発狂眼帯に転生!しかしそこはフォドラの大地だった………   作:ナナシのG愛好家

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第十九話【壊せない壁と砕け散った絆】

 王国領コナン塔

 元は、北方の異民族の侵入を防ぐために建てられた塔。

 この塔に、堕ちたゴーティエ家の嫡男がいる。

 今回は、セイロス騎士、ギルベルト・フォン・ギュスタウがどうこうしている。

 彼は守りに点を置いた戦法から、『絶壁』の二つ名を持つ有能な上位騎士だ。

 更に今回、クシュリナーダ領のトレーズ・フォン・クシュリナーダ卿が、盗賊胎児に参加してくれると言うのだ。

 

「これがコナン塔、そして。」

 

 エーデルガルトは辺りを見渡す。

 

「生憎の雨ね。(せんせい)。」

 

 そう言って、雨の中、自信と同じ様に黒い外套を纏うベレト殿に話しかけていた。するとヒューベルトが、

 

「アッシュとリンハルトの斥候隊が戻りました。入り口の警備は僅か数名、また、裏口等の出口は瓦礫に埋もれて封鎖されているそうです。」

 

 と、報告に来た。

 

「出入り口を封鎖?」

 

 エーデルガルトが顔を顰める。

 

「入って来い、という事だろう。奴らは中で待ち伏せているのではないか?」

 

 私が言うと、

 

「そうだな相手方は迎え撃つ方向性の様だ。」

 

 と、ベレト殿も頷く。

 

「参ったわね。コナン塔は防衛向きの拠点、甲状腺の単純計算では、相手の三倍の戦力が欲しい所だけど………。」

「今から増援を頼むのは、間に合いそうに無いですね。」

 

 近くにいたドロテアが口を挟んだ。

 

「分かった。作戦会議を開く!!至急皆を中央天幕に収集してくれ。」

「はっ!!」

 

 私が近くの下位騎士にそう命ずると、その騎士は走って行った。

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 作戦が決定した。

 

 ベレト殿の元上階を抑える突入部隊。選ばれたのは、

 エーデルガルト、ベルナデッタ、ヒューベルト、シルヴァン、アッシュ、フェリクス、ぺトラ、リシテア、シン。そして、新しく入って来た、アネットだった。

 そして、下の階を抑えつつ、突入部隊をサポートする、私の制圧部隊。人選は、

 リンハルト、フェルディナント、ドロテア、カスパル、マクギリス。そして、黒鷲の学級(アドラークラッセ)のモブ生徒諸君と、

 クシュリナーダ卿とギルベルト殿だ。

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 そして、作戦開始の時間になった。

 

 まず、アッシュとベルナデッタ率いる弓兵部隊が、門の前の見張りに一斉射撃をお見舞いする。

 

「な、なにがッ!!」

「ぐわぁっ!!」

「ぎゃぁっ!!」

 

 矢の雨に次々と降り注ぐ。あっという間に、門番部隊は壊滅した。

 

「よし、あとは私が。」

 

 ザンバスターを構える。最大出力で、巨大門の中央部分を撃ち抜く。閂のあった部分が消し飛び、門が容易く開く。

 

「容易いな。突入!!」

 

 私とマクギリスで先陣を切る。フェルディナントとカスパルも突進し、門から出て来た相手を切り伏せて行く。

 

「何だ?カチコミか?」

「おい、あれ、」

「『外道騎士』!?それに、『絶壁』までいるじゃねぇか!!」

「おい、盗賊狩りの『灰色の悪魔』がいやがる!!セイロス騎士団に飼われてたって噂、マジだったのかよ。」

 

 口々に言葉を叫びながら武器を構えるあたり、練兵が行き届いているな。並みの盗賊とは思えぬ。

 

「やっちまえ!!」

「陣形を崩すなよ!!」

「お頭の指示通りにやれ!!」

 

 頭数もなかなかにそろっているな。よし、

 

「作戦通り、一気に上階へ向かう!!最上階までの道のりは長い。心してかかれよ!!」

 

 ベレト先生も指示を出す。

 

「総員!!密集陣形用意!!一点突破するわよ!!」

 

 エーデルガルトも声を張り、矢じり型密集陣形を作る。

 

「しんがりは私が勤める!!誰か、援護したまえ!!」

 

