少し飛ばして行こうと思います
朝
日の光が入ってきて、まぶしくて目が覚める……
「朝か……」
さて、どうしたものか
「すぅ……すぅ……」
いつもの通りにオーフィスが俺に抱き着きながら寝ているわけなんだが……
「あれは、夢か?いや、その割リアルだったよな……。」
そう言いながらオーフィスをゆすりながら起こす
「オーフィス~、朝だぞ~」
むくり
「ん……煉、起きた」
「ああ、おはよう…オーフィス」
「おはよう」
まあ、とりあえず………顔を洗いに行こうかな
そして、朝食を食べながら俺は、昨日のことを聞いてみる…
「なあ、オーフィス?昨日のって、夢じゃないよな?」
「ん……違う…」
やっぱり夢ではなかったようだ………。ならば一応いくつか質問して疑問を晴らさないとな~
あ、でも学校あるしな………。いや、待てよ?昨日のが夢じゃないとすると、あのいきなりどっか
から出てきたグレモリー先輩は何者なんだろうか?あの人は味方なのかな?わからん……、でも
学校行くと絶対会うよな………。まだ一人で会うのは難易度高いな…。
「よし!今日は学校休もう!」
「ん?今日、学校、行かない?」
「ああ、そのかわりいくつか質問して現状を把握したいんだけど………いいか?」
「ん……構わない」
「よし、それじゃまずは……朝食食べちゃおうか」
「ん………」
うん、とりあえず朝食べないと頭回らないからね
そうして、食べ終えたあとオーフィスに対して質問を始めた………
「まず初めになんだが……、オーフィスって何者?」
「我、無限の龍神《ウロボロス・ドラゴン》オーフィス」
「ん?ドラゴン?」
あれ、今ドラゴンって言わなかったか?
「そう、我、ドラゴン」
「俺のイメージのドラゴンって、もっとこう……でかいイメージなんだが………」
「ドラゴン、成長すると、人に化ける術、使える」
「ああ、なるほど……そういうパターンか………」
マジか……ドラゴンか………。予想の斜め上に来ちゃったな。でもな~、背中に羽が生えた奴がいるなら
ドラゴンくらいいてもおかしくないかな……
「じゃあ、昨日兵藤を………、って、あ!!」
そうだよ、兵藤!あいつどうなったんだ!?確か、腹に穴開けられてヤバそうだったんだが………
「なあ、オーフィス。俺のほかにもう一人、同じ制服着てたやついただろ?あいつは……
あの後、どうなったんだ?」
「ん……ドライグ、生きてる……」
「ん?ドライグ?ってあいつのことか?」
「そう、あの者、生きてる」
「そうか………そうか!生きてるのか、あいつ!」
まあ、ドライグ云々は後で聞くとして、とりあえず
「話がそれたけど、昨日襲ってきたあいつ…。羽が生えてたから人間ではないと
思うんだけど、何者なんだ?」
「ん……、あの者、堕天使」
「なるほど、堕天使か…」
まあ、突っ込みは後に回そう………。とりあえず全部聞いてから考えよう、うんそれがいい。
「じゃあ、グレモリー先輩……あのいきなり出てきた女の人は何者なんだ?」
「あっちは、悪魔」
悪魔か……。堕天使、悪魔……。見た感じ、敵対してたよな?まあ、あの堕天使?を
止めてくれたし、悪い人……、てか悪魔か、まあ、いいや。とにかく悪い人では
ないと思う。多分。
てか待てよ?堕天使がいるなら………
「なあ、オーフィス?堕天使がいるならもしかして、天使とか神様とかもいたりするのか?」
「ん、天使もいる」
そっか、やっぱりいるのか。世界は広いんだな~、うん。
「でも、聖書の神は、死んだ」
うん?聖書の神って、あの協会とかで信じられているあの神だろうか?
「マジで?神様いないの?」
「そう、昔、三つ巴の戦争で、魔王と神は死んだ」
あれ、今なんか重大なこと言わなかったか?
