SSSS.GRIDMAN ツナグ・セカイ   作:拓P

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第一回「邂逅」─雷炎怪獣ダルファー登場─

 

 

 ─静岡県沼津市の内浦──

 

休日、内浦の朝。

ある目標のために朝早く起き、ジョギングする少女がいた。

 

「梨子ちゃーん、砂浜まで競走だよ!」

「待ってよ千歌ちゃん・・・・!ホント今日も朝から元気だね」

 

彼女の名は高海千歌。Aqoursのリーダーで今日も元気良く砂浜まで走っていた。

そして一緒に走っているのは隣に住む桜内梨子、彼女も千歌と同じ、Aqoursの一員である。

Aqoursとは浦ノ星女学院で結成されたスクールアイドルで、廃校の危機に瀕した学園を救うため、高海千歌が結成したのだ。

 

「おはよー千歌ちゃん」

「おはよー曜ちゃん」

 

砂浜まで走る千歌は同じく砂浜まで走っていた渡辺曜と会った。

 

「今日も砂浜まで走るの?」

「うん!砂浜まで競走だよ」

「よーし、負けないぞ~」

 

といつものように張り切る曜。

 

「曜ちゃんも元気だね」

 

少し眠たそうな梨子だった。

しばらくすると三人はようやく砂浜へとたどり着いた。

 

「はぁ・・・・はぁ・・・・」

「梨子ちゃん、大丈夫?」

「うん平気。」

 

砂浜までジョギングしてたせいか梨子が息切れしてきた。

 

「無茶しないでね梨子ちゃん、海の家の前まで着いたら休憩しようか」

「そうだね」

 

三人は海の家まで走ろうとした。

すると・・・・・・!

ゴテン!

 

「ひゃああっ!」

「ちっ、千歌ちゃん!?」

 

海の家まで走ろうとした瞬間、先頭に走っていた千歌が転倒した。

 

「イテテ・・・・!」

 

「千歌ちゃん!大丈夫?」

 

慌てて千歌の元へ駆け寄る曜。

 

「えへへ、大丈夫だよ曜ちゃん。何かに躓いて転んじゃったみたい」

「もう・・・・少しは気をつけて走るんだよ千歌・・・・・わぁぁっ!!?」

 

梨子が千歌の元へ駆け寄ろうとすると悲鳴を上げた。

 

「??」

「どっ、どうしたの梨子ちゃん?」

「ちっ、千歌ちゃん!下見て!」

「えっ・・・?わあああっ!!?」

 

梨子の言う通り、千歌が下を見るとなんと少年が砂浜に倒れていた。

 

「ひっ、人が・・・・・」

「倒れてるーーぅっ!!?」

 

 ─第一回「邂逅」─

 雷炎怪獣ダルファー

   登場

 

砂浜に少年が倒れていた事に困惑する三人・・・・。

 

「人が倒れてる・・・・!?」

「どうする千歌ちゃん・・・・?」

「よし、家まで運ぼう」

「うん、私も手伝うよ」

 

千歌達は砂浜に倒れていた少年を実家まで運んだ。

 

──十千万旅館───

千歌達に少年は千歌の姉、志満が敷いた布団に横たわっていた。

四人は少年の側で看病していた。

 

「志満姉、大丈夫かな?」

「大丈夫だよ千歌ちゃん。気絶してるだけだから」

「でもどうして砂浜に倒れていたんだろう?」

「・・・・・・・」

 

気絶している少年の脳裏に何者かの声が声が響いた・・・・・!

