発狂眼帯に転生!しかしそこはフォドラの大地だった……… 作:ナナシのG愛好家
今回、水着回です。大事な事なのでもう一回言います。水着回です。それでは、どうぞッ!
ガラガラガラガラ…………。
ガルグ=マク大修道院から帝国領に向かう道を、3台の四頭立ての馬と、車が、駆けて行った。
「この流れ行く街道の景色。それを眺めながら飲む紅茶。素晴らしいとは思わないかね?ドロテア君。」
その馬車の一台に乗り、紅茶の入ったカップを傾ける青年、フェルディナントは、向かい側に座る黒髪の少女、ドロテアにそう言葉を投げかける。
茶菓子を口に運びながら景色を見ていた彼女は彼を一瞥すると、
「そうね、じゃあ、景色をゆっくり眺めて痛いから、フェル君は黙っててもらえるかしら?」
と、彼の口説き文句を一蹴する。
「うぐっ、手厳しいな…………。わかった。黙っているとするよ。が、その前に…………、」
そう言い、隣に座る青年に目を向ける。
「カスパル君!さっきからサクサクサクサクと、そんなに菓子を食われては無くなってしまうぞ!それに、もう少し静かに、優雅に食べたまえ。君も貴族だろうに!」
と、菓子を頬張る青年、カスパルに目を向ける。
「仕方ねぇだろ。この菓子うめぇんだ。うめぇモンは食えるときに食っとかねぇと損するぜ、フェルディナント。それに、俺はどうせ貴族じゃなくなるからな。」
と、口に食べかすを付けたまま、そう言う。
「まったく、ぺトラ君からも、何か言ってくれないか。この態度ではさすがに目に余る。」
と、カスパルの向かいに座る褐色肌の少女、ぺトラに頼むが、
「フェルディナント、私、カスパル、意見、賛成です。これから、海、行く、泳ぎます。体力、付ける必要、あります。食事、最適。食べる、時、食べる、正しい、思います。」
「ぐむむむむ…………。」
ぺトラにもそう言われ、わなわなと手を震わせるフェルディナント。
それを見たドロテアは、ハァ、とため息を付いて、
「フェル君たちと同じ馬車にしたのは失敗だったかも……。」
と、ため息を漏らした。
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一方、フェルディナントたちのいる馬車の右後方。そこでも、旨そうに茶菓子を食している者達が二人ほどいた。オレンジ色の短髪の少女、レオニーと、白髪の少女、リシテアだ。
「このお菓子、もぐもぐ……なかなかに、はぐはぐ……いけまふね……ごっくん。」
と、菓子を次々と頬張るリシテアの頬は、リスのように膨らんでいる。
「あんまり欲張るなよ。リンハルトとか、アッシュの分も残しとけよ。」
そう言うのはレオニーだ。彼女の所属する
「そう言うレオニーも、さっきまでは食べてたじゃないですか。もういいんですか?」
「アタシはもう食べたからな。この更に残ってるのは、アッシュとリンハルトの分だ。食うだろ?」
そう言って、向かいに座るアッシュに皿を差し出すが、
「いえ、遠慮しておきます。心置きなく食べてください。」
と、そばかすの残る顔で、彼はやんわりとほほ笑む。
「そうですかじゃ、遠慮なく。」
そう言うが否や、リシテアの白い手が伸び、皿からいつの間にか三個ほど菓子が消えていた。
「またそうやって。リンハルトの分もあるんだぞ。」
レオニーはリシテアにそう言うが、
「問題ないですよ、ほら。」
そう言い、リンハルトのいる場所を指さす。彼女の向かいに座るリンハルトはと言うと…………。
「ZZzzz…………。」
「寝てますから。」
「そっか。じゃ、いいな。」
「いいんですね…………。」
そんな応酬がありアッシュ以外の二人は茶菓子に手を伸ばした。
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そしてその後ろ、最後尾を走る馬車の中では、遮光幕を下ろした暗い室内で目を閉じ、精神を集中させるフェリクスの姿が。
「ねぇ…………フェリクス…………。」
「………………。」
その向かい側で気まずそうにするアネットは、恐る恐ると言った感じで彼に顔を向けるが、彼は無言でいる。
「んもう!フェリクスってば!!」
怒ったアネットは遮光幕に手を掛け、それを取った。
「チッ!鬱陶しいぞお漏らし。何の用だ!」
「あ~!!またそう言った!!その事誰にもばらしてないよね!?」
そう。以前の戦い、命の危機に陥った彼女が、恐怖のあまり失禁をしてしまった事を、フェリクスにだけ気付かれ、それをばらされないかと気にしているのだ。
「くどい。誰にもばらしてないと言っているだろう。」
「でもでも、心配になるの!今回ついて来たのもその為なんだからね。」
「あの日からお前は俺の世話係か!毎日毎日べたべたべたべたと!鬱陶しいぞ。」
そう、あの日から、フェリクスが部屋に帰り就寝する時と、トイレに行く時以外の一切の時、彼女はフェリクスに付きまとい続けているのだ。お漏らしがばらされたくない一心で。