「オーフィス、今の話もう少し詳しく頼む」
「ん………分かった」
そして、先ほどの戦争について詳しい話を聞かせてもらった
何でも、この世には神話体系というものがいくつか存在しているが、聖書にしるされている
もっとも有名な者たち………悪魔、堕天使、そして天使と神………。
この三勢力において戦争があったらしい。
ここからは、戦争は関係ないが、何でも三勢力が戦争中に一度だけ手を取り合って戦ったこと
があるのだという。なんでも、ドラゴンの中でも二天龍、もう名前からして強そうな奴らなのだが
実際、強いらしい。そんな奴らが、戦争の最中にあたりの戦争など気にせずに大喧嘩を初めてしまったらしい。三勢力の被害は甚大で、仕方ないから協力して先にその二匹を倒してから戦争を再開しようという話になったらしい。
それなら普通に手を取り合った方がいいのでは?とも思ったが、まあ戦争だし仕方ないかな……
まあ、その二匹を倒して神器?に封印した後で戦争再開。神と魔王は死んで、これ以上の戦争は
無意味だろうってことで戦争は終結したが、敵対関係ってのはかわらないらしい………
ていうか………
「なあ………神器って、なんだ?」
そういえば、昨日の堕天使?もそんなこといってたような………
「神が作ったシステム、の一部」
「システム?」
「そう、システムによって、神器、稀に人間か、人間の血を引く者に宿る」
「血を引く者……。ってことは、ハーフとかクォ―ターにも宿るのか?」
「そういうこと」
ふむ、神のシステムね……。まあ、いいか。じゃあ、他に聞くことは………
「そういえば、聞いてなかったけど……、何で兵藤のこと、ドライグ?って呼ぶんだ?」
「ん……あの者、ドライグの宿主」
宿主?ってことは……
「あいつにはその、神器………セイクリッド・ギアが宿ってるってことか?」
「そう、二天龍、赤い龍……ドライグ」
は?二天龍って確か……
「さっき言ってた、戦争で大暴れした龍の片割れか!?」
あれ、じゃああいつ……実はすごいんじゃないだろうか?
てか、まてよ。なんか一番気になることきいてないような………………、あ!そうだ!
「なあ、オーフィス。俺昨日さ、オーフィス来る少し前になんかいきなり右手に灰色の籠手?
みたいなの出てきたんだが……、あれがもしかして神器ってやつか?」
「………多分、そう」
「え……、多分?」
「そう、煉の神器、出ているときも力、感じなかった……」
力が感じない?てか力を感じるものなのだろうか?二天龍とやらを神器に封印したってことは
封印のためのものだろうか?
「オーフィス、神器ってそもそもどうやって使うんだ?」
「神器、種類、たくさんある。ドライグのは、力を十秒ごとに、倍加する」
「え?ずっと倍加してくの」
「ん……ずっと。でも、体、もたないと、無理」
「ああ、なるほど。負担がかかるわけね」
まあ、神器とやらは理解した。要は先天的な能力付の装備アイテムのようなものだろう。
とりあえず今はこんな認識でいいはずだ。問題は………
「俺の神器はなんなんだろうな?」
「ん……煉、もう一回、出してみる」
「いや、そもそも出し方がわからないんだけど……」
「一度出せた、なら多分、出せる」
なるほど、そういうものなのか……。じゃあ、あの時みたいな心情で行けば何とかなるだろう…
えっと確かあの時は……
「…………」
「ん?煉、どうかした?」
「え!?いや、なんでもない大丈夫!」
やばい。意外と改めて考えるとなると、はずいな………
まあ、いいか……
「せーの、はあ!!」
と、右手に意識を集中しながらあの時の心情を再現しながら気合を入れてみると……
カッ!
何やら光った後に、右手を見てみると……、昨日見た、灰色の籠手が現れた
「ふむ、出てきたな」
「ん………」
ぺたぺた
「やっぱり力、感じない」
「力がないって、何も能力的なのがないってことか?」
「そう、我も初めて見る」
マジか。具体的に無限の龍神てのがどういう存在かは、あまりわかってないが……、名前からして
多分すごいのだろう。そんなオーフィスが知らないとなると………、逆にレアじゃね?
いや、まてよ?能力が何もない。二天龍を神器に封印。つまり、神器ってのは器だ。本来、何かしらの力が宿ってるのが、神器。なら、何も宿っていない、器だけの神器なら………
「なあ、オーフィス?この神器、中身からっぽならさ……、何かをこの中に封印するか、
何かの力を注ぎこめば………神器、使えるようになるんじゃないか?」
「……ん………、確かに……、そう」
「だよな!?なら、一緒に何か封印するか、何かの力を注ぎこんでみようぜ!?」
そうだよ、中身がないのなら……入れればいいじゃない!
まったく、昔の人は素晴らしいことを考えたものだな!
ぐいぐい
「ん?どうした、オーフィス?」
「ん………、注ぎこむだけなら、我の力、入れてみる」
「あ、確かにそれならどっかに探しに行く手間が省けるな。じゃあ、お願いしていいか?」
「ん………、我、頑張る」
おお、あまり表情には出てないが気合が入ってる。なんだろう俺のために頑張ろうとして
暮れているのだろうか?やばい、スゲー可愛い。ただ、見た目幼いしな……
いや、可愛いければ問題ないだろう!ロリコン?ハッ、知ったことか!
