発狂眼帯に転生!しかしそこはフォドラの大地だった……… 作:ナナシのG愛好家
「ベレト、ザビーネ、ガトー、此度の盗賊討伐、大義でした。」
私とガトー殿、そしてベレト殿は今、コスタス盗賊団討伐の報告をレア様にしていた。
「はっ!」
「ガトー、褒美は追って出します。此処からは学級の話になります。下がりなさい。」
「承知しました。」
そう言うと、一礼し、ガトー殿は謁見の間から去って行った。
「さて、ベレト、ザビーネ、貴方達には、今節の課題、
反乱の鎮圧を命じます。」
反乱?西方教会の馬鹿共が何か揉め事でも起こしたのか?
西方教会と言うのはセイロス教の支部の様な物だが、
我ら中央教会とは相いれない。幾度となく、小競り合いが起きていた。
「王国領の小領主、ロナート=フォン=ガスパール、ロナート卿と呼ばれる男が我ら聖教会に兵を挙げたとの知らせが入ってな。」
違ったな。ロナート卿、確か、王国領の北東部、痩せ細った土地ながらも、名君と名高い男が治め上手く切り盛りするクシュリナーダ領の隣のガスパール領を治めているんだったな。
しかし、領地が小さく、セイロス教会を倒すまでには至らんだろう。無謀な懸け、という生易しいものではあるまい。
「彼はかねてから、教団に敵意を露わにしてきていた。それが今回、いきなり兵を挙げたと連絡が入ってきてな。今、先遣隊を向かわせているところだ。」
「隣接するクシュリナーダ領の領主が兵を貸してくれるそうです。
貴方達は、後詰めの騎士たちと共に事後処理を行っていただきます。」
「畏まりました。」
そう言って私が礼をすると、ベレト殿も続く。すると、
「失礼します、レア様。アタシをお呼びだとか、」
そう言い入って来たのは白い鎧に身を包んだ褐色肌の金髪女性、
「彼女はカトリーヌ、同行する騎士団を率いる騎士です。」
雷霆のカトリーヌ、フォドラの英雄フォドラ十傑が一人、カロンの紋章を身に宿し、英雄の遺産【雷霆】を振るうセイロス騎士団きっての騎士だ。
「よろしくな、ベレト、アンタの噂は聞いてるよ。何かあったら、アタシらを頼ってくれ。」
こうして、ガスパール領の鎮圧戦へと赴く部隊が結成された。
「先生!」
すると、謁見の間の扉を開けて入って来た生徒が居た。アッシュだ。確か、ロナート卿は彼の養父だったはずだが、
「ロナート卿は、殺されてしまうんですか⁉城に居る子供たちは⁉
そんな事をされたら、僕は………僕は………!」
「下がれ!レア様は大事なお話の最中だ!」
衛兵にもみくちゃにされながら訴えかけるアッシュ。一瞬、彼の心が不安で締め付けられているように感じた。
その後、授業後の自由時間となり、私は散歩をしていた。ちょうど士官学校の学舎の前を通りかかると、
「お願いします!」
と、アッシュの声がした。何だ?
「そう言われても、私の一存では………」
入ってみると、ベレト殿が困ったような顔をしていた。
「どうした?先生。」
そう問いかけると、
「いや、アッシュがな………。」
とベレト殿は困ったように言い、アッシュは助けを求めるように、
「ザビーネ先生!僕を
と言ってきた。
「先生、何を迷っているのだ?課題協力という形で参加させればいいではないか。」
「いや、そうしたいのは山々なんだが………」
「なら!」
「討伐に赴く角弓の節の31日は青獅子の学級
それを外れるわけにはいかないだろ。」
「お願いします!そこをなんとか!」
ベレト殿が困ったように腕を組んでいうが、アッシュも引き下がらない。
「しかし………。」
「罰則ならば覚悟の上です!お願いします!」
そう言って頭を下げる。アッシュの気持ちは分からんでもない。
しかし、教師というのは生徒を正しく導く立場にある。ここで首を縦に振る訳にもいかない。どうしたものか………そう考えていると、
「話は聞いたぞ。アッシュ。」
声がしたので振り向いてみると、いつの間にか学舎の扉の前に立つ者がいた。
「ディミトリ、」
「殿下………。」
アッシュは複雑な顔をしていた。
「ロナート卿はお前の恩人だ。お前は彼を止めたいんだろ?」
「はい。ロナート様を僕は止めたい。あの人には数えきれないくらいの恩がある。ここであの人を殺させたくない………!」
そう決意に満ちた声で言うと、ディミトリは言った。
「なら一つ方法がある。」
「ッ!………何ですか⁉教えてください!!殿下ッ!!」
ディミトリがそう言った瞬間アッシュは希望に満ちた表情でディミトリの言葉に食いついた。
「落ち着けアッシュ。方法というのは………これを言うのは余り気乗りじゃないが、アッシュ、お前が
「へ?」
「え?」
「確かに出来なくもないが………
アッシュ、それでもいいのか?」
「え?」
私がそう言うと、アッシュは迷っているのか、考え込んでいた。来るも来ないも彼次第だ。さて、どちらを選ぶ?我々と来るか、諦めるか、
「行きます。」
ほう。
「いいんだな?アッシュ、後戻りはできないぞ。」
「はい。殿下には申し訳ありませんが、僕はロナート卿を止めたい。
このまま残れば、きっと後悔します。だから………お願いします!」
そう言い、彼は頭を下げた。
「よく言った。」
そう言って、ベレト殿はアッシュに手を差し伸べた。
「ようこそ、
ディミトリは生存ルートと死亡ルート、どちらがいいでしょうか?(皆さんの選択で、この後の展開が大きく変化します。)
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生存ルート
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死亡ルート