発狂眼帯に転生!しかしそこはフォドラの大地だった……… 作:ナナシのG愛好家
ガアアァァァァァン!!
と、すさまじい音が、水の張った空間にこだまする。
水で形戸られた槍を持ったアッシュは、吹き飛ばされゴロゴロと地面を転がった。
「ぐ………強い………。」
そう言い、頬に付いたおのれの血を拭うアッシュは、すでに満身創痍だ。
「おいお~いその程度~?キメリエスの紋章の力を、まるで使えてねーじゃん。」
そう言い、クルクルと槍を回す。
「………。(そうだ。水の槍、水の魔弾、僕には十分に扱えない。やっぱり僕はこの力を使う権利は………。)」
「権利なんかねーよ。」
「ッ!?(今、僕の心を?)」
「おれっちの持つ紋章、アヴァロンの紋章の権能、『思考盗撮』さ。お前の考えてることが分かる。
………っあー、いいか?紋章っつうのは異能力でもなんでもねぇ。ただの身体機能だ。お前には紋章を使う、意思がある。
それに、お前はガエリオ・ボードウィンじゃねぇ。アイツの技を模倣しようが、それは本物に届かねぇ。」
「え?」
青髪はそう言う。先ほどの歩に毛多様な喋り方ではない。通常の話し方だ。
「な………。」
「紋章の使い方なんざ人それぞれだ。元々、キメリエスの紋章の権能は、『水操作』、と、『勇気』だ。ボードウィンの戦い方で戦う必要はねぇ。」
「………(何で、敵である僕に、そんな事を教えるんだ?)」
「分かってねーな。おれっちの目標は、アイツを、ガエリオを越える事なんだよ。」
「へ?」
「おれっちはあいつを越える。でも、その夢はもう敵わない。何瀬相手は死人だからな。
キメリエスの紋章の使い手、そいつの全力を、正面から叩き潰す。だから、お前にはお前の紋章の力を最大限使えるようになってほしい。
お~けい?」
「………分かりました。」
「うっし、じゃ、修行着けてやるよ。おれっちの満足する強さに、せいぜいなれよ!!」
「当然です!!(自分の、最も得意な方法で………)」
アッシュは、弦の着れた銀の弓を構えた。弓には水がまとわりつき水の弦が構築される。
「へぇ、驚いた。いきなり正解か。」
「行きますよ!!」
そう言い、アッシュは水を纏った矢を放った。
それが、青髪の腕を掠った瞬間、青髪は動きを止めた。
「え?」
「チッ、時間切れか。」
「いや、何ですか時間切れって………。」
「こっちの話だぜ?お前と戦うのは、またの機会になっちまったな。じゃ、ば~いび~。」
青髪がそう言った瞬間、アッシュの視界は光に包まれた。
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一方火山地帯の精神世界
「ど・う・りゃ・あああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
そんな大声と共に、炎を纏った大剣が振り下ろされた。
「ぴええぇぇぇぇェェ!!あっつあっちあちゃちゃちゃちゃ!!暑い暑い暑い死ぬ死ぬ死ぬ―――!!!」
その大剣を引きこもりとは思えない瞬発力で躱し、矢の雨を降らす。
「ぎゃあぁあっあ死ぬ―――――――――!!!!」
「いやほんとうるさい奴じゃな。すべての攻撃避けるわバク宙するわ引きこもりとは思えんスピードで走り回るわ一瞬で矢の雨降らすわ………
きさんホントに引きこもりかじゃ?」
もはや連獅子男が疑うレベルの運動能力である。
「ベルはしがない引きこもりですぅ―――――――――!!見逃して下さい―――――――――!!!」
「そう言いながら矢の雨降らすな!!何処からツッコんでいいか分からん!!」
そう言いながら、赤髪に魔法で火をともす。
「奥義!!桜吹雪、紅蓮!!」
そして、そのまま髪をグルグルと振り回し、矢の雨を振り払う。
「ぎゃああぁぁぁぁベルの必殺技がああぁぁぁぁ最後の矢がああぁぁぁぁぁぁ!!」
「必殺技にしてはとんでもないな!!いったい何発の矢を降らせおった。」
「130本ですううぅぅぅ!!悪いですかああぁぁぁぁ!?」
「どんだけじゃ!?と言うか、きさんどこにそんな数の矢を隠し持ってた!!」
「え?そんなの収納魔方陣の中に決まってるじゃないですか。」
「そ、そうじゃったな………。」
