・伊吹藍(いぶき あい)
志摩の相棒。コールサインは『404』。
機動力と運動神経はピカイチ。
志摩曰く「野生のバカ」と言われるほど、考える前に身体が動いてしまうため、志摩とは正反対。
4機捜に来る前は、奥多摩の交番に8年勤務していた。
志摩が集めた情報は「足が速い」ということと、「二度と顔も見たくない」という悪評ばかりだった。
志摩と相棒になった際、志摩のトラウマの原因である香坂の死の真相を解き明かし、志摩に信頼してもらえるようになった。
何かモヤモヤしたものを抱えていたが、おそ松の言葉によってそれが恋心であることを自覚し、それ以来割とズバズバ言っていくが、実は珍しく色々考えてやっている。
志摩が傷ついたときの伊吹はーーーー
・志摩一未(しま かずみ)
伊吹の相棒。コールサインは『404』
以前は捜査一課に籍を置くほどの優柔な刑事だったが、香坂の件をきっかけに異動。それ以来、自分も他人も信用しなくーできなくなった。
運転免許試験場を経て所轄にいたところを、4機捜設立時に桔梗に呼び戻された。
伊吹の進退を任されている。
桔梗と陣場、九重からの信頼は厚い。
証拠や証言を地道に積み重ね、抜群の観察眼を持ち、社交力に長け、常に先回り思考で道理を見極めようとする理性派で、伊吹とは正反対な性格。
最初の伊吹に対する印象はあまり良くなかったが、周りや自分を救っていく姿を見ているうちに、だんだん信頼をよせ、その矢先に伊吹に告白される。
それによって自分の恋心に気付き、しばらくは悩んだがそれを受け入れた。
伊吹曰く「誰よりもきゅるっとしてる!」
志摩「だから、きゅるってなんだ!」
・桔梗ゆづる(ききょう ゆづる)
第一機捜と第四機捜の隊長。
警視庁では数少ない女性幹部。
10年前に志摩と同じ班におり、その後第3機捜で陣場とバディを組んでいた。
夫を亡くしていて、息子が1人いる。
・陣場耕平(じんば こうへい)
第四機捜の班長。
・赤賀おそ松(あかが おそまつ)
チョロ松の相棒。コールサインは『413』。
所轄を転々としているときに採用の通知をもらい、第4機捜に入る。
初めてチョロ松と出会った瞬間に一目惚れ。
それ以来、かなりアピールし、ようやくOKを貰えた。
伊吹とはとても馬が合い、4機捜のメンバーもなぜあんなに仲良くなれるのかと思うほど。
フツーにバカ。というか奇跡のバカ。
でも、チョロ松には一途な恋心を持っている。
しかしヘタレ。
チョロ松が傷ついたときは理性の糸が切れてーーーー
・緑川チョロ松(みどりかわ ちょろまつ)
おそ松の相棒。コールサインは『413』。
志摩とは同期で、割と仲がいい。
桔梗や陣場、九重にも信頼されている。
初めて出会ったときはおそ松を「なんだこいつ」と思ったが、そのあとのおそ松による好き好きアピールに根負けして付き合い始めたが、悪くないと思っている自分に気が付き、自分もおそ松のことを好いていると自覚する。
類稀な才能を持ち、成績もかなり良かったが、あることが原因で所轄に戻りそうになったのを桔梗に拾われた。
クールで敬語だが、意外と天然。
おそ松曰く「そこらの女子よりよっぽど可愛い!」
《注意》
軽いおそチョロ、いぶしま表現あり。
ほのぼのした?話です。
出会いのときの話。
「今度から、志摩と緑川には『第4機捜』に入ってもらう。」
「「…は?」」
桔梗に呼ばれた志摩と緑川は、いきなり異動を言い渡された。
「…運転手してた俺をいきなり機捜に入れるって、何かあったんですか?」
「僕も所轄にいたんですけど…というか、第4機捜って…」
そういう2人に答えたのは陣場だった。
「働き方改革のためにできた、臨時部隊なんだと。んで、人員が足りないからお前らが呼ばれたってわけだ。」
「「陣場さん!」」
2人が振り返って挨拶をすると、後ろに人影が見えた。
「桔梗さん。あの人は…」
「ああー…今回機捜に入るにあたって、陣馬さんの相棒になる人なんだけど、警察庁刑事局長の息子よ。」
そう話している志摩達のもとに、その刑事局長の息子が近づいてきた。
「どうも。警視庁刑事部、第4機動捜査隊に配属されました。九重世人です。研修として配属されたので、よろしくお願いします。」
九重と軽く挨拶をし、準備のため、陣場と九重は出て行った。
「陣場さんも大変な人が相棒になったなぁ…」
「あなた達の方が大変よ。」
