「ただいま~」
と俺たちは誰もいない自宅に戻ってきた。
「さて、オーフィスが腹を空かせてるみたいだから、さっさと晩御飯にしますか。」
「我、空腹」
「はいはい、分かってるよ」
そう言いつつ、家に入りながら、リビングにオーフィスと新しく家族として迎えたミッテルトおて、
俺はキッチンに向かう。
「てか、ミッテルトを迎えるにあたってお祝いでもしておこうか。オーフィス、今日は軽くごちそうだぞ?」
「我、たくさん食べる」
「任せろ、今日は久しぶりに頑張るからな!」
さて、まず何を作ろうか。と考えていると……
「あの……ちょっといい?」
「ん、ミッテルト?何だ、今お前の歓迎会用の料理を作るので忙しいんだが…?」
「いや、あの………その子、何者なの?しかも、オーフィスって呼ばなかったかしら?」
ああ、そのことね。
「そうだな、確かに呼んだな」
「ん、我、オーフィス」
そういうとミッテルトの顔は驚愕に包まれる。
「は、え?じょ、冗談、よね?」
「別に冗談ではないんだがな………。ああ、そうだちょうどいい。お前に聞いてみたいことがある……」
「煉、ご飯。我、早く食べたい」
オーフィスが機嫌悪くなっていた。
そういえば、遅くて、しかもお腹が空いたからわざわざ迎えに来ちゃったんだったな……
「悪かったよ、オーフィス。今度、一緒にお出かけしてやるから機嫌直してくれ……」
そう言いながら、俺はオーフィスの頭を撫でる……
「……………分かった」
「そうか。さて、そういう訳だから、話は後にしてくれ」
そう、おれはミッテルトに言う
「まあ、いいけど………絶対だかんね?」
「分かってるよ。とりあえず、ご飯にしよう」
「我、早く食べたい」
「了解、それじゃ、ちょっと待っててくれ」
俺は、料理に集中する
そして、少しして……………
「よーし、それじゃ、いただきます」
「「いただきます」」
さて、ようやく晩御飯にありつけたな。何だかんだで長い一日だっただったな……
などと、少し黄昏ていると
「我、おかわり」
「うん、オーフィス早すぎないだろうか?」
相変わらずはやいな~。てか、この小さな体のどこに入っているのだろうか?胃袋も無限だったりするのかな?
「あんた、料理できたのね?」
「ん、ああ、一応な。で、味の方はどうですかな、ミッテルトさん?」
「まあ、普通においしいけど……」
うん。どうやら味の方は問題ないようだな。なら、食事がてらさっきのこと聞いてみようか……
「ミッテルト、ちょっと質問していいか?」
「なによ?」
聞きながらスープを飲んでいる彼女に、オーフィスを指さしながら質問する……
「こいつ、オーフィスって言うんだけどさ。無限の龍神なんて呼ばれてるみたいなんだけど、どのくらい有名なのかなって?」
「ぶふぅぅぅ!」
スープを吐き出されてしまった
「ミッテルト、スープ、そんなに不味かったか?」
だとしたら少しショックだな。スープだけに関してはそれなりに自信があったんだが……
「そうじゃなくて!!はあ!?ほんとにあのオーフィスなの!?」
どうやらそっちじゃないようだ……
「ああ、多分そのオーフィスじゃないか?つか、やっぱり有名なんだな」
「当り前よ!あのね、この世界にオーフィスのことを知らない奴なんか居ないわ!神すらも恐れたっていうほどの最強のドラゴンなのよ!?そんな、最強の存在が!何でこんなところにいんのよ!?」
「俺の家族だ」
「我、煉の家族」
「…………はあ」
何やら、脱力していた。どうかしたのだろうか?
「ていうかオーフィス?お前、やっぱり凄かったんだな?」
「ん。我、グレートレッドを除いて、最強」
あ、やっぱりグレートレッドさんには勝てないわけね。それより………
「そもそも、グレートレッドって奴はなんなんだ?」
「…………次元の狭間に存在する、黙示録に記されている赤い龍のことよ」
ミッテルトは何やら疲れているようだ。どうしたのだろうか?
「『真龍』と呼ばれている不動の存在よ」
「不動?」
どういう意味なんだろうか?
