

 冨岡の言葉にカナエが答える。

 

「獣の槍に封じられていたバケモノ様が力を貸してくださったのです」

「バケモノ??」

 

 カナエの言葉に柱達は、それぞれ怪訝な表情を浮かべる。

 

「はい。人をはるかに超えた強力な力を持った……」

「まて!なら聞くがそのバケモノとやらはどこにいるのだ?」

「はい?ここにいますよ?バケモノ様!」

「……おい。そうやって気安く呼ぶんじゃねぇ」

「!!!」

 

 そして。その金色の妖は空中にふいと現れた。

 長い金色の鬣と強靭な体躯は獅子を思わせる。歌舞伎のような隈取がある吊り上がった双眸が周りをねめつけていた!出現と同時に強力な妖気が場に溢れる!

 

「派手だな。ド派手すぎるな。気に入った!」

「へへっ。そいつはなかなかどうして……」

 

 宇髄と不死川は妖を見つつ、さも愉快そうに口を歪ませた。

 

「ほう。どいつもこいつもなかなかだなぁ。とくに暗兵のお前と傷だらけの小僧。遊んでやってもいいんだぜ?」

 

 その視線を受けたバケモノも楽しそうに、にまりと嗤う。

 

「えええっ!ず、ずるいです!」

 

 そのバケモノの言葉にカナエが大きく反応した!

 

「バケモノ様はあれっきり私に稽古をつけてくれないじゃないですか!なのに、なんで!!」

 

 珍しく取り乱すカナエがまったをかける。バケモノに事あるごとに稽古をお願いしては、すげなく断られ続けたカナエとしては由々しき事態だったのだ!

 

「ああ?おまえからはやる気が感じられんからつまらんのよ」

「!!」

 

 カナエはそっぽを向きながらのバケモノの言葉に驚愕し、目を見開く。

 

「私いつだって、やる気満々ですよ?!」

「そうじゃねえ……。ほら、おまえと違ってこの暗兵も傷顔も、わしを()る気まんまんよ。くひひひ。やはりそうでないと、なぁ」

 

 凶悪な笑みを浮かべるバケモノに対し宇髄、不死川の二人もさも楽し気に凶暴な笑顔を浮かべていた!

 

「えええ!宇髄さんはともかく、不死川くんも?」

 

 怪訝な表情で不死川に視線を向けつつ、カナエが首を傾げる。

 

「おい?それ、どうゆう意味だ?」

 

 発言の主旨を問おうと不死川がカナエに怒気を発した!

 

「うーん。伊達男の順番なのかしら?」

「え!えっ?!なっ?!」

 

 思案中なカナエの呟きに、不死川の目が驚きに見開かれる。

 

「そ、それ、どういう意味……」

「さて!ド派手におっぱじめるかね!」

 

 なんだか動揺している不死川の隣、宇髄の言葉にバケモノが目を細めた。

 

「やめろ!御舘様の御前だぞ!」

 

 厳しい表情の冨岡が声を上げる!

 

「そうですよ!流石冨岡さんです!御館様の前でいじわるはやめるよう、もっといってくださいな!」

「いや、ちがう……」

「胡蝶……。お前は少し落ち着いて黙るがよい……」

 

 冨岡の言葉にのっかって騒ぐカナエに、悲鳴嶼からの涙ながらの注意が飛ぶ。

 胡蝶カナエ。端正な容姿に、常に大人しく静かに微笑んでいる心優しい性根の娘。なのに。なぜだかカナエの周りでは数々の騒動が巻き起こり、さらに大事になる傾向にあるのだ。それを悲鳴嶼は知っていた。そう。数々の面倒ごとにまきこまれた経験則から泣く程、思い知らされていた。

 

「えええっ!悲鳴嶼さんまでそんないじわるを?!」

 

 悲鳴嶼の言葉に、がーん!と衝撃をうけたカナエが身をのけぞらせる!

