やあみんな。俺の名前は北原伊織18歳。
実は俺には前世の記憶があるんだ。
ちょっとまって。そんなイタイ目で見ないで。逃げずに話を聞いて!
まさか友達にしぶしぶ連れられて見に行った映画の帰りに事故で亡くなって、映画の世界に生まれ変わって主人公になってるて言われたら君は信じる?
信じないよな。俺もそうだ。
でもなっちゃったんだよ。
最初は今話題の異世界転生かと思って興奮したよ。
とうとう俺の時代がキターと思って赤ちゃんながら舞い上がっちゃったよ。
でもさ、だんだん成長するうちに俺の名前が北原伊織だと知った。
そこで異世界じゃないって知ってショックを受けたけど、
なんか嫌な予感もしたんだ。
北原伊織てぐらんぶるの主人公の名前だよなって。
ある時、従妹と会った。
ここがぐらんぶるの世界じゃないことを一縷の望みにかけて会いにいったけど、その気持ちは裏切られた。
だってさ、従妹の名前が古手川奈々華、千紗て紹介されて、現実から逃げることは出来ないじゃん。
まさか生まれ変わった世界がぐらんぶるで主人公の北原伊織に俺がなっているって。
そこからは本当に努力した。
なんでだって? 君は大学生からアルコール中毒者になりたいかい?
原作ルートから逃れるために猛勉強して伊豆大にいかなくて済む学力までついた。
自分の貞操と命を守るために人生で一番というくらい頑張ったよ。
よしこれで原作のフラグは折れたと思ったよ。
大学試験で熱が出るまでは。
志望校は全て落ち、滑り止めのFラン大学まで落ちた。
なのになんでたまたま受けてしまった伊豆大には合格してるんだ!
俺は辞退しようと考えたよ。
だってそうだろ。
まだ若いのに死にたくないからな。
親には悪いけど入学を辞退し、もう1年頑張ろうと決意した。
でも神様は許してくれなかったよ。
親にはバレてまあ怒られた。
1年浪人させる金はないってさ。
そしてちょうど伊豆大の近くには親戚が住んでいるからそこから通いなさいて言われちまったよ。
これ絶対ダイビングショップ「グランブルー」のことだよな
そして現在、叔父さんの車に乗って下宿先である「グランブルー」に向かっているところだ。
10年ぶりにやって来た海沿いの町。
聞こえてくる潮騒と照り付ける太陽。
今までとは違う環境でどんな出会いをするのだろうか。
希望に満ちた新たな出会いと新たな生活を前に本来なら心が躍るはずだが、そんなことより着いた瞬間意識がなくなり裸で大学にいるという映画のシーンから逃れるというわずかな望みにかけて俺は下宿先に向かった
始めまして。ぐらんぶるの沼にハマったつりーはうすです。小説を書くことは今回が初めてなので、文章がおかしいところが度々出てくると思いますが、温かく見守ってください。
投稿は不定期になると思いますが週に1回はできるよう頑張ります!