「その名の通り、決して揺らぐことのない最強の存在。それが、グレートレッドよ」
なるほどね、そういうことか。あれ?そういえば………
「なあ、オーフィス。確か前にグレートレッドが邪魔で帰ることができないとか言ってなかっか?」
「そう、我、グレートレッドを倒して静寂を得たい」
………?ど、どういうことだろうか?
「えっと、静寂っていうのは?」
「次元の狭間。我、グレートレッドを倒して帰りたい」
…………え、それはつまり………
「オーフィス、ここから出ていくのか?」
そうだ……。帰れないだけでオーフィスには帰りたい場所がある……
ってことは何時かは帰ってしまうことなんじゃ……
「ん?何故?」
……………あれ?
「い、いや、グレートレッドを倒したらそこに帰る訳だから。お別れすることになるんじゃ……」
「…………………………あ」
あ?あってなんだ!?
「我、静寂を得たい」
「え?ああ、うん」
「でも、煉と離れるのは、いや」
………そう、か……
「………俺、静寂とかなんとか、全然分かんないんだどさ………俺は、オーフィスがいなくなったら寂しい。だから…………」
俺はオーフィスを抱きしめながら言う
「……ずっと俺と一緒にいてくれないか?」
「我も、煉と一緒にいたい」
「そう、か……そうか!」
俺は泣きそうになりながら、オーフィスを強く抱きしめる…
「頼むから、俺を置いていかないでくれよ?オーフィス」
「ん、我、煉とずっと一緒」
「ああ、そうだな…………」
「あ、あのさ。うちを置いて話を進ませないで欲しいんだけど…………」
…………忘れていた
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まあ、そんな感じで次の日学校に来ると……
「初めまして、アーシア・アルジェントと言います。こちらの生活は慣れていないので、ご迷惑をかけるかもしれませんが、どうぞよろしくお願いします。」
先日のシスターさんが転入してきていた。
「兵藤、どういうことだ?」
俺は近くの兵藤に説明を求める
「いや、アーシアは部長の下僕になったわけだし、入学してオカルト研究部にいた方がいろいろやりやすいだろうってことで、部長が入学させたんだよ」
「ふ~ん、なるほどね」
まあ、確かに悪魔稼業とかするならその方がいいだろうな……
「てか、煉。昨日のあの子本当に何者なんだ?マジで殺されるかと思ったぞ……」
ああ~、まあ、聞かれるよな……
「まあ、俺の家族。今はそれで納得してくれ」
「家族、ね~。まあ、お前がそういうんなら別にいいけどさ。いつかちゃんと話してくれよ?」
「ああ、分かってるよ」
まあ、条件つきなら教えてもいいだろうか?でもこいつ、隠し事とか苦手だしな。部長も何となく感づいてるかもだしな………
放課後
「さて、それじゃ部室に向かうか」
「ああ、そうだな。アーシア!」
兵藤がアーシアさんを呼ぶ
「イッセーさん?どうかしましたか?」
「いや、そろそろ部活に行こうと思って」
「なるほど、分かりました。ところで……そちらの方は?」
俺の方を疑問そうな目で見てくる
「そういえば、ちゃんと顔合わせするのはこれが初めてだな。初めまして、俺は如月 煉だ。煉と呼んでくれ」
「煉さんですね。私はアーシア・アルジェントと言います。アーシアで構いませんよ」
「そうか。なら、アーシアと呼ばせてもらうかな」
「さて、自己紹介が済んだならさっさと行こうぜ?それと………煉?」
「ん?なんだ、兵藤?」
「そう、それだよ」
ん、それ?何のことだ?
「お前さ、いい加減俺のこと名前で呼べよ。これでも俺は、お前のこと親友だと思ってるんだぜ?」
なんてことを兵藤に言われてしまった
「よく真顔でそんな恥ずかしいこと言えるな、イッセー」
「な!?お、お前な!俺は結構真面目に…………って、あれ?」
「これで、いいんだろ?さっさと行こうぜ?アーシア、イッセー」
「あ、ああ、そうだな!」
「はい!」
そんな感じで俺たち三人は部室に向かう
そこまでは、本当によかったのだが………
「で、煉?いい加減話す気はないかしら?」
やっぱり部長は納得していないようだ……
「いや、だから家族ですって。それじゃダメなんですか?」
「そんな言葉で納得しろと?」
まあ、無理か。めんどくさいな~
「何と言われようと、あいつは家族です。それ以上話すことはありません」
「なら、力づくでも聞かせてもらわなくなるわよ?」
「……………それ、本気で言ってますか?」
『ッ!!?』
俺は殺気を放つ。
いつから殺気なんて出せるようになったかって?
