リコリス・ラジアータ   作:暇を司りし神

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妻バカ

 どうも、アッサです。今私は頭を抱えています。はい、そうですね。永琳さんに狙われているという点でモーレツに頭を抱えてます。なんならポージング変わってませんよ? 本当に、いや、マジで。本気。本気と書いてマジと読む。結局マジやんけ!

 

「アッサさん、現実逃避したい気持ちはよく分かりますけど、そんな場合では無いのでは?」

「ハッ! そうだった。でもどうすれば?」

「まず頭に引っ付いたかのように置いている手をどければいいんじゃないかな?」

 

 おい、闇乘弌一護さん。笑いながら言うのやめて貰えます? ガチでむかつきます。いやほんと、ガチで。本気。本気と書いてガチと読む。

 

「その流れさっきもやったじゃん。何? ハマったの?」

「ハマってないですよ! ハマっ子じゃないですし」

「……?」

「いや、無駄に可愛く首傾げないでくださいよ……」

「あの、アッサさん。すいません、ハマっ子とは……?」

「知らなくていいことです。さとりさん」

「なんというか……変わったのねアッサは」

「うん、お姉様の言う通りだね。紅魔館にいた頃よりも活発になったていうか……」

「しみじみした空気感出さないでよお姉様達!?」

 

 人が……っていうか吸血鬼が自分のことで頭悩ませてる時に何勝手に色んなことしてるんですか。脳内バグりますよ?

 

「というか勝手にバグってるだけだと思うんですよ私」

「今気が付いたんですか?」

「とっくに気付いてるものだとばっかり……」

「あなた達二人といるからバグってるのか、元からバグってるのか分からないじゃないですか!」

「ひっ酷い!?」

「あ、ごめんなさいさとりさん。お願いだから泣かないでくださいよぉ!」

「こうやって、犯罪は起きていくんだね」

「幻想郷にもDV被害が出るとは驚きね……」

「アッサったら〜妻なのに妻を泣かせたらダメじゃないの!」

「妻なのに妻を泣かせるとかいうパワーワード。嫌いじゃないし好きだよ」

「うん。こりゃ元からバグってるね」

 

 それこそ酷いってものなんですがあのあの。勝手に私がバグってるだけ判定しないでもろて。なんでこんなことになってるんですかね……まあ楽しいからいいけど。

 

「でもそんなこと思ってても君への興味が無くなるわけじゃないと思うんだよね」

「そうですね!」(血涙)

 

 なんとも言えない、こう……なんて言うか悲しい気持ちになりましたまる

 

「とりあえず、まとめようか。

 一、八意永琳がアッサ君のことを狙っている

 二、ひまわり畑の住人が凶暴化してる

 三、この前暴れた伊吹萃香はタナトスに能力を強制的に強くされられた

 四、タナトスが幻想郷を狙っている理由は七つの幻想郷を壊すとなんでも願いが叶うから

 五、神達は幻想郷を守る気がない」

「うん。何からつっこんだらいいか分からないけど幻想郷が七個あって、しかも壊されると願いが叶うとか意味わからない。何? ドラ○ンボー○にでも汚染された? 馬鹿なんですか?」

「冗談だよ。ちょっとした神を超えた人間ジョークだよ」

「冗談だとしても、かなりキツイわよ?」

「あ、ごめんね? ていうか三番目忘れてない?」

「忘れてないですよ。それ以上に四番目のジョークがキツイだけであって……って、ぇぇぇぇぇぇえええ!!!! もう? 既に? タナトスが? 幻想郷を攻撃し始めてるぅぅうううう???!!!」

「感情バグったのかな?」

「いや! バグりますよ! 誰だってバグりますよそんなこと言われたら!」

「それもそっか。というか攻撃って程でもないよ。ただ遊ぼうとしたらしいよ?」

「神ってなんて適当なヤツらなのかしら?!」

「それは同意するわ。でも遊びであの伊吹萃香の能力を暴走させるなんて……」

「いや、暴走してないよ」

 

 ……ん? あ、言われてみれば確かに完全に使いこなしてましたねあの鬼さん。え、てことは萃香さんって能力を完全に使いこなせてるってこと?やったね、戦力増えたよ!

 

「そうそう、元から自分の能力を完全に扱いきれていたみたいだしね。だからあの異変は意図的に行われたのさ。……まあでも、試しているのは嘘らしいけどね」

「……萃香さんって戦い好きなんだ」

「…んーそうみたいだね」

 

 戦いたいがためにあそこまで私に嘘を言っていたのか……(呆れ)

 困った人もいたものですね。私は違いますけどね!

 

「君は別の意味で困った存在だけどね」

「酷い?!」

「実際そうだから何も言えないわ、アッサさん」

「さとりさんが否定しない……だと?」

 

 そこは否定して欲しかったです、さとりさん。私とっても悲しいネ!

 

「なに似非ちゅうごくじん? みたいになってるんですか」

「中国人ひらがなみたいな言い方で可愛いよさとりさん!」

「んー……これは明らかに妻バカ」

「そうとしか言えないのが辛いところね」

「妻バカも程々にして欲しいけどね? アッサ〜たまには私にも構ってよ!」

「はいはい、フランネエサマカワイイー」

「棒読みだ!?」

 

 いや、フランお姉様も可愛いんだけどね? それ以上にさとりさんが可愛いんですよ! 可愛すぎるんですよさとりさんは!

 

「んー……これ以上妻バカっぷりを見せられたら困る。帰るよ僕」

「はーい」

 

 そんな訳であっさりと帰っていった闇乘弌一護さんでした。……なんかあの人が来たの重要そうな気がしますようん。




これ以上無いほどの妻バカっぷりですねアッサちゃん。
気持ちは分かる、分かるぞぉ……
とりあえず重要そうじゃなさそうで重要な章は終わりました。
次回からは永琳さんに会いに行こうの会です。
それではまた次回
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