桔梗がそういうと、志摩は疑問を口にした。
「俺は緑川と組むんだよな?」
「いいえ。緑川には、別の人と組んでもらうわ。」
そういう桔梗は、どこか呆れたような疲れたような感じだった。
「どうかしましたか?」
緑川がそう聞くと、桔梗は
「ええ。実は、本当はあなたと志摩を組ませるつもりだったんだけど、人事の手違いで、1人多く入っちゃったのよ。またその入った人が酷くて…」
と口をこぼし始めたので、志摩は、
「なら、俺の相棒はどうなるんですか?!」
と慌てて聞いた。
「それなんだけど…選考で落とした人が確か1人いたのよ。」
「そいつ!そいつ呼びましょう!もう誰でもいいです!」
志摩がそういうと、桔梗は
「ほんっとうにいいのね?」
と聞いたが、志摩は
「呼んでください。」
と言った。
「…分かったわ。とにかく、どっちの相棒も本部が設置されてから来るから、それまでに心の準備をしておきなさい。」
そう言って桔梗は部屋を出ようとしたが、振り返って、
「名前言ってなかったわね。志摩の相棒は伊吹藍。緑川の相棒は赤賀おそ松よ。」
というと、そのまま部屋を出て行った。
「…心の準備って、どんだけひどいやつなんだ…?」
「…調べてみましょうか…」
「そうだな…」
頭の中に?がいっぱいの2人は、相棒になるであろう相手のことを調べ始めた。
『とにかく、二度と顔も見たくない!』
『名前も聞きたくない!』
『なんで警察官になれたのか分からん!』
『あんな奴がいたら迷惑極まりない!』
調べていく上で出てくるのは、そんな情報ばかり。
しかし、唯一共通していたのは、
『足だけは早かった。』
『体力だけはバカみたいにあった。』
ということだった。
「全く安心できる要素がない…」
「一体どんな奴なんだ…」
不安を募らせながら、志摩と緑川は本部ができるまで、毎日を過ごした。
「ーそれじゃあ、新しくきた隊員を紹介するわ。よろしく。」
隊長ー桔梗からの挨拶が終わり、志摩と緑川の相棒が自己紹介を始めた。
「どうもー。伊吹藍でーす。4機捜に配属されました!よろしくお願いしまーす!」
テンション高ぇ、と思ったのが、志摩の第一印象だった。
「あ、俺?俺は赤賀おそ松!所轄転々としてたから、一か所に留まるのって初めてかも!よろしくな!」
絶対ヤバいやつだ、というのが緑川の第一印象だった。
「これで話は以上。コールサインは、陣場さんと九重が401、志摩と伊吹が404、緑川と赤賀が413。いいわね。」
そう言って、桔梗は隊長室に行った。
「どーも!えっと…」
「志摩。志摩一未。言っとくが、俺は他人も、自分も信用しない。お前のことも信用してないからな。」
「えーそんなこと言わないでよー。相棒でしょー?」
志摩と伊吹が話している間、緑川と赤賀も話していた。
「こんちは!あんたが相棒…だよ…ね…」
「…なんだよ。そんなみつめんな!気持ち悪い!鬱陶しい!僕は緑川チョロ松。」
「…あ、ごめん。えと、俺は言ったもんな。うん。えっと…」
そういうと、赤賀は部屋の隅っこに行って、何やらブツブツ言い始めた。
「どうしたんだろ…」
「なんだあいつ。赤賀、だったよな。マジで変なやつ当たったな。」
「あ、ども!」
「どうも。僕は緑川チョロ松。よろしく。」
「よろしく!」
そういうと伊吹はおそ松のもとへ行った。
「…空気読めないのかな…」
「ほんとだよ…疲れる…」
「まぁ…頑張って。」
「お前もな。」
「おーい。あーかーがー」
「…ふぁ?!」
声をかけながら近寄っても反応がなかったので、伊吹は赤賀の肩を叩いた。
驚いた赤賀は、
「びっくりさせんなよ…何?なんか用?」
と言った。
「あのさぁ…ブツブツ言ってたの、聞こえちゃったんだけどぉ…『やば、可愛くね?』『こんなんで好きにならない方が無理だわ』とか言ってなかったぁ?」
そう言われた赤賀はみるみる赤くさせて、「絶対言うなよ?!」と言って伊吹を近付けた。
「いやだって可愛くね?あんな可愛いやつ見たことないんだけど。」
「いやもっときゅるっとした女の子いるでしょ。」
2人でそう言い合っているうちに、志摩と緑川が近付いてきて、
「何してんの?」「何やってんだ?」
と聞かれたので、2人して「「うわぁぁぁぁぁ!!!」」と叫んだ。
この後起きた事件の被疑者の追跡中、被疑者の車が交差点に突っ込もうとしたので、それを無理やり止めたために、1日で車を廃車にした志摩と伊吹であった。