霊烏路空のヒーローアカデミア〖改〗 作:シド・ブランドーMk-Ⅳ(地底の住人)
ようやく原作入ります
━出久side━
今日は雄英高校入学試験当日!
オールマイトから個性を受け継いでから半年近くが経った。
今思えば、色んな人たちのおかげでこの場所に立てているんだ。
ヒーローになれると言ってくれて鍛えてくれお空ちゃんや勇儀姐さんやオールマイトに地霊殿に住む鬼の個性を持つ人達。そして、全く扱えなかった個性どうにかして5%までは扱えるようにしてくれたグラン・トリノ。
そして、それを応援してくれたお母さん!!この人たちが居なかったらこの場には絶対立てて居なかった。
だから!まずは雄英高校何としても入学してみんなへの恩返しの第1歩にするんだ!
筆記は多分大丈夫!!時間ある時にはお燐さんにも教えて貰ってたから!
あとは実技!!
プレゼントマイクの説明によると1p~3pの敵と0ポイントのお邪魔虫の計4種。時間内に倒した分だけ加算される形式の実技試験。
今の僕の安定した最大出力は勇儀姐さんやグラン・トリノのおかげで5%まで引き出せるようになった。この試験は攻撃系に向いてない人達用にもそこまで装甲は無いはず。だったら余裕で倒せるはず。
『ハイスタートォ!』
……え?
『どうしたどうした?実践じゃカウントダウンなんてねぇんだぜぇ?急げ急げぇ!あまり時間はねぇぞ!?』
…ッ!油断した!!でもまだ間に合う!
〖標的、ブッコロス!〗
…居た!あれは3ポイント!
「(出力5%!)スマーッシュ!!」
ゴンッ!という音と共に仮想敵は吹っ飛んで壊れた。
予想通りだ!5%でもなんなく壊せる!!
━数分後━
ドンッ!という大きな音と共にガタガタと大きな地響きがこちらに向かってくるのが分かった。
「なんだこの地響き!…ッ!もしかして0ポイント!?」
僕は大急ぎで地響きの方に向かって行った。
「…嘘…大きすぎる!!萃香さんの最大サイズには劣るけどそれでもデカい!!」
これは5%じゃ無理だ。みんなも逃げてる。ポイントも0だし。無茶する理由がない!…そう思って逃げようとしていた時だ。
「…誰か!…誰か助けて!」
逃げ惑う悲鳴の中で、誰かが助けを求める声がした。
こういう時ヒーローは逃げるだろうか?オールマイトは逃げるだろうか?
いや逃げない!
助けを求める人を無視してまで自分が助かろうなんてこと絶対にしない!!
助けを呼んでいる本人を探していると、瓦礫で動けなくなっている女の子が居た。
「瓦礫が邪魔で動けないんだね!ちょっと待ってて!」
そういうと僕はその子の上にあった岩をどかした。
「もう大丈夫だよ!」
「…油断しちゃった。助けてくれてありがとう。」
「礼は後で。今はあのデカいのから遠ざらなくちゃ。肩貸すから手を伸ばして。」
「…助けてくれたのにごめん。動けそうにないや。先いってて。」
「(…確かに、この子の今の状態じゃあのデカいのに追いつかれるかもしれない。でも、ここに置いていったら余計に酷くなる可能性の方が絶対高い。…なら!あれを倒すしかない!でも、どうやって…あ!)」
その時、出久の頭の中に朝の光景が思い浮かんだ。
「(そういえばこの子、朝つまづいた時に浮かせて助けてくれた子だ!浮かせて貰えるなら浮かせてもらった後にワンフォーオールであそこまで飛んで吹っ飛ばす!これしかない!これが最善!)」
「…ねぇ君!僕を浮かせることできる?」
「…浮かすだけならまだできるけど、どうするの?」
「飛んであいつを吹っ飛ばす!」
「…!?いくらなんでも無茶だよ!それに浮かせてもコントロールなんて出来ないよ!?」
「大丈夫!浮かせてくれたらあとは何とかする!だから、無茶かもしれないけどぶっ飛ばしたと思った時に解除して!」
「…わ、分かった!どうなっても知らないからね!…発動!!」
その瞬間、僕の身体は宙に浮き始めた。近くにあった街灯までちょっと苦労はしたが何とかたどり着いた。
「ありがとう!恩に着るよ!…(ワンフォーオール5%!)スマーッシュ!」
無重力のせいかいつもより速い!タイミング間違えたらこっちがえらいことになる!
…今だ!
「スマーッシュ!(手応えあり!)」
手応えありと思えたが、実際には少しへこんで後ずさりしただけだった。
「(うそ!…だったら倒れるまで連打をくらわすだけだ!)」
オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ
ゴンゴンという音と共に、0ポイントが壊れかけていることが実感できた。多分これでラスト!
…オラァ!
最後の一発をかわきりにロボが爆発した。
『しゅーりょー!』
「解除!」
試験が終わったと同時に、僕にかけられていた個性が解除された。
…あ、うわぁぁぁぁぁぁああ!
ワンフォーオール5%!空中バク転!
