魔法少女リリカルなのは 〜世界の破壊者はその瞳で何を見る?〜   作:シナプス・フィン

8 / 50
movie1stの設定を使ったため本編と違うという違和感が出るかもしれません。
そこはご了承下さい。


では、どうぞ。


EPISODE7 時空管理局

なのはと邂逅しジュエルシードを餌にフェイトの背後にいる黒幕

プレシア・テスタロッサを炙り出すために行動をしている司。

プレシアの娘であるフェイトとのジュエルシードを巡る戦いは更に熾烈を極めていく中・・・。

 

「あの、ツカサ。何故、ミッドチルダに・・・?」

「・・・ちょっと気になることがあってな」

 

そう。司は今、管理世界の起点にあるミッドチルダに来ていた。

ここ最近、司はディケイドの力で様々な力の使い方を勉強していた。

その中で気づいたのが灰色のオーロラを発生させて別の世界に行き来する事が出来るという事が判明した。

しかも、魔力反応も検知されないというインチキ能力も大概にしてほしいとリニスが半ギレしてた。

司は引き攣った笑みを浮かべるしかなかった。

 

「プレシアの娘のアリシアは魔法実験の事故に巻き込まれたんだろ?」

「はい・・・。その残骸は生命維持装置の中にあります」

「俺が気になっているのは何故、暴走するのを分かってまで実験を行ったのか。

普通、不確定要素があるなら実験まで遅らせる必要が有る」

「そうせざるを得ない何かがあったと考えているのですか?」

「ああ。問題はどうやって調べるかだが・・・」

「ツカサ。調べるのはいいのですが何故このような事を?」

 

リニスは何故、このような事をしているのか気になって聞いてみた。

 

「・・・フェイトはプレシアの指示でジュエルシードを集めている。

アイツが罪に問われて追求されるのは弁護側がロクでもないやつでない限り

裁判が長引くだけで裁かれる事はないと思う。

プレシアが罪を認めてアリシアとフェイトと幸せに暮らしてくれるなら

プレシアの罪を少しでも軽くしておきたいって思っただけだ。

家族がアルフを含めて3人だけっていうのは寂しいだろ?」

 

リニスは、思わず納得した。

プレシアのやっている事は1歩間違えれば次元世界そのものを滅ぼしてしまう。

司は、それを未然に防ぐ事だけでなくフェイト達の事も考えてくれていると思うと嬉しく感じた。

 

「・・・ありがとうございます。ツカサ」

「俺がやりたいからやる。気にするな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで手掛かりと言える手掛かりがないので当時のミッドの新聞や

ニュースを手当たり次第見ていくと言う古典的な事しかできない。

すると、リニスがある事を提案する。

 

「ツカサ、1ついい手があります」

 

その提案に思わずギョッとしてしまう司であった。

 

 

 

 

 

「お待たせしました」

「お忙しい中ありがとうございます。ジャーナリストをしておりますツカサ・ミナヅキです」

「アシスタントのリニス・ハーウェイと申します」

 

リニスの提案というのはジャーナリストとして身分を偽りアレクトロ社に潜入し情報を集めるという事だ。

急なアポイントは無理ではないかと思ったが連絡したらあっさりOKが出て司は驚いた。

 

「申し訳ありません。急なアポイントを取ってしまって・・・」

「いえいえ、貴方もお仕事なのですからお気になさらずに」

「お気遣い感謝します」

 

そしてインタビューという名の情報収集を始める司。

 

 

 

 

 

インタビューを終えて情報整理をするため一度地球に戻った司とリニス。

 

「ここまでだったとはな・・・」

「はい・・・」

 

アレクトロ社の所長に話を聞いている際こんな事を話していた。

 

 

 

 

 

『圧力ですか?』

『はい。テスタロッサ主任は開発部門の第一責任者でした。

今、実働実験に移れば危険だと直談判していました。

危険を冒してまで行う実験ではないと話していました。ですが・・・』

『その圧力に負けてしまい稼働実験に移った、という事ですね?』

『はい・・・』

『・・・管理局ですね?』

 

所長は、力なく頷いた。

 

『彼らは正義の為と言っているがその手法は周りから見てみれば異常です・・・。

彼らの圧力に勝てず実験で事故が起きテスタロッサ主任の娘は巻き込まれた。

とても辛い思いをさせてしまった・・・。』

 

『『・・・』』

 

『もし、彼女に会うことがあったらこう伝えて下さい・・・。

貴方を守る事が出来なくてすまなかったと』

 

 

 

 

 

リニスは、膝にあった手を悔しそうに握る。

 

「こんな・・・こんな事って」

「プレシアの事件の裏に管理局が関わっているとなるとジュエルシードの件は宛にできない。

直接、プレシアの所に行って説得するしかない。これ以上、プレシアに罪を着せる訳にはいかない」

 

その瞳は、決心をした瞳だった。

 

「リニス」

「はい」

「次にジュエルシードを見つけたとき、フェイトを通してプレシアのコンタクトを試みる」

 

 

 

 

 

海鳴市の工場のコンテナ集積場に2人の少女と1人の女性と1匹。近くには青い宝石。

ジュエルシードを巡り新たな戦いを行う場所。

 

 

 

 

 

高町なのはとフェイト・テスタロッサだ。

 

「話をしたいだけなの・・・。どうしてジュエルシードを集めているのか。

どうしてそんな寂しい目をしているのか・・・」

 

なのはの指摘で目に力がこもるフェイト。

 

「私が勝ったらお話し聞かせてくれる?」

 

無言でにらみ合う2人・・・。

 

 

 

 

 

その様子を見つめていた2つの影。司とリニスだった。

司は、ジュエルシードの暴走を止められるように既に変身している状態だった。

 

