エスパー幼女   作:メノメノ

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主人公の現在の一味への認識は親みたいな感じです。
あと誤字修正ありがとうございます。自分でも確認はしているつもりですが本当に助かります。



リヴァースマウンテン

その後一味はカームベルトへと侵入してしまいながらも、しっかり本来の航路を進んでいた。

いよいよグランドラインに入るとあり、ルフィも浮き足立っている。かくいうメアも冒険の匂いを感じ取りワクワクしていた。

 

ぐらんどらいん…ぼうけん…どんなとこだろう…? 

 

期待と興奮と、様々な感情が入り交じり上手く言葉にならない感覚だ。

 

しかし一つ問題があるようだった。

 

「これを見て」

 

ナミの差し出した海図にはグランドラインの入り口は山だと描かれているのだ。他の仲間たちもにわかには信じられないようだった。メアからすれば船は山を昇らないということを初めて知ったのだが。

 

「舵とんの手伝ってくれよぉ!!」

 

「サンジくん、ウソップを手伝って上げて。うるさくて考えられないから。」

 

「ハーイ!ナミさん♡よっと…ん?」

 

「な、何だか海流の流れがキツいだろォ?」

 

「え?」

 

ウソップの言葉を聞きナミは暫し考える。そしてやはり船で山を登ると言ったのだ。ゾロは未だ信じられない様子だが、ナミは海図を指差し皆に見るよう促す。

 

「いい?導きの日が射していたのは間違いなくここ。レッドラインにあるリヴァースマウンテン。」

 

「おい!!コイツはどうすんだよ!!」

 

ウソップの声も気にせずナミは話を続ける。

四つの海の海流が全てこの山に向かって流れているとしたら、四つの海流はこの運河を駆け上り頂上でぶつかりグランドラインへ流れ出るということだ。

さらにリヴァースマウンテンは冬島であるため、このレッドラインにぶつかった海流は表層から深層へ潜るという。

 

「誤ってグランドラインに入り損なったりしたら、ゴーイング・メリー号はレッドラインの岩壁にぶつかって船は大破。海の藻屑って訳、分かる?」

 

「はー、なーるほど。よーするに不思議山なんだな。はっはっはっ」

 

「…まぁ分かんないでしょうけど…」

 

??かいりゅー?うんが?ひょーそー?しんそー?????

 

「…まぁあんたは分かんなくて当たり前だけどね」

 

ちなみにメアもよく分かっていなかった。

こちらは0歳児なので無理はないが。

 

とにかくこの船は海流に乗っているため、舵取りさえ間違わなければリヴァースマウンテンまで一気に昇れると、考えすぎて頭の中が回りそうなメアを撫でながらナミは言った。

 

「聞いたことねェな船で山越えなんて。」

 

「俺は少しあるぞ。」

 

「不思議山の話かァ?」

 

「いやグランドラインに向かったヤツらは入る前に半分死ぬと聞いた。簡単には入れねェと分かってたさ」

 

どうやら大変な事になっているのはメアにも何となくわかったようだった。

 

 

そしていよいよリヴァースマウンテンが見えてきた。

 

大きい…

 

とてもそんな一言では片付けられない、しかしメアはそれ以外に言葉を知らなかった為の感想だ。

あれが、あの巨大な岩壁がレッドラインなのだ。てっぺんは雲で見えない程に高く、横を見てもどこまでも壁が続いている。凄まじい嵐の中にあっても尚、それは堂々とした威厳すら感じられるかのようだった。

 

「うわああぁぁ吸い込まれるぞォォォ!!ォ!!舵をしっかり取れェ!!!」

 

「まかせろ!!」

 

このままでは壁にぶつかりそうだが、ナミはそのまま真っ直ぐ進むよう指示する。

 

「ナミ、あれが運河の入り口か?」

 

「恐らくね。」

 

嘘みたいだが確かに海が吸いこまれるように山を駆け上る。

 

…なんだかよくわからないけどすごい…

 

ナミと色違いのレインコートを着せられたメアはその光景にポカンと口を開けてしまっていた。

 

「あの水門を上手くくぐり抜けるのよ!でないと船がバラバラになっちゃうからね!?」

 

なんとかリヴァースマウンテンに入ろうとする一味だったが、ここで舵が折れるという悲劇が起こる。

 

「「舵がーー!?!?」」

 

『!?』

 

これには流石のメアも驚いた。能力で補おうとするもメア一人の力ではどうにもならない。

 

「ゴムゴムのォ!風船!!」

 

とっさにルフィが船とリヴァースマウンテンの間に入り込み、大破を免れた。   

なんとかリヴァースマウンテンに入る事ができてナミは胸をなで下ろし、ウソップとサンジは興奮する。

 

「「入ったー!!!!」」

 

『!!!!』

 

ゴーイング・メリー号がリヴァースマウンテンを駆け上がる。これで後は一気に頂上まで行けるようだ。その様子にメアも大はしゃぎである。

 

「すげぇ!!!雲の上に出ちまったぞ!!」

 

頂上では雲よりも高く駆け上った水は気温の低さに結晶となり、砕け散る。

 

「見て!頂上よ!頂上だわ!」

 

そして頂上を越えたメリー号は一気に落下するメアは慌てて自分に能力をかけて落下の衝撃を減らす。

 

どんなしまがあるのかな!

どんなぼうけんがあるんだろう!

 

「この先のどこかにワンピースがあるんだァ!!」

 

みてみたい!わんぴーすをみてみたい!

 

メアはこの先の冒険に胸を高鳴らせていた。

 

 




主人公、常識とグランドラインの非常識に惑わされてます。
主人公は常識というものがまだ無い為、逆にグランドラインの非常識もそういうものなんだと受け入れられるかもしれないですね。
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