魔法少女リリカルなのは 〜世界の破壊者はその瞳で何を見る?〜   作:シナプス・フィン

29 / 50
今回から日常回が続きます。


では、どうぞ。


EPISODE28 皆で過ごす新年

「新年!」

「明けまして!!」

 

「「「おめでとうございます!!」」」

 

エイミィとアルフの新年の挨拶に乗っかる一同。

現在司は、ハラオウン家とテスタロッサ家と一緒に新年を過ごしていた。

御節で食事の後に高町家やアリサ達、八神家といったメンツと合流し初詣に向かう手筈になっている。

因みに、幸か不幸かディケイドの正体はバレていないから戦いの後、行方不明扱いにされた。

しかし、下手に情報がバレるのは好ましくないのでアースラスタッフに緘口令が出された。

後に知ったけど増援の魔導師も遠目でディケイドの存在は魔導師と認識していたと話していた。

とりあえず不幸中の幸いだった・・・。

 

「それにしても今年は色々あったわね」

「というより、1年で2回も大きな事件に巻き込まれるとは思ってもみませんでしたが」

 

リンディさんの言葉にゲンナリする司に対し

プレシアは、どこかバツの悪そうな表情をしていた。

 

「まあまあ、こうして新年を迎える事が出来て良かったじゃない」

「エイミィさんのように能天気にはなれません」

「あ!ひっどーい!」

「確かに、司の言い分もわからんでもないな」

「何おー!!」

 

クロノが便乗するとエイミィさんががみ付いてくるのだ。

 

「司」

 

そのやりとりに巻き込まれないように離れるとフェイトがこちらに来た。

 

「楽しんでいるか?」

「うん。こうやってみんなと過ごせると思ってなかったから」

 

そんな話を2人でしみじみと話している時だった。

 

「あー!フェイトが司とイチャついてる!!」

 

突如、割って入ってきたのはアリシアだった。

アリシアの体も無事に回復し今では自由に動き回ることも可能になった。

しかし、5歳の段階とはいえ学校に行かせるのもどうかという話になり

リニスとプレシアの2人が家庭教師ということでアリシアの勉強を見ているのだ。

 

「あ、アリシア!別にイチャついてなんて!!」

「え〜!でも、フェイト。司と一緒にいるとすごい楽しそうな表情してるもん!!」

 

アリシアの指摘に顔を赤くするフェイト。

うむ、やはり姉の方がヒエラルキーは上か。

 

「あらあら、司君モテモテね」

「まさに両手に華ね」

 

プレシアとリンディは、こちらの様子を微笑ましく見守っていた。

外野は黙って御節でも食ってろっと内心毒突く司であった。

 

 

 

 

 

食事も終えてせっかくの機会なので女性陣は着物を着ることになった。

そして、野郎共(クロノと司)は既に支度を整えているので外で待機中だ。

 

「今年初めてこの世界で見る雪か・・・」

「感傷に浸っているのか?」

「確かに、この世界を見ているとそんな感じがする」

 

クロノの言葉に同意する司。

 

「・・・聞いてもいいか?」

「何だ?」

「元の世界に戻りたいと思ったことはないのか?」

 

クロノの言葉に思わず黙り込んでしまう司。

少し考える仕草をする。

 

「それでもこの世界に残ることを選ぶかも。

どんなに好条件だったとしても俺がその道を突き進むことを選んだなら

その道を突き進むと思う」

「・・・余り抱え込まないようにな」

「それは、なのはに言うべきだな」

「どういう事だ?」

「フェイトと何度か戦ってる所をみて思ったんだが、

なのははフェイトと友達になりたいと言った時どこか同じのような雰囲気を感じてな・・・」

「同じ雰囲気?具体的には?」

「そこまではわからない。でも、アイツが抱えている何かを吐き出さないと

取り返しのつかないことになる。そんな気がする」

 

司の瞳はとても鋭く見えクロノも思わず息を飲み込んだ。

そんな話をしている時、プレシア達が着物を着て出てきたので

なのは達と合流後、神社に向かうことになった。

 

 

 

 

 

「みんなー!!」

 

そういい手を振ってるのは八神家達。

保護観察とはいえある程度自由は約束されているため守護騎士達も

普段通りの生活をしている。

 

「明けましておめでとう。はやてちゃん」

「明けましておめでとう。はやて」

「明けましておめでとうな。なのはちゃん、フェイトちゃん」

 

なのは、フェイト、はやての3人はそれぞれ新年の挨拶をしていた。

司は、視線を一人の男性に向けるとどこかで見たような印象を持った。

 

「(あの時の剣士さん?なのはと一緒に来たみたいだけど親族かな?)」

 

