魔王学院の仮面ライダー ~傍若無人な仮面ライダー、始祖の学校でカメンライドする~   作:たかきやや

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もろもろの検査

 

フクロウに言われた通り、俺は大鏡の間にやってくる。姿見よりも大きな鏡がいくつも置いてある部屋だ。中にはすでに多くの魔族たちがいた。ざっと百名ほどか。実技試験の合格者たちだろう。

 

 

その中に見知った顔があった。

 

 

「アーノス。ミーシャ」

 

 黒髪の青年とプラチナブロンドの少女はこちらを振り向く。

 

 

「二人とも試験を突破したみたいだな」

 

「あの位、雑作も無い」

 

「……たまたま……」

 

 まぁ、知ってた。原作読んでたし。

 

 

「ところで、さっきから凄い避けられてるんだけど」

 

「なんだ? 人見知りする奴らだな?」

 

「アノスの魔法に怯えてる」

 

「アノス………なにつかったんだよ?」

 

「『腐死』」

 

 うん。知ってた

 

 

「でも、何で俺まで避けられてるんだろう?」

 

「ディケイドの魔導具に怯えている」

 

「俺の?どれだ?」

 

「魔法を使わないで長距離攻撃ができて、剣にもなるやつ」

 

【ライドブッカー】か

 

「アレは………しゃあない。便利だもん」

 

「しかし、『腐死』に怯えるというのは解せないな。大した魔法じゃないと思うが」

 

 とアノスが言うが、俺とミーシャは無表情でじーっとアノスの顔を見つめている。

 

 

「……ひどいか?」

 

 こくり、とうなずく。

 

 

「ちなみに聞いておくが、どのぐらいひどい?」

 

 

 

 俺は少し考えてミーシャが答えた後に答える

 

 

「……鬼畜外道魔法……」

「血も涙も無え非魔道的行為」

 

 

 

「ははっ。またまた。手持ちの魔法の中でも『腐死』は健全な方だぞ」

 

 

 

 爽やかな声が出た。

 

 

 

「…………」

「…………」

 

 

 俺らはまたじっくりと考え、小さな声で言った。

 

 

「撤回する」

 

「そうだろそうだろ」

 

「「魔法じゃなくて、アノスが鬼畜外道」だったわ」

 

「今のはほんの冗談だ」

 

 んな訳ねえだろ。普通に本当だろ

 

 

「よかった」

 

 信じんのかい!知ってたけど

 

 

 

「でも、ディケイドとミーシャは怯えないんだな」

 

「怖いものはない」

 

「俺は見ていない」

 

「ミーシャは見かけによらず、度胸があるんだな」

 

「普通」

 

と楽しく話していたらフクロウが飛んできた。

 

 

「只今より、魔力測定を行います。魔力水晶の前にお並びください。測定後は隣の部屋に移動し、適性検査を行います」

 

「で、その魔力水晶はどこにあるんだ?」

 

「こっち」

 

 

 ミーシャが歩き出したので、俺達はその後についていった。

 

 

 大体のロケーションは原作通りだ

 

 

「126」

 

「218」

 

「98」

 

「145」

 

 

 魔力測定は数秒で結果が出る。列はみるみるうちに進み、ミーシャの十万台を叩き出した後は俺の番だった。

 

 

「がんばれ」

 

 

「おう!」

 

 俺はそう返事をして、魔力水晶に触れた。

 

 数秒後、大鏡に結果が表示される。

 

 

「200000」

 

 割りといい数値を出せたと思う。女神さんアザッス

 

 

「二人とも凄いな」

 

「……アノスは、もっとすごい……?」

 

「ああ」

 

 

 そう口にして、アノスは魔力水晶に触れた。

 

 

「0」

 

 フクロウが言うのと同時、バシュンッと音を立てて魔力水晶が粉々に砕け散った。

 

 

「計測は終了しました。適性検査にお進みください」

 

「そう言われても、0はありえないと思うぞ……」

 

 アノスはそう反論するが、

 

 

「計測は終了しました。適性検査にお進みください」

 

「使い魔は命令に従うだけ」

 

「まあ、そうみたいだな」

 

そうして俺達は適正検査に進んだ。

 

 

 

 ━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

 適性検査が行われている部屋に入ると、石像の上にいたフクロウが口を開いた。

 

 

「魔法陣の中心に入り、適性検査を受けてください」

 

 床にはいくつもの魔法陣が描かれており、すでに適性検査を受けている生徒たちはその中心に立っていた。

 

 

「……じゃ……」

 

「行ってくる」

 

「おう。後でな」

 

 二人は空いている魔法陣の中心まで歩いていった。

 

 

 俺も適当な魔法陣を見つけ、その中心に立つ。

 

 

 すると、頭の中に声が響いてきた。

 

 

『適性検査では、暴虐の魔王を基準とした思考適性を計ります。また暴虐の魔王に対する知識の簡単な確認を行います。思念を読み取るため、不正はできません』

 

 

さて、どうするか?正解を答えるか?間違いを答えるか?………怪しまれたく無いし間違えよう。

 

 

『では最初に、魔王の始祖は名前を呼ぶことさえ恐れ多いとされていますが、その本名をお答えください』

 

 迷うまでもない。アヴォス・ディルヘヴィアだ。

 

 

『神話の時代。始祖はディルヘイドを壊滅させる、『獄炎殲滅砲』の魔法を使いました。これにより、ディルヘイド全てが焦土と化し、多くの魔族の命が失われました。なぜこのような暴挙を行ったのか、このときの始祖の気持ちを答えなさい』

 

 えっと、戦いについていけない者を、別の時代に転生させるため?

 

 

『では、続いての問題ですが――』

 

 

 

 などと、適性検査は続く。

 

 とりあえず、それっぽい回答をし、適当終わらせた。

 

 

 

 それから三○分後――

 

 

 

 適正検査が終了し、俺はその部屋を後にする。

 

 帰り際になにやら入学について説明していたフクロウの言葉を軽く聞き流して、大鏡の間を抜ける。

 

 

 

 すると、外にミーシャが立っていた。

 

 なにをするわけでもなく、ぼんやりと虚空を見つめている。

 

 

 

「なにしてるんだ?」

 

 

 

 声をかけると、ミーシャは顔をこっちに向けた。

 

 相変わらず無表情だ。

 

 

 

「……アノスを待ってた……」

 

 あーね。そゆこと

 

「後でって言ってたしな」

 

「………うん……」

 

「俺も待つか」

 

「いいの?」

 

ミーシャは首を傾げて俺に聞く

 

 

「ああ。問題無い」

 

と答える俺達はアノスを待って、その後合流した

 

ディエンドいる?

  • いらない
  • レイと同じ時期に転校で
  • 勇者側に
  • ディエンドらしく神出鬼没でお宝狙いで
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