「今回はサクッと私、アッサが知っている【人】のことについて話していきたいと思います」
「アッサさんが知っていることだけでは足りないと思うので私、古明地さとりからも補足としていさせて頂きます」
「「それでは、どうぞ!」」
そもそもとして【人】というのは主に闇乘弌一護含む、闇乘弌家代々の神よりも上の存在のことを指す。
しかし、必ずしも闇乘弌家の人間だけが、【人】と言われている訳では無い。過去に何例か人間が突然【人】になることがあった。しかし、神達はこれを良しとしなかった。自分達よりも上の存在がポンポンと生まれてしまっては、困る。もっと言うなら、自分たちの立場がないというのもある。
故に、神達は【人】の力を直接取り込むことで、【人】を【人】で無くした。簡単に言えば食べてしまったのだ。神達は【人】を。
無論許されることではない。それにより、神の一部が【人】に成りかけるという事案すら発生した。しかし、どうあがいても神は神にしかなれないのであった。
現人神という人間がいるのは何故だろうか? 簡単だ、人は……人間は過去、【人】になることさえ出来ていたのだ。神になることなど容易い事だ。とはいえ、それはあくまでも繋がりがあったからこそ人間は【人】にもなれたし、神にもなれた。
しかし、【人】である闇乘弌家はよく人間と絡んだりしていたが、神はそうではなかった。神は人間と絡んだりしなかった。自分よりも弱い生物と関わりを持とうとする神はそういなかった。
繋がりは大切だ。それも、自分の種族を簡単に変えてしまうくらいに。それが酷いことを招くとは到底思っていなかった。
話を戻そう。【人】は神よりも強く、どの生物にも負けないほどの力を持つ。しかしそれは、修練をしたらの話である。それほどに、【人】は人間に近いのだ。可笑しいのは闇乘弌家初代当主、闇乘弌一成が異常すぎる存在だったのだ。
彼は誰からも恐れられた。故に、彼の代は大変だった。とはいえ、彼の息子である闇乘弌一護が生まれていることを考えると、なんだかんだ恐れられてはいたものの、必ずしも皆が皆怖がってばかりでは無いと思われる。ちなみに、闇乘弌一成の相手は東風谷早苗というのだから少々驚きである。
話を戻すと、闇乘弌一成は自分の強さに危険を感じ、自分以降の【人】を弱くすると決めた、というかした。
その結果、人間が安易に【人】と関わらなくなっていった。そもそも、弱くするために繋がりが大切ということを教えていった。
しかし、とある事件が起きた。闇乘弌一成の妻である東風谷早苗が息子である、闇乘弌一護に産まれた時殺されたのだ。あまりの強さゆえだ。闇乘弌一成は思ってもみなかったが、東風谷早苗は予感していた。だからこそ、産んだ……らしい。それは闇乘弌一成が東風谷早苗の日記を読んで知ったことらしい。
そして、当の闇乘弌一護はあまりよく覚えてないらしい。何しろ、産まれたのは本当に昔のこと。宇宙がビックバンを起こす前の話だ。
昔の宇宙はとても小さかった。しかし、その代わりカオスにまみれていた。だから沢山の可能性があった。
今もそうだが、沢山の世界がある。それは平行世界的な意味ではあるが、昔は平行していなかった。同じ場所が同じところに、重なっていた。重複することも多々ある。
何故こうなっているのか誰にも分からなかった。だが、誰も疑問には思わなかった。せめて言うなら、ビックバン後の大量の平行世界が生まれたことの方が皆疑問に思っていた。
話を戻す。闇乘弌一護は明らかに異常ではあった。しかし、闇乘弌一成ほどではなかった。なんだかんだで闇乘弌一成よりは弱かった上に全くもって戦闘に向いていなかった。だからこそ、闇乘弌一成は修練をさせ始めた。吸収はとても早かった。だから、闇乘弌一成はまた【人】に規制をかけた。それは成長速度だ。
だからこそ、愛杉・アッサッスィーノ・スカーレットはあまり成長が出来ていない。
でも、闇乘弌一成は誰にもその事を話してはいない……筈だったが、闇乘弌一護に聞かれていたようだ。
そうして、【人】になる人間は現れなくなった……筈だった。ここ最近になって、人間が【人】になったり、現人神になったりし始めたという話が上がり始めた。それは、タナトスという新たな現人神の能力のせいであった。
【人】はなんだかんだ、弱いところがある。それは繋がりの消失だ。それが無ければ【人】はみな死んでしまう。故に、闇乘弌家は繋がりを大切にしていた。しかし、他の……繋がっているうちに【人】になっていた者たちは死んでしまった。
それにより、人間が【人】と関わることが無くなってしまった。そうして、【人】はいなくなってしまう……所ではあったが、【人】同士で繋がりあっていれば生きていける。それに気が付いた闇乘弌家はもう人間と関わることが無くなった。
そして、タナトスが現れた。そのタイミングで闇乘弌一成は初代当主を降りた。そして、息子である闇乘弌一護が次代当主となった。
タナトスの問題は、闇乘弌一成から闇乘弌一護への1種の試練であった。当主である為にはどうあるべきかを問うための。
最初こそ、一人でやっていこうとしていたが、時期に一人では抱えきれなくなり、秘書を雇った。
次に、神達に助けを求めた。神達はこれを機に借りを作ってやろうとしていたが、まるで頼りにならなかった上に、見逃していた。結局人間がどうなろうと、世界がどうなっても、どうでもいいのだ。
ちなみにだが、現人神から【人】になれる可能性は非常に高い。人間が【人】になるよりも余っ程。でも確率は元々あまりにも低いのだ。
人間から現人神。現人神から【人】はある種元に戻ったとも言える。【人】は神を生み出し、神は人間達を作り出した。難しいのはここから、現人神になることで人間はある意味、マイナスに近い状態になる。もし仮に、【人】と人間をプラスと考えると神はマイナスなのだ。かと言って、現人神が必ずしもマイナスでは無いのだ。
こればかりはわかりやすく言うことはできない。しかし、人間が現人神になるとより、【人】になりやすくなることは事実だ。
ちなみに妖怪は基本的にマイナスだ。マイナスは人間を取り込んだところで、プラスにはならない。しかし、愛杉・アッサッスィーノ・スカーレットはどういう訳か【人】になれた。理由は完全には不明。恐らく繋がりのおかげということになっているが、また別の理由があるのかもしれない。
また、古明地こいしが、自分が【人】にしたと証言しているが、詳しいところは不明。
「軽くでしたがこれで終わりです」
「分かりにくいことは作者も分かっていますが、どうしてもこうなってしまうのです。すみません……」
「メタもこの程度にしましょう、アッサさん」
「そうですね、さとりさん」
「「では、また次回!!」」
もし分からないことがあれば、感想で聞きますね。なるべく返答させていただきます。(露骨な感想稼ぎ)
ちなみにさとりさんを出したのはこういった隠れていた設定を露呈させるためだったりもします。
ではまた次回。