 

「・・・っ。裕太・・・・・っ。裕太・・・・・っ」

「この声、まさか・・・・・」

「裕太っ!もう一度、君の力を貸してくれ!」

「・・・・・・グリッドマン!」

 

声に反応した少年はグリッドマンの名を大声で叫びながら起床した。

 

「わぁあああっ!!?」

 

少年が大声でグリッドマンと呼ぶと同時に千歌達は驚いてずっこけた。

 

「・・・・・!?」

 

「イテテ・・・・・!ちょっといきなり大声で脅かさないでよ」

「えっ、ここは・・・・・!?」

「ここはあたしの実家、十千万旅館。」

「旅館・・・・・・?どうしてここに?」

「あなたが砂浜で倒れていたところ、千歌ちゃん達が助けてくれたんですよ」

「俺が砂浜に・・・!?」

「そうだ、名前を教えなきゃ。あたし、高海千歌。千歌って呼んでね」

「私は友達の渡辺曜、よろしくね」

「私は桜内梨子です。よろしく」

「私は旅館の女将を勤める。長女の高海志満です。もう一人、次女の美渡がいますけどあいにく今日は仕事で・・・・」

彼女達は少年にそれぞれの名を自己紹介した。

「ところで君の名前は?」

「・・・・ひっ、響裕太です・・・・」

 

少年の名は響裕太と名乗った。

そう響裕太は、かつて、ツツジ台でグリッドマンと共にアレクシスが操る怪獣と戦った少年である。

 

「響裕太・・・?中々面白い名前だね」

「そっ、そうかな・・・・?そうだ!すいません女将さん!パソコンありますが?」

 

響裕太は志満にパソコンがあるか質問する。

 

「パソコン?パソコンなら受付用のならありますけど?」

「違います!それじゃありません!もっとデカくて名前はジャンクというパソコンで・・・・」

「ジャンク・・・・?残念だけどそのパソコンはありません」

「そっか・・・・・。やはり知るわけ無いか・・・・」

 

裕太は手作りパソコンジャンクの前でアクセスフラッシュすることで、グリッドマンと合体することが出来るのだ。

裕太は志満にジャンクがあるか訪ねるが、流石に十千万旅館には無かった。

 

「ジャンク・・・・?聞いたことが無いパソコンだね」

「でもさっきのグリッドマンってなんだろう?関係あるのかな?」

 

勿論、千歌達もジャンクというパソコンの存在が知るわけ無かった。

 

「ねぇ、さっき叫んでたグリッドマンとパソコンのジャンクってなんなの?」

と裕太に質問する千歌。

「俺と共に怪獣と戦ったハイパーエージェント。ジャンクはグリッドマンがいつもいる手作りパソコンなんだ」

「かっ、怪獣?」

「なんかのゲームかな?」

 

裕太の答えに困惑する曜、梨子。

千歌は裕太に砂浜に倒れていた事を質問した。

 

「じゃあどうして砂浜に倒れていたの?」

「えっ?それは・・・・・このアクセプターを起動したら・・・・この世界に・・・」

 

と自分が倒れていた事を千歌達に話す裕太。

 

「アクセプター?」

 

裕太は左腕にグリッドマンから託されたアクセプターを千歌達に見せた。

 

「おしゃれなアイテムだね」

 

「俺はこのアクセプターでグリッドマンと合体することが出来るんだ」

「なるほど~」

「つまり、裕太君はそのグリッドマンに呼ばれてこの沼津に来た訳で・・・・・、そのグリッドマンはジャンクという手作りパソコンの中にいることで良いの?」

「そうなんだ、きっとグリッドマンに何かあったかも知れないんだ・・・・だから探さないと・・・・・!」

 

グリッドマンがいるジャンクを早く見つけようと急ごうとする裕太。

だが、千歌が裕太を落ち着かせる。

 

「まあまあ少しは落ち着いて、」

「そうだよ、無理に慌てて探さなくても良いんだよ」

「でも・・・・!」

「まずは落ち着いて、ゆっくり休もうよ」

「うっ、うん・・・・・!」

 

千歌達に宥められた裕太はしばらく、ゆっくり休むことにした。

ちょうどその頃、Aqoursのメンバーの一年生、国木田花丸が暮らすお寺では、花丸がちょうど昼食を作っていた。

 

「まる特製の焼きそばが出来たずら。キャリバーさん、焼きそばが出来たずら」

「・・・・・・」

 

ベランダから空を見上げる数本の刀を持った男、サムライキャリバー。

なんと花丸の家に新世紀中学生の一人、サムライ・キャリバーが居候してた。

 

