ハイスクールD×D~共にある龍神~   作:龍神至上主義

9 / 11
さて、一章はそろそろ終わりですな……

頑張って行きますか!


聖女さんと新たな家族

俺は、弱い……

 

 

俺、兵藤一誠はアーシアを助けるために教会に来ていた。

友達だった………会って間もなかったけど、守ってあげたかった……

それなのにっ………

 

「アーシア!……」

 

俺は……彼女を守ることが出来なかった……

あれだけ部長に偉そうなことを言っておいて……

俺は結局ッ………

 

 

 

「あら、その子……死んじゃったの?」

 

 

堕天使レイナーレ……

 

 

「残念ね、可愛そうに……」

 

 

「なんでアーシアを殺した………?」

 

 

俺を無視して、あいつは……アーシアから奪った神器の力で怪我を癒す……

 

 

「素晴らしい力よね、これ?悪魔や堕天使をも癒す聖母の微笑《トワイライト・ヒーリング》。たかが人間には勿体ないと思わない?」

 

そんなことのために、こいつはアーシアを殺したのか!!ただ、こいつの欲望を満たすためだけに、アーシアは………

こいつ……だけはっ!!

 

 

 

 

 『想いなさい……そうすればあなたはもっと強くなれる』

 

 

 『強く想え。そうすればお前の神器は本当の意味で目覚めることができるはずだ…』

 

 

 

ああ、部長、煉……俺は、やって見せる!!

 

 

 

 

「てめえだけは、絶対ぶん殴ってやる!!レイナーレ!!!」

 

 

『Dragon booster!!!』

 

 

 

すると、俺の想いに応えるように神器は輝きを増す…

 

 

「オオオオオオッ!」

 

 

俺はそのままレイナーレに殴りかかるが……

簡単に避けられてしまう

 

 

「バカね、たかが力を倍にするだけの『龍の手』程度で、私が倒されると思ってるのかしら?」

 

 

『boost!』

 

 

俺の力が増す……

 

 

「このッ!!」

 

もう一度殴りにかかるが……

 

 

「無駄だというのが分からないのかしら?」

 

 

ヒュンッ

 

ズドンッ

 

 

俺の太ももの両方に光の槍が投げつけられる……

 

 

「クソが……こんなもので!!」

 

ズシャアッ

 

俺は自力で槍をつかみ、引き抜く

 

 

『boost!』

 

 

「ぐ、ぁ……」

 

 

ヤバい、膝から力が抜けて倒れる……

 

まだだ、まだ……こんなところでっ!

 

 

『boost!』

 

 

「ああ、えっと神様……じゃ、ダメだな。アーシアを救ってくれなかったし、悪魔なんだから魔王か……」

 

 

「…?何を言ってるのかしら。ついに壊れた?」

 

 

『boost!』

 

 

「今から、こいつ殴り飛ばすんで、邪魔が入らないようにしてください。増援もいりません。自分で何とかしますから、だから…………こいつを、一発ぶん殴らせてください!!!」

 

 

そう言いながら、俺は足を震わせながらも立ち上がる。

 

 

「な!?嘘よ!!光で全身を内側から焦がしているのに、光を緩和することができない下級悪魔が、耐えられるはずがないわ!!」

 

 

「ああ、痛ぇよ……痛すぎて今にも意識が飛びそうだ。でもよ、お前への怒りと憎悪が凄くてさ、どうにかなりそうなんだ」

 

 

もう体も限界……ほんとにあと一発が限界だろう。だから………

 

 

「なあ、俺の神器さんよ。あと一度だけ、とどめを刺せるだけの力を貸してくれ!!!」

 

 

 

『Explosion!!』

 

 

その瞬間、神器の輝きを増す。

痛みを感じない……逆に安らぎを感じる光。

体に力が溢れてくる……これならっ!