ちょっと力が上がったからそれとなく出せるようになったんだよ。
なんて、考えているとイッセーが……
「部長………煉の家族のこと、納得してはくれませんか?」
「イッセー?何を言ってるの。あなたも昨日感じたでしょう?あの子は危険よ」
「でも、あれはこちらからちょっかいかけたようなものだし…………彼女はこちらが何かしない限り問題はないと思います。そうだよな、煉?」
「え?まあ、そうだな……」
「だそうです。ですから、お願いします!」
そう言ってイッセーは頭を下げる。おいおい………
「おい、イッセー。これはお前が頭を下げることじゃないんだぞ?」
「それでも、お前は俺の親友だ。それに、俺はお前らに助けてもらった恩を返したい」
「あ~、いや、確かに助けたけどさ…………」
そんな感じでイッセーと言い合っていると………
「はあ…………分かったわ」
「「部長?」」
「彼女に関しては、イッセーに免じて見逃しておくわ。ただ、そのうち必ず話すこと。良いわね?」
「は、はい!ありがとうございます、部長!煉、お前も頭下げろよ」
「いや、だからお前が感謝する必要はないと思うんだが………」
まあ、こいつ相変わらずお人好しだよな。
「あ、そうだ。部長、今日はもう帰らせてもらいます」
「…………あなた、今来たばかりよね?」
半眼で部長に睨まれる。いや、だってな………
「昨日、遅かったせいで、あの子は不機嫌なんですよ。なので、例のごとく家族サービスに向かいます。」
「はあ、あなたは本当に変わらないわね………」
「あはは、すいません。」
「まあ、いいわ。行ってらっしゃい」
「あら、意外にあっさりですね」
「どうせ、止めても聞かないだろうし。あの神器を使われたら堪ったものではないわ」
ああ、確かにね。まあ、無限化については言ってないけど……使わなくてもそこそこ強いからね
「そんじゃま、帰らせてもらいますよ~」
と、帰ろうとしたのだが………
「あ、そうだ。小猫?」
「………なんですか?」
「今日、あいつと前のカフェに行くんだけど………一緒にくるか?」
「…………………………おごりですか?」
「まあ、今回は食べ放題ではないがな…………」
前は、うん。あまり思い出したくないな………
「行きます」
即決であった
「小猫!?どこに行くのよ!!」
「いえ、今日は確か特に仕事がないはずなので……デザートを食べに」
「あなたね!………いえ、確かに今日は指名はないけれど………」
「では煉先輩、早く行きましょう。ケーキがなくなる前に!」
「いや、あの小猫ちゃん?あのカフェは滅多なことではなくならないと思うんだけど………」
「善は急げです。行きましょう」
ああ、ケーキのことで我を忘れている。食べ放題ではないのは、理解してくれているよね?多分……
「言っておくけど、一回俺のうちに寄るからな?」
「分かってます。行きましょう」
大丈夫だろうか………
「それじゃあ、部長。失礼します」
「失礼します……」
そうしてその場を後にする
そして、一度家に帰ってみんなでカフェに来たのだが………
「ちょっと、煉!何で、悪魔が一緒にいるのよ!?」
「後輩なんだよ。つか、ミッテルト、食べるなら静かに食え」
「もぐもぐ」
「~~~~ッッ!」
三者三様である。
しかし……
「……………すいません、おかわりお願いします」
「我も……」
「いや、二人とも?今日は別に食べ放題じゃ………」
「うちも、これを追加で」
「…………………はあ」
つい、ため息が出てしまう。金は……足りるだろうか………
「ちょっと!それ、うちが頼んだやつじゃん!?」
「弱肉強食」
「早い者勝ちです…」
………まあ、案外楽しんでそうだし………いいのかな?
どうも、疲れました。
ほんとに徹夜しましたね
内容は…………どうだったでしょう?
まあ、とりあえずは一章は終わりですね。
でも、二章に入る前に、番外編で使い魔編やりたいですね~
あと、今週末から就職でかなり投稿が困難になると思います。
なので、二章の途中で結構間が開くと思いますので、ご容赦ください