やたらめったら騒ぎまくるベルナデッタに、若干ドン引きする連獅子男。
「しかし、弓使いが矢を撃ち尽くす、それが意味するもの、分からぬほど、きさんはおろかじゃ無かろう!!」
そう言うと、再び大剣を構えた。
「死ねええぇぇぇぇい!!!」
そう叫び、炎を纏った斬撃を飛ばす。
「ぎゃああぁぁぁぁ」
しかし、絶叫を挙げながら躱すベルナデッタ。
「うぬう、ならばこれでぇ!!」
今度はファイヤーを連続で放つが、
「あんぎゃああぁぁぁぁ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬうううぅぅぅぅぅぅぅ!!!それだけは嫌、嫌ああぁぁぁぁぁぁぁ!!」
しかし、騒ぎ立てながらことごとくを躱すベルナデッタ。
「いや凄いな。一回の騎士ならもうとっくにおっ死んでおるぞ?」
「死ぬわけには、いかないんですううぅぅぅぅぅ!!」
「何故じゃ?きさん、何故そこまで気張る?」
「だって、だって、さっきも言いましたけど。ベルはかわいい私の
こんな暑苦しくて、硫黄の匂いがして、マグマ臭い火山で死ぬなんてまっぴらごめんですうぅぅぅ!!」
「いやここワシの地元ぞ?随分言葉のナイフを振り回してきよるな………。」
「そ・れ・に、殺されるなら先生みたいなイケメンに殺されたいです!!
あんたみたいなジジ臭いブ男に殺されるなんて。まっぴらごめんですからああぁぁぁぁぁ!!」
「グボァ!!」
言葉のナイフが連獅子男にクリーンヒットした。
「という訳です、だからここは、ここだけは、見逃してくださいぃぃぃぃぃ!!」
そう叫ぶベルナデッタ。しかし、
「いい訳ないじゃろうがぁぁぁ!!アホかきさん!!」
キレた連獅子男も、全力で言い返す!!」
「誰が、ブ男じゃああぁぁぁぁぁ!!」
そう怒鳴り、怒りを乗せた回転切りをベルナデッタに見舞う。
「あんぎゃああぁぁぁぁ!!死ぬ、死ぬ、死ぬうぅぅぅ!!」
しかし、あっさり回避される。
「そもそも、武器を失ってもう体力も無いきさんを逃がす理由は無かろうて。」
そう言い、剣を振り回す。
「ぜぇ、はぁ、はぁ、確かに、そろそろ限界ですね………」
「死ねい!!憎きヴァーリの末裔よ!!」
そう言い、剣を振り下ろそうとするが、寸前で止まった。
「へ?」
「ぐ………時間切れか………」
「へ?」
「うぬう………残念じゃ。復讐は、またの機会に遂げるとしよう。さらばじゃ。」
しかし、男がそう呟いた瞬間、再びあたりが光に包まれた。
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空中、ヒューベルトの魔力で形成された剣と、スティングの鉄剣がぶつかり合た。
「そらっ、どうしたよ!!お前の力はそんなもんか!!」
そう言い。ナイフを投げつけるスティング。
「言ってくれますね。どうやら、そこまで大した力も感じられなかったのは、手加減していたからですか。」
そう言い、身体をひねって暗器を投擲する。
二つの投擲武器が空中でぶつかり合い、音を立てて互いを弾きあい、高い高い上空から地面へと落ちて行った。
「これで、」
「オラァッ!!」
スティングはトロンを放つ、ヒューベルトはそれを三発のドーラΔで相殺し、闇衝撃波魔法、クエイクσを放つ。
「(体制を………!!)」
「あめぇ!!」
盾で防いだスティングは上級雷魔法、ボルテクスを放つ。三発の雷の光弾が、まるで地面をバウンドするように軌道を変え、ヒューベルトの死角を狙う。
「その程度………。」
一方ヒューベルトは、ウォームZ、ルナΛを放ち、雷の光弾を異空間に飛ばす。
更に、バンシ―Θを放ち、闇の鎖がスティングを襲う。
「効くかよ!!」
それを斬って払うスティング。一流魔法士も、舌を巻くほどの魔法戦である。
「オラッ!!」
「ハァッ!!」
更に、変則的な軌道を取りながら、魔法弾を連射する。
互いの魔法弾がぶつかり合い、二人の間を煙が仕切ると、二人とも煙の中へと飛び込んだ。
濃い煙の中、互いの姿を認識すると、スティングは雷最上位魔法サンダーストームを、ヒューベルトは闇魔法最上級魔法、ハデスΩを放とうと、魔法陣を描く。
が、
バチッ!!