「あれ?キャリバーさん・・・・・?」

「・・・・・・来たか」

 

無言で空を見上げるキャリバー、そして寺の倉にあの手作りパソコン、ジャンクが置かれてた・・・・・。

 

 

そして昼下り、裕太と千歌達はご飯を食べ終えて沼津市へ、裕太がいうジャンクを探すため、ジャンクショップに来ていた。

ジャンクショップ「AIKAWA」にて────

 

「ジャンク?残念だけど家には置いてないよ。その名前のパソコンは」

「そうですか、すみません」

 

と店から出ていく裕太。

このお店は美渡の同級生が経営してるジャンクショップ。

このオーナーの須藤は千歌が小さい頃、よく遊んでくれたこともあった。

 

「どうだった?」

「駄目だ。ジャンクショップならあると思ったけどな・・・・」

「やはり、裕太君が言うパソコンはそう簡単には見つからないよ」

 

梨子の言う通り、やはりジャンクは見つからない。

ジャンクショップならあると確信してたのは以前、六花の実家であるジャンク絢に置いてあったからである。

半分諦めかけていた裕太だったがその時、左腕に装着してあるアクセプターからGコールが鳴り出し始めた。

 

「・・・・・・!?」

「なんか急に音が鳴り始めたよ!?」

 

いきなりのGコールの音に驚く曜。

Gコールに裕太の表情が険しくなる。

 

「この音は・・・まさか!?」

 

何か嫌な予感を察知する裕太。

そして、その予感が本当に的中しようとした!

昼下りの沼津市の上空に謎の暗雲が出現したからだ。

出現した暗雲に指を指してなんだあれはと叫ぶ人々。

ゲリラ豪雨では?と考える一部の人もいるが、天気予報では雨の予報はない。

突然の異変に驚く人々。

沼津市に急行する裕太達。

───やはり、現れたかっ!

怪獣の出現を確信する裕太。

やがて、暗雲の真ん中にワームホールの穴が出現し始め、大地を引き裂く轟音と共に不気味な稲妻が沼津市に落下する。

落下と同時に空中に舞い上がる自動車と土煙。

そして煙が晴れてくると巨大な怪獣が姿を表した。

その怪獣の巨体に千歌達は唖然とする。

 

「うっ、嘘・・・・!」

「本物の・・・・!」

「怪獣・・・・!?」

 

ヘラジカを彷彿させる角、熔岩みたいな皮膚、

その姿は王道の正統派怪獣だ。

 

「ギャァァァオオオオ!!!」

 

不気味な咆哮を揚げると、怪獣は周囲の建造物を破壊しながら進行を開始した。

怪獣によって粉々に砕かれるビル、怪獣の口から吐く火炎熱線が直撃して吹き飛ばされる建造物。

怪獣の出現にパニックになり逃げ惑う人々。

いつもと変わらないはずの沼津市の日常が突然、怪獣によって非日常へと変わった。

そして、ビルの屋上から怪獣をスマホで撮影する黒服の少年・・・・・!

「パパ見てよ、ボクが生み出した怪獣ダルファーを・・・!」

黒服の少年は怪獣のことをダルファーと呼んだ。

 

「本当に怪獣が現れるなんて・・・・!」

「千歌ちゃん、早く逃げようよ!」

「うん、あれ?裕太君?」

 

千歌達も急いで逃げようとする。

しかし、裕太は暴れまわるダルファーをじっと、見つめていた。

 

「あの時と同じ光景だ・・・・!」

 

この光景を見た裕太はあの時を思い出す。

突如、ツツジ台に出現したグールギラスが町を破壊する。

夜のツツジ台でグリッドマンと初めて戦ったあの時を

・・・・!

そしてグールギラスに殺された問川達の事を・・・・・!

バルブレアスの前に裕太は今の自分の無力さに失望する。

──もっと早くジャンクを見つければこんなことに・・・・・・!