 

 

「な、何よそれ……ありえない。この魔力……上級悪魔並みじゃない!どうして!?あの神器はただの『龍の手』でしょ!?こんな………ありえないわ!!」

 

そう言いながら、勢いよく槍を投げてくるが……

 

「こんなものっ!」

 

俺は左手で光の槍を難なく薙ぎ払う…

 

「そ、そんな……い、いや!」

 

レイナーレが翼を広げる

 

 

「逃がすか馬鹿!!」

 

 

「わ、私は!私は至高の……」

 

 

「吹っ飛べ!クソ天使!!」

 

 

「この!下級悪魔如きがぁぁぁあああああああ!!」

 

 

「うおおおおらあああああああああ!!!」

 

 

 

ゴガンッ

 

 

俺の拳で堕天使を思いっきり殴り飛ばす

 

「へっ、ざまーみr……」

 

 

ああ、やばい。倒れる……

 

とん。

 

誰かが肩を支えている…

 

 

「お疲れ。まさか一人で堕天使を倒しちゃうなんてね」

 

木場だった。ていうか、こいつも結構ぼろぼろだな……

 

「来るのが遅いんじゃねえの、色男?」

 

「ふふふ、部長に邪魔はするなって言われていてね」

 

え、部長が?

 

「まあ、そういうことよ」

 

いつの間にか部長が俺のそばにいた

 

「あなたなら、堕天使程度に負けるはずないと信じていたもの」

 

 

「はは、そうですか……。俺、部長の期待に、応えられましたか?」

 

「ええ、もちろんよ」

 

 

そう部長と話していると……

 

バタンッ

 

突然、教会の扉が開き……

 

「部長。持ってきました」

 

小猫ちゃんがずるずると、レイナーレを引きずってきた

 

 

「起きなさい、堕天使さん?」

 

 

「ッ!貴様、グレモリー一族の娘か!?」

 

 

「はじめまして、私はリアス・グレモリー。グレモリー家の次期当主よ。短い間でしょうけど、お見知りおきを」

 

 

「…ふん、調子に乗らないことね。私の他にも仲間がいる。私が危うくなったらあいつらが黙っていないわ」

 

「彼女たちならこないわよ?カラワーナと言ったかしら、彼女は私が消し飛ばしてあげたし。もう一人は………」

 

 

 

ドガアアアアアアアアアアアアアアンッ!!!

 

 

 

「な、なんだ!?」

 

 

なんか、いきなり何かが教会に突っ込んできた!一体何事だ!?

 

 

「ゲホッゲホッ。あ、あんたね!?もう少し考えなさいよね!!」

 

 

「いや~、まあ、無事だったんだから構わんだろ」

 

 

土煙が舞う中、二人の影があり、徐々に姿が見えてくる……

ひとりは女だ。金髪で、ゴスロリの恰好をしている。

もう一人は………

 

 

 

「って、煉!!?」

 

 

「ん、おお!?兵藤!!どうやら、無事だったみたいだな?」

 

 

 

そこには、見覚えのある

 

俺の友人がいた…………

 

 

 

 

 

 

___________________________________________________________________

 

 

数分前

 

 

 

ふらっふらっ

 

 

 

「ちょっと、あんたね!いきなり翼生やしたのは驚いたけど、もう少しちゃんと飛べないの!?」

 

 

「いや、いきなり翼出して、一応飛ぶこと出来てんだし別にいいだろ?」

 

 

今俺は、ミッテルトを抱えながら、イッセーの行った教会に向かっている

 

 

「んで、こっちでいいんだよな?」

 

 

「ええ、大丈夫よ……………ほら、見えてきた。あのぼろい教会よ…」

 

 

「ああ、あれか、見つけたぞ。よし、なら急ぐか」

 

 

「なら、もう少しちゃんと飛びなさいよ。ていうか、うちの扱い雑じゃね!?」

 

 

そう文句を言われるが、とりあえずこういうのは無視しておこう

しかし、どうするかな………。正直、うまくできない。普通こんなの使う機会ないからな~。

まあ、加速するくらいならできるけど……絶対どっかに突っ込みそうだな………

 

………ん?突っ込む、か………

 

 

 

「なあ、ミッテルト?いいこと考えたんだが、これならすぐにつけるかもしれない」

 

 

「……なんか、すっごく予感がするんだけど?」

 

 

「まあ、聞け?俺は今、どこに突っ込むか分からんが加速するくらいならできる」

 

 

「だから、なんなのよ?」

 

 

「いいか?とりあえず上空まで頑張って移動する。そこから、教会に向かって滑空する!」

 

 

「は?」

 

 

「下手に周りに気を使って飛ぼうとするからダメなんだよ。ただ落ちるだけなら一直線に行けるだろ?」

 

うん、我ながらいい考えではないだろうか?