 トレーズ卿が言うと、

 

「では、我々が、」

 

 ギルベルト殿が背後に付く。

 

「総員、突撃!!」

 

 ベレト殿の指示で、一斉に進軍する。いささか戦略的ではないが、一気に下を突破し、(マイクラン)を抑え、統率を失った盗賊団を潰していく。

 電撃戦からの殲滅戦だ。

 進軍しつつ、向かってくる敵と、陣の一番手前の人間とで武器がぶつかり合う音が聞こえる。

 

 そして、最上階の司令部前の階段に到着した。奥からは、

 

「お頭が危ねぇ!!お前ら急げ!!」

「「「おぉーッ!!」」」

 

 と、無視した連中が上ってくる。

 

「ここから先は任せたよ。先生。」

 

 上ってくる一人を撃ち抜きながら言う。

 

「皆さんお急ぎを。」

「ここを通りたければ、私達を倒して行きたまえ!!」

 

 トレーズとギルベルトも構えを取る。

 

「任せるぞ、エーデルガルト!!」

「行って来いシルヴァン!!兄貴とけり、つけて来いよ!!」

 

 カスパルが籠手を、フェルディナントが槍を構える。

 

「師よ、行きますよ。」

 

 マクギリスが双剣を構えた。

 

「分かっ。分かった。行きますよ、先生。」

 

 周りに肩を押されたシルヴァンは、クルクルと槍を回し、肩に担いで、こちらを振り返った。

 

「遅いと、置いてきますよ!!」

 

 そう言い、先陣を切り、盗賊団の元へ突っ込んでいく。

 

「オラァッ!!」

 

 一回転して威力を乗せた突きを正面の相手に放ち、敵を貫く。

 

「シルヴァンに続けッ!!」

 

 ベレトが指示を出すと、

 

「「「おおーっ!!」」」

 

 と叫び、突入部隊が突撃していく。この戦いも、終幕に近づこうとしていた。

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 そして、もうすぐ旧司令室に付こうという時だった。

 敵もほぼほぼ壊滅させ、進軍するが、扉の前に、仮面を付けた騎士たちが現れた。

 その中には、シンの親友だった、アウル、スティング、ステラ達、聖廟の戦いでエーデルガルトと激闘を繰り広げた白髪の青年、

 彼らの横に立っているのは、五人の男女だ。

 連獅子のような髪の毛をし、大剣を背負い、能面の様な仮面で顔を隠した男、

 ハルバードの様な槍を持ち、こちらを見据える青年、

 右手に鎌の様な片手剣、左手に盾を持った小柄な少女、

 フードをかぶり両側に魔道所を浮かべ、謎の球体を右手の上に浮かせている青年、

 そして、中央に陣取り、両腰に一本ずつ、刀を差した男が立っていた。

 

「あの時の借りを返すぜ。ヒューベルト・フォン・ベストラ。」

 

 片手剣を抜き放ち、ヒューベルトに向けるスティング、

 

「ククク、いいでしょう、相手をして差し上げます。」

 

 対するヒューベルトは、敵に向けられた剣を微動だにせず、顔に笑みを浮かべた。

 

「で?どいつが俺の相手?」

 

 アウルも一歩、前に出る。

 

「私が………!!」

 

 アネットが、片手に斧を持ち、身構える。するとアウルは

 

「へぇ………。」

 

 とだけ呟いた。

 

「……………ッ!!」

 

 ステラは、無言でシンに飛び掛かる。

 

「ステラッ!!俺だ!!シンだ!!分からないのか?」

 

 大剣で応戦しながらも、必死に剣を打ち合わせるシン。しかし、ステラはまるで聞く様子が無い。

 

「全く。品が無いねぇ。」

 

 すると、球体を持った青年が前に出た。

 スッ、と、球体を上に掲げる。すると球体が光、

 ギュアァン!!

