発狂眼帯に転生!しかしそこはフォドラの大地だった………   作:ナナシのG愛好家

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 今回は予告したとおりガンダムキャラが登場します。


第十三話 敵の真意は何処に?《前編》

「ヒューベルト、今のはどういう事だ?」

 

 ヒューベルトの思いもよらぬ言葉にベレト殿は問いかけてきた。

 

「そのままの言葉ですよ。私には何も、この日にやる必要はないと考えているのですよ。わざわざ警備の厳重になり、大司教が女神の塔に篭りきりになる。こんな日に大司教暗殺を行うのは不合理です。

 私なら、彼女が内密に出立するときに二重三重に罠を張り巡らせ、金で雇った山賊どもを大量に向かわせ、疲弊しきったところを手勢で襲い、

 遠距離から金で雇ったフォドラでも随一と呼ばれるクラスの狙撃手(スナイパー)に仕留めさせますね。」

 

 それは金のあるベストラ家だからこそ成せる技だぞ?それに、そこまで具体的な計画をひけらかすな。採用されそうで恐い。

 

「そうね。それに、見つけてくださいと言わんばかりのずさんな密書の管理も気になるわ。」

 

 エーデルガルトもそれに賛同する。

 

「何か事情があるのでしょうか………例えば、女神再誕の儀でなくてはいけない事情とか、」

 

 新しく黒鷲の学級(アドラークラッセ)に入った我が弟子、マクギリスも考察する。

 

「そうね。まずは情報収集と行きましょう。二人一組に分かれて情報収集をするわ。

 私と(せんせい)、リンハルトとリシテア、カスパルとアッシュ、ドロテアとザビーネ先生は周りの人たちから情報収集、

 ぺトラとフェリクスは隠密行動よ。会話の盗み聞きなどで情報を集めて。ヒューベルトとマクギリス、フェルディナントとベルナデッタは、ここで待機、非常時に備えて。」

「ウム。了解した。」

「畏まりました。待機でございますね。」

「待機………ホッ。」

「了解。では、師匠達の期間を待っておきます。」

「盗聴、出来ます。お任せ、下s………ください、です。」

「フン。まあ。退屈しのぎにはなるか。」

「フフ………よろしくお願いしますね。センセイ☆。」

「おっしゃあ!片っ端から聞き込みだぁ!」

「あ、待ってくださいカスパル!まずは気になる場所を標的に絞ってから………ああもう!」

「はぁ、僕も待機がいいn」

「何言ってんですかリンハルト。さっさと行きますよ。」

「え?リシテア?僕はネテいt」

「御託は要りません!!」

「グフッ!(゜o゜)チーン」

「………人が増えてさらにまとまりの無いクラスになって来たわね。」

「級則を導入すべきだろうか。」

「………はぁ。時間が惜しいわ。この話はまた後でにしましょう。行くわよ。(先生)

「………。」

 

 こうして、探索が開始された。

 

 カスパル&アッシュ

「ハンネマン先生、いらっしゃいますか?」

「なあアッシュ、何でハンネマン先生のとこに来たんだ?」

 

 大広間の二階にあるハンネマンの部屋。

 

「この部屋にはいろいろな装置が置いてあるじゃないですか。貴重な装置なら………と思いまして、」

 

 と、自分の考えを言うアッシュ。

 

「フム。君たちは他に目的があると思っているのか。そして、私の発明品を悪用しようと考えているものがいると、確かにその考えは悪くは無いが………」

 

 そう言い、ハンネマンは部屋に置いてある謎の器具を見渡す。一つは地球儀のような形をした球体、もう一つは神話に登場する勲章、月桂冠の様な冠、最後のは紋章を調べるための大きめの装置だ。

 

「これらの装置を扱えるものが、他に居るとは思えんな。」

 

 この考えにカスパルも賛同の意思を見せるが、

 

「本当にそうなんでしょうか。」

「何?」

「どういう事だよ?アッシュ、」

「この間の遠征の時、ロナート様の部下で、兵長の任を務めていた男がザビーネ先生に向けて禁術を使ったそうなんです。」

「禁術!?そんなもん使ってきやがったのか!?」

「はい。いくら闇魔法に精通したダークメイジとはいえ、王国の一領主の部下がそんな大層なものを扱える訳が無いと、思うんです。密書の件もありますし、やはり、ロナート様の裏には何かが………。」

「フム………つまり、魔道に詳しい者が、敵に居ると?」

「はい。それも、禁術や紋章学いった、いわば、『裏の魔道』に精通した者がいるのではないかと。」

「『裏の魔道』………か。」

「ええ。禁術など、神話や物語でよく出てくるものです。あれは派手な演出がかかっていますが、実際はもっと恐ろしい者なんだとか。そんなものに手を出せば………」

「つまり、吾輩と同じ域に至っているものが他にもいるかもしれんという事か。」

「ええ。それに、相手は禁術にも平気に手を出すような狂科学者(マッド・サイエンティスト)です。ハンネマン先生以上に魔道、紋章学の知識を持っているという可能性も………」

 

 そう言うと、ハンネマンはさらに考え込んだ。

 

「フム………致し方あるまい。」

 

 そう言うと、球体を手に取った。その球体には様々な紋章が書かれており、聖セスリーンの紋章、十傑カロンの紋章、巨大な光線を吐く竜を討伐したとされる英雄カーンの紋章、十傑ブレーダットの紋章の順番に押すと、球体が開き、一つの勲章のような物体が出て来た。そこには、十傑ブレーダットの紋章が記されていた。

 