 

 

「死ぬわ!!何考えてんすかあんたは!?」

 

 

「よし、しっかりつかまってろよ?さすがに、今回は危ないからな」

 

 

そう言いつつ、俺は今より上空を目指す

 

 

「え、ちょ、ちょっと?ほんとにするつもりじゃあ…………」

 

 

「よし、行くぞ!滑空開始!」

 

 

「き、きゃあああああああああああ!」

 

 

俺は滑空を始め、安定してきたら、抵抗を減らすために翼をしまった

 

 

 

 

 

「はははっ、風になったみたいだ!飛ぶって楽しいんだな!」

 

 

 

「これはただ落ちてるだけよ!ばかあああああ!!」

 

 

そうこう楽しんでる間に、教会が迫ってくる……

まあ、さすがに、そのままぶつかるのはまずいかな……

 

「なら、久しぶりに使うか……」

 

 

俺は右手を突き出す

 

 

『Infinite!』

 

 

力が溢れる……

 

 

「ちょ!?ぶつかるって!!」

 

 

「大丈夫だ、行くぞ!」

 

 

俺は、自分たちの体を守るように力を纏わせる……そして

 

 

 

ドガアアアアアアアアアアアアアアンッ!!!

 

 

教会に突っ込んだ……

 

 

 

『Reset』

 

 

「ん~、やっぱまだ一秒弱くらいが限界か……」

 

 

 

「ゲホッゲホッ。あ、あんたね!?もう少し考えなさいよね!!」

 

 

ミッテルトが何やら文句を言ってくるが………

 

「いや~、まあ、無事だったんだから構わんだろ」

 

 

 

「って、煉!!?」

 

 

「ん、おお!?兵藤!!どうやら、無事だったみたいだな?」

 

 

ふむ、状況から察するに

 

 

「兵藤、けじめはつけることができたみたいだな?」

 

 

「ああ、でも……………」

 

 

そういうと兵藤はイスに横たわっている少女に視線を向ける

 

……そうか、間に合わなかったか

 

 

「れ、レイナーレ様……」

 

ミッテルトがあの女に話しかける

 

 

「ミッテルト!なんでそいつといるの!?早く私を助けなさい!」

 

 

「え、えっと、それは………」

 

 

「無理だ、こいつはお前を助けることができない」

 

そう言って俺はミッテルトをかばうように立つ

 

 

「…………どういうことよ?」

 

 

「なぜなら今のこいつの力は、人間にも劣るくらいだからな」

 

 

「煉、それってどういう……」

 

兵藤が聞いてきたので、そちらを向くと……

 

 

「って、あれ?お前、その神器……」

 

見ると、兵藤の籠手は形が変わっていた。なにやら、この前見た時にはなかった模様が浮かび上がっている。

 

 

「え?ああ、これか。なんか、戦ってる最中にいつの間にか形変わっててさ……」

 

 

「そうか、それがその神器の真の姿って訳だ。レイナーレ、だったか?お前、あの神器、なんだと思う?」

 

 

「どういうことよ?あれはただの『龍の手』のはずじゃ……」

 

 

「違うんだな、これが……」

 

 

こいつの言葉を遮りながら俺は言う

 

 

「前に部長にもらった資料のおかげでいろいろ分かったよ。あの神器はな、かつて戦争の時代に大暴れした二天龍の片割れ、赤き龍の帝王謳われたドラゴンを宿した神器。赤龍帝の籠手《ブーステッド・ギア》だ」

 

 

『なっ!?』

 

 

この場にいる兵藤以外の全員が驚愕していた

 

 

「え?あ、あの部長?これ、そんなにすごいものなんですか?」

 

 

 