「それじゃあ、今からいれてみる」
「よっしゃ、どんと来い!」
てか、本当にオーフィスの力で良かったのだろうか?もっと強そうなやつとか頑張って封印した
方がよかったのでは?いや、でも無限の龍神って明らかに強そうだよね?
実際、どのくらい強いのだろうか?
「そういえばオーフィスってさ、どのくらい強いんだ?」
ふと気になった質問だったのだが………
「我、グレートレッドを除けば、最強」
「………………………………は?」
直後……
ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!
「え?え?え!?」
なんかすごい勢いで力が注がれている。てか最強?その前に言ってたグレートレッドを
除いて最強って………、冗談ではないだろうし、まあ、今目の前の光景を見れば信じる他
ないだろう。てか、そんな存在の力を注ぎこんだら……どうなるのだろうか、俺の神器は?
オオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォン
どうやら終わったようだ……
「ん………、自信作」
「まあ、作ったわけじゃないけどな?でも、とりあえず……ありがとな」
そう言って笑いながらオーフィスの頭をなでる。
「ん…………、これ、いい。もっとなでる」
「はいはい、わかったよ」
「ん…………」
ああ、もう可愛いなこいつ!?まあ、なでるのも重要だが、まずは……
「さて、じゃあこいつはどんな感じになったのかな?」
そう思い、右手を見てみるとそこには…………
灰色だった籠手はまさに漆黒というにふさわしい色合いになっており、その籠手を覆うように
鎖のようなものが絡まっている。
「さっきとは打って変わってかっこよくなったな」
「煉、満足?」
「ああ、さっきとは大違いにかっこよくなったし、気に入ったよ。ありがとうオーフィス」
そう言って、また頭をなでる。
「ん……、我も、満足」
どうやら、頭を撫でられるのが気に入ったようだ。今度からは頻繁になでてあげよう。
さて、それじゃあ……さっそく使ってみますか!
「と、思ったはいいももの……、どうやって使うんだろうか?」
「ん……、大体、使おうとすると、使い方、頭に入ってくる。」
「なるほど………。う~ん。…………ん!!?来た!来た感じする!」
なるほど、なるほど…………、ん?
「なあ、オーフィス?無限ってなんだ?」
「無限は無限」
えと、つまり?
「力の単位が無限ってことか?」
「そう、我の力、無限」
それ、もはやチートじゃね?え?てことは、この能力って………
「煉、どんな力だった?」
「なんか…………、無限になれるって」
「そう、なら、我と同じになる」
いや、マジか。なら最強じゃん。よし!
「なら、さっそく使ってみるか」
え~と、まあやり方はわからんが………、気合で何とかなるだろ、うん。
「ハアアアアアア、ハアッ!!!」
『Infinite !』
「おお!?力が溢れt………」
『Burst』
グラッ
ッッ!!?やば!
「?………煉?大丈夫?」
「ああ………、何とか………」
ヤバい、そうだよ忘れてた。さっき言ってたじゃねえか。倍加しても体が持たなければ意味がない。
てか、今のはまずい『Burst』って明らかにまずい感じじゃん。よく無事だったな俺。
まあ、体が追い付かないのは仕方ないとして、現状………、仮に無限化と名付けよう。
この無限化、持ったのは0.5秒くらいか?これくらいでも奇跡みたいなもんだと思う。何せ無限だし
ってことは………、なるほど、『もう一つ』のこの能力は無限化を使うための布石な訳だ………
「なあ、オーフィス?昨日みたいな堕天使は、まだこの町にいるのか?」
「ん…………、まだ、何人か、いる」
「………そうか」
「煉……、楽しそう」
「楽しそう?俺が」
「そう、煉、楽しそうな顔、してる」
楽しそう、確かに楽しみだ。早くこの力を試してみたい。となれば………
「なあ、昨日みたいにうろうろしてたら、また襲われるかな?」
「ん……、今の煉、神器に目覚めている。だから、多分、来る」
「そうか、なら出かけてくる」
「ん、なら我も行く。我、煉、心配」
「そっか、ありがとな。でも最初は手を出さないでくれよ?今日はこの神器の
お披露目をしに行くんだからな」
「ん、分かった。そのかわり、我、煉のこと、応援する」
「そっか、ありがとう、オーフィス。んじゃあ、出かけるとしますか。
昨日の復讐と称した堕天使狩りにな………」
いやー、どうでしたでしょう?お気に召しましたでしょうか?
今回は一応次回への布石を残して終わりにしておきます。
では、次回楽しみにしてくれるとうれしいです