あのですね……
アッサside
気が付いたら、紅魔館にいた。一体今まで何が……なんて言うのは冗談で。
まさか人間になったとは思えないけど、よく分からないことになるとはビックリ。あ、まさか彼岸花さんは……生きてた。よかったよかった……。
彼岸花さんが生きてるってことは今はまだ妖力があるってことかな? となると容姿が変わって、力は変わってないのかな? ……んーよく分からないなぁ。
「やぁやぁ、生きていたんだね」
「死んだと思ったんですか」
「別に? 君なら死なないと確信していたからね。だからそんな睨まないでおくれよ」
「そっちこそ、笑いながら言うことじゃないと思いますよ……闇乘弌一護さん」
なんだかんだでこの人と話してるのは楽だ。案外ネタが通じることが多くて楽しいっていうのもあるのかなぁ……。
とりあえず、確かめたいことがあるから動きたいんだけどなぁ……なんでお姉様達が邪魔するのかなぁ?
「あの……レミリアお姉様、フランお姉様。私、体を動かしたいのですが──」
「ダメよ。まだその症状がどこから来ているか分からないのに安易に体を動かさせるわけにはいかないわ」
「そ、それに! あれだけの力を一時的とはいえ出したんだから休まなきゃダメだよ!」
「力……? そういえば私はなんの力を出していたんです?」
「確かあの時感じたのは……」
「妖力と霊力、それに感じずらかったから恐らく神力も出てたと思うわ」
え? 神力? 出せてたんです? え? そこまで私力を秘めてたんですかね? え? すっごい怖いんですけど?! やめてくださいよ、今更神になれましたとか、ちょっと本当に何言ってるか分からない。状態になる。
それに霊力かぁ……純化していたって聞いたけど、それってつまり、純粋な私の力って人と神と妖怪のミックスってことですかね?
うーん、もしくは昔までは妖力しか使えなかったのが、あの人と関わって霊力を持てるようになって、そして闇乘弌一護さんと関わったから神力が持てるようになった……とか? もしそうだとしたら、力の本質は繋がりってことなんですかね?
「おおよそ当たりだよ。繋がりは必要。その上で深い関係にあることが重要なんだよね」
「要するに、繋がりじゃないですか?!」
「そうそう。まあ要するに……博麗霊夢は霊力が使えるかな。元々の種族の話もあるけどね」
「となると……闇乘弌さん無敵?」
「あれ? 結構今更な話をするね。まあいいや、取り敢えずスカーレット姉妹」
「なに?闇乘弌一護」
「まずは体を動かせてあげてよ。なにかないようにはするからさ」
闇乘弌さんがレミリアお姉様と話している。どうやら交渉してくれているみたいで……うん。嬉しいけど、なんかやらせようとしてることがおかしいよね? なに、空中キリモミ回転三千回って……
やるべきは力の解放…あるいは力を使いこなす為の練習では……?
「まあそうなんだけどさ。またあの空間作るの面倒くさくて」(ボソッ
「ボソッと言うことがそれですか……やれやれ」(ボソッ
「そこ! 何ボソボソ喋ってるの!」
「アレ、霊夢。いつの間に」
「なんか愛杉が暴走したって聞いたからいてもたってもいられなくてね」
「そっか、ありがと──「それに!」?」
「不安……いや、異変を起こされたら困るからよ」
「相っ変わらず、嘘が下手だなぁ霊夢は」
「魔理沙!!」
「よぉ、アッサ。私も暴走したこと聞いて、不安で仕方なくてな。それに、なんか嫌な予感もしてたから……な」
「嫌な予感?」
魔理沙が嫌な予感なんて、本人には悪いけど普段特に何も感じず生きていそうだから意外だなぁって。
というか、嫌な予感ってなんぞ? 我そんななんか悪いことした? いや、したはしたけどさ、魔理沙が嫌な予感を感じるほどの嫌な予感って?
「あぁ、まあなんからしくないのは分かってるんだが……アッサが妖怪の範囲を超えるような何かになってまた幻想郷を壊すんじゃないかって思ったんだ」
「幻想郷壊す以外、殆ど当たってるのでは……?」
「え?! 師匠よりも基本スペック高いのにもっと高くなるのかよ?!」
あ、あぁ。なんというか……魔理沙らしいなぁと。やっぱり、魔理沙らしいのはいいことだね(白目)
その人らしさがあるってのは良いことだと思う。と思うけど、霊夢はらしくあると、下手すれば退治されそうだから怖い……。
「ん? 愛杉。何私見てブルブル震えてるのよ? 退治したくなるじゃない」
「理由が酷い?! なんでそういった理由で退治したくなるんです!?」
「えー、何となくかしら?」
なんとなくで仲のいい妖怪を退治しようとする悪魔、博麗霊夢様。今日も幻想郷最強の巫女としてちゃんと生きていらっしゃるんですね。(白目)
「とりあえずさ。アッサ君を精神と時の部屋的なサムシング部屋に連れていきたいんだけどいいかな?」
「もはや隠す気ないですね?!」
「まあいいんじゃないですかね?」
さとりさんの許可も降りたし、別にいっか。
そんなことを思いながら一緒に闇乘弌さんと精神と時の部屋的なサムシング部屋に入ろうとした時、闇乘弌さんの顔が曇っていたことを私は見逃さなかった。
だんだんネタが詰まってきたのはお察しです。
次回もよろしくお願いします