本日3本投稿するのでそれで許してください
「ねえねえ,ここ潜ってみたい」
ケバコがPaBに入ってからしばらく経ったある日。
アイツもすっかり水の中の魅力っていうやつにハマったのか、まるでダイビングサークルの一員かのように、毎日ダイビングについて語っている。
・・・あれ?うちってダイビングサークルだったっけ?(そうです)
「宮古島か・・・。でも金が必要だぞ」
「もう、なんでそんな現実をみせるのよ」
「でも奇麗だね。私もこんなところで潜ってみたいかも」
「俺は
「あ、耕平は勝手に潜っとけ」
「「・・・」」
俺たちはすっかり話に夢中になっていたのか、背後からの視線に気づけなかった
それから一週間後、先輩方に俺たち1年は呼ばれた。
「先輩方、動ける服を持ってきましたけど何をするんですか?」
「酒でも飲むんですか?それならどうせ脱ぐんだし服なんていらないんじゃ」
「今日はテニスをする」
「「ちょい待てや」」
先輩達は急にテニスをすると言い出した。
「なんで急にテニスなんかするんですか?俺たちはダイビングサークル、ダイビングをすることが活動のサークルですよ」
(さっきまでPaBがダイビングサークルだと信じていなかった男の言葉です)
「そのとおりだ伊織。ではなぜテニスをするのか言うぞ」
時田先輩が真剣な声で話し始めたので、俺も真面目に聞こう。
「賞金目当てだ」
俺の真面目さを返してほしい
「先日ティンカーベルの会長から打診があってな。両サークルの親交を深めるため、テニスでのサークル対抗戦をしようとのことだ。まあテニサー相手にテニスなんてとは思ったが、向こうは自分たちが負けたらミスコン2位・男コン2位で獲得した賞金を渡すと言ってきてな。そこまで言われたら受けない手はないだろ」
寿先輩が対戦を受けた詳しい理由を述べたが、
「いやいやテニサー相手にテニスなんて無謀にもほどがありますよ」
「勝てるわけないじゃないですか」
俺と耕平は気が乗らない。
そりゃさすがに無理だ。
相手は本職、こっちは素人だぞ。
そう思っていると、
「さすがに戦力差があることは向こうもわかっているらしい。だから伊織と耕平を出すのなら、ティンカーベルからは会長以外全員1年生を出すと言っている」
寿先輩がそう続けた。
でもそれって、
「それって絶対俺たちに仕返しをするためじゃないですか」
「俺たちに恥をかかせようという魂胆が丸見えですよ」
俺たちがそう抗議すると、
「ああそれはわかる」
「でも俺たちはこう思うんだ」
「「お前たちの恥で賞金が手に入るのなら安いものだと」」
この先輩ら、俺たちを売りやがった
「まあそういうわけだ。大人しく恥をさらされてこい」
「骨は拾ってやるからな」
そう言って俺たちはティンカーベルが待つテニスコートへと向かった。