発狂眼帯に転生!しかしそこはフォドラの大地だった……… 作:ナナシのG愛好家
よーし状況を整理しよう。じゃねぇザビーネっぽくいかないと。
ふむ、状況を整理しよう。まず、我々騎士団の当初の目的は囮となった(と、三人組の一人、クロード=フォン=リーガンは自称している。)三人の士官学校の級長(言っていなかったが、このガルグ=マクには士官学校がある。今回の遠征試験も士官学校の課題だ。)を救出するため、彼らが逃げて行ったルミール村方面へ、手の空いている兵士を走らせた。今回の目的は生徒たちの
して、その際彼らを守ったのが先代騎士団長である【”壊刃”】ジェラルドの息子、ベレト=アイスナーという訳だ。しかし、息子に悪魔の名前を付けるとはな。元団長もなかなかどうして、皮肉が効いているではないか。(ベレトとは、ソロモン72柱という72体の悪魔の一体13番目の悪魔で、恋愛専門でよく怒る、礼儀正しい大魔王とされている。)
そして、その際、奴の父親、前団長ジェラルドを発見大司教たるレア様からは「見つけ次第必ず連れ帰るように。」と言われているため、半ば連行するような形で帰っていただく。
しかし、偶然というのは恐ろしいな。私は女神とやらは信じていないが、人はこれを女神の導きというのだろうか………しかし、女神も二十年がたった今我々と元団長を交合わせ何をさせたいのだ?不思議だな。
「………もうすぐ嫌でも目に入るわ。あれが、ガルグ=マク大修道院よ。」
そんな事を考えていると、大修道院が見えて来た。しかし、「嫌でも」とはな。フレスベルクの皇女は、大修道院と何か因縁でもあるのか?
大修道院に入ると、大広間の三階、大司教の部屋のテラスからこちらを見ているレア様の姿があった。ベレトと目があったようだ。そのまま、私とアロイスは大広間の二階に呼ばれた。
二階へと向かうと、レア様の隣に、側近のセテスが立っている。私とアロイスは跪く。
「アロイス、ザビーネ、今回のジェラルドの発見、そして生徒たちの命を救ってくれたこと。大儀でした。今ここで、お礼を述べさせていただきます。有難うございました。」
「いえ、生徒を救ったのは私達ではなく、前団長殿と、そのご子息の栄華。我々に礼を述べるのは違いますよ。」
と、俺………私は言う。
「そうですか………いえ、その通りですね。してアロイス、ザビーネ、今回あなた方を呼んだのは他の事情があるのです。」
レアに続き、セテスが口を開く
「実は今回の騒動で、教師の一人が逃走したのだ。」
その言葉には私もアロイスも驚きを隠せない。
「何と………。」
「そのようなことが………。」
「それで、新任の教師をどうするかについてなのだが、君たちの率直な意見を聞きたいのだ。」
そう言われた。とはいえ………
「剣術講師のイエリッツァ殿では駄目なのですか?」
アロイスの言うとおり、ガルグ=マクにはもう一人、講師が居るのだ。仮面を付けた剣術講師イエリッツァ=フォン=フリュムという男が、しかし、
「彼は無愛想だからな。担任には向かない。」
「間違いありませんな。」
実際、強さ以外に興味が無い男だ。同じような戦闘馬鹿が生徒にもいるのだが、その話は置いておこう。
「では、ベレト殿はいかがでしょうか?」
「アロイス殿!?彼は今のところ客人という扱いですし来て一日の人間に教師は荷が重い気が………」
「いえ、彼ならやってくれることでしょう。」
「レア、何を言って、」
まさかレア様が賛同なさるとは、しかし、やはりセテス様も反対の様子やはり彼を教師にすべきではない。ならば、
「ならば私がやりましょうか?」
そう提案した。私は騎士団でも古参だ。将来有望な支配者を育むためならば努力もいとわない。(実際は教師やってみたいだけだけどね。)が、
「そうですか、ならば、ベレトの補佐をして下さい。」
「な!?」
何だと!?私に!?彼が補佐ではなくてか⁉(まさか下に見られてるわけじゃないよね?)
「確かに彼は経験が薄い。しっかり支えてください。それとも、」
少しレア様の目つきが変わった気がした。
「出来ないとでも?」
あ、これガチなやつだ断ったら死ぬ。
「滅相もない。このザビーネ。ベレト殿の傍に立ち、彼を支え続けましょう。」
こうして、俺の教師補佐ライフがスタートした。
思えばディミトリ(後期)とザビーネの顔が似てる気がする。
ディミトリは生存ルートと死亡ルート、どちらがいいでしょうか?(皆さんの選択で、この後の展開が大きく変化します。)
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生存ルート
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死亡ルート