発狂眼帯に転生!しかしそこはフォドラの大地だった……… 作:ナナシのG愛好家
この話は処女作なだけあって、なかなかに、ぶっこみ過ぎた所があると思っています。反省。
コナン塔の廊下、そこでは、フェリクスと男の激戦が繰り広げられていた。
仮面の男の猛連撃を、フェリクスは捌く。しかし、激しい音を鳴り響かせながら繰り広げられる剣の戦いの中、フェリクスは一方的に追い込まれて行った。
「くっ………!!」
「どうした!!余裕が無くなってきているぞ!!ただの期待外れでござるか!?」
「言ってくれる………!!」
剣戟の合間を見て、反撃を咥えようとするが、あっさりと弾かれる一撃。フェリクスが手に入れた名剣、『ゾルタンの剣』が宙を飛んだ。
「これで!!」
更に、男はバク宙で距離を取り、二刀を鞘に納める。そして、そのまま、居合い切りのように放たれる、×字の剣閃。
「ぐっ!!」
咄嗟に残った刀で防ごうとするが、抑えきれずに、廊下を吹き飛ばされ、フェリクスは頑丈そうな扉をその身体でぶち破って、盗賊団の武器庫に転がった。
「………やはり、ただの期待外れ。ソロン様の仰る通り、矮小な獣でござったか。
誠に残念でござる。死神殿と戦った時、彼が感じたという殺気。………彼の事、勘違いな訳が無いと信じていたのでござるが………。」
倒れても刀の柄を離さなかったフェリクスだったが、刃はぽっきりと折れ、刀の刀身は×字に切り裂かれ、仮面の男の足元に転がっていた。
「………。せめて、苦しまずに仕留めてくれよう。」
そう言い、刀を構える男。
「………う………。」
一方フェリクスは、数分の間意識を手放していた物の、何とか意識を取り戻したようだ。しかし、起き上がろうとしたところで、激痛を感じた。
「ぐっ!!………。あばらか。折れているな。………息が苦しい。肺にでも………刺さっているのか?」
正格には、肺だけではなく、胃と、腸にも刺さっていた。あばらは合計で四本折れ、背骨にもダメージが来ている。もはや、虫の息だ。
更に、乱雑に管理されていたナイフが、右足の太腿にも刺さっていた。
「ここで………終わるか………。」
そう思い、諦めたように、横を向いた。そこに突き刺さっていたのは、一本の刀。しかし、フェリクスは、その刀身に、今際の際だと言うのに、とてつもなく魅かれた。
「………こいつ………は………。」
それを見た時、彼の脳裏に、過去の光景が浮かんだ。
それは、訓練場での記憶。死神騎士に今のままでは勝てないと悟り、ただやみくもに、剣を鍛えていたフェリクスに、アネットが話しかけてきていた時の光景だった。
「フェリクスは………何でそんなに無茶するの?」
アネットに、そう問いかけられていた。いや、もしくは、攻められていたのかもしれない。
「俺はただ強さを求める。ただそれだけだ。」
素っ気なく、そう言ったフェリクスだったが、
「でもそれ………なんだか寂しいよ。」
彼の隣に体育座りをし、膝に顔をうずめているアネット。彼女は、そう呟いた。
「何?」
「強さを求めて、ただただ、人を殺すためだけに剣を鍛えて、そんなフェリクスが、いつもさびしそうに見える。」
「俺は………。」
「殿下もそう。」
「何だと?」
「いつも人当たりよく、明るく、優しくふるまってるけど、なんだか仮面を付けてるみたいで………、
これはメーチェが行ってたことだけど………何だか腹の奥底に得体のしれない何かを飼ってるみたいで………。」
アネットはディミトリの過去を全くと言っていいほどよく知らない。彼が復讐に駆られているなんて、夢にも思っていなかったと思うが、それでも彼の心を見抜いた事に、内心驚いていた。
「アネット、ならばお前は何故その身で戦おうとする?敵を切るためだろう。俺もそうしているだけ」
「違うよ。」
「何?」
「アタシが戦うのは、仲間を守るため、守るためだよ!!殺すだけの剣なんて寂しいだけだよ!!フェリクス!!」
いつになく感情を向きだすアネットに、彼は目を丸くする。
「くだらない。」
そう吐き捨てるが、
「そんな事ないよ!!アタシは命が尽きる瞬間まで仲間を信じる!!目の前にどんな絶望があったとしても、ギリッギリの限界まで戦う!!
