リコリス・ラジアータ   作:暇を司りし神

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いつも通り駄文注意です。
駄文過ぎて白目剥きそうです。
そういえばエタリオウさん、誤字報告ありがとうございました。
それでは本編どうぞ


壊される前

アッサside

 

 

 

 

「アッサ、いい加減にやめなさい」

 

 パチュリーさんに言われて、私は我に返る。

 どうやら戦いに夢中になって、少し力を使い過ぎたようだ。

 

「あっ、パチュリーさん……」

 

 こうなってしまうことは予想できていたが、ちょっとした自己嫌悪に陥ってしまう。

 よりにもよって、自分が好きだと思っている《人間》を傷付けてしまったのだから。

 

「ご、ごめんなさい! 戦いってなるとつい熱くなってしまって……怪我は深くないですか?」

「え、ええ。大丈夫よ、不覚にも受けた傷は深くないわ」

「私は怪我はしてないぜ。心に深い傷を負ったが」

「よ、良かったぁ……。ああなってしまうと、自分じゃ止められないんです……」

 

 良かった、思っていたよりは力を使いすぎていなかったようだ。これで能力を使ってしまい人を殺したとなれば、今頃私は絶望に陥っていただろう。

 

「えっと……改めまして、私は愛杉・アッサッスィーノ・スカーレットです。多分、暴走する前に一回言ってると思いますけど、レミリアお姉様とフランお姉様の妹です。

っと……紅白の巫女服が博麗霊夢さんで、白黒の古風な魔女って感じのが霧雨魔理沙さんでいいんですよね?」

「あ、ああそうだぜ」

「ええ、そうよ……それにしても、さっきとは随分な変わりようね」

「さっきも言ったんですけど、戦いってなるとついつい熱くなって自分を見失うんです。

それに加えて、能力も勝手に使ってたりする時もあるんですよ」

「へぇ……で、その能力ってどんな能力なんだ?」

「ありとあらゆるものを殺す程度の能力です」

「……随分とまあ物騒な能力ね。地下に閉じ込められていたのはその能力のせいかしら?」

「ちょっ、霊夢流石に深入りしすぎじゃ……」

「ええ、そうよ。能力を上手く使いこなせていなかったから、閉じ込められていたのよ」

 

 パチュリーさん、勝手に人の事情を喋らないでくださいよ。恥ずかしいったらありゃしないってやつですよ。

 それにしても、博麗霊夢さんは結構人の深そうな事情をあっけらかんと聞くんですね……。もっと躊躇ってくださいよ、霧雨魔理沙さんを見習ってくださいよ……」

 

「アッサ、途中から口に出てるわよ」

「え! マジですか? ち、ちなみにどの辺から……」

「それにしても、からね」

「……私の初対面の印象最悪な状態じゃないですか!」

「あら? 今さら気がついたの? 私達と戦ってる時なんて殺意マシマシで結構怖かったのよ?」

「霊夢が怖がってるなんて珍しいわね。

ってちょっと待ってくれ、そのお祓い棒こっちに向けないでくれ!」

「…プッ……アハハ! 面白い人達ですね。あなた達となら私の性格とかもどうにか出来そうです」

 

 見ているだけで吹き出してしまうほど、霧雨魔理沙さんと博麗霊夢さんのやり取りは面白かった。

 あの人以来の人間なんだ。こんな性格ではあるが、これからも仲良くしていきたい。

 それに、これからもっと人間の友達を増やしていきたい。

 そう思っていると不思議と笑顔が溢れてきた。

 

「……さっきまでの獰猛な笑みとはまったく違う笑みね。そっちの方がアンタには似合ってるわよ、多分」

「ちょっ、霊夢! そんな獰猛とか言ってやるなって。私もその笑顔の方が好きだし、お前に似合ってると思うぜ!」

「……そうね、私もアッサのその笑顔、かなり久しぶりに見たわ。……これからはその笑顔が増えていくといいのだけどね」

「博麗霊夢さん、霧雨魔理沙さん、パチュリーさん……」

「さん付けはやめてちょうだい。それに苗字で呼ぶのもなしね。体が拒否反応を起こして蕁麻疹が出るから」

「私も下の名前で、かつ呼び捨てでいいぜ!」

「アッサ、私のことも別に呼び捨てでもいいわよ。今まで……ちょっとばかり距離を感じてたしね」

「み、皆さん……」

「あ、アッサ元に戻ったの!? 良かったぁ……」

 

 こんな、いかにもといったタイミングでフランお姉様は戻ってきた。

 

「フラン……? もしかしてアッサをほっぽっといていたの?」

「ギクッ。そ、そんなことないよ〜?」

「声が震えているわよ。ハッキリ言ってみなさい?」

「ごごご、ゴメンなさ〜い!」

「……ふふ、やれやれですね。パチュリーもフランお姉様も」

 

 私はそんなお約束といったフランお姉様がしばかれる場面を見ながら、こんな感じにちょっとしたドタバタがありながらも、これからは楽しく皆と過ごせたらなぁと思っていた……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まあ、そんなの続けさせるわけないんだけどねぇ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アイツの手によって、それが壊されるまでは。




あぁ……そろそろだなぁ…
おっと失礼。
次回もお楽しみに
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