 

「響君!」

 

すると千歌が失望する裕太を大声で名を叫ぶ。

 

「響君、早く逃げないと怪獣が来ちゃうよ!」

 

わっ、分かったと我に帰った裕太は千歌達共に内浦の方へ急いで逃げる。

だが、怪獣の出現でバスが動かない状況になっており、仕方なく走って逃げることにする。

とそこへ、ハイエースが千歌達の前に停車。

ハイエースの窓から新世紀中学生のリーダー、マックスとダイヤが顔を出し、裕太に呼び掛ける。

 

「まっ、マックスさん!」

「ダイヤさんも!?」

 

かつての仲間との再会に喜びを見せる裕太。

 

「裕太!急いで車に乗るんだ!」

「千歌さん達も早く乗ってください!」

「分かった!」

 

マックスの呼び掛けに頷いた裕太達は急いでハイエースに乗る。

裕太達を乗せたハイエース直ぐに走り出した。

ハイエースにはマックスが運転しており、隣には黒澤ダイヤ、後ろの席には妹のルビィとボラーが座っており、裕太、千歌、梨子は真ん中の席、曜はボラーの隣に座っている。

 

「ありがとうございますマックスさん」

「すまない裕太、君との連絡が取れなくて」

 

ひとまずマックスにお礼を言う裕太。

 

「おかげで私達助かったよ」

「皆さんが無事で何よりです」

 

「マックスさんのおかげで、みんな無事でよかったよ。」

「オイ!俺を忘れるなよルビィ!」

 

千歌達の無事をホッと安心する黒澤姉妹。

そしてハイエースは花丸の家へと走って行った。

 

「沼津市に出現した巨大生物は現在、内浦の方へ進行しており、近隣の住民は速やかに避難してください。現在、巨大生物については・・・・・!」

 

ラジオからは沼津市に出現した怪獣に関するニュースが流れている。

報道陣も突然の怪獣の出現に困惑してるらしい。

 

自衛隊のヘリ部隊が現地に急行し、ダルファーに攻撃を仕掛ける。

しかし、ヘリ部隊の猛攻もダルファーには通用せず、ダルファーの高熱火炎熱線「デッドマグマフレアー」や雷撃光線ダルサンダーによって次々と撃墜されてしまった。

 

一方、ハイエースでは裕太はルビィに何処へ行くのか質問する。

 

「何処へ向かってるの?」

「花丸ちゃんの家だよ。」

「花丸ちゃんの家?」

「その家にヴィットとキャリバーが待機してる。そしてグリッドマンも・・・・」

「ぐっ、グリッドマンも!?」

 

グリッドマンの名を聞いて驚く裕太。

 

「ああ、ジャンクはキャリバーに任せてある。とにかく、皆飛ばすぞ!」

 

マックスが運転するハイエースは勢い良く飛ばす。

そして数分後、ハイエースは花丸の家に到着。

花丸の庭にはキャリバーとヴィットが待ってた。

 

「来たか!裕太・・・・!グリッドマンが待っている」

「既にセッティングはしてある。早く急いだ方が良いよ」

「はい!」

 

裕太は新世紀中学生と千歌達と共にジャンクが設置した部屋へ向かう。

そして、ジャンクの前でグリッドマン!叫ぶとジャンクが起動し始めた。

 

───遂に来たか、裕太!

裕太の呼び掛けに起動したジャンクにグリッドマンが写し出された。

 

「あれが・・・・裕太君が言ってたグリッドマン・・・・?」

 

グリッドマンの姿を千歌達は始めて目撃する。

 

「グリッドマン!合体だ!」

「勿論だ、裕太!」

 

裕太はジャンクの前でアクセプターを構え、

 

────アクセス・フラッシュ!!────

と叫び、アクセプターを押した。

裕太は光となりグリッドマンと合体する。

千歌達はその瞬間を目撃した。

 

「裕太君がパソコンの中に・・・・!」

「これがアクセスフラッシュ・・・・!」

「ただのオンボロパソコンかと思ったズラ」

 

アクセスフラッシュの瞬間を見た梨子と花丸と千歌。

 