 

「おい、おまえ。仕切りなおしだ。場所を変えるぞ」

 

 そのやりとりに我に返り、自重した宇髄がバケモノに声を掛ける。

 

「あああん?わしは妖よ。貴様ら人間の事情なぞ、これっぽっちも知ったことじゃあないよなぁ?」

 

 焦りの表情を浮かべる柱達を楽しそうに眺めていたバケモノは、むしろ愉快と口を歪ませた!

 

「ちっ!」

 

 いよいよもって圧を発するバケモノに対し、まずいと思いつつも宇髄、不死川の両柱は応戦の構えを取る。

 耀哉を庇う位置に移動した悲鳴嶼、冨岡も得物に手をかけた。

 

「もう!……みんなしてずるいです!私だけのけものとか、ずるいですよ!そういうことなら……」

 

 その様子にカナエは小さく震えつつ、獣の槍を握りしめた。

 

「!!!!」

 

 そして、突如沸き上がった異様な存在の圧に、その場全ての視線が集中する!その先には。

 

「……そういうことなら。全員まとめてお相手してさしあげます。さあ、いらっしゃいな」

 

 獣の槍を片手に超人化を済ませ、異様に伸びた黒髪を靡かせつつゆらりと立つカナエが、にっこりと(わら)っていたのだった!

 バケモノ含めその場全員が、その迫力に息をのむ。

 

「……あれ?それ使用制限がどうこういってなかったか?」

 

 呆然と不死川が呟いた。

 

「ええ、これほどの好機。まさに今こそ使い時でしょう?槍も力を貸してくれるようです」

 

 カナエはさらに、さらににっとりと満開の微笑みを浮かべる!

 

「さあ、さあ!さあ!!ぞんぶんに、ぞんぶんにいたしましょう?うふふ」

「!!!」

 

 バケモノを含めた全員に、カナエはさも楽し気に宣戦を告げた!

 カナエを中心に緊張が膨れ上がり、大闘争の幕がまさに切って落とされようとしていた、まさにその時。

 

「……カナエ」

「ひゃい!」

 

 静かに微笑む耀哉の小さな呼びかけに、カナエは目を見開き飛び上がった!

 

「ちょっとお話しをしようか?」

「あ、はい……」

 

 超人化が解けしょんぼりと肩を下げたカナエは、周りからの呆然とした視線を背に受けつつ、とぼとぼと耀哉に続き屋敷の奥へと消えた……。

 

 

*****

 

 

 奥の座敷。耀哉とカナエは向かい合って座していた。

 

「あのまま闘いになっていれば大事になっていただろう。ああして、あの騒動を収めてくれたのだね?ありがとう、カナエ」

「いいいっ?!えっと、はい……」

 

 カナエは歯切れの悪い返事をしつつ、視線を逸らした。

 

「聞いてはいたがあの妖はすさまじいね」

「はい!そうなのです!」

 

 耀哉の言葉にカナエは大きく頷く。

 

「あれだけの妖が助力してくれるなら心強いが……」

「バケモノ様とは約定を交わしています故。助けていただけるとかと」

「ふむ……」

 

 耀哉は小さく息を吐く。

 

「カナエ。獣の槍もあの妖もとても強力だ。だからこそ諸刃の剣ともなる。くれぐれも気を付けておくれ」

「はい……」

 

 カナエは自分を心配する耀哉の言葉に頭を下げた。

 

「それでカナエ。新しい柱候補のことなのだが……」

「……そのことですが、私は反対いたします」

 

 正座し頭を下げつつカナエは、耀哉の言葉に対して小さく異議を呟く。

 

「本人の意思は強く、柱になるだけの十分な戦果を挙げているのだが……」

「はい。姉の私がいうのもなんですが、あの娘はとても優秀です」

 

 胡蝶しのぶの柱への昇格。それについて、カナエは意見を求められていたのだった。

 

