「この辺にいる……筈なんですけどね〜」
私は言われた通りに進んでいった……はずなのだが
「これは迷いましたねぇ間違いない(確信)」
物の見事に迷いました。竹に傷でもつけるべきだったなぁ……困った困った。
でも同じところをグルグルしてる感じはしないんですがねぇ……というか飛べばいい話なんですけどね初見さん
「飛ぶとなんだか負けた気がするんですよねぇ……困った困った」
「何を迷ってるのか分からないけど多分道に迷ってるんだよね君」
「え? まあそうですけど……貴女は?」
「あぁ、ごめんごめん。私は藤原妹紅、ただの──」
「貴女が妹紅さん!? 探してたんですよ!」
よかったよかった、やっと見つかった。これでやっとこの竹林を抜けられる!
「で……人の自己紹介を遮ってまで言ったことが探してたとは。なに、またあの輝夜の差し金? 羽根があのレミリアってやつと似てるし」
「あ、レミリアお姉様は私の姉です。……もしかして貴女が死なない人間ですか?」
「お、死なないってこと知ってるんだ。もしかして輝夜に聞いたのか?」
「い、いや慧音さんから──」
「よし、決めた。アンタも恐怖に陥れてやるよ」
「いや、あの話をですね」
「問答無用!」
そう言ってからいきなり弾幕を張り出した妹紅さん。
いや、よりによって御札なんですけど?! ちょちょちょ、待って! 困る! 当たったら痛いじゃん! ……弾幕は大抵痛いけども。
「すぐに対応するとはねぇ……」
「結構ギリギリなんですから……ねッ!」
そう言って私は妹紅さんに牽制のための弾幕を放つ。それにより御札がはらりはらりと落ちていく。
ふむ、そこまでの霊力は込められてないみたいですね。
「で、貴女は今までなにをしてきたんですか?」
「話す必要は無い!
時効【月のいはかさの呪い】 」
スペルカード宣言を妹紅さんがすると米粒に見える弾幕を八方向に出しながら回転させていく。
その上、青いナイフも飛んでくる。しかもそれは私の後ろの方に飛んでいくと赤いナイフに変わって私の方を狙ってくる。
「面倒な……もう早く止めてくださいよ!」
「だーかーらー! 輝夜の差し金なんでしょ? これくらいは耐えられるでしょ?!」
「だから違うってばぁ……」
何とか耐え凌ぐとまた懲りずに御札を展開してくる。しかもなんだか先程よりもパターンが違う。またちょっとめんどくさいなぁ……というか避けにくスギィ!
「これも対応されるのか……流石というか。まあ、これくらいは対応出来なきゃ輝夜が選ばないか」
「だぁかぁらぁ!!!」
「分かった分かった、さっさと本気出せって? まだ小手調べさせてもらうよ!
不死【火の鳥 ╶鳳翼天翔╶】」
「違うんだよなぁ……」
そんなことを呟きながらも私は妹紅さんの弾幕を避けていく。
どうやら今回のスペルカードは火の鳥の名のごとく、赤い鳥の形をした弾幕を放ってきて、その弾幕が通った後にも弾幕が残っている。何回か放ってきた後、米粒みたいな弾幕を放ってきて、残っていた弾幕も動き始める。
「なんかしつこいというかなんというか……」
「しつこいのはアンタの雇い主じゃなくて? もっといくよ!」
「もー! 疲れてきた! 流石に使うよ!
不征服【アダマスの鎌】 」
今回は、私の周りに鎌状の弾幕を展開して、相手の弾幕を防ぐ形をとる。どうやらその作戦は成功したようで殆どの弾幕がこっちに来ない。
「キィー! 防ぐのは卑怯じゃないかなぁ?!」
「そんなことはないですよ! そっちが悪いんですよ! 行け、アダマスの鎌!」
そう言いながら私は鎌状の弾幕を妹紅さんに飛ばしていく。すると思っていたよりもあっさりと体が真っ二つに……ん?
「真っ二つ!? え、ちょっ……えぇ?! ちょっ、どうしよう!? これどうやって助ければ──」
「うるさいなぁ……そんな騒がなくても私は死んでないよ」
「真っ二つになりながら喋るカオス!?」
ゾンビもびっくりな状況、人が真っ二つになりながら喋るとかいうB級ホラー映画もビックリな状況になっている。いや、A級ホラー映画もビックリか。
「 【リザレクション】
ふむ、その様子だと……そこまで私のことを聞かされてないのか? まあその方がいいか、だとして名前教えるかなぁ……」
そのもはやA級ホラー映画もビックリな状態から一瞬で治るってどういうことなんですかね(恐怖)
でも今なら話聞いて貰えそうだし……話しかけますか
「え?! あ、あの〜すいません。そろそろ話聞いて貰えますか?」
「ん? まあいいよ。そろそろ君に一切の殺気とかが無いのが分かったし」
殺気消しといて良かったぁ……これ消してなかったら大変なことになってたな、さては。
さてさて、この人からどんな情報が貰えるか、チェックしなければいけませんねぇ。……決してエッチなこととか考えてないですからね! 本当ですよ! ……誰に対して言い訳してるんだ私。あの人にかな? てかこの会話頭の中で前もしたな。
「えっと……まずは慧音さんから話を聞いたのは分かって貰えますか?」
「あぁ、さっきも言ってたしね。というかその時点で信用してればよかったね」
「まあそれはいいとして……永遠亭ってどうやって行けばいいんですか?」
「別に教えてもいいけど……どうして永遠亭なんかに? アンタは見たところ怪我とかしてなさそうだけど」
「あ、実験に使われるらしいです」
「……実験? そりゃまたなんとも。」
ええ、本当になんともですよね。ごめんなさいこう言うしかないんです信じてくださいマジで。
「まあ、分かったよ。こっちだ着いて来な」
「はっはい!」
そうしてなんとか永遠亭に着きましたとさ。
ちゃんとお礼に、お金は払いましたよ!? まあ拒否されかけましたけど……
なんか妹紅さんのキャラって掴みにくいんですよね。
多分、原作をプレイしてないからだと思うんですがね(白目)
ではまた次回。