多分って言ったのはちょっと誤解を生みそうだなぁとか思ってたけどさぁ……。
「オ、オネエサマタチ……テキジャナイノニナンデ?」
「だって、スカーレット家にはこんな家訓があってね……それは敵かどうか怪しいヤツは、一発」
「「ぶん殴る!」」
いくらなんでも妹をぶん殴るとか色々しようとしてるのは見逃せるわけがないと。私はそう言いたい。けど皆さん、無理なものは無理という言葉をご存知でしょうか? 流石に姉妹喧嘩にあーだこーだ言う気はしないねうん。じゃあ放っておこうじゃないか〜。
「チョッ、ホントウニオネエサマタチヤメテ。 グェ……」
「あーもー、アッサ吐くなんてどんなことされたの? 腹パンされた? それとも吐くほど嫌なことがあった?」
「ほら言いなさい! それとも私達に隠すつもりなの!?」
思いっきりボコォ! とか、グチャァ! とか鳴ってそうな勢いのグーパンを腹に叩き込みまくってるスカーレット姉妹。
……うん、おかしいね。明らかにアッサ君がグロテクスなことになってるね。え? 最近の姉妹ってこんなに激しい喧嘩するの? ……あぁ、あの二人気が付いてるのか。
「さて、そろそろ終わりね」
「アグ…ァァァァア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!」
「やれやれ、所詮なりそこないね……
キュッとして…」
「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!!!!!」
「ドカン」
その後、すぐにパンッという音と共に、一瞬にして弾けた。
血や肉があちこちに散らばっていく。しかしその様子を見ても誰もが驚かない。何故なら《偽物》だから。
あちこちに散らばっていたはずの血や肉さえも偽物。そう分かっていれば、特に驚くということも無い。あるのは……悲しみだけだ。
「……なんでこんなことになったのかしらね」
「分からないけど……アッサが意図的にやってる訳では無いはずだよ?」
「そう信じたいわね」
どことなくレミリア君の顔に影が見えたような気がした。しかし、すぐに頭を振って顔をパンパンと二回叩いた。
「そう信じたい……ではなく信じてあげなきゃね。私は長女ですもの」
「お姉様がそう言うなら私もしっかりしないとね! なんせ、アッサのお姉ちゃんなんだし!」
「私も、妻としてアッサさんを支えてるんです。私もしっかり気を持たなければ……」
……なんかいい話風になってるのん。え、アッサ君どんだけ影響与えられるの? おじさんビックリ。まあおじさんって言われる年齢超えてるけども。
とりあえず、そんなことよりもこの永遠亭の中にアッサ君を探しに行かないとね。
そう思ってはて何時間が経ったのか、分からずじまいだけど、そんなに時間は経ってない……気がする。
気がするだけ、あんまり意味は無い。けど、まあなんとかなる……気がする。うん、まぁいいでしょ。
「割とあっさり見つけられたのよ? アッサだけに」
「流石に寒いよ、レミリア君」
「妹をネタにするとかサイテー」
「さっき、家訓がどうのこうの言ってたのはどこの誰かしら?」
「ウグッ!」
なんて話をさっきからずっとしている。ちなみに、本物のアッサ君は優しい笑顔をずっとうかべたままだ。正直気味が悪い、が今のうちに戻せる方法が試せると考えると楽で助かる……と言ったところだ。
「まさか、姉妹の会話で治らないとはね。さとり君の笑顔はどうだろうか?」
「え、えっと……?」
「ほらニコッてするんだよ! あのアッサ君と同じようによォ!」
「ヒッ…や、やめてください……」
ニコッてさせるつもりが何故か泣いてしまった。うん、めっちゃアッサ君怒ってるよね。こっちに攻撃来たよね、まあ避けたけど。一撃でその辺の上位の妖怪を殺せるレベルの攻撃だから恐ろし言ったらありゃしない。
「とりあえず、笑ってみてよ。多分それで何とかなるから」
「多分じゃ笑えませんよ?! ……ま、まあアッサさんが元に戻るなら」
そう言ってアッサ君に対してぎこちなく笑顔を向けるとアッサ君はいつものように鼻血を出しながら倒れた。仰げば尊死とはこのことか。
「……あっさりと逝ったわね」
「死んでないからね私! ハッ!? ちゃんと喋れた!? やったぜ──」
「それ以上はいけない」(戒め)
女の子がそんな事言っちゃダメだぞぉ(はーと)
「今めちゃくちゃ寒気が……」
「気のせい気のせい。それじゃあアッサ君を戻す──」
「それが……自分じゃ戻れないんです」
まあそんな気はしていた(白目) なんにせよ、戻れないなら無理矢理戻すのが基本基本! きほぉんきほん(某超次元サッカーアニメ)
「めっちゃ痛いからね〜気を付けてくださいね〜」
「そんな、痛いですからね〜みたいな注射する前のノリみたいなのやめてくださいよ?!」
ビンビンビンビンビン……チクッ(大嘘) まあ流石に冗談だけどさ。あぁ〜逝くッ チーン って流れじゃないから安心してね? まあ死にかけてたんだろうけどね。
「生きててよかったー!!」
「死にかけてたどころじゃないと思うけどね」
「すっごいイヤミな顔してますね。殴ってもいいですか?」
うん、いつも通りのアッサ君だね。……多分(遠い目)
「あれ? お姉様達、どうしたんです?」
「アッサ……貴女、翼とか諸々無くなってるわよ」
「ゑゑゑゑゑゑゑゑゑゑゑゑゑ!!!!」
とんでもない声を出しながら気絶していったアッサ君。どうやらこれは長い話になりそうだね……。
基本的に主軸が闇乘弌かアッサちゃんになるとネタになりやすい傾向が……
すいません本当に。まあ、今後もなるべくこういうことがないように致します……はい。
ではまた次回