リコリス・ラジアータ   作:暇を司りし神

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いくらなんでも……

 コホンッと闇乘弌さんが咳払いをすると、

 

「とりあえず、その愛情こそ君達のチカラを開放するために必要なことなんだよ」

「絶対後付けですよね? なんなら闇乘弌さん、愛情持ってなにか育てたりしました?」

「いや? ないけど」

「ほらぁ!!」

 

 なんでそんなに適当なんですかね……アッサ困っちゃう、こまっちんぐ○○○先生になっちゃう。

 

「まーた変なこと考えてるよ、アッサ君は……」

「まあ、アッサが変なこと考えてるのはいつもの事よね!」

「お姉様、いつもの事だとそれはそれで困る」

「確かに、アッサさんが変なことを考えるのは日常茶飯事というか……いつ、普通のことを考えているのかと言うか…」

「さとりさん酷い?! 流石にいつもじゃなくてもそこまで変なこと考えてないですよ?!」

 

 じゃあ今は? と聞かれると……ま、アレですね。さとりさんのこととか、なんで闇乘弌さんが【人】であってその力を解放出来てるか、ですね。

 

「「嘘だね」ですね」

「本当は何考えてるの〜?」

「私の鮑のことを考えてました」

「貝合わせしたいとか考えてたね? どぎついの無しって前も言ったじゃん」

 

 バレテーラ(白目) いや、そこまでどぎつくないでしょ?! 普通ですよね!? このくらい……いや、普通じゃない? あれ、どっちだ? 私が無駄に本で下の話とか調べすぎましたかねこれ。いやでも、そこまで調べてないしなぁ……やること無かったからヤることヤってただけですしおすし。いや、アウトだわ。私が悪いわ。

 

「認めたわね」

「認めたね」

「認めましたか……」

「認めちゃったか……」

「認めるのかー」

「皆して酷いな?!」

 

 扱いが酷いのは私慣れないんですよ……シクシク…

 

「はい、じゃあ力の引き出し方も分かったところで修行再開だよ」

「うへぇ……本当にやるんです?」

「やるって言ったからには……殺る気でいきましょう? アッサさん」

「それもそうですね、さとりさん。じゃあ本気でいこうかな」(ポキッポキッ)

 

 うわぁ、嫌な予感がする。みたいな顔をしている闇乘弌さんには悪いけど、その予感。当ててやりますよ。

 

「とか思ってたのになぁ……」

「結局ダメージは与えられずじまいでしたね……」

「いや、君達結構すごいよ。危うく、元の防御力に戻そうと思ったくらいにはマズかった」

「その割にはピンピンしてるよね〜」

「まあ余裕だったし」

「どっちだよ?!」

 

 発言が矛盾だらけになっていく闇乘弌さんを見ていると、多分これ本当にマズかったんだなと思わされる。ダメージこそ与えられてないにしても私達は確実に成長している。そう考えると嬉しくなるものがある。

 

「とはいえ……タナトス並みの防御力と言っても相当あるんですね本当」

「何故か分からないけど、現人神って硬いんだよね。じゃあ今度は攻撃に耐えてみようか?」

「それもあるんかい?!」

 

 その後、私達がサンドバック状態になるのは言うまでもなかった。まだいたいけな少女達を痛めつけて楽しいかコノヤロー!!

 

「え? 一応言うと楽しい」

「このド変態が!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 タナトスside

 

 

 

 

「やれやれ、相変わらず修行修行……飽きないのかしらね?」

 

 私はそう言いつつ、こいしちゃんに取り付けた言わばGPS的なものを通じて、修行ばかりやっている闇乘弌共を見ている。

 なんでGPSなのに映像が見れるかは教えないでおこうかしら?

 

「それにしてもこの調子じゃ、私を倒すのも相当時間かかりそうね〜?」

 

 正直、このままだと退屈で仕方ない。もっと強くなってもらわねばいじめようがない。まあ、強くなったとしても負ける気は毛頭ないが。

 

「このままじゃ時間がかかって仕方ないわね〜……そうだ! この瞬間に出ていけば……」

 

 楽しいことを想像するのは好きだ。なぜなら……って深い意味は無いわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アッサside

 

 

 

 ……そう言えばなんですけど、なんでタナトスは力をつけさせた皆さんを放置してるんでしょうかね?

 なんかその系統で嫌な予感がするような?

 

「あぁ、多分だけど僕達のことを見てるんじゃないかな?」

「見てる?」

「そう、恐らくGPS的なサムシングでね」

「変態じゃないですかヤダー!」

 

 嫌な予感してたとはいえそんな変態な趣味があるとは。恐るべきタナトス、おのれタナトス。私のあんなことしてる時やそんなことしてる時を盗み見てたんですね!

 

「いや、そうじゃない。違うそうじゃない」

「じゃ、じゃあどういうことなんだよ!」

「恐らくだけど楽しむようにとってあるんじゃないかな? 多分……君達が強くなるのを望んでいるようにも思える」

「となると……それを上から叩き潰すのを楽しみにしているってことですか?」

「多分ね……趣味が悪いというか、なんというか」

「どちらにせよ、ならより強くなるしかないですね。それでこそ私の復讐がより強いものとなるんですよ!」

「……だといいけどね」

 

 闇乘弌さんは少し含みのある言い方をしていたが、その時の私はあまり気にしていなかった。別に今のまま強くなっていけばいずれは倒せると思っていたからだ。

 だからこそだ。目の前の真実が信じられなかった。

 

「やっと出てきたわね、ガールズ。待ちくたびれたわよ?」

 

 闇乘弌さんの空間から出てきた時に、目の前にタナトスがいることに。




とりあえずこれで大丈夫かと……
それではまた次回。
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