発狂眼帯に転生!しかしそこはフォドラの大地だった………   作:ナナシのG愛好家

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 今週もUAが五百を越えました。読者の皆様、有難う御座います。来回から読者の皆様の質問に答える【談話室】を開設いたします。感想で書かれた質問にファイアーエムブレムのキャラが答えていきます。ジャンジャン感想下さい。


第六話 【クロードの全力】

 ガガガガガガガガガガガッ!と矢が地面を跳ねる。ガトリングガンの様なクロードの連射攻撃にエーデルガルトは苦戦を強いられていた。フェルディナントはさっきから魔力の多いマヌエラの魔法攻撃に苦戦中だ。

「どうした皇女さんよ!威勢がいいのは口だけか?」

 そう言いながら、鬼のような速さで弓に矢をつがえ、撃つ。転がって躱すとエーデルガルトが居た場所に木の矢が当たり、跳ねる。

(凄まじい連射攻撃、でもこけおどしよ。時期に矢が切れる。それまで耐え抜い………て!?)

 次の瞬間、エーデルガルトは目を見開いた。矢筒が光った次の瞬間、ほとんど空っぽだった矢筒は木の矢でいっぱいになった。

(嘘ッ!?物体生成術!?そんな高度魔法どうやって!?)

 混乱するエーデルガルトだったが、絡繰りはすぐに見破った。矢筒の内側に、魔法文字が描かれているのをとらえたのだ。クロードの矢筒には彼が努力して構築した木の矢を生成する魔方陣が彫られている。これに魔力を送ることで矢筒に木の矢を生成できるのだ。

「魔力を食うが、後二回は発動できるな。それまでアンタの体力がもつかな?皇女サマ。」

(持たないわ。何とか打開する方法を考えないと。考えて、(先生)ならどうする?(先生)なら………ああもう!こんな時に限って打開策が浮かばない。)

 そう考え、腰の後ろに刺した投擲用の手斧の存在を思い出したが、

(駄目ね。避けられる。避けられた後接近しようにも弓で射抜かれて終わりよ。決定打が足りない。クロードのあの憎たらしい顔に斧を叩き込むための決定打が………。ハッ!)

 その時、彼女の脳内にとあるアイデアが浮かんだ。斧の授業の時、術ベレトが余興で教えたものだ。斧を左手に持ち帰ると、右手で手斧をつかみ横に跳びつつ投擲する。

「そんな攻撃で!………ッ!?」

 手斧を飛んで躱し、エーデルガルトに視線を受けた瞬間彼の眼は見開かれた。

 そう、エーデルガルトは野球選手の様に大きく腕を振りげ、木の斧を投げようとしていた。

(手を大きく回し、左足に全体重を掛け、斧の先端を意識し、振り抜く。)

 クロードはとっさに弓を構えようとするが、もう遅い。彼女の頭の中では、ベレトの言葉が再生されていた。

(「必要なのはイメージだ。エーデルガルト、この時、)

(敵の頭に、斧が吸い込まれていくイメージ!)

 ヒュッ!と、風切り音を聞かせながら斧は回転しながらクロード目掛けて飛んでいき、彼の脳天に直撃した。

「セアァァッ!!」

「キャッ!」

 向こうではフェルディナントが丁度マヌエラに槍の叩きつけた所だった。しかし、流石教師と言いうべきか、何とか踏み抜いた彼女だったが、

「やるじゃない。これ以上無茶したら、あたくしが医務室のお世話になっちゃうわ。」

 そう言い、降参を宣言した。

 

 ガキィン!!ガキィン!!ガキィン!!

 戦場には武器と武器がぶつかり合う音が未だにこだましている。しかし、紋章の影響か、武器をぶつけ合う両者には疲れの色がまったく見えない。そのまま、ベレトが槍を弾き飛ばした。

「ぐっ!」

「もらったぁ!!」

 一撃、ディミトリに剣を振り下ろした。。それは吸い込まれるように脳天に直撃し、ディミトリは倒れた。

「マヌエラ君を退けたか。ディミトリ君まで倒すとは、勝ちは君に譲るよ。しかし、君は倒させてもらう!」

 一方でハンネマンも、ベレトを見据えそう言い、風魔法アローを放つ。その名の通り、五本の風の矢が輝きながらベレトを襲った。飛んで躱すと、再び魔法陣から五本の風の矢が飛び出した。

(くっ、魔導師(メイジ)との戦闘経験はあるが風魔法使いと戦ったことは少ないな。このままでは、)

 そんな時、ベレトの頭にアイデアが浮かんだ。一つのアイデアが浮かんだ。

(これなら!)

 そう思い、剣を真っ直ぐに構え、ハンネマンを見つめる。

「何をするつもりかは知らんが、吾輩もこれで決めさせてもらうよ!ハァッ!!」

 ハンネマンの隣に二問の魔方陣が展開される。そこから五本ずつ、計十本のアローが発射される。

(二つも!?だが………!)

 その瞬間、彼の背後に、触手が脈打つような深紅の紋章が浮き上がり、ベレトの剣が消えた(・・・・・)そして次の瞬間、十本の風の矢は吹き飛んだ。

「なっ!?い、一体何を?ハッ、」

 ハンネマンは狼狽え、ベレトの剣に毛を向けた。一回り小さくなっているのだ。鞘が砕けていた証拠だった。

「まさか………斬ったのか?アローを………馬鹿な………そんなことをしでかせるのはたとえ千年前といえども、あのネメシスくらいしか…」

 そんなうわ言を残し、ベレトに吹っ飛ばされた。

「よーしここまでだ。今年の優勝は、」

 ジェラルドはそう言い、戦場を見渡した。

黒鷲の学級(アドラークラッセ)だな。」

 そうアドラークラッセの勝利を宣言した。

 

 一方俺達観客側は、

「凄いな彼奴は。」

 そう感心した風に言うのは|青獅子の学級の生徒、フェリクスだ。

「そうですね。魔法は魔法による相殺が一番とは聞きましたが、まさか、木製の剣で先生の魔法を切り飛ばすなんて。」

 そう言ったオレンジ髪の少女はアネットだ。真面目と言うか………勤勉なのはいい事だ。

「いやぁ、面白いものを見させていただいた!素晴らしいよ。これは将来に期待だな!!数年後には、私を越える素晴らしい騎士になっているかもしれぬ。諸君、何か教わりたいことがあれば私に聞くといい。教えられ

 ることは、教えるぞ。」

 そう言い、立ち去ろうとする。

「待て。」

 しかし、男を止めた者がいた。フェリクスだ。

「名はなんという?解らなければ尋ねられんぞ。」

 そう言うと、すまなそうに頭を下げ、

「ム、これは済まん。うかっりしておった。私の名はガトー。セイロス騎士。【純白の悪夢】アナベル=フォン=ガトーだ。以後宜しく頼む。」

 そう言い、男、アナベル=フォン=ガトーは頭を下げた。




 はい、前作登場した謎の男、正解はガトーさんでした。異名である純白の悪夢は、元の二つ名、【ソロモンの悪夢】から取りました。
 

 ディミトリは生存ルートと死亡ルート、どちらがいいでしょうか?(皆さんの選択で、この後の展開が大きく変化します。)

  • 生存ルート
  • 死亡ルート
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