 と言う音と共に辺りに闇が広がった。

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「ここは………。って冷たっ!!」

 

 リシテアが目を開けると、 そこは土砂降りの中、大理石とはまた違う、妙な地面に立っていた。

 見ると、地面はかなり先で途切れており、見上げれば雲がすごく近くにあるように見える。

 

「空?」

「ようこそ、ボクの空中庭園へ、」

 

 すると、先ほどの青年が、歩いてきた。

 

「これは………貴方の仕業ですか?」

 

 リシテアが問いかけると、

 

「ああ。あんな狭い場所で乱戦なんて、品が無いからね。」

 

 スッ、と、球体を正面に掲げる。

 

「エレガントに、決闘と行こうじゃないか。」

「………上等ですよ。」

 

 リシテアも、笑みを浮かべ、剣を握り、魔法陣を展開する。

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「ふぇ!?ここどこ―――――――!?!?!?!?!?イヤー!!暑い暑い暑いですううぅぅぅっ!!!」

 

 ベルナデッタはいきなり火山地帯の様な場所に飛ばされテンパっていた。

 

「全く、騒がしい奴じゃのう。」

 

 すると、先ほどの連獅子のような男がベルナデッタの前に対峙した。

 

「ぴやああぁぁぁぁぁ!!!!出た!!お化け!!お化けええぇぇぇぇ!!!!」

 

 その瞬間悲鳴あげまくるベルナデッタ。

 

「いやお化けって………初対面で化けもの呼ばわりは流石に傷つくぞ?ワシ。」

 

 初対面のこのテンションにドン引きする連獅子男。

 

「とにかく、とにかくここは何処なんですかああぁぁぁぁぁっ!?!?」

「おおおおおちおちおちおちつけ?ここは魔力で作られた空間じゃ。儂の意思の力が反映されとる。

 ここはワシの生まれ故郷………の近くじゃ。ワシを倒すか、一定時間したら消え去るから、ここは落ち着け、な?な?」

 

 余りのベルナデッタのテンションにドン引きし、何故か説明してしまう連獅子男。

 

「そんなこと言われても、落ち着けませんよおおぉぉぉぉぉ!!!!!」

「ド阿呆ッ!!!」

「ぴゃうっ!!」

 

 しかし、その瞬間、連獅子男が怒鳴った。

 

「甘えるでないッ!!ワシは敵じゃぁッ!!このままではきさん、喚き散らすだけでこの大剣に切り伏せられてその人生終わるぞォッ!!!」

「へ?お、終る?」

「そうじゃぁッ!!きさんの人生、そんな物でいいのかァッ⁉」

「い、いいわけないじゃないですかぁ!!」

 

 ベルナデッタが怒鳴り返すと、

 

「ならばきさんの本気を見せてみろ!!ワシにィ、抗って見せろォッ!!」

 

 そう言い、大剣を構える男。

 

「じょ、上等ですよ!!アタシはアタシのかわいいお部屋で死ぬんです!!こんな暑苦しいとこで死ぬなんてまっぴらごめんですよぉ!!」

 

 そう言って弓を構える。

 

「そうじゃ、きさんの本気、あ、見せて、みや~が~れいッ!!」

 

 そう歌舞伎らしい仕草で言うとその状態でベルナデッタに向き合った。

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「ここは………。」

 

 アッシュが見渡すと、そこは一面水が張った浅瀬だった。

 

「へぇ、きみっちが水を操るボゥードウィンの紋章の適合者………まさかきみっちと戦う羽目になるなんてね。」

 

 そんな声が聞こえ、見返すと、そこに居たのは青髪の青年だ。

 

「貴方は?」

「馬鹿正直に名乗る奴がいる~の?おれっちの名前は教えナッシング。」

 

 そう言って槍を構えた。

 

「貴方、死神騎士の仲間ですね?」

「だとしたら?どうするって~の?」

「セイロス騎士団に、連行させていただきます。」

「きみっちが?おれっちを?アッハッハ、おもしろ~いこと言う~ね。やてみな~よ。」

 

 相変わらずへらへらした態度の青年に、アッシュは弓を構えた。

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 ザッ、と音がして、ぺトラは廊下の様な場所で立ち上がった。

 

「ここは………。」

 

 腰に収めた二本の短刀を抜き、周囲を警戒する。すると、

 

「ッ!!」

 

 文字通り雷光の様なスピードで剣が飛んできた。警戒していたぺトラは野生の勘で察知し、

 キィン!!

