TSゲーマー、Vtuberになる(旧題:逆行ゲーマー、Vtuberになる)   作:模芋

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この章に配信回が無いと後から気付いたので〆は配信回


【雑談】ちょっとお泊りしてきた【ハソシウル】

「――という感じで、翌日、つまり今日、シャンプーとリンスを買いに出まして」

 

上位チャット

:まずコルスさん料理できたんだ

:値段が解釈一致

:お風呂配信して

 

 

 なお帰り着いたのは午後五時。

 お風呂と夕食、明日の大学の準備を済ませ、八時から配信を始めた。

 明日の準備は最悪配信後でも良かったが、時間が半端に余ったので先にした。

 危うく配信に遅刻するところだったが視聴者視点では分からないので略しておく。

 

 あとお風呂配信はねぇよ。

 


【雑談】ちょっとお泊りしてきた【ハソシウル】


 

 配信でオフの話をすることについてはあまり問題ない。

 この辺りはどこまで話して大丈夫かをきちんと相談している。

 というか話のネタにできそうな箇所が全体的においしすぎた。

 

「買い物の案内はことねさんが地元なのでお任せして――」

 

 実は江島さんは普段通販で済ませているから地元のお店をあまり知らなかった。

 それで担当さんに相談したが、こちらは普段自分で買わないから知らないという。

 そんな話を偶然聞いた優さんに心当たりがあるとのことで案内をしてもらった。

 つまり買い物のメンバーは四名。

 私、(担当)さん、江島(冷雪)さん、(ことね)さんで四人。

 しれっと(つぐ)さんが入っているのはそろそろ勉強しろという意味も含まれる。

 順調に進学してたら来年大学に行くぐらいのお年頃だからね。

 一般女性相当の日用品の知識はあって良いだろう。

 まあ私はもう二歳上なのに全く勉強していなかった分野なわけだが。

 

 なお、優さんに心当たりがあった理由は女装沼の人間だかららしい。

 女装ガチ勢はシャンプーやリンスまで(こだわ)るのか、とちょっと引いた。

 化粧品はまだしも、髪はウィッグとかで済ますイメージしかなかったし。

 

上位チャット

:女子会かな?

:通販はまあ地方なら仕方がない

:シャンプーは匂いの話で真っ先に挙がるし詳しいのは妥当

 

 実際買い物では優さんが女装していたので見た目だけなら本当に女子会に近い。

 あるいは一人は年齢が離れているので年上のお姉さんから身嗜み用品を学ぶ感じ。

 私より知識が無い(つぐ)さんも面白かったが、これは配信向けの話ではない。

 話題に出し易いようVになってくれと頼みたかった。

 

「それで今日買ったやつを帰って早速試した感想ですけれど――」

 

 話の内容はなるべく主観で、感情的な面を重視して説明する。

 何故なら一緒に行動していた以上、他でも同じ話が出る可能性が高いからだ。

 

 例えば、冷雪(コルス)さんが勧めたシャンプーの意図の話をしていた場合。

 私の使った感想と組み合わせることで情報が掘り下げられる。

 認識が一致してもずれても全く違う方向に向かってもそれはそれでネタになる。

 そういう話が切り抜かれるレベルで面白くなることだってある。

 客観的な説明を重視した場合は起き難い現象だ。

 逆に面白くならなくて碌に反応が無いということも十分あり得るけど。

 それはそれで極端に滑らない限りはいいだろう。

 

「あ、それと夕食は手土産にと持たされた冷雪(コルス)さんが作ったパエリアで――」

 

 パエリアは昼食を作る時に、夕食にする前提で一緒に作られたものだ。

 これは私も幾らか手伝った。

 片付けの面倒さを除けば大満足の品である。

 持ち帰った私は勿論、作った向こう側の人達も夕食に食べているはず。

 

上位チャット

:入れ物返す為にもう一度会うやつじゃん

:お風呂だの手料理だのもう実ックスでは

:ハソちゃんがコルスさんで染まっていく

 

「いやお前ら距離感の認識大丈夫か」

 

 距離が近いと感じる部分は確かにあった。

 あったが、リスナーの言うような何でもかんでも距離近い扱いは違うと思う。

 深読みは深読みで楽しんでると伝わるが直で言われたら否定するしかない。

 


 

 なお配信後、切り抜きは一応された。

 されたのだが、大分想像と違う方向だった。

 


【切り抜き】ハソ・冷雪・リスナー(こいつ距離感バグってんな)【ニシツキシキ】


 

 私視点だとお風呂などで急に距離が近いと思っていた。

 ただ向こうは向こうで別の方向から似たような感想を持っていたらしい。

 

 例えば配信方針の話をしていた時。

 彼女は四人掛けのテーブルの横に加わった。

 そして私は人が増えるのを見越して椅子を寄せて、一人分の空間を用意した。

 

『人が増えたから詰めるならともかく先に詰めるとかどういうことなのって――』

 

 どういうことも何も『話に入りたい人が入り易いように』と配慮したつもりだが。

 それで距離が急に近い扱いはどうなんだ。

 物理的な距離は確かに近かっただろう。

 だがそっちの話だとすれば、二人で浴槽に入った時はもっと近かったぞ。

 

 

 私の主観はさておいておく。

 向こうの配信ではそういう程度の話が幾つか出ていたようだ。

 切り抜きの内容から察するに私が近く感じた要素も同レベル扱い。

 そしてお互い特に気にしなかった部分をリスナーが深読みした部分も切り抜き。

 三者三様の距離感で局所的な混乱が生まれた。

 

 

 うん、もう知らん!




これで本編三章は終わりです
次章は短編集みたいな感じの日常回寄りな内容を予定
まあつまり、うん、いつになるんだろう()
ただ既にちょっと路線ずれてます(二話目修正しつつ)


その前に軽い資料集を挟むためもう二日更新
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