発狂眼帯に転生!しかしそこはフォドラの大地だった……… 作:ナナシのG愛好家
リシテア、リンハルト、ドロテアは的確に魔法を落とし、敵を潰していく。
「フェルディナント!!」
「ああ。分かってるいさ、カスパル!!」
フェルディナントは飛び上がり、カスパルの後ろにいた兵士を槍で突く。カスパルは、フェルディナントの下をくぐり。回転する要領で斧を下から勢いよく振り上げ、フェルディナントの後ろにいた剣士の顎を打ち砕いた。息の合った神業を披露した二人は、双子の様な連携で次々と敵を仕留めて行った。
「凄い………ボクも負けていられないな。」
アッシュも、槍を引き抜く。その胸には、ハンネマン先生からああ得られた、愚者の証がきらめいていた。
「はぁぁぁぁああああ!!!!!」
ディミトリから教わった、尋常ではない怪力を宿す『ブレーダットの紋章』。その『力まかせ』の槍を最大限活用する彼の編み出した動き、
ディミトリから教わったのは参ノ型まで、でも、
「それでも、戦える!!」
十八回の連続付きで、敵を次々と吹き飛ばして行く。名前は恥ずかしいので叫ばない。
「いい技だな!!」
隣にいるベレトも、そうアッシュに声援を送った。
それにアッシュは、ヒマワリのような表情を浮かべ、
「はい!!」
と、応えた。
「このままいくぞ!!アッシュ、ぺトラ、付いて来い!!」
「「はい!!」」
ベレトは愛剣である鉄の剣を、ぺトラとアッシュは鋼の剣と槍を構え、敵に突っ込んでいく、敵の残りは、38名、しかし、彼らは自然と、負ける気はしなかった。
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フェリクスSide
ガァン!!ガァン!!ガァン!!
凄まじい音が鳴り響く。死神騎士の鎌と、俺の剣が打ち合う音だ。
『なかなかやるようだな。』
「フン。貴様も、噂と口だけの贋物ではないか。面白い。」
鎌と愛刀とのぶつかり合いで、手がしびれる。分かる。俺は馬鹿ではない。奴は全力を出していない。
間違いない、こいつは俺より強い。下手したら、あいつや、兄上より。いや間違いない。こいつの強さは兄上やあいつより上だ。俺はそれに食らいついている。
圧倒的強者の気が形成するオーラに、重圧に、押しつぶされそうになる。しかし、
『妙だな。』
「どうした?戦いの最中に考え事か?随分と余裕だな。」
『貴様、何故笑う?押されているのは分かっているはず、それでもなお、何故、笑うのを辞めない?』
俺は確かに笑っている。
「何故笑う、か。それは、楽しいからだ!!」
『ほう、』
「俺には兄がいた。その兄は、俺よりも強かった。俺は、兄を、越えるべき壁としてみていた。
しかし、その壁は、兄の死と共に崩れ去り、俺には二度と越えられなくなった。
しかし、それより高い壁を、世界は俺にくれた。そして今、俺の前にさらに高い壁がそびえ立っている。それを越えろと、越えて見せろと世界が言う。それを越えたいと血が騒ぐ!!
そして、今どこまで登れるか、俺はそれを試している。その時のみ、俺は生きているのだと、実感できる!!」
そう言うと死神が、仮面の奥で笑った気がした。
『面白い、ぬるま湯に浸かった貴族共の集まりかと思えば、同類が居たか。来い、その力、測ってやろう。』
「ああい、行くぞ!!」
和刀を捨て、収納魔法陣から、二振りの剣を出す。片方は神聖武器、モラルタの剣、もう一つは、父がよこした、名工ゾルタン=アッカネンの鍛えた名剣。イフリート。
「消えろ!!死神!!」
怒涛の猛撃を繰り広げ、そう言う。しかし、
『甘い。』
一刀のもとに、弾き飛ばされる。
『太刀筋は良いが。貴様では勝てん。諦めろ。』
「…………れ。」
『ん?』
立ち上がり、剣を突きつける。
「黙れ………俺は、まだ、立っているぞ!!」
『ほう………。逃げれば追わないと言うのに、なおも挑むか。』
「それが、俺の生き方だ!!」
くらえ、死神、俺の、奥義を!!