するとこちらの視線に気づいたのかこちらを見たが司は既になのは達の方に視線を向けた。

 

「(彼は・・・)」

「恭ちゃん?どうかしたの?」

「いや、なんでもない」

「(気のせいか)」

 

自分の勘違いだろうと自己完結する恭也だった。

その後、アリサとすずかの合流後なのはの兄と姉の紹介と

すずかの姉の紹介をされ内心驚き冷や汗をかいたのはここだけの話だ。

そんな話をしている時だった。

 

「美由希ちゃん!」

 

声が聞こえた方を見ると緑色のはやてそっくりの女性と

青い髪のショートヘアの女性がこちらに来た。

 

「蓮ちゃん!晶ちゃん!」

 

2人に反応したのはなのはだった。

 

「なのは、知り合い?」

 

面識のない人たちの気持ちを代弁してくれたのはフェイトだった。

 

「俺は、城島 晶だ」

「鳳 蓮飛言います。みんなよろしゅうな」

 

各々挨拶をしている一同。

 

「・・・はやてそっくりだな」

「う、うん。正直、声と髪とかは違うけど顔付は間違いようがないかも・・・」

「世の中には同じ人が3人いるっていうけどその言葉を体現したようなものだな・・・」

 

守護騎士達は、蓮のそっくりに驚きを隠せないでいた。

 

 

 

 

 

「いらっしゃい!みんな」

 

皆の挨拶を終えた後、近所の八束神社にやってきた一同。

すると1人の巫女さんがこちらに来た。

 

「きゃあ!」

 

躓き倒れそうになった時、恭也さんが受け止めた。

 

「大丈夫か?神咲さん」

「うん・・・。ありがとう高町君」

 

お礼を言いながら立ち上がる神咲さんとやら。

ひとまず司は、この人の詳細を聞く。

 

「あの恭也さん。その人は?」

「ああ、紹介するよ。同じ高校だった神咲さんだ」

「神咲那美です。八束神社で巫女のアルバイトをしています」

 

ひとまず、面識のないメンバーはそれぞれ挨拶をする。

その後、神咲さんのドジっ子ぶりに驚く司がいたとかどうとか・・・。

 

 

 

 

 

「【い】犬も歩けば棒にあたる」

 

「取った!!」

「甘いわ!!」

 

神社で初詣に行った後、なのは、フェイト、アリシア、アリサ、すずか

そして司の6人は、かるたをやっていた。

はやては、足の麻痺がまだ完治していないため今回は見送りとなった。

 

「アリシア、結構取ったな」

「うん!これ楽しい!!」

「すずかとどっちがすごいんだろう?」

「すずかって反射神経いいのか?」

「そうだよ。学校での体育の成績はいつも上位なんだ」

「この前の授業でドッジボールやってたけどフェイトとすずかの

一騎打ちになったけど決着付かなかったんだよね」

「・・・マジか」

 

フェイトは、魔導師での身体能力の高さに舌を巻いたことはあるが

すずかがそれ以上すごいというのは驚いた。

 

「ちょっと見てみたいな・・・。よし、すずか。俺が読み手になるから変わってくれ」

「え?いいけど・・・」

「アンタが一番取り札少ないから飽きたんじゃないの?」

「違うわ」

 

痛いところを突かれたが即座に否定しすずかに変わるように促した。

そして、その反射神経の高さに驚く司であった。

 

 

 

 

 

一通り遊んで、みんなでお茶をして休憩していた時だった。

 

「ところでさ」

「なんだ?」

「アンタが前に変身していた姿ってなんなの?」

 

アリサが唐突に司のことを聞いてきた。

内容からしてディケイドのことだろう・・・。

 

「そういや、前のお茶会の時には話さなかったな」

「確かに・・・」

「なのはちゃんが魔法使いになっていた事に驚きすぎて忘れてたよ」

 

確かにそうだと記憶を巡らせて思い出す司。

 

「確かに、ライダーの力を具体的に話していなかったな・・・。

あまり言いふらさなければ話してもいいぞ」

「しないわよ。そんな事」

 

そんな訳で司による仮面ライダー講座が始まるのだった。

 

 

 




今回はここまでとなります。


誤字脱字等ございましたら連絡下さい。
それともう少しでお気に入りが250に到達します。
いつも、ご拝読頂きありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします。

では、次回。

りリカルなのは、クロスの候補。(それ通りに作るかは不明ですが気楽に投票して下さい)

  • 仮面ライダーセイバー(セイバーだけ)
  • 仮面ライダーカリバー
  • 鬼滅の刃(技だけ+strikersのみ)
  • 鬼滅の刃(技だけ+無印から全て)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。