エスパー幼女   作:メノメノ

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リトルガーデンはまさに男の勝負って感じて良いですよね



決闘

爆発音で目が覚める。

 

どうやら眠っていたようだ。まだまだ子供の体であるメアはお昼寝をしないといけない。先ほど昼食を食べたこともあり眠ってしまっていたようだ。

 

とそんな事情は置いておき、爆発音の正体は何なのかと寝ぼけ眼のメアは辺りを見回す。

ドリーが倒れ込んでおり、何故か彼の体からは煙が昇る。

 

『びび、どしたの?』

 

「分からない…突然ドリーさんが爆発を…」

 

詳しい事情はビビ達にも分からないようだ。

 

「巨人のオッサン!!」

 

どうやらドリーが飲んでいたのはメリー号から運んできた酒らしい。しかしならばおかしな話だ。船に積んである物に爆薬など入ってる訳もない。メアには事態がサッパリ分からなかった。

 

相手の巨人が爆薬を、というビビにルフィは一体何を見ていたんだと怒る。百年も戦ってきた者が今更こんなことするかと。けれどであれば一体誰の仕業なのだろうか。

 

そんなことを考えている暇もなさそうだ。

 

「じゃあ、一体誰が…」

 

「キサマらだ…」

 

『るふぃ、びび!!』

 

ドリーはもう一人の巨人であるブロギーのことは信用しており、故にこちらの仕業であると剣を向けてきた。

 

「一旦逃げましょう!!多分今は何を言っても無駄!!」

 

「逃げても多分無駄だよ。」

 

そう言ってルフィはメアにちょっと持って下がってろと帽子を被せる。メアはルフィの言う通りにジャングルの方へと距離をとる。

 

「オッサンには悪いけど、ちょっと黙らせる。」

 

「二人とも止めて、お願い!!」

 

ビビは必死で説得しようとするがドリーはこちらの話など全く聞く様子も無い。

 

『びび、あぶない、はなれよ!』

 

メアが何とかビビの手を引き避難させる。

怪我を負っているとはいっても巨人は巨人。そのパワーは桁違いだった。ルフィも盾であっさり叩き落とされてしまう。しかし先ほどの爆発の影響がまだ残っている為

、攻撃の度に口から吐血している。

その度にメアは目を背けたくなった。

 

『うぅ…』

 

「ゴムゴムのォ!!ロケットオオォォォ!!!」

 

ルフィの攻撃がドリーの腹に決まる。しかしドリーの意識はまだ失われてはいなかった。

 

「『!?!?』」

 

ルフィがドリーの足によって踏み潰されてしまった。

 

『るふぃ!!』

 

「ルフィさん!!」

 

メアとビビは必死に叫ぶ。

そしてドリーもその場に倒れ込んだ。ルフィは何とか悪魔の実の力で無事だったようだ。

 

「ルフィさん、平気なの!?」

 

『だいちょーぶ?』

 

メアとビビはルフィに駆け寄る。

 

「オッサンは?」

 

「多分大丈夫…むしろこれぐらいじゃなきゃ大人しくしてくれないわ…」

 

メアはルフィに帽子を返し、その傷を心配そうに見る。

 

「俺は怒った!!」

 

「え!?」

 

『……』

 

「この酒はオッサンの言う通りもう一人の巨人のヤツの仕業じゃあ無ェし、俺の仲間はこんなくだら無ェ真似、絶対しねェ!!」

 

「じゃあ、一体…」

 

「誰かいるぞ…この島に。」

 

 

 

再び火山の噴火が起こる。火山の噴火は決闘の合図の筈だ。そのためドリーは決闘へ向かおうとする。

 

「おい待てオッサン!!行くな!!」

 

「ダメよドリーさん静かにしてなきゃ!!無理すれば死んじゃうわ!!」

 

『いっちゃだめ!!』

 

それを三人は止めようとするが、それでもドリーは向かうようだ。傷だらけの体を何とか起こし、誇りを背負い向かう様は正しく戦士だった。

何を思ったのか突然ドリーは巨大な岩を持ち上げる。そしてルフィがそれの下敷きになってしまった。

  

「おおい!!何すんだオッサン!!この岩をどけろ!!」

 

「…止まれねェのさ。」

 

一旦始めた戦いから逃げることは戦士という名からも逃げるという事だとドリーは言う。

戦士でなくなれば、俺は俺でなくなるのだとも。

 

「悪かったな、お前らを疑った。」

 

どうやらルフィたちへの誤解は解けたようだ。 

これは戦いの加護、エルバフの下した審判だと、自分には加護は無かったとドリーは続ける。

 

しかしルフィはそのドリーの考えに否定的なようだ。邪魔の入った決闘なんて決闘じゃないと言う。メアもエルバフやら加護やらは分からないがルフィの意見と同じような事を思う。

 

けれどたかが十年、二十年生きただけの自分たちにエルバフの高き言葉が聞こえるものかとドリーは決闘へ向かって行ってしまう。

 

えるばふ…ほこり…

 

難しいけれど、きっとそれはメアの思うより重く大切なものなのだろう。

いつか理解できるのかなとメアはドリーの決闘へ行く背中を見つめていた。

 

そうだ、どうにかしてルフィを助けなければとメアは思い出したようにルフィに駆け寄り、何とかして巨大な岩から助けだそうとする。

 

「折角スゲー戦士に会ったと思ったのに!!」

 

「ルフィさん…」

 

ビビには出会ったばかりの巨人の為に、どうしてここまでするのか疑問だった。とても懸賞金付きの悪党だとは思えないと。

 

「誰だ!!巨人達の戦いにケチ付けるのはーー!!!」

 

「…そういえばカルーがいない!」

 

そう言われてメアもカルーがいない事に気づいた。探しに行くべきか、しかしルフィをこのままにしていいものかと悩んでいたその時、ウソップが森から何かとんでもなく慌てたように出てきた。

 

「大変だーー!!ナミが恐竜に食われたーー!!」

 

「まーさーかーー!?!?」

 

『えぇ!?!?』

 

「恐竜から逃げる為に一緒にジャングルを走ってたら突然いなくなって…あーー!!どーしよー!!俺は仲間を見殺しにー!!」

 

「ちょっ!!ちょっと待って落ち着いてよ!!二人とも!!」

 

「「あーーーー!!!あ??」」

 

「突然ナミさんが消えたって、じゃあ確認はしてないの?」

 

「ダアホがーー!!確認なんて恐ろしくて出来るかーー!!恐竜じゃなきゃ猛獣だ!!他に何がいるんだ!!」

 

分からないがバロックワークスの追っ手の可能性もあるとビビは三人に告げる。ナミはウィスキーピークで抹殺リストに入っている為に、二人の内ナミだけが狙われた事にも納得がいくと。本来なら酒の事も自分たちを狙ったものだったかもしれないと。事情の知らないウソップにビビはドリーの事を説明する。

 

「何ィ!?!?胃袋で酒が爆発!?!?じゃあそんなボロボロの体で決闘場に!?!?」

 

ルフィは止めたもののこの有様だと言う。

 

「多分世界で一番誇り高い戦いなんだぞ!?」

 

「あぁ…」

 

「こんな勝負のつき方があるかよ!?!?」

 

そう思っているのは皆同じだ。その言葉に残りの三人も苦虫をかみつぶしたような顔をする。

 

ドリーの血飛沫が見える。遂に勝負がついたのだ。

 

 

 

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