リコリス・ラジアータ   作:暇を司りし神

29 / 67
久々に前日に書けました。
それではどうぞ。


その後

 私はやっと飲めるようになったお酒をぐいっと飲んでいる。

 まあ、お酒が飲めるようになったのはレミリアお姉様のおかげなのですがね。はい、今回も血を飲ませてもらいました。

 ちなみに今宵の宴は本当の宴です。萃香さんが起こした宴じゃないです。

 

「おーい、愛杉〜? 何想像してるのさ?」

「想像はしてないですよ。それこそ、さとりさんに聞いてみては?」

「さとりに〜? あんまりいい気はしないんだけどねぇ」

「心を読まれるから嫌だなぁ……ですか。貴女は相変わらずなんですね」

「げげっいつの間に。まあいいんだけどさ」

「愛杉の想像してることを当ててやれ、ですかまあいいですけど……!? アッサさんこの方は……人間ですか?」

「え? あーそうですね、人間ですよ。私の恩人です」

 

 あの目の腐った……社畜? ってやつでしたっけ? そんな感じの人でしたね〜あの人は。

 それになんか会社が忙しいとか言ってたのに配信ってことをやって、ついには会社をやめて配信オンリーでやってましたね……あの時のあの人は目が輝いてましたね、文字通り。

 よく言ってたネタは……

 

「「死んだんじゃないの〜☆」」

「はっ! さとりさんが近くにいるのを忘れてた!」

「ちょっと酷くないですかね……」

「というかよく真似しましたね、コック○ワサキ」

「なんか急に心の中がそれでいっぱいになったので……」

 

 まあとにかく、可愛い可愛いさとりさんは少し放置して……

 

「なんで放置するんですか!」

「なんでそんなに涙目なんですか!? 可愛すぎて尊死してしまいますよ!?」

「尊死ってなんですか!? え……」

 

 文字通り、さとりさんは顔を真っ赤にして頭からボンッと爆発音が聞こえたような気がした。

 それほど、さとりさんは恥ずかしかったのだろう。うむ、いい眺めだ。もっと見てたい。

 そんなことを考えていると、どこからか弾幕が飛んできた……弾幕!? アイエエエ!? ダンマク!? ダンマクドウシテ!?

 

「魔理沙! いい加減に本を返してもらうわよ!」

「うわっとと、盗んでる訳じゃない、死ぬまで借りてるだけなんだぜ?まだ死んでないから返さないぜ!」

「あいっかわらずね……なんか余計にムカついてきたから今日は殺す気でやるわよ」

「ちょっ……ま、待つんだパチュリー。そこまで怒らなくても──」

「問答無用! 火水木金土符【賢者の石】」

「あ、本当に本気で殺しにかかってらぁ……」

 

 私は脳天気にその様子を見ていましたね。ちなみに途中で霊夢が神社が壊れるということで止めに入っていき、夢想封印をブッパしていました。

 うん。霊夢が一番神社を壊しにかかっているね(白目)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さてさて、そんな宴もすぐに終わり……今はさとりさんとこいしさんがうち(紅魔館)に来ています。

 なんでかって? そりゃ……

 

「ごめんなさい、レミリアさん。勝手にアッサさんを地霊殿に招待してしまって……」

「いいのよ、さとり。アッサも楽しんでいたことはアッサから聞いたわ。だから土下座までしなくともいいんじゃないかしら……」

 

 私が勝手に地霊殿に遊びに行ってしまったことの後始末です。うん、本当は私が謝らなきゃいけないんですけどね、何故かさとりさんに私が謝りますって言って、気が付いたらレミリアお姉様の前で土下座してたよね。ほんとうに申し訳ない。

 ちなみにその間に、こいしさんとフランお姉様がお友達になってました。こいしさん…恐ろしい子……。

 

「そうですね……というかアッサさんが話したということは──」

「結婚の件、聞いたわよ」

「あぁ、やはり……本当に大丈夫なんですか?」

「まあ、先を越されたのはなんとも言えないけれど……別に妹の決定に口出しするほど、私はやかましくは無いわよ?」

「いえ、そうではなくて……」

「あぁ、それなら紫がOKを出てたわ。だから気にしなくていいわよ」

「あ、ならいいです。ちなみに住む場所は……」

「結婚して早々に別居とはいきませんしねぇ……私地霊殿に行ってきます」

「いいの? 地霊殿にはアッサが苦手な虫も沢山いるって聞いたけど……」

「……そこは頑張って克服したいと思います、はい」

 

 私はなんとも言えない表情でレミリアお姉様の言葉に対してそう返答した。そしたら思いっきり笑われました。解せぬ。

 ちなみにこんなひと幕があって今私は地霊殿に住んでいるわけなんですが……

 

「待遇めっちゃ良くない!?」

「わっ! ちょっとアッサちゃん。いきなり大声出さないでよ〜」

「あ、ごめんなさい。待遇が良すぎてつい……」

「まあ確かに、お姉ちゃんがすごい待遇を良くしてるけどさぁ〜……なんか逆に窮屈に感じない?」

「それも、はい。そうっすね……」

 

 私は若干苦虫を噛み潰したような顔をしながらそう返答した。

 そう。今の私はまるでガラスを扱うかのように優しくされすぎてるのだ。お燐にはお洋服から何からまで用意されたりしてるし、お空にも何かと気を使わせてしまっている。

 極めつけにはさとりさんが色んな本を勧めてくれたり、肩たたきをしてくれたりなど……

 まあ、お料理は前から咲夜さんが作ってくれたりしてましたが、お掃除は自分でやっていたので…ちょっと慣れなかったり……。

 

「腫れ物扱いされてるんじゃないかってたまに思ったりもしますね……」

「うーん。今度お姉ちゃんを叱っておくよ〜ちょっと優しくしすぎだって」

「すいません……」

 

 何かと相談に乗ってくれるこいしさんには感謝しかなかった。




今回も読んでくださりありがとうございます。
また次回お会いしましょう。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。