と、すさまじい音がして、魔法陣がはじけた。同時に近距離で違う波長の魔力で大魔法を行使しようとしたことによる、反発だ。
「「チィッ!!」」
咄嗟にヒューベルトは魔刃を形成し、スティングは鉄剣を抜き放つ。
二つをぶつけ互いの武器を弾きあう。さらに、ヒューベルトはベルトから手慣れた手つきで暗器を、スティングは左腕の盾を捨て、ナイフを抜き放つ。
「そらっ!!」
「せいっ!!」
それをぶつけ合い、ヒューベルトは二発のドーラΔを、スティングは両足の先端から光刃を出現させる。
距離が離れ、放たれた魔弾を光の刃ではじくスティング。更に、スティングは雷の、ヒューベルトは闇のビット式魔弾を放つ。
スティングの刃の形状をした雷刃がヒューベルトの射撃型の魔弾に突き刺さり、爆発する。
爆発と同時に接近し、空中で剣をまじ合わせる。その瞬間、方方の剣が飛んだ。
スティングの物だ。
「このぉっ!!」
するとスティングは体を回転させナイフで闇の魔力剣を弾き飛ばす。
「何の!!」
しかし、ヒューベルトはスティングの左手に暗器を突き刺す。
「ぐっ………オラァッ!!」
ナイフを取り落としたスティングだったが、身体を回転させ、暗器を蹴り上げる。
しかし、ヒューベルトの魔弾がスティングの靴鎧を破壊し、スティングも光刃を失う。
「まだだぁッ!!」
「終わったとでも!?」
ヒューベルトは腕に闇の雷を、スティングは蒼い雷を纏わせ、互いの手を掴み合う。
辺りには魔力の余波で、紫電蒼電が渦巻いた。
「おおぉぉぉ!!!」
「ぐうぅぅぅ!!!」
しかし、激しい魔力の渦の中、スティングの脳裏を、何かが横ぎった。
『やっぱすげぇな!!スティングは!!』
記憶の中で、そう言う、少年の声だ。しかし、肝心の顔御部分は靄がかかり、その顔を思い出す事は出来ない。
「(誰だ………お前は………。)」
そう心の中で呟くスティング。そして、一瞬、激しい頭痛に見舞われた。
「ッ!!」
「ぐおっ!!」
その瞬間飛行に使っていた魔力制御が乱れ、組み合っていたヒューベルトもろとも、体勢を崩した。
激しい音を立ててコナン塔の屋上に不時着する。組み合っていた手を離し、反対の方向にゴロゴロと地面を転がる二人、
しかし、二人は流石戦士と言うべきか、体勢を立て直し、立ち上がる。
ヒューベルトは最後の暗器を、スティングは予備の短剣を抜く。
「これでぇ!!」
「最後ですよ!!」
互いに刺突の構えを取り、ぶつかり合う。
ヒューベルトの暗器は、スティングの腹に。スティングの短剣は、ヒューベルトの肩口に刺さっていた。
そして二人は、力尽きたかのように同時に倒れた。
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「もーらいっ!!」
「てぇぇぇい!!」
一方アウルとアネット。アウルが同時に放った複数の多属性の魔法を、風を纏わせた斧と、複数のシェイバーで相殺する。
「えぇい!!」
「何のぉ!!」
アネット渾身の戦技、『風斧』を、アウルの『氷槍』が受け止める。
アウルの突きを躱し、追撃に放たれた魔法弾を弾く。
アネットの斧を受け止め、魔法弾を相殺する。
二人の実力は見事に拮抗していた。
「やるじゃん!!お前、」
「貴方こそ、本業は傭兵?山賊じゃないよね?」
強敵との巡り合いに顔を輝かせるアウルと、情報を聞き出そうと、ニヒルな笑みを浮かべながらアウルに話しかけるアネット。
