TSゲーマー、Vtuberになる(旧題:逆行ゲーマー、Vtuberになる) 作:模芋
各設定の確認終了。
今回は通話もするのでそちらとの音量の比率も調整。
ゲームを起動、タイトル画面と自身のアバター、そして同期の画像を並べる。
透過背景を利用すれば同期二人も私同様に範囲内でアバターが動ける。
が、配信前に試しにやってみたら画面がわちゃわちゃし過ぎた。
あと単純に別行動のあるゲームで常時全員の動きが見えるのは合わない。
そういうわけで、今回のところは無しになった。
この辺りは先にお互いに認識をすり合わせたので多分大差ない画面のはず。
「準備終わりました」
「こっちも準備が済んだでござる」
「なんか配信始まったっす」
おいィ?
【クラフト!】ゲームサイドのメンバーで拠点造る!【ハソシウル視点】
「コラボですし軽い自己紹介から。私は近未来系ガイノイド、ハソシウルです」
「拙者はある血筋の
「えっちょっ、聞いてなっ、えー、レトリクーンっす!」
そりゃ言わなくても準備してると思ってたもの。
早めに配信準備済ませて確認するつもりが勝手に始めちゃったんだもの。
というか自己紹介しないつもりだったのだろうか。
まあ名前は言えたしセーフと思いたい。
自分の名前を確認したような間は気になるが。
というか勝手に思った名前を言えたらって基準、なんか幼稚園児みたいだな。
上位チャット
:圧倒的現代人不足
:仲間外れなのかアドリブ力の差なのか
:早くも絵面が混沌とし過ぎている
「今回は、げぇむさいどの三人で皆の拠点を作るでござる」
「会社に共有サーバー用意してもらえましたし最低限の諸々は整えたいですね」
「特に食べ物は大事っすからね。釣りなら任せろっす」
上位チャット
:げぇむの言い方好き
:つまりパシリじゃな?
:犬猫もどきはケモノらしく狩りしろ
同期の
レトリクーンは犬と猫を混ぜたようなやつ。
そして私は少し過去に想像された未来という時間を混ぜたようなやつ。
一応混ぜ物繋がりになのだが、何というか、私だけ方向性違うな。
あと私だけ名前の由来と元があまり関係しない。
「目標ですが、安全地帯確保、食料確保、装備確保の順で大丈夫でしょうか」
「目標に収納と松明確保も入れておいた方が良いと思うでござる」
「あと水源の確保と緊急用のバケツも欲しいっす」
「はい、収納、松明、水源了解です。バケツはまず鉄が要るから後回しで」
水源はある方が何かと便利だし、海を探すところから始めるかな。
・
・
・
……そっちが先に見つかるかぁ。
「あー、谷ありますね、谷」
「この谷と水を利用すれば拠点を守り易くなりそうでござるな」
「いやそれ普段からうっかり落ちそうで怖いっすよ」
上位チャット
:発想が完全に城の堀
:落下先に深い池作れば落ちてもセーフ
:降りて鉄探そうぜ
この谷、単純に考えるなら、降りるか、渡るか、無視するか。
もし今一人なら即座に降りただろう。
だが今は三人で、降りると誰かがうっかり踏み外して落ちる可能性が高い。
普通に配信する分なら撮れ高になるしそれでも良かった。
残念ながら今回は明確に目的があるので余計な遠回りをしたくない。
ここは渡る方が周囲の探索的に良いだろう。
「さっきの土ブロックで道を作るんで渡りましょう」
「何か出た時に突き落とし易いようにぐねらせてほしいっす」
「何故この
上位チャット
:渡るだけって言ってるのに
:ござるさんまた素が出てますよ
:落とすなよ!絶対落とすなよ!
うっかり落ちないよう気を付けながら土ブロックで橋を作る。
と言ってもスニークしていれば普通落ちないのだが。
「あっ、ああああああああ」
「えっ、嘘でしょ」
レトリクーンとか言う同期、押されたわけでも無いのに直線で落ちやがった!
シフトキー押すだけで落ちないの知らなかったの!?
「むっ、丁度水に落ちて生きてるでござるよ」
「戻る手間的にはいっそ殺してほしかったっす」
「あーもう、いきなり配信的においしいところ持っていかれるとは」
「ハソシウル殿!?」
上位チャット
:まあ落ちた先で鉱物とか集められそうだし
:ついでに階段で行き来できるようにしよ
:ハソちゃんの発想が芸人で草
結局、地味に蓄えていた持ち物を惜しみ、降りて合流することにした。
途中で鉄とか見つかるかも知れないし。
……始まったばかりだからとにかく物が足りないんだよこんちくせう。
自由度の高いゲームって何かと性格出るよね
ついでの限りなくどうでも良い話
中身の設定あるけど名前やアバターの設定が無い同期の諸々くっそ苦労した