夢の大学生活を送りたい!!   作:つりーはうす

20 / 30
連休前なので今日は2本投稿!
さて、今から午後受けるテストの勉強やるか・・・


20話 伊織、起つ!!

「い~お~り~?どこにいるの~?」

千紗は金属バットを引きずりながら俺を探していた

 

 

 

「おい、とっとと処刑されたらどうだ?」

「耕平・・・。てめー他人事だと思いやがって!お前のせいだぞ!!」

耕平の作戦(スカートめくり)の全責任を負わされた俺は、殺しにかかってくる千紗から隠れていた。

クソ!映画のフラグは完璧に断ち切ったのにどうしてこうなったんだよ!!

 

 

「おい、どうしてくれるんだ耕平!!」

「はあ、仕方がないな。とりあえず、男コンに出る出場者用の控室に行くぞ。ミスコンが終わった古手川はもうそこには入れないだろ」

しょうがない・・・。

結果は変わらないが、時間延ばしには有効だろう。

そう思い二人で控室に向かうその途中で、

 

 

 

ミスコンでネタ枠となっていた女性(ケバコ)が酒を飲んで黄昏れていた

 

 

 

「おい・・・耕平」

「ああ。触れないでおこう」

俺たちはその人(ケバコ)に気づかれないようにその場をそっと通り過ぎようとしたその時、

 

 

 

「ちょいあんたら~!!」

げっ。気づかれた。

どうやってやり過ごそうか。

そうだ耕平に押し付けよう。

 

 

「ウチ頑張っとるやろ~」

「お、おう。頑張っているぞ」

耕平、さっさと切り上げろ。

 

 

 

「化粧も研究して、服も慣れないのを着てみて、しゃべり方とかいろいろ変えてノリにも合わせたんよ~。楽しい大学生活を送れるために頑張ったんよ。でもその結果があんなふうに言われるなんて・・・」

 

 

 

「もういいよ、十分笑ったから。帰っていいよ」

 

 

 

俺はあの時ティンカーベルの奴らが言ったことを思い出した。

「やっぱり無理に変わることがダメやったんかな・・・。変わっても私は笑われる側なんかな・・・」

ケバコが話し終えると俺は耕平を見た。

おっ、あいつも同じことを考えているのか頷いていた。

 

 

 

「おい、お前この後暇か?」

「この後って・・・。そりゃもうあのサークルになんか戻りとうないし・・・」

「ならよかった。男コンを見にこい。面白いもんを見せてやるよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「梓さん。ちょっといいですか?」

「お、伊織~。生きてたんだ。さっきちーちゃんが人を殺せそうな目つきで伊織を探してたからさ、安心したよ~」

「・・・」

梓さんから聞きたくない報告があったが無視しておこう。

このまま聞いていると、精神衛生上よろしくないからな。

 

 

 

「ま、まあそれは置いといて・・・。梓さんに協力してもらいたいことがあるんですよ」

「協力?なになに、言ってみな~」

「ええと・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「皆さんありがとう」

「以上テニスサークルティンカーベル会長工藤君でしたー」

 

 

 

 

「そろそろ耕平の出番じゃないか?」

トッキ―がそう呟いた。

じゃあそろそろかな。

 

 

 

「そういえば梓さん、さっきどこに行ってたんですか?」

「ん~伊織に呼ばれてね~」

「どこにいるんですか?あのバカは」

おおっと、ちーちゃん落ち着いて。この場で金属バットなんて出すと周りから注目されるよ?

 

 

 

 

「まあまあ落ち着いて。今から面白いことが起きるからさ、ゆっくり見ようよ」

「ほう、あの二人、何かやらかすのか」

「まあまあそれは見てからのお楽しみってとこかな」

私はブッキーの追求を躱すと、

「では次はダイビングサークルPaBから今村君の登場です」

アナウンスと同時に耕平が登場した。

 

 

 

「おお、似合っているじゃないか。馬子にも衣裳ってやつか」

トッキーがそう言うのも無理はない。

ホスト風の衣装を完璧に着こなした今の耕平は、この場にいるイケメン達にも引けを取らない男になっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて今村君、何か言うことはありますか?」

司会がそう言うと、今村君は黙ったまま会場に向けて頭を下げ、手を伸ばした。

アイツ何するつもり?

 

 

「浜岡梓さん。初めて会った時から俺はあなたに惚れていました。ティンカーベルの工藤会長じゃなく俺を選んでくれませんか?」

えっ今村君、梓さんのこと好きだったの!

私は横に座っている梓さんを見ると、いなかった。

どこに行ったんだろう?探していると梓さんは今村君の目の前にいた。

一体いつの間に移動していたの!梓さん!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ったく。あのヤロウ・・・何勝手なことをしやがってるんだ」

PaBのバカは俺が前から狙っていた女に告白した。

はあ、格の違いを見せてやるか。

 

 

 

「梓さん俺の方にお願いします」

「おおっとこれは。ティンカーベルの工藤会長も参戦、これはどうなるのか!!」

 

 

 

この状況に合わせてか、会場の照明が暗くなりステージ上の二人にライトが浴びている。

梓さん、どうするの?

私は緊張して梓さんがどちらの手を取るのか見つめていた。




伊織君はこの辺でケバコの存在を思い出しました(まあそれまで自分の保身しか考えていなかったので・・・)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。