「……凄いなんてものじゃないわ。持ち主の力を十秒ごとに倍加させ、極めれば神すらも屠ることの出来る、十三種の神滅具の一つよ」

 

 

 

 

「バカな、神滅具だと!?こんなガキに……そんな……」

 

 

「さて、まあそれは良いんだよ。俺もお前に、友達を殺してくれたことについてけじめをつけないといけないからな……」

 

 

そう言いつつ、俺は堕天使の頭をつかむ……

 

 

「喰らい尽くせ………」

 

 

 

『Endless eater!!』

 

 

「がっ、な、にを、ぐ、あああああああああああ!」

 

 

 

………よし、こんなものか……

 

 

 

 

 

「さて、これで終わりだ。最後の堕天使さんよ?」

 

 

 

「この……人間風情がっ!」

 

 

レイナーレが最後の力を振り絞り、俺に一矢報いようとするが……

 

 

「な!?や、槍が出ない、どうして!?」

 

 

槍が出せなくなっている。まあ、翼までなくなってるのには気づいてないみたいだが……

 

 

「言っておくが、もうお前は力を使えないぞ?」

 

 

「貴様、私に何をした!?」

 

 

「それは、私たちも知りたいところね……」

 

 

部長たちにも質問されてしまった……。まあ、このくらいならいいかな

 

 

「そうですね、そろそろ教えてもいいですかね」

 

 

『Convert!』

 

 

バサッ

 

そう言いながら、俺は黒い翼を見せる……

 

 

『なあ!?』

 

 

本日、二度目の驚愕だった

 

 

「あなた、堕天使だったの?」

 

 

「ちょっと違いますね、俺は……って、あれ?」

 

 

ふと見ると、さっき出したときは一対だった翼が、二対四翼になっていた………

 

 

「あれ?なあ、ミッテルト。堕天使って、翼……増えるのか?」

 

 

「え!ああ、うん。天使とか堕天使は、翼の数で序列が決まるのよ。だから、力が強いほど翼の数は多いんだけど………」

 

 

俺の方を疑問そうに見つめてくる

 

 

「あんた、何で増えてるの?」

 

 

まあ、当たり前の疑問だが…

 

 

「そりゃあ、お前、今さっきこいつから堕天使の力を奪ったからな。そのせいじゃないか?」

 

 

「何だと!?」

 

 

「煉、それはどういうことかしら?」

 

 

「まあ、俺の神器の力ですよ。俺の神器、暴食無限龍の籠手《ウロボロス・グラトニル・ギア》のね。この神器は、触れた相手の力を喰らい尽くし、自らの力に変換することができるんですよ」

 

 

「そんな……じゃあ、私は……」

 

 

「その通りだ、レイナーレ。今のお前は人間と変わらない。自分が蔑んだ存在と同じになった気分はどうだ?」

 

 

 

「き、貴様ァアアアアアアア!」

 

 

レイナーレは逆上して俺に向かってくるが……

 

 

「俺は、兵藤を殺したお前を許さない……だから、死ね!!」

 

 

カァッ!!

 

 

 

強烈な光力がレイナーレを包み、奴はその場から消滅した……

 

 

 

 

「終わったか………」

 

 

さて、まだ部長たちは聞きたいこともあるだろし、まあ、少しくらいなら話そうかと思い振り返ると……

 

 

ドゴンッ

 

「グホォッ!?」

 

 

何故か小猫ちゃんに殴られていた……

 

 

「先輩、自重してください」

 

 

 

「え、えっと、何をだ?」

 

 

すると部長が

 

「何をじゃないわよ!あなたね、私たちは悪魔で、光に弱いのよ!?倒すためとはいえ、もしあれほどの光を浴びれば、私たちは消滅するの!もう少し考えて頂戴!!」

 

 

「は、はい、すいません……」

 

 

あ、あれ~?まさか、質問より説教されるとは思わなかった。

まあ、さすがに今のはまずかったかな?

