魔法少女リリカルなのは 〜世界の破壊者はその瞳で何を見る?〜 作:シナプス・フィン
では、どうぞ。
場所は、アースラ。クルー員のエイミィがジュエルシードを解析していた。
「ジュエルシード7つ全て封印されました」
「こんな、デタラメな・・・」
「でも、凄い子達ね。それに・・・」
リンディの視線は、ディケイドに移った。
「なのはさんに見せてもらったレイジング・ハートの記録。まさか、これ程とはね・・・」
「彼の腰に装着しているベルト、デバイスみたいですが回収しますか?」
クロノの提案を考えるリンディ。
「・・・まず、彼との対話を試みましょう。アレが何なのかを私たちは何も知らない。
下手に刺激して敵を増やすのは好ましくないわ」
「了解・・・」
場所は海鳴の海上、ジュエルシード7つが浮遊している状態の中
なのはとフェイトが互いに見つめ合っていた。
「・・・友達に、なりたいんだ」
「!?」
なのはから放たれた一言は思いがけないものだった。
ディケイドは遠くからその様子を眺めていた。
「(あの様子、高町はフェイトと初めて会った時何か
通じる所があったんだろう・・・)」
そんな事を考えていると太陽が出始めていた天気に再び暗雲が現れた。
「!?高町!テスタロッサ!逃げろ!?」
「「!?」」
突如、雷が彼女達に向かって放たれた。
「マズイ!」
KamenRide Blade
ディケイドは慌てて仮面ライダーブレイドに変身し再びカードを装填する。
FromRide Blade Jack
ディケイドはジャックフォームに変身し落雷から2人を守る様に盾になる。
だが、威力が凄まじかったせいか攻撃を受けたらそのまま落ちてしまった。
「ぐああ!!」
「仮面ライダーさん!!」
フェイトは、空を見上げて思わずつぶやく。
「母さん・・・!」
そして落雷は、フェイトへと向けられた。
「ぐうううぅぅ!!!」
「フェイトちゃん!!きゃあああ!!」
落雷の余波でなのはもダメージを負ってしまいそのまま落ちていってしまった。
アルフは、今がチャンスとばかりに浮遊しているジュエルシードを掴みに行くが
クロノがその間に入ってそれを阻む。
「邪魔をするなぁ!!!」
アルフは、クロノのデバイスを掴みクロノごと投げ飛ばす。
投げ飛ばした後、ジュエルシードを確認すると浮遊しているのは3つだけだった。
「3つ!?」
アルフは、慌てて周囲を確認するとクロノの手に残り4つのジュエルシードがあった。
怒りに震えたアルフは、魔力弾を生成し水面に叩きつけるように放つ。
海水が爆発で跳ね上がりクロノを飲み込むとフェイト達はそのまま撤退した。
アースラは、追跡しようとしたがセンサーが機能を停止していたため追跡を行えなかった。
『クロノ執務官』
「艦長。すみません、逃しました」
『仕方ないわ。それよりも仮面ライダーの追跡を。まだ周辺にいるはずよ」
「了解」
クロノは、そのまま仮面ライダーの捜索を開始した。
場面は変わり海鳴の港。
不幸中の幸いかブレイドの姿は解かれていたがディケイドとしての姿はそのままだった。
「(プレシアの奴、いったい何を考えてる・・・。あまりにも事を急ぎすぎている)」
そこでディケイドはある事を思い出す。
「(そういや、初めて会った時は余りにも生気が弱かったな・・・)」
ディケイドは1つの不安が過る。
「(何方にせよ急がないと・・・)」
ディケイドはそのままこの場を去ろうとした時だった。
「動くな!」
背後から声が聞こえた。
そのまま振り向くとそこにはクロノがいた。
「この前の奴か・・・」
「時空管理局 執務官・クロノ・ハラオウンだ」
クロノが自己紹介を終えるとモニターが映った。
『時空管理局 L級次元航行艦船アースラの艦長 リンディ・ハラオウンです。
詳しい話を聞きたいので任意同行をして頂きたいのですが』
「断る。アンタ達に事の全てを話す義理はない」
「手荒な真似はしたくなかったが・・・」
デバイスを構えるクロノ。
「・・・仕方ない」
ディケイドは、戦闘態勢をとる。
「艦長。戦闘許可を」
『・・・やりすぎない事ね』
「了解」
クロノは、戦闘の許可を貰うとデバイスを構え直す。
両者共に睨み合う。
風で吹き飛ばされた小さな小石がコンテナに当たると同時に2人が仕掛ける。
「喰らえ!!」
《Stinger Ray》
魔力弾でディケイドを攻撃するがライドブッカー ガンモードで全て撃ち落とす。
「今だ!」
《Struggle Bind》
ディケイドの周辺に光の輪っかが生成されそのまま拘束した。
更に逃すまいと両足にもバインドを仕掛けた。
そしてそのまま倒れ込んでしまった。
「・・・何故だ」
クロノは、疑問の声を上げた。
「そのバインドは自己にかけている強化魔法や変身魔法を強制解除する事ができる魔法だ」
「それがどうした?」
「何故、バインドを掛けても変身が解けない」