「剣の腕は高いですが、それ以上に高い医学と薬学の才を持ちます。そちらを生かした方がより鬼殺隊のためになると考えます。それに……」

「それに?」

「あの娘は戦いには向きません。……優秀すぎるのです」

 

 カナエは自慢の妹を思い、視線を下げる。

 妹であるしのぶは可愛いうえに、あらゆる方面に特化するまさに天才だ。それだけではない。その才を伸ばす努力を厭わない、類い稀なる精神力の強さを持ち合わせている。

 体躯の小ささ故に頸を斬ることが難しいと判断するや否や、鬼を殺す藤の毒を開発。それを利用することで、敏捷特化の蟲の呼吸を開発するに至るほどだ。

 

 ――それほどの才だからこそ危うい。

 

 あの娘はこうと決めたら必ず成し遂げる。その身を引き換えにしてでも。

 鬼殺隊員になるにあたり捨て身は覚悟の上とはいえ。カナエにとってあの娘がそうなる事は断固許容できない事柄だった。

 あの娘には優秀なあの娘の血を引いた子供達や孫達に囲まれて臨終の時を迎えてほしい。ううん、そうあるべきなのだ!

 勿論、自分達と同じような鬼の被害者を出さないように鬼殺隊に入ろうと誓い合った心に変わりはない。だが。

 直接闘う者だけが鬼殺隊員ではない。様々な雑務をこなす隠や、装備の準備をする刀鍛冶の者達はそれぞれの役割を全うすることで戦っている。カナエは鬼殺隊入隊後の闘いにおいて、いかに自分が様々な助力を受けているかを実感し感謝をするようになっていて。

 そのように。妹達には、しのぶを中心に蝶屋敷での医療行為で貢献してくれればいいとカナエは思っていたのだった。

 実際に闘うのは自分のような、それしか取柄がない人間でいい。それが適材適所というものだ。

 でも。でもあの娘が聞いたら屁理屈だと、満面の微笑みで怒られてしまいそうだけれど。

 だけど。

 

 ――姉さんは、私達みたいな鬼の被害者を減らしたんだよ?だから……。

 

 鬼を殺した後。隠れて気持ちを整理している時、しのぶはいつの間にか当たり前のようにそばに居て。そうして、そっと静かに掛けられる言葉。

 

 ――それにね?もっと研究が進めば鬼を殺すだけじゃなく、鬼を人間に戻す薬もできるかもだよ?

 ――だから。だから、泣かないで……。

 

 あの娘は涙ながらに、ぎゅうと抱きしめてくれて。

 理想ばかりを口にしては鬼を殺す度、くよくよする私をいつもそうして励ましてくれるのだ。

 

 ……ごめんね?しのぶ。

 

 カナエは心のなかで呟く。

 どう思われようとも、こんな不甲斐ない姉をいつも支えてくれる優しくて可愛い自慢な妹を危険にはさらしたくはない。

 私は姉だ。なにをもってしても、大切な妹達を守りたい。姉は妹より長く生きていて、そのぶんずるい生き物で。だから。可愛い妹達のためなら騙すこともよしとするのだ。カナエは小さく息を吐き、目を閉じる。

 

「私がそのぶん戦います故……」

 

 カナエはさらに頭を下げる。

 

「そうか。ならこの件は保留としよう」

「……ありがとうございます」

 

 カナエは小さく礼の言葉を述べるのだった。




雛鶴「今回は私達三人がはりきってコソコソなぞなぞを仕切るわ!」

須磨「ええ~ん!て、天元様に恥をかかさないようにしなきゃ~!」

まきを「須磨!覚悟を決めな!」

雛鶴「さ!いくわよ!」

まきを「ド派手にね!」

須磨「こ、コソコソしてないよう~!」

(書いてるほうが)お楽しみ!
雛鶴・まきを・須磨によるカナとら柱合会議からの~!

大正(コソコソ改め)ド派手!大なぞなぞコーナー!!どかーん!