「ヨハネによるサバトの儀式ね。」

 

と善子はサバトの儀式に例える。

 

「何言ってたコイツは?」

 

と突っ込むボラー。

 

「戦闘コードを打ち込んでくれ!アクセスコードはGRIDMAN.!」

「アクセスコードは・・・・GRIDMAN!」

梨子はジャンクのキーボードにアクセスコード、GRIDMAN.を打ち込む。

裕太と合体したグリッドマンは、空間の歪みで発生した次元の裂け目から通ってダルファーが暴れる現実世界の沼津市へ急行する。

そして、内浦方面に進行寸前のダルファーの前に次元の裂け目を通って、現実世界の沼津市に我らのグリッドマンが地面に着地し、土煙を舞い上がりながら現れた。

 

 

「ギャァァァオオオオン!!!?」

「テヤァァァ!!」

「ワオ、シャイニー!」

「ちょっと鞠莉ったら・・・・・!」

 

望遠鏡から現実世界に出現したグリッドマンを覗き、感激する鞠莉と突っ込む果南。

 

「これ以上の進撃は私が止める!」

 

グリッドマンはファイティングポーズを採り、ダルファーに立ち向かう。

まず、取っ組み合いを行い、ダルファーにパンチとキックで攻撃。

グリッドマンの攻撃に怯むも、ダルファーは頭部の角から雷撃光線ダルサンダーを放つ。

雷撃光線ダルサンダーをグリッドマンは俊敏な動きで回避する。

 

「頑張れグリッドマーン!!」

「怪獣なんかに負けるなー!!」

 

ジャンクの前でグリッドマンを応援する千歌と曜。

グリッドマンはこれ以上の被害を拡大しないように、ダルファーの頭部に近づき、頭部を掴んで海の方へと投げ飛ばした。

海の方へと投げ飛ばされたダルファーだが、ゆっくりと起き上がる。

グリッドマンはダルファーがいる海に飛び込み海上戦を行う。

だが、グリッドマンの額のランプが点滅し始めた。

それと同時にジャンクがオーバーヒートを起こす。

 

「わあああっ!!?」

「ピギィィィ!!」

「ちょっと、火花や煙が吹いてるわよ!?」

ジャンクのオーバーヒートに慌てる千歌達。

 

「皆さん!冷静に落ち着いてください!」

「グリッドマンは古いパソコン、ジャンクと連動している。現実世界での活動時間に制限があるため、パワーダウンが激しいんだ」

 

マックスの言う通り、現実世界ではグリッドマンの活動時間にも影響があり、消耗が激しくなってのだ。

 

「グリッドマン!早くしないとエネルギーが!」

「分かってる!裕太!」

 

グリッドマンは必死に怪獣ダルファーに立ち向かった!

だが、ダルファーは尻尾を振り回し、グリッドマンを転倒させる。

さらに口から高熱火炎熱線デッドマグマブレアーを放ちグリッドマン大にダメージを与えた。

ダルファーはグリッドマンを容赦なく痛め付ける。

 

 

「このままじゃグリッドマンがやられちゃう。」

「グリッドマン、頑張れ!」

 

千歌達はグリッドマンを応援した。

そして千歌達の応援がグリッドマンに届く。

 

「グリッドマン、みんなの応援が聞こえるよ・・・・・!

「ああ、ここで負ける訳にはいかない!」

 

千歌達の応援でグリッドマンは立ち上がり、力を振り絞って、怪獣ダルファーに立ち向かう!