仲間を守るために、これ以上は行かせないって、そう思って戦う!!それはくだらなくなんかない。どこまでも燃え上がる、力だよ!!」
そう立ち上がって力説するアネットに、フェリクスはそうだな、と言って笑った。
(そうか………そう、だったな。限界まで、足掻くか。)
「まだ………、だ………!!」
「なんと………!!」
そして、その身体でも、なお、決意を胸に、立とうとするフェリクス。その姿には、仮面の男も驚きを覚えた。
「そのような体で………なぜそこまで戦おうとする。拙者に敵わぬのはもはや明白、だと言うのに、何故………。」
「分からんか………はは、そうだろうな。ガフッ!!」
血を吐き、よろめきながら、その眼で、ジッと仮面の男を見つめるフェリクス。
「お前も、そうなのだろう。一人で戦ってきた。孤独に、己が、他人を殺すためだけ刃を研いで来た獣。」
そう言い、隣に置かれた刀を手にする。
「だが、俺は違う。お前は、いつの日か、もしかしたらそうだったかもしれん俺だ。だが、俺には、仲間がいる。」
「仲間………、愚かな!!」
ギリリ………と、拳を握る男。彼からは、怒りと失望があふれ出ていた。
「いまだに、そのようなものにすがり、その剣を手にしようとするか!!我が忠義の剣に、そのような薄っぺらいもので抗おうとするか!!」
「薄っぺらくなんか、無いさ。」
怒鳴る男に、フェリクスは、地面に刺さっていた刀を突かむ。
「その程度の物に、俺は背中を預けん!!」
そう叫び、刀を引き抜く。その瞬間、身体が燃え上がり、彼の容姿が変わる。
頭には耳が生え、腰にはふさふさとした尾が。犬歯が伸び、牙のようになる。
その眼はまさに、獲物を見据える狼。
「その姿………まさか、貴様の様な物が、選ばれるとは。」
「真に信ずるは仲間だ。それをわからぬようなら、戦士としては三流だと、ある物が気付かせてくれてな。」
「………この身はすでに、ソロン様に捧げている!!彼のための、我が忠義の刃!!その刀に選ばれたからと言い、調子に乗るなよ!!」
そう怒鳴る男。しかし、フェリクスは異に返さない。
「何の事だか、まるで知らんな!!」
血が流れていた太腿の傷が見る見るうちに治って行く。骨も内蔵も、完治していた。
「禍つ獣!!今ここで、始末する!!」
そう言い、先ほどの、居合い切りの構えを取る男。
「禍つ獣、か。せめて、敵の名くらいは覚えておけ。」
そう呟いたフェリクスの解けた長髪の先端が、氷の様な透き通った水色に変化する。
刀身から冷気が立ち込め、彼の吐く息もまた、白くなっていた。
その刀を、左腰に持っていく。左手を、刀身に添えた。まるで、居合いの構えを取るように。
「ほざけぇ!!若造がぁッ!!」
彼の姿がかすみ、床が割れるほどの鋭い踏み込みと共に、フェリクスに突っ込む。
その瞬間、フェリクスの姿がかすんだ。
こちらも、すさまじい速度で、突っ込んでいく。
「氷華一閃。」
「ハアァァッ!!」
ギャリイィィン!!
そんな音が、遅れて響いた。交叉した位置に立つ二人。
仮面の男の二刀は、折れ、飛んで行った刀身は床に突き刺さった。
「ガハッ!!」
そして、男の胸に、真一文字の剣閃が走る。
「『青薔薇』。」
技名を呟き、フェリクスは収納魔法陣から取り出した鞘に、刀を納めた。
チンッ、と音が鳴った瞬間。彼が、青い、氷の花に、包まれた。
「覚えておけ。フェリクス=ユーゴ=フラルダリウス。貴様を倒した、男の名だ。」
姿の戻ったフェリクスは、男を一瞥。奴は、無念を憂な表情を浮かべながら、氷の薔薇と共に、転移していった。
鬼滅の刃は関係ないです。先に言っておきます。鬼滅違います。
次に登場するガンダムキャラは誰がいいでしょうか?この五人から選んでください。
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ニルス・ニールセン
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アンジェロ・ザウパー
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ヘルベルト・フォン・カスペン
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リボンズ・アルマーク
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ラウ・ル・クルーゼ