 

 

「まあ、とりあえずそれは置いておいて………」

 

 

部長が仕切りなおす

 

 

「一つ聞きたいんだけど、あなたの神器の名前の中に、ウロボロスって入ってなかったかしら?しかもそれ、ドラゴン系の神器よね?」

 

 

「ええ、確かこれはドラゴン系の神器で間違いないです。まあ、名前については俺がそれっぽくつけてみました。名前、ありませんでいたからね」

 

 

「あなた、ウロボロスと名の付くドラゴンがどれほどの存在か、分かっているの?しかも、それっぽくってことは、その力が宿っていると知ったのよね?どういうことかしら?」

 

 

そう質問してくるが……

 

 

「さて、何を言ってるか分かりかねるんですが?」

 

 

俺はしらを切る

 

 

「そう、答えるつもりはないと?」

 

 

「別に、そうは言ってませんよ。ただ、本当に分からないだけです。名前だって、本当にそれっぽいのが浮かんだからつけただけですよ」

 

 

 

「…………………………」

 

 

 

何やら、すごい睨んでいる……。まあ、これで納得するわけないよな……

 

そう、思っていると何やら籠手に奪った力以外に何か……優しい安らぐような力を感じる、なんだ?

 

 

 

『excrete!』

 

 

いきなり、籠手から音声が流れると、何やら淡い緑色に光っている指輪が現れた……

 

 

「ん?なんだこれ?」

 

 

「そ、それ、アーシアの神器じゃねえか!」

 

兵藤がそう言う、神器?

 

 

「兵藤?アーシアの神器ってどういう意味だ?」

 

 

「…………神器を抜かれた人間は、死ぬんだ。アーシアは、レイナーレに神器を抜かれて、それで………」

 

 

なるほど、もしかしたら、堕天使の力と一緒に吸い取ってしまったのかもしれないな

そして、俺は兵藤に指輪を渡す……

 

 

「……煉?」

 

 

「彼女は、お前の友達なんだろう?なら、お前が帰してやれ……」

 

 

「でも、アーシアは、もう………」

 

 

 

「それなら大丈夫よ」

 

 

 

そう、部長が言う。どういうことだ?

 

 

「部長、アーシアが大丈夫って、どういう意味ですか?」

 

 

兵藤がそう聞くと、部長はポケットからチェスの駒を取り出す

 

 

「イッセー、これが何かわかるかしら?」

 

 

「それ…………もしかして、『悪魔の駒』ですか?」

 

 

「ええ、この子の回復の力。『僧侶』との相性はぴったりだわ。前代未聞だけど、このシスターを悪魔に転生させてみるわ」

 

 

ッ!

 

なるほど、確かに死んではいるが、神器はここにある訳だから元の状態で転生することは可能だ。まあ、悪魔になる訳だが……その辺は兵藤がフォローするだろう

 

 

 

 

 

「あ、れ?」

 

 

 

どうやら、転生して目を覚ましたようだ

 

 

「イッセーさん?」

 

 

「帰ろう、アーシア」

 

 

怪訝そうに首をかしげる彼女を、兵藤は泣きながら抱きしめる………

 

 

感動シーンだな~。まあ、これにて一件落着だな。さて………

 

 

 

「よし、ミッテルト、俺たちも帰るぞ?」

 

 

「え?うちは、あんたと帰るの?」

 

 

そう疑問そうに聞いてくるが………

 

 

「いや、だってお前、もう力ないんだぜ?堕天使側に戻ってどうするんだ?」

 

 

「うぐっ」

 

 

「まあ、部長に引き渡す手もあるけど………」

 

 

「そ、それは…………」

 

 

「それに引き替え、俺と一緒に来れば、お前は住むとこが確保できる。俺はまた家族が増えると、にぎやかになってうれしい。一石二鳥だ!」

 

 

「ええ!?あんたの家に住むの?」

 

 

「他に行き先があるのか?」

 

 

「…………………無いけど」

 

 

「なら、仕方なくね?」

 

 

「じゃあ、とりあえず世話になる………」

 

 

一応、納得してくれたようだ……

 

 

「よし、それじゃ帰るか」

 

 

そう言って、帰ろうとしたのだが…………

 

 

「待ちなさい」

 

 

部長にまた呼び止められた…

 

 