もはや、二人の魔法戦は、限りなく肉弾戦に近くなっていた。
「はあああぁぁぁぁぁぁ!!」
「でえええぇぇぇぇぇい!!」
アネットは風最上級魔法、『エクスカリバー』の回転力を乗せた回転切り、『サイクロン・スマッシュ』を放ち、
アウルも『氷槍』を昇華させた奥義、『フィンブル・ストライク』を放つ。
槍と斧がぶつかり合い、風と氷の余波で塔全体が揺れる。階下から、
「何!?天変地異!?」
と言う声が聞こえてきたが二人は気にしない。
思うが儘に槍と斧をぶつけ合う。
「英雄の遺産じゃないから、本来の力は出せないけど………。」
アネットは己の血に宿る紋章、ドミニクの紋章の権能、『風操作』を発動させる。
「へぇ、やるじゃん!!」
一方アウルも、何らかの紋章の力を発動させる。氷の力、アビスの紋章の、『氷操作』だ。
風の刃と氷弾の応酬が繰り広げられ、そのまま二人は地面を蹴り、アウルは渾身の突きを、アネットは振り下ろしを放つ。
「チッ、身体が………」
「ぐ………限界ね………。」
凄まじい余波で互いの攻撃を弾かれ、二人の距離がまた離れる。しかし、二人とも限界が来たのか、その場に膝を突いた。
「でも………、諦める訳にはいかない。アンタの相手は、私が買って出たんだ!!」
そう言い、少女らしからぬ根性で立ち上がるアネット。
一方アウルの脳裏にも、言葉がよぎっていた。
『こんな所で折れるなよ!!アウル!!』
「(これって………確かガキの頃………ステラが山で迷子になった時、あれ?たしか、俺が夜に運よく見つけ………あれ?な~んか大事な事、忘れてる気が………)」
『諦めんのかよ!!折れんのかよ!!ここで折れたら終わりだろ!!バカ!!バカアウル!!』
「誰が………折れるって?」
肩で息をしながら、アウルはそう呟く。
「スティングは、強がってるけど、心は脆いから………、俺が護んなきゃいけない。
今は
そう言い、立ち上がる。
「はああぁぁぁぁぁっ!!」
「そおぉぉらあぁぁッ!!」
回転の威力を乗せた槍と、高所から高々と振り下ろされた斧がぶつかり合う。魔法属性の上乗せされたそれは、すさまじい爆炎を生み出す。
それが晴れた時、歯の砕けた斧を持ち、気絶したアネットと、折れた槍の穂先だけが残っていた。
次回は、リシテアVS古代魔法士、ぺトラVS神速の剣士、ベレトVS謎の青年、エーデルガルトVS白髪の青年、そして、待望のシンVSステラ、トリは、シルヴァンVSマイクランです。
次に登場するガンダムキャラは誰がいいでしょうか?この五人から選んでください。
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ニルス・ニールセン
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アンジェロ・ザウパー
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ヘルベルト・フォン・カスペン
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リボンズ・アルマーク
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ラウ・ル・クルーゼ