そう、クロノは今の現状に対して疑問を隠せないでいた。
彼が使用した魔法、ストラグルバインドは、クロノが話した通り
強化魔法や変身魔法を強制解除する事が出来る魔法だ。
ディケイドのアーマーは変身魔法で身体能力等は強化魔法で行われていたのではないかと
クロノ本人はそう推測していた。現に、管理局でそのような事件の犯罪者リストの中に
その様な事例で街を暴れていた事件も起きていたのだ。
だが、目の前にいるディケイドはそれがない。
「簡単な事だ。俺は魔導師じゃない。それだけだ」
「何だと!?」
予想外の返答にクロノは驚きを隠せないでいた。
彼らにとっては魔法を中心で物事を考える傾向もあるため魔法が仕組みの中に
組み込まれていたのなら納得はする。
しかし、魔法じゃないと否定されるとその常識は通用しない。
「これ以上は、付き合うつもりはない。フンッ!!」
ディケイドは、力づくでバインドを砕く。
「厄介な・・・!」
「生憎、これ以上は付き合うつもりはない」
そう言い、ディケイドは、ライドブッカーからカードを取り出した。
「変身ッ!!」
KamenRide KABUTO
Change Beetle
カードを装填後、ベルトから広範囲に渡り赤色の鎧姿に変わり
仮面ライダーカブトへと変身を遂げた。
「さっきとは別の姿に!?」
ディケイドは、クロノにお構いなしにカードを装填する。
AttackRide Clock Up
カードの装填後、目の前にいたディケイドカブトが消えた。
「消えた!?」
消えたディケイドカブトは、その高速移動でそのままクロノを翻弄。
そしてクロノの背後に立ちカードを装填した。
FinalAttack Ride KA KA KA KABUTO
ディケイドカブトは回し蹴りの要領でライダーキックをクロノに放つ。
「ぐああ!!」
直接攻撃をしたクロノは、後方に吹き飛ばされた。
何とか受け身をして体勢を立て直するが威力のあまり膝をついた。
「威力は抑えたが医療班に診てもらいな」
そう言いディケイドカブトは、クロックアップでその場から去った。
「ま、待て・・・」
クロノは、そのまま力尽き気を失った。
「クロノ!」
アースラのブリッジでは、驚きの光景を目にしていた。
魔導師としての実力は申し分ないクロノだったが相手はそれを遥かに上回っていた。
「医療班は、すぐに現場に急行!クロノ執務官の回収を。急いで!」
「り、了解!!」
アースラクルーは、慌てて医療班に連絡を入れクロノの回収を急いだ。
「・・・艦長」
「・・・大丈夫よ」
エイミィは、リンディに心配の声を上げる。
「・・・クロノが負けた。贔屓をしていたわけではないけど
実力はかなり上の方なのに・・・」
「・・・今後の方針はどうするおつもりですか?」
「まずは、クロノ執務官の容態を見てからね・・・」
「あまり、無理はなさらないで下さい」
「えぇ・・・」
そう言いながらリンディは、ブリッジを後にした。
場所は、司の自宅。だが、司とリニスの表情はかなり焦っていた。
「リニス!プレシアに連絡は!?」
「ダメです!一切繋がりません!!」
ジュエルシードの封印を行った際に聞いた次元飛躍まで行った攻撃。
その真意を問い詰めようとした司は、プレシアに連絡を試みていたが此方からの連絡が一切通じない。
「クソッ!急がないと間に合わなくなる!!」
「プレシアの容態がツカサの話した通りなら・・・」
「考えたくはないけどな・・・。このまま、コンタクトを取れるか続けるぞ。
アルテミスは、もう一度、時の庭園に行く為の座標軸を調べてくれ」
《了解しました》
絶対に救ってやる!こんな理不尽を破壊し未来につなげる!!
司は、改めて覚悟を決めプレシアとフェイトを救う事をその胸に誓うのであった。
「ゲホッ!ゴホッ!!」
時の庭園では、プレシアが病で倒れる寸前の所をデバイスを杖代わりで
なんとか立っている状態だった。
「もう時間がない・・・。出来るだけの事をやっておかないと・・・」
そういうプレシアは、アリシアのポットを見つめていた。
「もう少し、待っててねアリシア・・・。そして司。
フェイトを頼んだわ・・・」
その呟きが誰にも聞かれることなく部屋に響いた。
数日後、アルテミスがアルフを特定したのだがリニスが調べに行った所
傷だらけになっていたがなのはの友人宅に保護され管理局に全てを話したそうだ。
そして、全てのジュエルシード*1を掛けてなのはとフェイトの一騎打ちが行われる事になった。
そして、迎えた決戦の日・・・。
いかがでしたか?
誤字脱字等、ございましたらご連絡ください。
では、また次回。
りリカルなのは、クロスの候補。(それ通りに作るかは不明ですが気楽に投票して下さい)
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