グリッドマンはダルファーのデッドマグマブレアーを上手く交わし、高くジャンプし、左腕のグランアクセプターから電光雷撃剣グリッドライトセイバーを放った。

 

「電光雷撃剣、グリッドライトセイバー!」

 

放たれた光刃がダルファーの角に命中し、見事に破壊。

角を破壊され悲鳴をあげるダルファー。

グリッドマンはトドメを刺すべく、全身にエネルギーを集中させ、左腕のグランアクセプターからグリッドビームを一斉に放った。

 

「グリッドォォォォ・・・・・ビィィィィィム!!!」

 

グリッドビームを浴びたダルファーは木っ端微塵に爆発。

初の現実世界での戦いに勝利したグリッドマンは夕日をバックにフィクサービームを放ち、破壊された町を修復し、ジャンクへと帰還した。

 

「やったぁぁぁぁぁっ!!」

「グリッドマンが勝ったズラ!」

「一時はどうなるかと心配したわ・・・・。」

グリッドマンの勝利に喜ぶ千歌達。

そして戦いを終えた裕太はジャンクの外へ無事に帰還。

 

「よっと」

「おかえり裕太君」

「カッコよかったよ君の活躍」

「テヘヘ・・・ありがとう千歌。」

 

千歌のお礼に照れる裕太。

その時、グリッドマンに異変が起きた。

 

「あれ?グリッドマンの姿が変わったズラ?」

「何!?」

 

なんとグリッドマンが本来の姿から、裕太と共に戦った時のプライマルファイターへと変わってしまった。

 

「グリッドマン!?何でその姿に!?」

「さっきのダメージかこの世界の空間の歪みの影響で、私の本来の姿が維持できなくなってしまった・・・・」

「なるほど、空間の歪みによる原因か・・・・・」

 

マックスは腕を組ながら空間の歪みによる原因を確信する。

 

「ねぇ、空間の歪みって一体・・・・?」

 

千歌はグリッドマンに空間の歪みとは何なのか質問した。

グリッドマンはその質問に答える。

 

「空間の歪みとは、今この世界に起きている現象だ。私が現実世界に出るため、時空の裂け目を通ったことを覚えてるか?裕太」

「うんあの裂け目、俺凄く気になってた」

 

言われて見ると確かに、グリッドマンが通ったとされるあの裂け目がいつの間にか出来てた事を裕太はふと思う。

空間の歪みによって、時空の裂け目が出来たのでは?察する。

 

「それもありうる可能性がある、もしかすればアレが原因かも知れない・・・・」

 

「アレ・・・グリッドマン、それはまさか・・・・・」

 

新世紀中学生も何か知っているようだ。

そのアレとは・・・・・?

裕太もそのアレが気になり、質問する。

 

「グリッドマン、アレって一体?」

「裕太にはまだ教えていなかったようだな。私達がこの世界に来た目的を・・・・・!」

 

グリッドマンは語る、この世界に来た目的を─────!

沼津の夜、

バルブレアスが倒された港に黒服の少年が立っていた。

少年は誰かとスマホで会話してるようだ。

 

「パパ、ボクのダルファーがグリッドマンに負けちゃったよ」

「まぁ良いではないか。彼らは空間の歪みが我々による計画であることは気づいていない。それより君のお目当ては見つかったかい?」

「全然見つからなかったよ、この町にママの候補はいなかった」

「それは残念、でも必ずママの候補は見つかるよ。デビルスプリンターを利用した世界の融合でね」

 

果たしてこの少年とパパの正体は何者なのか・・・・!?

 

to be continued.・・・・・。

 

 

 

 

 

 




雷炎怪獣ダルファー

全長:70メートル
体重:4万5千トン

沼津市上空に出現した暗雲から稲妻と共に出現した怪獣。
ゴジラ型の正統派怪獣の体型をして、ヘラジカのような角を持つ。
また身体には熔岩で出来た鎧のような皮膚を持つ。
謎の少年に操られ、沼津市を破壊しながら進行し、自衛隊のヘリ部隊を撃墜させる。
角から雷撃光線ダルサンダーを放ち、口からは高熱火炎熱線デッドマグマブレアーを放つ。

モチーフはウルトラマンゼアス(PS版)に登場した恐吐怪獣ファイアブレス。



今回の怪獣について、かなりマニアックなPS版ゼアスの怪獣ファイアブレスをモチーフにしました。
一話の怪獣は何が良いか悩んでました。
裕太がどうやってこの世界に来たのか、グリッドマンが言う時空の歪みの原因とは何かは次の話で明かされます。

次回もお楽しみに




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