魔法少女リリカルなのは 〜世界の破壊者はその瞳で何を見る?〜   作:シナプス・フィン

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さて、無印編も後、3〜4話で終わるかと思います。


それで、ヒロインによるアンケートですが
締め切りは10月24日の0:00に締め切ります。


それでは、どうぞ。


EPISODE8 プレシア・テスタロッサ

場所は、司の自宅のリビング。今、ここにはアルフと司が向かい合わせでいた。

空気はかなり重くアルフはかなり居心地が悪い。

しかし司は、そんな事はお構いなしに麦茶を用意しアルフの前に置く。

 

「・・・アンタ、なんで平気なんだよ?」

「お前の場合はあまり余裕は無さそうだな」

「・・・一応、敵同士なんだけど、私ら」

「だが、お互い管理局に目を付けられている身だぞ?」

 

アルフは、言葉が詰まった。

すると、ドアが開きそこには包帯を巻いたフェイトとリニスがいた。

 

「フェイト!大丈夫?」

「うん。ゴメンね、アルフ。心配かけて」

 

アルフは、安心仕切ったのか幾らか表情が柔らかくなった。

そしてフェイトは、司の方を見る。

 

「ありがとうございます。治療していただいて」

「礼ならリニスに言いな。俺はここに連れてきただけだ」

「ってそうだよ!何でリニスが生きてんの!?」

 

アルフは、思い出したのように問い詰める。

 

「簡単な話です。消えかけた私をツカサが助けてくれた。それだけです」

 

アルフは、何処か納得がいってないような表情だった。

 

「納得いかないか?リニスが生きている事に」

「出来るわけないだろ!!なら何ですぐに帰ってこなかったの!

フェイトが辛い目にあわなくてすんだかもしれないのに・・・!

あの鬼婆を止める事も出きたかもしれないじゃないか!!」

「アルフ・・・」

 

今までの話を聞いてて理解できたのは生きているならすぐにでも帰ってきて欲しかった。

そしてフェイトを助けて欲しかったと・・・。

アルフは、フェイトの使い魔で命を助けてくれた恩人との事だ。

主人(フェイト)が酷い目にあっている中で平和に生きている事に怒りを覚えたそうだ。

 

「プレシアは、リニスでも止める事はできなかった」

 

傍観に徹していた司が口を開く。

 

「ツカサ・・・」

「プレシアがジュエルシードを集めるという目的がある以上

リニスがストッパーとして機能しているとは限らない。だから・・・」

 

フェイトとアルフに真剣な瞳で見る。

 

「俺が止める。これ以上、奴に罪を重ねるような事はさせない」

「・・・邪魔はさせない」

 

フェイトがそれを阻むように立ち塞がる。

 

「・・・それは、母親のやろうとしている事を見過ごせと?」

「私は母さんの願いに応える。それができないのは私のせいだから・・・」

「後戻りするつもりは無いと・・・?」

 

フェイトは力強く頷く。これ以上の説得は無理かと諦める司。

 

「なら仕方がない・・・。持っていけ」

 

そういいアルフにある物を投げる。

 

「おっとと・・・。ハッ?ジュエルシード?!」

「えっ!?」

 

アルフが慌てて司が放り投げてきた物をキャッチした。

そして取ったものに対して驚きを隠せないでいた。

 

「さっき拾った物だ。コイツはお前たちにくれてやる。その代わり頼みたい事がある」

「頼みたい事・・・?」

「アタシ達に何を頼むきだい?」

「何、簡単な事だ・・・。

 

 

 

 

 

プレシア・テスタロッサに会えるよう取り繕ってほしい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

管理局の接触した3日後。

司、リニス、フェイト、アルフは、フェイト達が拠点にしていたタワーマンションの屋上にいた。

フェイトのおかげで彼女とコンタクトをとる事に成功したため会いに行くことになった。

 

「(いいのかいフェイト。コイツを会わせて・・・)」

「(正直、会わせていいかわからないけど・・・何と無く会わせないといけない気がしたの)」

「(まあ、あの鬼婆がフェイトに何もしなくてもいいのならそれでいいけど・・・)」

 