「煉、まだ話は終わってないのだけど?」

 

 

「あの、部長?今、いい感じで感動シーンだったんですからいいじゃないですか」

 

 

「あなたね、ならもう少し自分のこと話したらどう?そうすればすぐに帰らしてあげるわよ?」

 

 

 

どうしよう……。強行突破するか?いや、でも絶対後で敵認識されてちょっかいかけられそうだな~。ほんとにどうしようか。そう思っていたとき……………

 

 

 

 

 

 

 

 

「煉、遅い……」

 

 

 

何やら聞き覚えがある声がした……

声のした方を見ると……

 

 

黒い髪を腰まで伸ばした、黒いゴスロリ風のワンピースを着た

 

オーフィスがいた

 

 

 

 

「え、えっと、なんでここに?」

 

 

「煉、遅い、我、迎えに来た」

 

 

「ああ~、そういえば連絡忘れてたな……」

 

 

「ちょっと、この子誰よ?知り合いなの?」

 

 

ミッテルトが聞いてくる

 

「まあ、知り合いっていうか、家族だ。てか、お前、いい加減名前で呼んでくれないか?反応しづらいんだが……」

 

 

「ふ、ふん、私の勝手でしょう!」

 

 

まあ、いいか。そのうち呼んでくれるだろう。今は……

 

 

 

「煉、我、お腹すいた、早く帰る」

 

 

「ああ、分かったよ……ミッテルト?お前も帰るぞ?」

 

 

「ええ、分かってるわよ」

 

 

「よし、さて部長。家族がしびれを切らして迎えに来てしまったので、今日は帰らせてもらいます。」

 

 

 

「待ちなさい!まだ話は終わっt……………」

 

 

 

「お前、うるさい」

 

 

ぞわっ!

 

 

 

『ッッッ!!?』

 

 

「我、連と一緒に帰る」

 

 

「ああ、そうだ。今日はこいつもつれて帰るから」

 

 

そう言ってミッテルトを前に出す

 

 

「え?ちょ、ちょっと!?」

 

 

「お前、誰?」

 

 

 

「え、えっと………ミッテルト、です」

 

 

「煉?」

 

 

オーフィスが俺に聞いてくる

 

 

「いいか?こいつはな、新しい家族だ!」

 

 

「家族?」

 

 

「そう、家族が増えたぞ?だから、早く帰ってお祝いをしよう!」

 

 

「ん………家族なら、一緒に帰る」

 

 

よし、んじゃ帰りますか…

 

 

 

「そんなわけで部長?俺は帰りますんで、後のことはよろしく頼みます」

 

 

そう言って、俺はその場を後にした………

 

 

 

 

 

______________________________________________________________________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……………はあッ、はあッ」

 

 

また、あの子…………まさか……

 

いえ、ありえないわ。あの存在がこんなところにいるはずが…………

 

 

 

「ぶ、部長、あの……」

 

 

「イッセー?どうしたの?」

 

 

「いや、さっきの威圧感みたいなのでアーシアが気を失っちゃって……」

 

 

なるほど、確かに彼女は目覚めたばかりだ、無理もない。しかもあれほど強大な力を目の前ににすればなおさらだ。

 

 

「部長?ここはとりあえず戻りましょう。彼女のこともありますし……」

 

 

「朱乃……そうね、ひとまず戻りましょうか?」

 

 

…………ん?なにやら小猫がそわそわしている気がする

 

 

「小猫?どうかしたの?」

 

 

 

「……………いえ、なんでもありません」

 

 

?何か言いたそうだけど……まあ、今は置いておきましょう

 

 

「さあ、みんな、帰るわよ」

 

 

『はい、部長』

 

 

そうして私たちもその場を後にした…………………

 

 

 

 

 

 

 




どうでしたでしょうか?

今回は少し文字数多い気がしますね
ちょっと、盛り込みすぎたかな~

まあ、いいかな……

そういえば今回、ようやく神器の名前出してみたんですけど大丈夫でしたかね?

まあ、センス云々は気にせず
このままやっていくつもりなので、皆さん応援してくれるとうれしいです!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。