「二刀流、」
『大技でけりをつけるか。それもまた一興。』
そう言い、死神も、鎌を刀を担ぐように構える。
『
「奥義!!」
地面を蹴る。それに対し、正面から迎え撃つかのように、死神は溜めた力を放った。
『死刃《ラファーガ》!!』
「双星旋風突《ダブル・サーキュラー》!!」
渦を巻く俺の双剣が、斬り、滅ぼす、死神の鎌が、交差した。
『………良い、剣技だ。』
そう言う死神の右肩の鎧は、大きく砕けていた。
「フン。素直に、受け取っておくぞ。」
そう言う俺は、肩口を切り裂かれていた。ガランガラン!!と音を立て、剣が落ちる。フン。あれだけ大口を叩いておいて、このザマか。
『止めを刺すのは、また今度にしよう。それに、新しい逸楽も見つけた。また会おう。次は、貴様の剣が、練達の域に達した時。』
「………そうか。」
次は、負けん。そう思いながら、俺の意識は闇に沈んだ。
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「どうしました?さっきまでの威勢は何処へ行ったのです?」
そう言いながら、ヒューベルトは持っていた槍をクルクルと回しながら。魔球と魔刃に指示を飛ばす。
『なかなか、やるじゃねぇか。だが、これからだぜ!!』
そう言う空を飛ぶ男の肥えには、少し焦りが出ている。魔球からは魔法弾が発射され、男が魔法弾を放っても、不規則な動きで回避する。そして、隙をかいくぐり、魔刃が急所を貫かんと飛んでくる。
「威勢だけでは私は倒せませんよ?」
『そうかよ、ならこいつで!!』
魔方陣を描き、黒魔法最上級魔法であり、熱戦魔法、【アグネアの矢】を放つ。
「ならば!!」
6つの魔弾が、ヒューベルトの手の前で収束し、黒い光線を放つ。それは、【アグネアの矢】と、正面から衝突し、爆発する。
『貰ったぁッ!!』
爆煙の中を一直線に男が突っ込んでくる。しかし、魔刃に阻まれた。
『チッ、』
「ククククク………惜しかったですが、それでは私に届きません。」
『何の、まだまだこれからだぜ!!』
そう言う男は、両足の先端から、魔力で形成された刃を作り出し、両手に剣を握った。
彼らの戦いは、まだ始まったばかりだ。
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『コレでェッ!!』
「甘い!!」
【トロン】の光線をザンバズターで相殺する。
『もーらいっ!!』
槍を振ってくるのを、カットラスでいなす。
この男、槍使いかと思えば、
『なかなかやるじゃん、そろそろオレ、本気で行くよ?』
こいつの正体は想像ついている。鎧が完全に奴の愛機だからな。でも、いくらメイジと言えアレは出来ないはずだ。
『食らえ!!』
一気に多種多様な魔法陣を展開する。いや本当にやるのか!?私はどこぞの崩壊野郎ではないが言わせてもらうぞ。このチートが………!!
トロンが、シェイバーが、エクスカリバーが、サンダーストームが、アグネアの矢が、ウォルタが、ブラストが、イゼルカントが、ボルガノンが、ライナロックが、一斉に放たれる。
咄嗟にトロンを躱し、シェイバーを撃ち落とし、エクスカリバーとサンダーストームと言うとんでもない時間差攻撃を飛びのいて躱し、アグネアの矢を盾で受ける。衝撃で魔法防御に強いはずの盾がひしゃげたが、まだ何とかなる。ウォルタを退魔効果のあるマントで防ぎ、ブラストを撃ち落とす。イゼルカントとライナロックを飛びのいて躱すが、遂に最後のボルガノンを食らってしまう。
「ぐっ!!」
『おお、ほぼ全部避けた………アンタすげぇな。』
「その油断が命取りだ。死ねぇ!!」
ザンバスターを放つ。それを顔をそらして男は避けるが、光線が兜に当たり、兜の一部が砕け、鎧と同じ水色の髪が露わになる。
「チッ、このヤロウ、」
兜の割れた顔を手で隠しながら、そう言う彼の声は仮面の声より少し高かった。やはりこの男、アイツか。という事は残りの二人も、待てよ、という事は、
この世界でも、悲劇と言うものは起きるのだな。
「今日の所は退いてやるよ。俺の名は
そう言い、ワープで退散した。
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「はぁぁぁ!!」
ベレトが、次々と敵を屠っていく。ぺトラは重層の敵に
「ええい、封印さえ解ければ、お?おおおおおおお!!」
しかし、唐突に歓喜の声を上げる。封印を解くことに成功したのだった。
「封印は解かれた!!奮戦せよ!!我らの勝利はすぐそこだ!!」
ダークメイジはそう言うと、含み笑いをしながら、棺をあさる。そこにあった物に、驚愕することとなる。
「これは………いったいどういう事だ!!何故、何故こんなものが!!」
そう言う声には、憤りすら感じる。そこにあったのは、鉄の剣より大きい剣。鉄の剣が片手剣と呼ばれるものだとすれば、これは片手半剣、バスタードソードと呼ばれるものだ。両手で持っても、片手で持っても戦える大ぶりの剣。これだけ言うと、扱いやすいように聞こえるが、両手剣としては軽く、片手剣としては重い、ピーキーな武器だ。
その件のつばの両側は広がり、竜の翼を彷彿とさせる形になっており、中心にはぽっかりと穴が開いている。その剣を見たダークメイジは、急に怒り出したのだ。
しかし、
「棺が………アッシュ、ぺトラ、ここは任せる。俺は、」
そう言うと、今まで斬り結んでいた兵士を切り捨て、前傾姿勢になり、敵の間を縫いながらダークメイジの元へと向かって行った。
「奴をやる!!」
「ええい!!」
やむを得ず、ダークメイジは棺にあった剣を手に取った。
「はぁぁぁぁあああ!!」
しかし、所詮、剣技などかじっても居ない素人。ダークメイジのもつ棺の剣は、あっけなくベレトの気力のこもった剣に弾き飛ばされた。
すかさず、ベレトは棺の剣を手に取った。
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足止めする奴はいないのかと思ったが、アッシュの見たことも無い様な攻撃に半数の敵が打ち倒された。
飛び上がり、槍を叩きつけるこの戦技は、武器の耐久度など一切考えちゃいない。しかし、衝撃が生み出す、衝撃波は、多くの敵を吹き飛ばし、床にクレーターを生む。しかし、英雄の遺産でもないただ槍が、この衝撃に耐えられる訳が無い。ポッキリと、槍の穂先はへし折れていた。ディミトリからはは、使う事は進められていなかった。
「フン。火力は凄まじいが、これで終わりだ!!」
ダークメイジの副官である
次回、アッシュ、死す!!デュエルスタンバイ!!(大嘘)
などと言う冗談を置いておいて、次回は、アッシュ覚醒!!ベレト覚醒!!シン、絶望!!の三本です。まあ、どれも予想できていたと思いますが。
ディミトリは生存ルートと死亡ルート、どちらがいいでしょうか?(皆さんの選択で、この後の展開が大きく変化します。)
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生存ルート
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死亡ルート