リコリス・ラジアータ   作:暇を司りし神

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どうも
まーた、書けなくなってきたのでやばいなぁと思っています。
それではどうぞ


練習

 能力の範囲を狭めると言っても、そう簡単なことではなかったです。

 妖力を抑えるとかと同じようにやっても、範囲が狭まる様子がなく……。

 

「うーんとね……。能力を抑え込むにはね、願うといいよ〜」

 

 と、彼から言われたんですが……、願うってなんでしょうか?

 意味は分かりますが、なぜ能力を使うのに願う必要があるんでしょうか? 神様お願い! って感じでしょうか?

 妖力を抑えるのは勝手に出来るようになってましたけど……。

 

「分からないか〜〜、まあ、しょうがないか……。願うって実はさ、妖力とかを抑えるのにもしてるんだよね。それを君は無意識でやってたってわけ。なんで君は無意識で出来るのか僕には分からないね」

 

 なんて言われてしまいました。……え? 願う必要あったんですか!? 知らなかった……。それを勝手に出来てた私はある意味才能あるんですかね?

 まあ、その辺はどうでもいいとして……願うってある意味、吸血鬼とは程遠いもののような気がしますね。吸血鬼は十字架が少し苦手ですから。まあ、私効かないんですけどね十字架。なんならレミリアお姉様はスペカとして十字架扱ってますし。

 

「……十字架って吸血鬼に効果ないんだね。そう設定してないんだけどなぁ…」

「私達が特殊なだけですよ…って設定って……」

「ん? まあ、気にする必要は無いよ。さぁさぁ、サクッと出来ちゃいなよ!」

「むぅ……はぐらかされてあげますよ、仕方なく」

 

 ちなみにどうやって能力の範囲が分かるようになっているかというと、範囲ギリギリのところで彼の人形が立ってるんです。

 それを殺さないように、範囲をどんどんと狭めようってわけですね。

 

「まあ、それが上手く行ったら楽でしたけど……」

「そんな簡単にはいかないか〜……君なら出来る気がしたんだけどなぁ?」

「むっ、言ってくれますね。私だってスカーレット家の名を背負っているんですから、楽勝ですよ」

「おっ、言うねぇ。まあ、取り敢えずさっき言った願うことを忘れずにね」

「分かってますよ。願うくらい簡単ですよ」

 

 と、言って数時間…いや、数日後……。

 何とか範囲が狭まってきた! とはいえ、まだ数キロ範囲を狭めなければならないらしい……。長すぎでは?

 ちょっと私寝てた間になにしてんの!? って気分ですよ。なんでこんなに範囲広くなってるんですかね私は……。

 

「どーやら君を倒そうとして、幻想郷の人達が総出で力を君に向かって放ったらしいよ。それで君がその力を吸収して、より範囲を広げたってわけだね」

「……なんとも言えない気分なんですけど」

「流石に哀れ……とも言いづらかったよ、うん」

 

 私を倒そうとするとは……もしかしてそれほどまでに能力が暴走していた?

 そう思うと申し訳ない気持ちと、より能力を制御出来るように頑張らなくてはと思う。

 とはいえまだ何日、何ヶ月とかかりそうなので、我慢して欲しいところではあるけども。

 

「この数日で半径3キロメートル縮めたかぁ……これは本当に素質あるねぇ」

「え……? 私って元々どのくらいの範囲――」

「地球全体☆」

「……は?」

 

 私は今何を聞かされてるのでしょうかお母様。私の能力は地球全土にまで広がっているということを伝えられたような気がしますが気の所為で――

 

「気の所為じゃないし、現実逃避しちゃダメだよ?」

「あぁ、お母様。私は悪い吸血鬼になってしまいました」

「人間からすれば吸血鬼って基本的に悪く見えるってそんなことよりも! ほら! 早く! 練習! するの!」

「あぁ、お母様――」

「犯人教えるから!」

「え?」

「ん? え? 僕変なこと言った?」

「犯人って……え? 犯人マジでいるんですか?」

「そうだよ? あれ? 予想とかしてなかったの?」

「何故か力が付いてきて、それのせいかと思ってました……」

「……なんというかお気楽? まあ、いいや。犯人今度教えるから、今は練習しようね!」

「はーい……」

 

 そんな訳で私は犯人を教えてもらえるという約束が出来たので、より一層範囲を狭める練習に力を入れはじめた。

 お蔭で数ヵ月後には半径40キロメートル位まで縮まりました。まあ、まだまだ広いんですが……。地球全体と比べたらまだマシですかね?

 

「大分狭まってきたねぇ……。いや本当、よくやってると思うよ」

「なら、そろそろ犯人を教えてくれても……いいんじゃないですかね?」

「そうだね、教えよう。僕らもちょっと危険視してるんだよねそいつは」

 

 その語りから始まったそいつの話は、とんでもなかった。

 曰く、イタズラである宇宙全土の生き物を一度殺し尽くしたこと。

 曰く、イタズラである人の能力を暴走させてその地域を滅ぼした。

 曰く、イタズラである宇宙の神を全員を焼き尽くした。

 彼は死を司り、人の能力を暴走させる能力があるという。そして、大のイタズラ好きとまで来た。彼も……闇乘弌一護さんもかなり手を焼いているということだった。

 ちなみに、闇乘弌さんの名前は練習中に尋ねて知りましたとさ。

 そして、彼の名はタナトス。

 様々な神がいるらしいが、タナトスほど周りの神から嫌われている神はいないらしい。

 

「まあ、この位しか知らないけど……取り敢えず僕が犯人でないってことが分かればいいよ」

「ですが……なぜあなた達はタナトスを放っているんですか?」

「うーん……彼は新参者でね。神界に来てから僅か3000年しか経ってないからなんだよね。それに現人神だし」

「でも、だからといって……」

「そうなんだよねぇ……。そろそろやりすぎの域も超えそうだし、もし今度会うようなことがあったら、少し懲らしめておくよ」

「私も……会うようなことがあればですけど、能力を叩き込んでやりたいです」

「まあ、まず君は能力の範囲を狭めることを続けるんだね!」

「うッ! わ、分かりました……」

 

 そんな会話をして十数日後……。やっと範囲を自分の体のちょっと外側まで狭めることができました。

 そして言い渡されたのは……、

 

「よし、次は範囲を自由に操れるようになることと、範囲内全員を殺さないようにする訓練ね!」

 

 今まで以上に厳しい訓練でした。




どうだったでしょうか?
いつも通りって感じでは無いですね。私の小説に訓練はなかったので()
ではまた次回
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