空中でバク転したことにより落ちるスピードが減少、その結果大した怪我もせずに済んだ。
─数分後─
壁によりかかって休憩していると、さっきの女の子が話しかけてきた。
「さっきは助けてくれてありがとう!そういえば名前名乗ってなかったね。私の名前は麗日お茶子!君の名前は?」
「僕の名前は緑谷出久。どういたしまして。それよりもう怪我は大丈夫なの?」
「うん!リカバリーガールに見てもらったから!数日安静にすれば完治するって。それにしても緑谷君すごいね!!あんなでかいのに立ち向かえるなんて!」
「...ありがとう」
僕は照れながらそう言った。
「でも僕なんてまだまだだよ。最初は僕もみんなと一緒に逃げようとしてた。でも、ヒーローならそんなことしてまで自分だけ助かろうとはしないって考えたんだ。それに、そんなことしたら目標にしている人や僕を支えてくれた人達に顔向けなんて出来ないなって」
「考え方も立派だけど、それを行動に移せるのは凄いよ!私もヒーロー科に入れたら見習わなくちゃ!...緑谷くん!」
「な、何?」
「お互いがんばろうね!」
「うん!」
━会議━
「今年の受験生はみんな凄かったですね!特に1位と2位の子!」
「そうですね。1位の名前は爆豪勝己。個性は爆破。ほかの受験者が後半バテていく中、持ち前のタフネスで次々と仮想敵を破壊して90p。そして2位は緑谷出久。個性は超パワー。ほかの受験生が0ポイントから逃げ惑う中、けが人を見つけ0ポイントに立ち向かい撃破。破壊ポイントと救助ポイントで85p。」
「クラスはどうするんですか?」
「僕的にはA組B組でバランスよくした方がいいと思うんだけど、みんなはどう思う?」
と、校長が聞くとみんな賛成の中、1人反対意見を出した者がいた。
「俺はこの2人は同じクラスがいいと思います。」
「どうしてだい?相澤くん」
反対意見を出したのは、イレイザーヘッドこと相澤だった。
「資料によると、2人は同じ学校だったが仲が悪いと聞いています。同じクラスにしてお互いの状況を知れるようにした方が、勝手に切磋琢磨して実力も更に上がるのではないでしょうか。個性を使った喧嘩でも俺ならすぐに個性を消せます。」
「分かったよ。じゃあこの2人は相澤くんに任せようと思う。他のみんなもそれでいいかな?」
「「「「「「異議なし。」」」」」」
─数分後─
ある意味一番の問題児、お空の番がやってきた。
「とうとうお空ちゃんの番がやってきたわね。今年は平均何点だったの?」
「52点です。一応50点は超えているので合格はさせられます。合格するとなれば、個性の危険性を考えると俺以外に対処できる人がいないので必然的にA組になります。戦闘センスや個性の扱い方などの実力は文句なしなのですが知能の方は絶望的なので不安は残りますね。」
「52点かぁ...まぁでもお空ちゃんならなんだかんだ大丈夫な気がするわよ。あの娘ったら頭脳はあれだけど明るくて性格いいし、コミュ力は高いからクラスにも打ち解けれるだろうし勉強とかも教えて貰えそうよ。」
「それもそうだね。というわけでお空ちゃんをA組として合格させるけど大丈夫かな?」
「「「「「異議なし!」」」」」
━1週間後、地底にて━
「ちょっとお燐。」
お燐は地底の入口から地霊殿に向かう際、滅多に話しかけられない人物から話しかけられ、驚いてしまった。
「うわっ!」
「何驚いてるのよ...。雄英からお空宛に手紙が封筒が届いてたわよ。ヒーローになるためにあの娘は何年かけるつもりかしら。その根性妬ましいわね。」
「あははは...ありがとうパルスィ。」
─地霊殿─
「ただいまー!」
「おかえりなさーい!」
「あ、ちょうどいいところに。お空、雄英から封筒が届いてるよ!」
「んー?なんだろう?」
「とりあえず居間で確認してみようか」
「おっけー!」
というわけで、早速2人で居間で確認することにした。
「...なにこれ?」
封筒の中にあったのは紙が数枚と丸っこい機械だった。
「スイッチがあるからなにかの機会ではあるんだろうけどなんだろうね。」
「とりあえずポチッ!」
「あっ...」
【わたしが投影された!】
「あ!おっちゃん!」
なるほど、投影機だったのか。さすが雄英。カッパたちにも負けない技術力。それにしてもおっちゃんて...。ナンバーワンヒーローをおっちゃんて...。ファンが聞いたら炎上もんだよこれ。
【時間が無いから単刀直入に言おう。お空少女!今年こそ合格だ!ようやくヒーローになるための1歩を歩めたな!これまでより(勉強面で)辛くなるかもしれないが訳あって今年から私も雄英で教員をすることになった。一緒に頑張ろう!ではまた雄英で会おう!】
「...つまり?」
なんでわかってないんだい。
「おめでとうお空!ようやく合格したよ!今日はめいいっぱい豪華な料理にしよう!」
「...え?合格?...合格!?....うぉおおおおお!」
お空は雄叫びを上げながら喜んでいた。それは仕方ない。雄英に合格するのに何年もかかったのだから。
遅くなってすみません。
あと長くなってしまいました。ごめんなさい