リコリス・ラジアータ   作:暇を司りし神

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どうも。
今日はちょっと忘れ気味でしたね。
後、いつも誤字報告ありがとうございます。助かってます。
それではどうぞ


まだ練習

「範囲を自由に、ですか。それ自体は簡単な気がしますけど……範囲内全員を殺さないようにするってのが難しすぎやしませんか?」

「とりあえずは範囲を自由に操れるようにしとけばいいよ〜〜。まあ、簡単だろうけ――」

「もう出来ますけど?」

「……ちょっと優秀すぎない? 僕びっくり」

 

 闇乘弌一護さんを驚かすことに成功して、私が喜んでいると、彼は急に怒ったような顔をして、

 

「よーし、じゃあ追加で君のもう一つの能力を操れるようにと、範囲内全員を殺さないだけじゃなく、範囲内の特定の物を殺せるようにしようか」

 

 意外と闇乘弌一護さんは短気なのかもしれません。というか訓練の内容、ストレイツォかってくらい容赦なさ過ぎやしませんか? それにもう一つの能力って……。

 

「訓練の内容は元々そうする気だったからいいの。それともう一つの能力は自分で気づくこと!

まあ、分からないようならヒントは出すから」

 

 闇乘弌一護さんがどういう人なのか掴めたようで掴めないのが、ここ最近の悩みなような気がします。

 というか早く訓練しないと……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 また数ヶ月後……。何とか範囲内全員を殺さないようになりました。ですが、中々特定の人だけを殺すってのが難しいです。

 ……昔は出来てたんですけどね。おかしいなぁ……、能力が変化したのかな? と思って闇乘弌一護さんに聞いてみたら、

 

「あれ? 言ってなかったっけ? タナトスに暴走させられた能力は勝手に昇華するんだよ」

 

 と、言われました。何故か一瞬だけタナトスが可哀想に思いましたが、まずそれをどうやって観測したのかが分からなかったです。

 まあ、その後また闇乘弌一護さんによるタナトス講座が始まりましたけど……。

 簡単に言うと、能力をキチンと使いこなせてる人にはタナトスの能力が効かないらしいんです。その代わり、能力昇華はされるそうです。哀れ、タナトス。

 まあ、やってきたこと的にそのくらいは何か得がないとダメかな……と私は思いましたはい。

 

「んー…これでタナトスのある種、弱点とも言えるところは教えられたかなぁ?」

「おそらくは……。レミリアお姉様なら、もしかするとタナトスの能力効かないかもしれないですね」

「そーなの? それなら安心だけど……、ま、あくまでも能力を暴走させるのが効かないだけで、死を司ってる方のは効いちゃうから気を付けてよね?」

「分かりました。なるべく……ですけどね」

「なるべくって……、まあ、気をつけようもないか。あ、そうそう因みにタナトスは女だよ」

「へー…って、えぇ!? 女なんですか!?」

「女だよ? それもそれなりに大人っぽい」

「なんか……想像つきませんね」

「しょうがないでしょ、あんなことしてれば。とりあえず、ほら! 練習、練習!」

「わ、分かりました」

 

 練習とはいえ、殆ど願ってるだけですけど。

 問題がもう1つの能力……、それが全く分からない。どうすれば分かるんだろうか……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 数ヵ月後……。

 

 やはりというか、まだまだ訓練は足りないみたいで……。全員とまではいかないにしても、やはり複数人殺してしまう。

 まだまだ願うことが足りないのだろうか?

 

「うーん……、本当は願ってるくらい、無意識のうちにでも出来るようにしなきゃダメなんだよね……。そうでもしないと、寝ている間にまた同じこと繰り返すでしょ」

「うっ、そうなんですよね……。でも中々それが出来なくて……」

「……とりあえず一つずつ課題をクリアしていこうか。眠っている時もってのは最終課題だね。まずは誰も殺さないようには――」

「出来ますね」

「よし、なら一人ずつの方から取り掛かろうか。多分その方がいいでしょ」

 

 闇乘弌一護さんがそう言って、お嬢様が使用人を呼ぶ時のように手を叩く。するとゴゴゴという地響きの後、滝がその場に現れました……滝?

 

「なんで? って思ってるでしょ? 滝行はいいよ〜。願うことが強く出来るから」

「かと言って、滝にうたれに行くのは私ちょっと……」

「まあまあ、やってみなって。ちゃんとそれっぽい服も用意してあるから」

 

 そう言って闇乘弌一護さんが取り出したのは白装束でした……。私この後首がゴキっとか言って死なないですよね? いや、妖怪だしそんなことないか。待って、流水はマズい。

 

「大丈夫大丈夫、君なら出来るよ」

 

 そう言って聞かない闇乘弌一護さんには困ったものです。しょうがないので今回も折れてあげますよ。まったくぅ」

「途中から声出てるよ」

「えっ!?どっ、どこから……」

「そう言っての辺りからかな」

「サイショカラジャナイデスカヤダー」

 

 そんな茶番もありつつも、結局、私は滝にうたれることになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 数分後……。

 

 白装束に着替えた私は今、どうやって滝にうたれようか考えていた。

 というのも、流水は吸血鬼の中でもかなり厄介なもの。霊夢and魔理沙と初めて逢った日も雨が降っていたが、あれはフランお姉様が外に出ないようにとパチュリーが魔法で降らせていたのだ。

 とまあ、流水は吸血鬼にとってかなり危険……それも全く効きやしない十字架よりも、ということが分かっていただけたでしょうか。

 

「必死になって滝にうたれまいとしてるのは分かったけど、君の能力で弱点も殺せるよ? 初めて会った時も、太陽が出てたのに君は平然と歩いていたじゃないか」

 

 それもそうだった。だけど、あれは無意識でやってたからなぁ……。やり方分からないな〜チラッチラッ

 

「……君ねぇ声に出さないとダメだからね?」

「そう言いながらも最終的に教えてくれるあたり優しいですよね闇乘弌一護さんって」

「なんかムカついたからやり方教えてあげなくていいかな?」

「やめてください死んでしまいます」

 

 そんなやり取りの後、闇乘弌一護さんにやり方を教えてもらい(考えてみたらなんで知ってるのかが分からないけど)、なんとか滝行に入ったのだった。




どうでしたかね…
いやぁ最近仁王2にハマってしまい、書きだめができない状態で……
多分あと3話投稿したら、完全に不定期投稿になるかもしれないです。
まあそれでも、この小説だけは完結させたいですから書きますけどね。
それではまた次回
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