2人は司に対しての不信感は拭えなかったがアルフはプレシアを止めてくれると

僅かながら期待をするしかなかった。

そして、フェイトによってプレシアの根城、時の庭園に転移をした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

周囲の光が治るとそこには何やら禍々しい気配が漂っていた。

 

「ここが時の庭園か?」

「はい。ですが、以前いた時はここまで禍々しくはありませんでした」

 

リニスが周りの雰囲気を察する事を考えるとやはり何かあったと考えるしか無いな・・・。

 

「母さんのところに案内するから付いてきて」

 

フェイトの案内でプレシアのところに向かう。

ここからが本番だ・・・!

 

 

 

 

 

「ゴホッ!ゲホッ!」

 

咳込みと同時に血を吐く女性。プレシア・テスタロッサ。

彼女は、癌を患っておりその身体が限界を迎えようとしていた。

 

「もう、時間が無い・・・」

 

手に付いた血を握りしめる。

 

コンコンッ!

 

そんな事を考えているとドアノックの音が部屋に響いた。

 

「誰かしら?」

「フェイトです」

「入りなさい」

 

 

 

 

 

コンコンッ!

 

フェイトがプレシアのいる部屋のドアをコンコンと叩く。

 

「(リニス、お前は一度猫の姿になっておけ。下手な混乱は避けたい)」

「(分かりました)」

 

そういいリニスは猫の姿になった。

アルフは怪しげに見ていたが司は無視した。

 

「誰かしら?」

「フェイトです」

「入りなさい」

 

部屋の中に聞こえたプレシアに従いフェイトはドアを開く。

そこにいたのは何やら狂気じみた女性・・・フェイトの母親。

プレシア・テスタロッサがそこにいた。

 

 

 

 

 

「フェイト。ジュエルシードはどうしたのかしら?」

「一つ、回収出来ました」

 

そういいフェイトはジュエルシードをプレシアに渡した。

だが、プレシアの瞳は鋭いままだった。

 

「・・・たった1つだけ?」

「あ、あの、その・・・」

「私は全部持ってきなさいと言ったはずよ・・・?」

「あ、ああ、・・・」

 

プレシアは椅子から立ち上がり鞭の様な物を取り出す。

 

「残念だわ。フェイト、貴方にお仕置きをしなくちゃいけ無いとはね!!

 

フェイトは思わず目を瞑る。

 

 

バシュン!!

 

 

同時に銃声が聞こえた。

フェイトはいつまでたっても痛みが来ない事に違和感を抱きゆっくり目を開くそこには

手を押さえていたプレシアがいた。

鞭もさっきの銃声のせいで弾き飛ばされていた。

 

「児童虐待で通報したら一発で刑務所に放り込まれるぞ、アンタ」

 

フェイトは司の方を見ると銃らしき物を手にしていた。

銃口から煙が出ているため恐らく彼が撃ったのだとすぐに察した。

 

「・・・あら、()()をどう扱おうが貴方には関係のない事でしょ?

それと、悪いけどお客の相手をしている暇はないわ。お引き取り願おうかしら」

 

アレ、というのは恐らくフェイトの事を言うのだろう・・・。

リニスとアルフは怒りの表情を向けている。フェイトは恐れているという表情だな・・・。

 

「それでもアンタが生み出した命である事にかわりはない。だろ、()()()

「えっ?」

「はい、その通りです」

 

猫の姿からアルフと同じくらいの背丈になり人の姿になったリニス。

澄ました表情から一変し驚愕の表情を浮かべる。

 

「リニス!?何故貴方がここに!貴方は消滅したのではなかったの!?」

「ツカサに助けてもらったからです」

「ツカサ?」

「俺の事だ」

 

プレシアは司の方へ目を向ける。

 

「リニスを使い魔にするなんてかなりの腕が立つ魔導師のようね」

「いつ俺が魔導師といった」

 

「「「えっ?」」」

 

「俺は魔導師ではないぞ。リンカーコアはあるが」

 

「「はあ!?」」

 