「フェイト・・・」

 

リニスは心配の表情でフェイトを見つめていた。

 

《マスター》

「アルテミス?」

《何者かがあの場所に転移してきます》

「「!?」」

 

2人は思わず目を見張った。

 

「リニス。あの子達の安全を優先する!ジュエルシードは最悪放置しろ!」

「分かりました!」

 

「(ジュエルシードを回収しに来た管理局か・・・?プレシアに圧力をかけた強硬派の奴らと同一の人物だったら・・・。)」

 

司は、最悪の事態にならないように願うだけだった。

 

 

 

 

 

なのはとフェイトが睨み合い同時にしかけた時

2人の間にライトシアンカラーの光が2人の間に降り立った。

光が治るとそこには黒色のバリアジャケットにデバイスを持った少年がいた。

 

「そこまでだ!」

 

少年がそう言うとなのはとフェイトにバインドをかける。

 

「時空管理局 執務官、クロノ・ハラオウンだ」

 

そういいクロノは管理局員の証明書を見せていた。

なのはとフェイトは突然の事で何が何だかわからない状況だった。

 

「えっ!?」

「管理局!」

 

ユーノは驚き、アルフはこんな時にという表情をしていた。

 

「さて、事情を聞かせて貰おうか」

 

すると光の光弾がクロノに向けて襲いかかってきた。

クロノは、シールドで防ぐ。

光弾が飛んできた方を見るとアルフが魔力弾を生成していた。

 

「フェイト、撤退するよ!」

 

クロノが反撃しようとするとアルフはなのはがいる方に魔力弾を放つ。

なのはの安全を優先したクロノはなのはと纏めてシールドで防御をする。

フェイトは、その隙にバインドを解除するとジュエルシードの方を見る。

そしてフェイトは、そのままジュエルシードの方へ走っていく。

 

「フェイト!?」

 

そしてクロノが放った魔力弾はフェイトに直撃しフェイトが倒れてしまった。

 

「フェイト!」

 

アルフは倒れたフェイトに駆け寄った。

煙が晴れるとクロノは新たな魔力弾を構成していた。

アルフとフェイトが絶体絶命になったその時・・・。

 

 

 

 

 

無数の光弾がクロノに向けて放たれた。

 

「!?」

 

クロノはシールドで防ぐがその1発でシールドが砕かれた。

 

「誰だ!?」

 

カコンカコンと誰かがこちらに歩いてくる事がわかる。

全員がその視線を向けると・・・。

 

 

 

 

 

「子供に対して随分と手荒な真似をするじゃないか?」

 

コンテナの上に立っていたディケイドがいた。

 

「仮面ライダーさん!」

 

なのはが思わずその名を叫んだ。

ディケイドはなのはに軽い返事をするとフェイトの所に飛び降りた。

 

「アンタ・・・何で・・・」

「無粋な奴から守っただけだが必要なかったか?」

 

なんの躊躇なく話すディケイドに対して思わず呆気にとられるアルフ。

 

「・・・お前、自分が何をしたかわかっているのか?」

「あの状況、側から見たらそっちが悪者だぞ?そんな奴に対して信用できるわけがないだろ?」

 

ディケイドの指摘で思わず言葉を詰まらせるクロノ。

 

「少なからずお前が何者かどうかは正直どうでもいい。

俺の目的の障害となるのなら排除するだけだが?」

 

そう言い切るとクロノはディケイドを睨み杖を構える。

 

「そんな事させると思うか?」

「やれるものならやってみろ」

 

クロノはそのまま魔力弾をディケイドに放つが突如、上空から雷が落ちクロノの魔力弾を撃ち消した。

 

「何ッ!?」

「今のって・・・!?」

「撤退するぞ」

 

司は、フェイトとアルフを抱きかかえてそのままジャンプし

オーロラカーテンを展開しその場から消えた。

 

「・・・奴は一体」

 

するとクロノの前にモニターが出現する。

そこには、翠色の髪をした女性が居た。

 

〈クロノ執務官〉

「すいません。片方を逃しました」

〈仕方ないわ。まさか、他に仲間が居るとは思わなかったもの。彼女たちをアースラに連れてきて頂戴〉

「分かりました」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所は変わり司の自宅の玄関。

オーロラカーテンからディケイド、フェイト、アルフの3人が出てきた。

 

「こ、ここは・・・」

「俺の家だ」

 

そういい、変身を解いている司。

下手に管理局に素顔を知られるわけにはいかない為大人の姿になっている。

リンカーコアは、アルテミスがうまいこと隠している為、簡単にバレはしない。

直後、ドタドタと慌てて玄関に向かってくる音が聞こえた。

 

「フェイトッ!!」

 

バンッ!と勢いよく開いた扉から出てきたのは涙目になっていたリニスだった。

フェイトとアルフの2人は驚愕の表情を表す。

 

「リニス・・・何で!?」

「リ、ニス・・・?」

「再会の挨拶は後だ。リニス、この子の治療を頼む」

「分かりました」

 

フェイトはリニスに任せて司はアルフをリビングにくるよう促す。

 

「(消滅したと思われた人物が実は生きていたって言われても割り切れないか・・・)」

 

司は、この後のやり取りに不安を覚えるのであった。

 

 

 




いかがでしたか?
あくまでプレシアの魔法実験の事故の背後に管理局がいると言うだけで
リンディさんやクロノの敵になるという事はありません。
注意点としてお話ししておきます。



誤字脱字ございましたら教えてください。

アンケートも行っておりますので気軽に
お答えしてください。

よろしくお願いします。

りリカルなのは、クロスの候補。(それ通りに作るかは不明ですが気楽に投票して下さい)

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