 と音を立てて弾いた。弾くと同時に後ろに飛び、威力を相殺する。

 

「初激を防ぐカー。キミ凄いネ。」

 

 鎌の様な剣を持った少女がそこには立っていた。

 

「誰です………。聖廟、敵、仲間、ですか?」

「うーん。その答えはイエスかな?」

 

 のほほんとした物言いでそう言う。

 

「名前、何、言います?」

「アタシの名前、悪いけど教えらんないよ。。」

 

 ぺトラの問いかけは軽々と受け流されてしまう。

 

「ぺトラちゃん、だっケ?悪いけど、アタシ、手加減とかできないからね?」

 

 そう言うと、剣を向ける。

 

「ケンカ上等………です。」

 

 ぺトラがそう言うと、

 

「あいや、これ喧嘩じゃ無いんだけどな。何か調子狂うんだよな。」

 

 と呟き、頭をかいた。

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「で?どう言うおつもりで?」

 

 ぺトラ、リシテア、ベルナデッタ、アッシュは転移したが、残りの彼らは転移せず、対峙していた。

 ヒューベルトがスティングに問いかけると、スティングは壁に魔法弾を放ち、壁を飛ばした。

 

「ここは狭いからなァ。外でやろうぜ。」

「いいでしょう。」

 

 そう言うと、互いに浮遊魔法を使い、穴から空に飛び立った。

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「………。どういう事?」

 

 アネットは驚いた。気が付くと、リシテア、ぺトラ、アッシュ、ベルナデッタが消えていたのだ。

 

「あいつらは魔力で作られた空間に転移したんだよ。」

 

 クルクルと片手で槍をもてあそびながら、アウルがそう言った。

 

「じゃぁ、俺達もやろうぜ?」

 

 槍を構え、魔法陣を展開する。

 

(みんなが心配だけど………今は目の前の相手に集中しなきゃ………!!)

 

 そんな事を思いながらアネットは斧を構え、魔法陣を展開した。

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「ステラ………!!待ってくれ!!俺達が戦う理由なんてない!!」

 

 剣を交合わせがらシンはステラに言葉を投げかける。しかし、対するステラは無言を貫いている。

 

「こうなったら………」

 

 シンは大剣を正眼に構えた。

 

「ちょっと痛くするけど、文句言わないでくれよ!!」

 

 そう言い、今度はシンが仕掛けた。

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「お前の相手は俺か。」

 

 そして、中央に陣取っていた男に、フェリクスは刀を向けた。

 

「………貴殿、死神と剣をマジ合わせたという少年か。」

 

 男は二刀に手を掛け男はそう呟いた。

 

「実力を、測ってみよう。いざ!!」

 

 二刀を抜き放つ男。それと同時に、フェリクスは剣を構え、突っ込んでいった。

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 一方エーデルガルトは、白髪の男と対峙していた。

 

「リベンジマッチとさせてもらうわ。」

 

 斧を構えるエーデルガルト、一方で男の方も、

 

「それは、こちらのセリフだ!!」

 

 と、両手に剣を構え、突進した。

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 そして、ベレトとシルヴァンは指令室への扉を開け、突入した。

 そこに居たのは、赤髪の、顔に傷のある男と、フードをかぶり、片手剣と盾を持った男だった。

 

「来たか………シルヴァン!!」

 

 憎悪の目を向け、破裂の槍と盾を構えるマイクラン、

 一方でシルヴァンは冷めた目でマイクランを一瞥し、片手に一本ずつ、槍を構えた。

 

「分かってたのかよ、クソ兄貴、」

「協力者が来てな。それに、ちょうど良いぜ。」

 

 そう言い、破裂の槍を向ける、

 

「親父はもう、子供を産める年じゃねぇ。テメェをここで殺せば、」

 

 ニヤリ、と笑みを浮かべる。

 

「俺が頭首だ。」

「そうかよ、俺もアンタには、いい加減黙ってもらおうと思ってな。」

 

 両手の槍を向ける。

 

「兄貴イイィィィィッ!!」

「シイイィィィルヴァァァァァァァァン!!」

 

 そして、互いの槍が交差した。




 すみません続きます。

次に登場するガンダムキャラは誰がいいでしょうか?この五人から選んでください。

  • ニルス・ニールセン
  • アンジェロ・ザウパー
  • ヘルベルト・フォン・カスペン
  • リボンズ・アルマーク
  • ラウ・ル・クルーゼ
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