プレシア、アルフの2人は驚きの声を上げる。

 

「アンタ!魔導師じゃなかったの!?」

「俺、一言も魔導師だって言ってないんだけど?」

「あっ・・・」

 

アルフが思わず間抜けな声を上げる。

フェイトは声を上げないが表情は驚いている様に見える。

 

「まあ、それはどうでもいいのだがそもそも俺がここに来たのはプレシア・テスタロッサ。アンタに話があるからだ」

「・・・貴方に話す様な事はないわ」

「話をしてくれたらコイツをやるよ」

 

司は、2つのジュエルシードをプレシアに見せる。

 

「ジュエルシード!貴方が持っていたの!?」

「因みに、この2つはフェイトと交戦して取った奴だ。アンタにもメリットはあるはずだが?」

 

プレシアは、思わず考え込む。

 

「フェイト、アルフ、貴方たちは下がりなさい」

「えっ?」

「聞こえなかったのかしら?」

「は、はい」

 

そういいフェイトとアルフは部屋を出た。

 

「さて、話をしようか」

 

司は、待ち望んでいた状況に武者震いをするのだった。

 

 

 

 

 

「・・・それで、貴方は何処までしっているの?」

「リニスから一通りは聞いている」

 

そうと口を漏らすプレシア。

 

「それで、貴方はアルハザードへ行く方法を知っているのかしら?」

「アルハザードの生き方は知らない」

 

キッと睨むプレシア。司はお構いなしに言葉を紡ぐ。

 

「ただ、アリシアの蘇生方法は知っている」

 

その言葉にプレシアは、目の色を変える。

 

「その方法は?」

「その前に、アリシアの死亡時のカルテと今の状態を見たい。資料はあるか?」

「え、ええ。数年前のものになるけど・・・」

 

プレシアは戸惑いながらアリシアのデータを見せる。

 

「なるほど・・・。やっぱりそうか」

「ツカサ、どういう事です?」

 

司は、納得の声を頷きながら声を上げる。

リニスは、司のリアクションに疑問を抱く。

 

「実験で暴走した時、アリシアは具体的な外傷がないという事は体の身体機能の何処かに異常が起きたということだ。

まあ、喪失したっていうのが正しいか」

「喪失した?一体何を喪失したのです?」

「生体エネルギーだ」

「生体エネルギーですか?」

 

ああ、と頷きながら説明を続ける司。

 

「実験の事故の影響で生体エネルギーが喪失した人間は一種の植物人間に為っている状態だな」

「つまり、そのエネルギーをアリシアに流し込めばアリシアは生き返ると?」

「ああ。ジュエルシードと俺の力を使えば問題なくアリシアは蘇る。確実にな」

「・・・その言葉に嘘はないかしら?」

「ああ、後はアンタの返事次第とこちらの条件を飲んでくれたらの話だが」

「条件?」

「フェイトを家族として接して欲しい」

「何を今更・・・」

「アンタは、フェイトをものとして扱ってきた。その罪を受け入れてフェイトに愛情を注いでやって欲しい。

アリシアと同じ1人の娘としてな・・・」

 

そういい司は、ドアの方へ歩き出す。

 

「ああそうだ」

 

司は、ジュエルシードをプレシアに渡そうとする。

 

「貴方が持っていなさい」

 

プレシアの発言に驚く司。

 

「いいのか?」

「必要なのは貴方も同じでしょ?」

「まあ、ならいいか。なら約束、頼んだぞ」

 

そういいながら司は部屋を出る。

 

「約束、ふふ、もう無理よ・・・」

 

部屋にただ一人、プレシアはポツリと言葉をこぼす。

そしてその表情には何処か諦めていた表情をしていた。

 

 

 




いかがでしたか?


補足としてはプレシアは特に変わらずフェイトに
ジュエルシードを取って行かせる事には変わりません。
飽くまでリニスの願いを答えるという事に行動しているだけですので。


誤字脱字ございましたらご連絡をお願いします。

りリカルなのは、クロスの候補。(それ通りに作るかは不明ですが気楽に投票して下さい)

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