夢の大学生活を送りたい!!   作:つりーはうす

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後書きを絶対に読むこと


22話 鬼ごっこ

「おい、伊織。どうしたんだ?そんな死んだ目をして」

耕平がいつも通り(パンイチ)の姿で話しかけてきた

 

 

 

伊豆春祭が終わったあの後、さらに飲み会が続き、その翌日。

俺たちはいつものように大学前でパンイチになって起き、二人で教室に座っていた。

 

 

 

「それになんだか周りの視線がいつもと違うんだが。伊織、なにか知っているのか?」

ああ、知ってる。知っているよ。

俺はこれから起こるであろうことを思い、耕平の質問を答える気にはならなかった。

 

 

 

「俺は知らん。他の人に聞いたらどうだ」

「嫌だ!知らん奴に声をかけて拒絶されたら怖いだろ!」

あ・・・こいつ人見知りだっけ?

まあいいや、もうどうでもいい。

そう思っていると、

 

 

 

「北原、ちょっといいか?俺はお前と同じ学部の野島と・・・」

「山本だ」

あ、映画に少しだけ出ていた奴だ。

でもこいつ等が出てくるということは、

「お前に聞きたいことがあるんだ」

「ちょっとさ、教えてほしいんだよ。お前如きブスで変態で頭のイカれた奴でも古手川千紗さんっていうあんな可愛い彼女ができる催眠術を」

ほら来やがった。このバカコンビ。

俺はどうやって逃げようかと考えていると、

 

 

 

「おいおい。いくらなんでもそれは嘘だろ。古手川に確認してきたらどうだ、伊織?」

どうしてこういう時にかぎって助け舟を出すんだ、耕平!!

俺はしぶしぶ千紗を見ると、

 

 

 

満面の笑みで俺に手を振っていた

 

 

 

「・・・おい伊織、お前いったい何をしたんだ?」

「・・・何もしてねえよ」

「イヤあれは絶対何かあるだろ。お前と付き合っているという噂について、本人に聞いてみたらどうだ?」

絶対嫌だ、そう思っていると、

 

 

 

「き~た~は~ら~君?付き合っていないんだよね?じゃあ古手川さんに聞きに行っても問題はないんじゃないかな?」

野島と山本が殺気だって近づいてきた。

とりあえずまずはコイツらから対処しよう。

 

 

 

「なあ千紗」

「なあに伊織、話なら後で二人きりになってすればいいじゃない」

ドス ドス ドス

シャーペンで机を指す音が聞こえた

 

 

 

「なあ、お前ら一体いつから付き合っていたんだ?」

「あ、今村君。そうね、学園祭の前からね~」

ブスッ

千紗がこのように言うと、俺の顔を横切って脅迫状が壁に刺さった。

ワカレナイト キサマヲ コロス

 

 

 

「別れないと殺すって書いてあるが伊織どうするんだ?」

「ありがと~伊織。私のために命を賭けてくれるなんて。伊織ダイスキ」

部屋中に殺気だった空気が満ち始めた

すると、

 

 

 

ポンポン

「もういいよ北原君、お前のことはよ~くわかった」

肩を叩かれ後ろを振り向くと、野島と山本を筆頭に軍手とスコップを持った男たちが俺を取り囲んでいた

 

 

 

「北原君、君に選択肢を与えよう。自ら穴を掘って埋められるか、殴られて気絶している間に俺たちが掘った穴に埋められるか、どっちがいい?」

野島が言い終える前に俺は窓から逃げた。

 

 

 

「おい、お前ら!アイツを絶対に生きて帰すな!うちの学部の高嶺の花だった古手川さんと付き合いやがったアイツに地獄を見せてやれ!!」

サー、イエッサー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミツケタカ?  

イヤ、コッチニハイナイゾ!

 

 

 

クソ!アイツら、俺を完全に殺しにかかっていやがる。

俺はいつもの草むらに隠れていた。

なんでただの学生が警備員よりも厳重な包囲網をこんな短時間に敷くことができるんだ。

頭のリソースの分配の仕方がおかしいんじゃないか。

 

 

 

俺はひとり愚痴ったが今はそんなことじゃない。

時間が経って不利になるのは俺の方だ。

段々と包囲網が狭まっているのがわかる。

 

 

 

すると、

「こんなところにいたのか伊織」

「!・・・なんだ耕平か。驚かせるなよ」

背後にいたのは耕平だった。

 

 

 

「で、どうしたんだ。今はお前にかまってやるほど余裕が・・・」

「お前を逃すのを手伝ってやろうとな」

なんだと・・・助かった。

 

 

 

そう思っていると、

「もちろんタダで手伝ってもらえるとは思っていないよな?」

そうゲスな目で俺を見てきた

クソ!人の弱みに付け込む卑怯者め!!

だがこの状況から逃れるためだ、俺は藁にも縋る思いで頼んだ

 

 

 

「なら耕平。お前が欲しがっていた今度販売予定のゲームを朝一で店に並んで買ってきてやる」

「・・・そうか、わかった。ついてこい、伊織」

助かった。やはり持つべきものは友だな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は耕平について行った。

しかし、

「おい耕平。俺の気のせいかもしれないが、どうして大学の裏山に向かっているんだ?」

「・・・」

耕平は何も言わなかった

 

 

「耕平!お前まさか!!!」

「お前は俺の条件を飲んだ。だがな、伊織。お前より良い条件を飲んでくれる方に味方するのは当然だろ?」

そう言うと周りに隠れていたアイツらが出てきた。

 

 

「よくやってくれた、今村。まずは前払いだ。北原との遊び(処刑)が終わったら、さらに褒美をやる」

そう言い、野島は耕平に俺を連れてきた褒美(リンゴのカード)を渡した

 

 

 

「キサマ・・・よくも!!」

「悪く思うな伊織」

「「「さあキタハラクン、遊ぼうか」」」

「イヤー!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オイ ナンダアレ・・・   

イヤ カカワルナ・・・

 

 

 

 

翌日、大学の入り口前に、首から下は地面に埋められ、顔の穴という穴に雑草を詰め込まれた伊織がいた




今回出てきた人(特に伊織)は全員特殊な訓練を受けています。
絶対にマネをしないでください(何かあった際の責任はとりません)
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