「ねえねえ、ばらしてないよね!?」
「ずっと付きまとっていたお前が一番知っているだろう!!」
ついに、彼がキレたのだった。
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「さて、付いたぞ!」
馬車が止まり、扉が開く。そこは切り立った崖の近くに建つ屋敷だった。
「へぇ、ここがフェル君の別荘ですか。」
麦わら帽子をかぶった彼女が、そう言って辺りを眺める。
「ああ。正確には父の物だ。父に代わって自領を統治する執務を手伝う時、この別荘を借りているのだ。」
「で、今回は夏季休暇でゆっくり過ごすって訳か楽しみだな!!」
と、フェルディナントの説明にカスパルが便乗する。
「海で泳げるんだろ?今から楽しみだぜ!!」
「ブリギット、島国、私、狩り、よくやりました。貝、魚、取る出来ます。」
「お、それじゃあ今夜は海でバーベキューでもやるか?」
うっほほーい!と飛び上がるカスパルに対し、ぺトラとレオニーがそんな事を言う。
「ふあぁ……。一度潮風の香る砂浜で寝てみたいと思ってたんだよね。」
そう言うリンハルト。荷物持ちの青年従者が彼の物と思しきパラソルを運んでおり、準備は万端な様だ。
「私はいつもと雰囲気の違う場所で勉強してみたかっただけです。暇じゃないので泳ぎませんからね。」
と、リシテアが腕を組んで言うが、
「何つれないこと言ってんだよ。そんなこと言って、水着持ってきてるのばれてるんだからな。ほら、行くぞ。」
「え?ちょっとレオニー、何持ち上げてるんですか。ちょ、ちょっと待って!止めて!離して!助けて!!」
ア―――――ッ!?と、レオニーに抱えられて連れて行かれる。
「まったく騒がしいな。」
「そんなこと言って、実はフェリクスも楽しみにしてるんでしょ~?素直じゃ無いねこのこの~。」
「ええい鬱陶しい!!」
と、アネットにつつかれるフェリクス。
「まぁ、雑談はこのくらいにして、部屋に向いましょうか。」
「そうね。海に入る準備したいし。」
ドロテアとアッシュの声で、一同は別荘の中へと向かった。
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「さて、意気込んで出て来たはいいが、俺が一番乗りか。」
別荘は崖際に立っており、更衣室を出て、上へと抜ける浜辺の洞窟を利用した螺旋階段を下った先に、浜辺がある。洞窟を抜けたフェルディナントは、赤のトランクス型の水着に、赤い上着を羽織った姿で辺りを見回す。
「あら?一番乗りはフェル君でしたか。てっきり私だと思ったのに。」
「ん?」
そんな声がしたため、フェルディナントが後ろを向くと、そこに居たのはドロテアだ。身に纏っているのは露出度の高い黒のビキニであり、その胸に付いた豊満な果実が揺れている。
「ドロテア君か。しかし……きつすぎやしないか?その水着は…………。」
「あら?そうですか?」
ウフフ。と、笑ってごまかす。そのポーズも何処となく妖艶で、彼はとっさに目をそらした。
「お、何だなんだ?ドロテアも来てんのかよ。チックショ~三番乗りか。」
するすると螺旋階段のスロープを滑り下りて来たカスパルが、そんな声を漏らす。
水色の海パン一丁のカスパルの、鋼の肉体とまではいかずとも、それなりに鍛えられた筋肉が、その存在を主張している。
「皆さん、準備、完了です。私、すぐ、そちら向かいます。」
上からそんな声が聞こえたと思えば、カスパルと同じ様にスロープを滑り降りてくる人影がいた。紫をベースに金と緑の糸で装飾された、民族衣装の様な水着を着ている。
「ぺトラか。それで…………背中に持っている者は何だ?」
「?これ、ですか?」
恐る恐る、と言った感じで、背中に装備している者を抜いた。銛だ。どう見ても狩猟用の…………。
「ブリギット、漁、します。銛使い、魚、貝、取ります。レオニー、言いました。今夜、ばーべきゅー。沢山、取ります。」
「な、成る程…………。」
そう意気込むぺトラに、ドロテアは「ぺトラちゃん、バーベキューが何だか知らないでしょ…………。」と突っ込んでいた。
「お?何だ何だ?盛り上がってるな。」
「あはは…………カスパル、これちょっと持ってもらえませんか?」
「アッシュ…………お前も大変だな。」
銛や魚を入れるバケツを持っていた黒の下地に、オレンジの布が使われたセパレーツ姿のレオニーだが、その他もろもろの大量のキットを紺の水着と灰色の上着を着たアッシュは一人で持たされている。中々にきつそうで、カスパルが、薪等を肩代わりした。
「も~フェリクス~!!早く行こうよ~!!」
「お前が引っ張らなくても自分で行く!!」
ふと、上からそんな声が聞こえ、上を見上げれば、アネットとフェリクスが降りて来た。
