ボイスロイド劇場   作:ダークバスター

1 / 7
本編
プロローグ


「ぐぇ!?」

 

 惰眠を貪っている中、徐々に覚醒しつつある意識の最中に、腹部に強烈な一撃が入る。

 悶絶して体を動かそうにも、腹部に乗っている圧力のせいで、身動きが取れず、動けば動くほど圧力が増していく感じを覚える。

 

「リュウ、おはよございます!!」

 

 元気よく明るい声が、俺の部屋に響き渡り、鼓膜を震わせる。

 痛みを堪えつつ、目をゆっくり開けていく。

 目覚め特有の視界の霞が掛かるも、大雑把に相手の輪郭を捉える。

 

「もう朝ごはん出来ているから、早く起きよう」

 

 その言葉を耳にしながら、徐々に視界が回復していく。

 日差しに照らされて、光り輝く白くて長い髪の毛。

 その髪の毛を、後頭部側の首辺りから三つ編みのツインテールにして、先端は形見のオーダーメイド品である円盤に纏められている。

 その円盤の側面の間から、オレンジ色が入っている。

 ただ、今日は、頭の左側にアクセサリーを身に着けているのだが、本日は付けてない。

 服装は、肩辺りが少しふっくらして、縦の線が均等に入った襟付きの半袖シャツ。

 その上から、腹部辺りがそれなりに開いて淵にフリルがあり、アンダーから少し下辺りでバンドの付いたスカートと一体化したノースリーブのエンパイアチュニック。丈の長さは、膝上から閉じた手のひら1つ分くらい。

 デザインは、消炭色でスカートの淵は二重構造みたいな感じで斜めの線が3本あり、上から下、下から上と交互に描かれており、上下、下上の線が重なる部分もある。

 その上に、淵の上側から先端が丸い三角が飛び出ており、真ん中辺りの長さで、等間隔に飛び出ているように重ねる様に取り付けらえている。

 そして、淵上側辺りに、大きな丸線と小さな丸線が交互に1週していて、大きな丸の中に、オレンジ色の丸が入っている。

 ついでに、その真横辺りに黒色に2本のオレンジ色のラインが入ったリボンが、左右対称に付いている。

 なお、何時もなら、オレンジ色に黄色い縦線が入ったアームカバーとタイツを身に着けているが、アクセサリー同様、本日は付けてない。

 そんな彼女の名前は、結月あかり――俺の彼女である。

 

「あぅ――あ……わぁ、わがっだがら、おりでぐれ」

 

 苦しみながらも、彼女の問いに、苦しみながらも答え返す俺。

 彼女の体重は、俺でも問題無くお姫様だった出来るのだが、無防備な状態で鳩尾に入れば、仕方が無い反応である。

 多分、腹筋を割れるレベルで鍛えた人間でも、無防備からの一撃は、少なからず痛みが入る筈。

 ちなみに、角度的にスカートの中が見えなくもない位置だが、掛け布団が壁になっているので見えない。

 

「むぅ~」

 

 案の定、頬を膨らませるが、痛いモノは痛いのだから、仕方が無いとしか思えないのだが。

 まぁ、女の子である以上、その辺は仕方が無い反応である。

 

「……ふぅ、判ったよ。早めに降りてきてね? ――ちゅ」

 

 そう言いながら、俺から降りていき、俺の唇に軽く口付けを交わす。

 そのまま立ち上がりながら振り返り、部屋を出ていく。

 

「二度寝したら、お昼はお財布だからね」

 

 部屋を出て、ドアを閉めようとしたと思いきや、ひょいっと顔だけ入れて一言。

 そして、今度こそ部屋を出て、ドアを閉める。

 俺は、痛みと唇の感覚を覚えつつ、体を背伸びしてから上半身を起こす。

 カーテンの開いた窓から、外の空を見る。

 空は、雲が少しあるけと晴天と言っても過言でなく、日差しが俺の体に降り注ぐ。

 

「もうすぐ5月か」

 

 高校に入学してから、もうすぐ高校生初のゴールデンウィーク。

 あかりと出掛ける予定でいるけど、予算の都合もあるし、予定キャンセルしてバイト付けにして、夏休みの軍資金貯めるのもアリかと考える。

 

「いや、他のメンツもいるから、今更予定変更は出来んな」

 

 そうぼやきながら、ベッドから降りて、着替えを始める。

 服は、流石にあかりがいるから、ラフな格好でなく、外に出ても問題無いレベルの服装に着替える。

 上はキャラものTシャツで、下はユニクロ製のベージュ色のカーゴパンツ。

 なお、キャラは、機動戦士νガンダムで、黒ベースに筆で描いた様なドアップの真正面のガンダムヘッドがデザイン。

 バンダイプレミアム品で、少しお高い品だったけど、気に入っている。

 ちなみに、気が付いてない振りしているけど、時たまあかりが来ていたりする。

 ので、胸部辺りが若干伸びているのが1枚だけあるが、それは室内用として使っている。なお、白ベースと愛用の反転したTシャツである。

 

「んー……はぁ、行く――前に」

 

 ドアに取り付けてある鏡に、顔を映す――正確には、鼻辺りを。

 

「――よし、鼻毛は出てないな」

 

 と、言ってから、ドアノブに手を掛ける。

 下の階で待っている家族と、何故かいるあかりの元へ向かう。

 あいつの家、隣なんだけどなぁ~と、毎度恒例の思考を巡らせながら、ドアを開ける。

 今日も、あかりと共に過ごす1日が――始まる。

 

 

 

 

≪あかりと共に過ごす日々≫

 

 

 

 始めていきます。

 




 紲星あかりだけど、結月あかりになっているのかは、後々という事で。
 で、あかりちゃんの服装の名前ですが、知識が無く、それに近いと思う名前を探してみました。
 色も、ソフトなら近い色を探せば良いいけど、言葉にするとマジで大変である。
 ……細かい設定が出来てないので、本編は当面無理だけど、制作がマジで長引くな。(遠い目
 文章量増やす&表現の幅を持たせたいという感じで、軽くやってみたけど……勉強不足が、本気で痛かったです。
 もう少し、女性服の名称の資料とか、街の参考書、家の構造の本とか、色々必要なのを実感。
 本編は、お休みして、フワッて外伝をメインで行くかな。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。