「これは『愚者の(あかし)』吾輩の研究の一つの集大成だ。これを使えば、血筋的に紋章を宿していないものにも、紋章の力が使えるのだよ。ディミトリ君の協力を得て、ついこの間完成に漕ぎ着けることが出来た。これが宿しているのは、ブレーダットの紋章だ。アッシュ君、これを暫くの間、預かっていてくれるかね?」

「え?僕がですか⁉でも、ブレーダットの紋章なら、殿下とか、」

「本来、人間の体は紋章を二つ受け付けるようにはできていない。その事例が今この………ゲフンゲフン。いや、なんでもない。紋章を持たない者に紋章を持たせようという、神聖な紋章を犯す愚者の考え、それがこの証なのだよ。そして、これはアッシュ君に託す。吾輩は、」

 

 と言うと、月桂冠を手に持った。

 

「この魔力増幅機構を肌身離さず持っておくこととしよう。そうだ、カスパル君、君にも、鍛冶屋に行って吾輩の頼んでいた物を預かってくれ。この装置は、」

 

 そう言い、紋章判別機に目をやるが、

 

「大きいし需要価値はあるまい。」

 

 と言った。

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 リンハルト&リシテア

 彼らが来たのは食堂だった。

「リシテア、こんなとこでいいの?」

「はい。食堂は聞き込み捜査にはもってこいです!!ついでに、」

 

 と言い、食堂のおばちゃんの方に向かって行った。

 

「すみません、数量限定トリプルベリー・パフェをください。」

「あいよ。リシテアちゃん。念願のこれが食べられてよかったね。」

 

 食堂の受付の人はそう言うと、厨房に、

 

「限定パフェ一つ!!」

 

 と、注文を言った

 

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「ん~おいひ~♡」

「…………。」

 

『幸せ!!』と言う顔をしながら、パフェを頬張るリシテアを、リンハルトはジト目で眺めていた。

 

「あんでふかリンファルト、パフェふぁふぁふぇふぁふぇんふぉ。」

「とりあえず食べてから話そうか。」

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・《少女食事中》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「で、何でここに来たの?寝れるから?」

 

 リシテアがパフェを食い終わるのを待たされたリンハルトはイライラしている。寝ようと思ったのだが、リシテアに、

 

「任務中なんです!寝ない!」

 

 と、叩き起こされたため寝ようにも寝れなかったのだが。完全に自分の事を棚に上げており、リンハルトからしたら、「お前が言うな。」の一言に尽きる。ただし、それを言ったらどうなるか分かっているため、言おうにも言えないのである。

 

「そんな訳ないじゃないですか。貴方じゃないんだから。ここにはおのずと大量の人が集まってきます。私たちはそれを待てばいいのです。」

 

 そのリシテアの作戦に、リンハルトはなるほど。と言う顔をした。

 

「それでは、さっそく聞き込みに行きましょう!!」

「わかったよ。」

 

 まず彼女が目を付けたのは、同じように食事に来ていた兵士だった。

 

「すみません。この大修道院で貴重な品が保管されてる場所、知りませんか?」

 

 リシテアが聞くと、

 

「貴重なもの、か………。あ、そうだ。貴重な品なら、この厨房にもあるよ。」

「ほんとですか⁉」

 

 いきなりのアタリに、リシテアは顔を輝かせるが、

 

「この厨房の蔵には、何百年も付け込まれた葡萄酒とかが眠ってるって話さ。ただ、味は飲めたもんじゃないって話だよ。ある意味、貴重な品さ。」

 

 この報告に、

 

「チッ、外れか。」

 

 露骨に嫌そうな顔をするリシテア。リンハルトのもとに戻ってくると、

 

「外れでした。次行きましょう。」

「………血も涙もないね。」

 

 この後の展開を考え、リンハルトは頭を抱えた。

 

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 時は遡り、リシテア達が聞き込みに出る前、彼らの会議を見ている者がいた。ヒルダと同じ桃色の短い髪の女性は、後ろに、二人の男性を従えている。一人は、紫髪で、服に薔薇を指しており、もう一人は、フォドラでは珍しい褐色肌の、金髪の青年だ。

 

「フッ、面白い子供らだ。」

 

 女性がほほ笑んだ。

 

「我々も援兵として呼ばれましたが、他に狙いがあることも視野に入れておりました。しかし、それは歴戦のあの男だからこそ気付けたこと。我々はそこまで頭が回りませんでした。」

 

 と、紫髪の男も声を出す。

 

「ええ。あの年で………私やエルビーと大して変わらないではありませんか。」

 

 と、金髪の青年。

 

「ああ。将来は配下に欲しい位だな。」

「ははは、面白いことを仰る。あの級長は帝国の第一皇女、我らとは国が違いまする。」

「確かにな。しかし、そんな事を忘れるほどだな。」

「ああ。全くでございます。」

 

 そんな事を話している。

 

「グレミー、」

「はっ、」

 

 女は、金髪の青年を呼んだ。グレミーと言う名前らしい。

 

「彼らに協力してやれ。さりげなく、情報を流してやるのだ。」

「承知しました。」

「マシュマー、」

「ここに。」

 

 紫髪の男も呼んだ。こちらはマシュマーと言うようだ。

 

「私と来い。大司教殿への謁見が遅れる。」

「はっ。ハマーン様!!」

 

 女、ハマーン・カーンはマントを翻し、その場を後にした。




 という訳で、ZZからハマーン様です。このキャラは初期から登場考えていました。身分は後々明らかになります。

 ディミトリは生存ルートと死亡ルート、どちらがいいでしょうか?(皆さんの選択で、この後の展開が大きく変化します。)

  • 生存ルート
  • 死亡ルート
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