「まったく、何でオマエは更衣室の前で待ち構えているんだ!!」
「だって、フェリクスが出てこないから心配になったんだもん!!」
と、そんな事を言い合っている。
「…………これで後は、リンハルト君とリシテアさんだけですね。」
苦笑いしながらアッシュがそう言うと、
「呼んだ?」
「呼びましたか?」
「ん?」
アッシュの背後から声がしたため、恐る恐る振り返ると、件の二人がいつの間にか立っていた。
「うわぁリシテアさん⁉」
「リンハルト!?どっから湧いてきた!?」
「さっきからここに居ましたよ。」
「人をGみたいに言わないでくれない?」
と、二人はジト目でにらんでくる。リンハルトの水着は長そでに長ズボン。さらにお世辞にも、泳ぐのに向いているとは思えない。パラソルを持っており、本気で寝る様だ。
リシテアの水着は紫色の布地に黒と金の装飾が施された長そでのワンピースだ。
ジリッ……ジリッ……。と寄ってくる2人に冷や汗を流すアッシュだったが、
「ほら、そんなことしてないで、行くぞリシテア。」
「リンハルトも、砂浜で寝てるだけなんてもったいないぜ!」
「え!?ちょ、ちょっと待ってくださいレオニー!?これってまさかまたこの展開!?」
「か、カスパル!!僕は泳ぐんじゃなくて昼寝をするためn」
「「さぁ、泳ごうな!!(ぜ)」」
「「拒否権が無い!!」」
ア――――ッ!?と、カスパルとレオニーに連れて行かれる二人。
「さてと、我々も、泳ごうか!!」
オ――――ッ!!
と、フェルディナントの号令にみんなが声を上げた。
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「ひゃっほ~い!!」
そんな言葉と共に、カスパルが水辺で飛び上がる。
「なあフェルディナント、競争しようぜ!!あそこに見える岩場まで泳ぐんだ!!」
「なるほど…………悪くないな。いいとも!!」
そんな事を言うと、二人は海を泳ぎだした。
「まったく。男の達は忙しいですねぇ。」
腰のあたりまでつかる水辺で二人を見ていたドロテアは、やれやれとため息を付いた。
「取れました!!」
すると、ザバッ!!と音を立ててその奥で、ぺトラが現れた。高々と掲げた銛には、魚が突き刺さっている。
「お~い、こっちも仕掛けの準備で来たぞ~。」
「これでいいんでしょうか?」
そう言って、レオニーとアッシュが様々な仕掛けを持って来た、
「ZZzzz・・・・・」
「………………………。」
結局寝てるリンハルトと本を読むリシテア。そんな風に、各々が海での時間を過ごしていた。
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「プハッ!!ハァ……ハァ……。私の勝ちだ。カスパル。」
カスパルより数瞬早く岩にタッチしたフェルディナントは顔を上げ、酸素を吸い込んだ。
同じように顔を上にあげるカスパルに、身体を岩に預けるようにして見下ろす。
「オレの負けかぁ……チックショ~…………。」
カスパルが悔しそうに顔を顰める。
「しかしこのいわば、近そうで遠かったな。見ろカスパル。浜辺があんなに…………ん?」
「お、ホントだなぁ。どおりで疲れるもんだ。ん?どうした?フェルディナント。」
ふと、フェルディナントが何かに気が付いた。
「いや、あそこ…………誰か浮いてないか?」
フェルディナントが指した方向には、ぷかぷかと浮かぶ二人の人影が。
「え?あマジだ!!フェルディナント助けるぞ!!」
「勿論だ!!」
二人は付かれたからだに鞭を打ち、泳ぎだした。
次回、流れ着いた二人が波乱を呼ぶ?【異端の姉弟と貴族と海と】後編!!
流れた二人は片方は他作品キャラ。片方はガンダムキャラです。
槍使いのみんなの戦い方紹介
ディミトリ 力任せに振るう、一撃必殺の槍。
シルヴァン 二槍流
イングリット 馬上、空中での動きが得意。崩れた体勢からも相手に一太刀入れられる。
フェルディナント 連撃、素早い追撃と言った速い動きが得意。
ローレンツ 回転を乗せた一撃一撃が重い槍。
レオニー ジェラルド直伝。体術を織り交ぜた喧嘩殺法。
ザビーネ ランスによる突撃が得意。
次に登場するガンダムキャラは誰がいいでしょうか?この五人から選んでください。
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ニルス・ニールセン
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ヘルベルト・フォン・カスペン
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リボンズ・アルマーク
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ラウ・ル・クルーゼ