リコリス・ラジアータ   作:暇を司りし神

50 / 67
修練好き

「お疲れ様。今日のところはこのあたりでいいと思うよ」

「「「「「お、お疲れ様でした……」」」」」

「お疲れ様です……しんどいなぁちくしょう」

「途中参加とはいえ……ここまでとんでもないことさせられるとはね」

「出来れば、一生こんなことしたくないぜ……」

「ん? まだやるけど?」

「「「「「「「「えぇ?!」」」」」」」」

「今日はやらないって言ってるでしょ。また明日ね〜」

 

 そう言って闇乘弌さんはどこかへ消えていってしまった。今回の修練は殺す気で来てるなぁ……ちなみに途中から霊夢と魔理沙が呼び出されて強制参加させられていた。

 霊夢はなんだかんだついていっていたけど、酷いのは魔理沙だ。もう見てられないくらいボロボロになっている。とはいえある程度は手加減してもらっているようで、こちらは血が出ている訳では無い。あくまでボロボロなのは服だけだ。

 霊夢は幻想郷の中で最強でなければならない。でなければ幻想郷のパワーバランスが壊れるから。それを考慮して、闇乘弌さんが霊夢を呼んだのだろう。魔理沙は……多分そのついでかもしれない。

 どんな形であれ、人が増えていくのはありがたいことだ。より、タナトス撃破までグッと近付いたような気がした。

 

「近付いたきがしても、まだまだ遠いのがタナトスなんだけどなぁ……」

「強すぎて困っちゃいますよね」

「まあ、私達が力をつけていけばいずれ倒せるのは確かだ!」

「とは言えど、いつまで向こうが力をつけないでいてくれるかよねぇ……」

「あの調子ですと……まあ相当なことがないと、やらないと思いますよ?」

「だといいんだけどねぇ」

「あのお調子者感はどうあがいても拭えないものがありますよね」

 

 魔理沙と霊夢とさとりさんの言う通りだ。言葉の節々にお調子者の感じがするタナトス。よく分からないけどあの調子なら確かにそうそう強くなろうなんて思わないだろう。

 それにしても今日は疲れた。寝た方がいいよね……? って寝る場所なんて見当たらないけど、どこにあるんですかね?

 

「そういえば闇乘弌さんがどっか行っちゃいましたけど……寝る場所ってどこにあるんですかね?」

「あぁ、それなら先程、闇乘弌さんが「みんなの分のベッド用意しておいたからね〜」って言ってましたよ?」

「さとりさん……そま?」

「マジですよ」

「私お耳おばぁちゃんだ……」

「いや、落ち込まなくても大丈夫だと思いますよ?! あの、戦闘中にそのようなことを喋っていたようなってだけなので!」

「さとりさぁん……」

 

 SMT(さとりさんマジ天使)。もうさとりさん無しだと私はやっていけませんねくォレは。取り敢えず、寝るとしますか。

 

「それでは皆さん。おやすみなスヤァ」

「いや、アッサの奴寝るの早?!」

「愛杉だし仕方ないわよ」

「それもそうですね」

「アッサってここまで寝るの早かったっけ?」

「疲れてるんじゃないかしら? まああれ程体を動かせばね……」

 

 その翌日。私は思いっきり介護される形になっていた。なぜ故?! おい、まだ私は年老いてないぞ! やめろ! やめてくれぇぇぇええええ!!!

 

「いや、昨日あれほど動いてたものだからつい……」

「なんとなく……ね」

「ついついやってしまうんですよね……」

 

 なんでだぁぁぁぁ???!!!? 私は年老いてないし、まだまだピチピチの480歳やぞ! ……あれ? 480歳ってピチピチじゃない? いや、まだロリだから。自分で言うのあれだけど、ロリだから。

 ……ん? もしやロリのせいで介護される形になってる? それ最早育児では? ん? 皆さん何に走ってらっしゃるの? え、怖い怖い怖い。訳の分からない方向に話が飛んでいくの私一番怖いんですよ。

 

「だーかーらー! 昨日あれほど動いていたから、今日はまだ疲れが取れてないだろうな〜って思ってみんな色々やってるんだよ!」

「あぁ、そういう事でしたか。……別にそんな疲れてないわい!」

「あ、あれ〜? そうなの〜?」

「こいしさん見て可愛いって言えるくらい余裕かませます」

「思ってたよりは大丈夫そうだね!」

 

 こいしさん自分のこと可愛いって思ってたのか……それはそれであざと可愛いのでOKです(鼻血)。

 それにしても私今日も同じくらい動く気満々でしたけど……もしかして暫くはこんな毎日が続くのん?

 

「あ、言い忘れてたけど今日は休みだよ?」

「先に言いましょうか、闇乘弌さん?!」

「報告が遅いのは相変わらずなのは困りますね……」

 

 なんだかんだで、闇乘弌さんの報告は一々遅い。困ったものではあるけれど、まあ危ない時とかは基本的に遅くないので万事OKですね。

 

「それにしても……今日休みとは一体何を考えてるんですかね、闇乘弌さん?」

「いやぁ、今まで修練ばっかりやってたからさ。たまにはのんびりしてみるのもアリかな〜って思いまして」

「なるほどなるほど。のんびりですか……」

「そうそうのんび──」

「我々にそんな暇があると思いで?!!」

 

 のんびりしろって言われてのんびり出来るほど今の私達には時間が残っていない。恐らく、闇乘弌さんはたまの休日がいい結果を残すと思っての行動。更には休むことである程度私達の疲れをとってもらおうという魂胆なんだろうけど、生憎とそんな暇はない。

 

「あー……言うと思ったようん。じゃあ今日も今日とて、僕がタナトス並の攻撃力と防御力になるから頑張ってダメージを入れてみてね?」

「やってやらぁ!!!」

 

 結局私はなんだかんだで修練が好きなのかもしれない。




遅れてすいませんでしたぁぁ“〇| ̄|_
なかなかネタが浮かばないもので……今後はあまり修練(の間の)回を書かないようにしていこうかなと…。
戦闘を見たい人も当然ながらいますしね。
頑張って戦闘を書いていきたいと思いますので今後ともよろしくお願いします。
ではまた次回
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。