須磨「ん?前回予告の三人って、私達のことなの?怒られない?」



【1】

雛鶴「ついに開催された柱合会議!柱達が大集合よ!って、あれれ?なんか変なのが紛れ込んでるわ?」

まきを「ええっ!天元様の邪魔をさせないように、偽物を見つけるよ!」

須磨「天元様が一番素敵~!」

雛鶴「ふふっ!ちょーっと難しくしたわよ?」



A.音柱・宇髄 天元  「ド派手にいくぜ!」
B.岩柱・悲鳴嶼 行冥 「南無阿弥陀仏……」
C.花柱・胡蝶 カナエ 「可愛いは正義!」
D.風柱・不死川 実弥 「テメェの頸をォ、捻じ切る風だァ!」
E.炎柱・煉獄 杏寿郎 「心を燃やせ!」
F.茶柱・綾鷹 伊右衛門 「あんたの緑茶、何色や?」
G.貝柱・三枚貝 ホタテ 「ぐみご~!」
H.人柱・人身 御供   「オッス!オラ、御供!」
I.海柱・マドロス・バーガー   「ヨーソロー!」
J.ババーン柱・ヒーローババーン 「シュバッ!シュバッ!」
K.柱の男柱・カーズ 「…………」(へんじがない……。かんがえてないようだ……)



【2】

雛鶴「柱達の前に現れて、その度肝を抜いたド派手なヤツはだれ?」

まきを「天元様を差し置いて、ド派手ね!」

須磨「ぐぬぬー!」


A.金色のバケモノ 「ケッ!」
B.金色のヒーローババーンG 「シュババッ!!シュババッ!!」
C.金色の仏 「ヨシヒコー!」
D.金色の産屋敷耀哉 「ウブカガサンバ!オレ!!」



【3】

雛鶴「うーん。なんかもっとこう、大事なことを忘れているような……」

まきを「え、そう?忘れるくらいだから、大したことないんじゃない?」

須磨「そうよ~!天元様はド派手にって、いっつも言ってるし?」

雛鶴「私達が忘れてることは何かしら?最後は難しい記述式問題よ!」


『            』















《正解》

【1】E~K【2】A 【3】『【1】選択肢 L.水柱・冨岡義勇「…………」』


雛鶴「たいへん!水柱様をぬかしちゃってたなんて!」

まきを「むむむ。お気を悪くされないように、なんとかしないと」

須磨「う、うん。天元様にご迷惑になっちゃうかもだよ!」

三嫁「…………!」

 その時。凄まじい気配を感じた三人が視線を向けたそこには……。
 『水柱』こと冨岡義勇が、無表情に佇んでいたのだった!

三嫁「ひい!」

 三人はびくりと肩を震わせたのも一瞬。すかさず冨岡の前に並んで片膝を折り頭を下げていた。

雛鶴「冨岡様。たいへんご無礼をいたしました」

まきを「私達いかようにもお詫び申し上げます故」

須磨「天元様は関係ありません!是非ともご容赦を……」

冨岡「……」

 頭を垂れる三人を冨岡は無言で見つめる。

??「あーっはっはっは!」

 そこに響く哄笑ともに、ド派手に宇髄天元が登場したのだった!

三嫁「天元様!」

宇髄「冨岡。お前の表情が読めなくて俺の嫁達が怯えちまってるじゃねえか」

冨岡「……」

宇髄「安心しな。こいつはこの程度でどうこういうような奴じゃない。それにそうして詫びを入れてるんだ。ド派手に水に流してくれるってもんさ!『水柱』だけにな!」

 きれいに落とした宇髄はカメラにキメ顔を向けた!

カナエ「あっ!すると宇髄さんは『おとはしら』だけに『おとしはしら』?それとも『おちはしら』ってことなのね!?」

 それのやり取りを聞いていたカナエは、はっと驚きに目を見開く。

冨岡「違うぞ?どちらも違うぞ?胡蝶……」

 そんなカナエに冨岡は静かに呟くのだった。
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