発狂眼帯に転生!しかしそこはフォドラの大地だった……… 作:ナナシのG愛好家
今回の戦闘シーン推奨BGMは、ゲーム、Gジェネレーションから、クロスボーン
コスタス戦からは、ファイアーエムブレムより、フルスベルグの少女
節末課題、当日、私とベレト殿、そして級長のエーデルガルトはセテスに呼ばれていた。
「さて、すでに話にあった通り、今節の課題は賊の討伐だ。机上で戦を学ぶ諸君らにとって、この上ない貴重な経験となるだろう。無論、討伐は騎士団の支援の下で執り行う。戦況は彼らが整えてくれるはずだ。」
ふむ、つまり、初めから
「とはいえ、これは模擬戦ではない。相応の危険が伴うものと覚悟しておいてくれ。」
セテス殿は、ベレト殿にそう言って聞かせる。彼の妹、フレンの事と言い、何か過保護な人だな。
一時間後、【バンガードの槍】の整備をしていたら、エーデルガルトから招集がかかった。騎士団が、【赤き谷】ザナドで盗賊団を追い詰めたとのこと。やれやれ、やっと異世界に来ての初陣だ。人の命を奪う。嫌悪を覚えるだろうが、まあ、そうのうち慣れるだろう。
「クソッ、騎士団の奴ら、こんな奥まで追ってきやがって!………ってん?あれは………。」
コスタスもこちらの様子に気が付いたようだ。そして、
「ザビーネ殿、私もお手伝いしよう。」
そう言うのは
「これはこれは、騎士ガトー殿、一体どういう風の吹き回しで?」
そう言い、隻眼でにらみつけると、彼は、
「何という事は無い。子供に死なれるのは寝覚めが悪いからな。」
と言った。
数十分後、私たちとコスタス盗賊団は、少し離れた位置に陣取っていた。
「行くぞ野郎ども!!殺しつくしてやれ!!」
「「「「オオォォォォォ――――――!!!!!!」」」」
先に動いたのは、盗賊団だ。雄たけびを上げ、向かってくる。こうして、私たちの戦いが始まった。
「ギャッ!」
ベルナデッタのいった弓は、盗賊の脳天に吸い込まれるように飛び込み、命中した。
「こいつ!!」
「よくも!!」
一瞬でヘイトがベルナデッタに向く。
「ぴゃああああああああ!!!!来ないでえぇぇぇぇぇ!!!!」
そう悲鳴を上げながら脱兎の如くダッシュするベルナデッタ。瞬発力には驚かされるな。何時も引き籠っているくせに、あの運動神経の出所は一体何処だ?
「まぁぁぁぁぁぁてぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」
「「もう来ないでくださいいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!盗んでいいですからぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」」
それは駄目だベルナデッタよ。と言うかはたから見たらコントなんだが、
「ナイス誘導だ少女よ!!」
そう言い、ガトーが盗賊の正面に立ちはだかった。
「フン!!」
剣に魔力を込めると、刀身が緑色の光を纏い肥大化した。
「な、何だ!?」
「消え去れ!愚かな盗賊どもよ!!」
そう言うと、肥大化した刀身で一閃。一撃で二人も屠ってみせた。
「見たか!!これが騎士の力よ!!」
そう言い、緑の剣を掲げた。
「ハァッ!!」
「オラァッ!」
カスパルと、フェルディナントは斧と槍を振り抜き、敵を吹き飛ばす。
「これが本物の戦い、燃えてきたぜ!」
「フン!野蛮な盗賊風情、貴族たる私の敵ではない!!」
仲のいい事で。
「ガキが!死ねぇぇぇぇ!!」
「えいっ。」
「せっ!」
「あべしっ!」
「ブべらっ!」
リンハルトとドロテアに襲いかかった盗賊も、魔法で鎮圧される。
「はぁ、殺しちゃった。やだなぁ、血が出てるよ。………ウッ」
そういえばリンハルトは血が苦手だったな。まぁ、人目に付かないところで吐いてくれ。
「………こうやって
………確かに、それは疑問だな。しかし、ここは士官学校だ。騎士や戦士と言う名の人殺しを育てる施設。ともあれば、人殺しは当たり前、か。
「ククク………エーデルガルト様の為にも、掃除しておきましょうか。」
ヒューベルトはそう言い、ドーラΔと、この間覚えた新魔法、スライムBで敵を吹き飛ばす。肝心のエーデルガルトは、
「心が傷まないこともないけど、仕方がないわ。因果応報と言うものよ。」
そう言い、盗賊の首をはねた。大丈夫そうだな。
「…………………」
その隣でベレト殿は無言で敵を屠り続ける。
「おい!なによそ見してんだてめぇ!!」
そう言い、私の元に一人の男が突っ込んでくる。全く。愚かとしか言いようがないな。右足を振り上げ、奴の顎を蹴りあげた。
「ガッ!」
顎に一撃を食らった男は倒れた。しかし、この一発で倒れるとは、軟弱だな。
「や、やめ、」
「止めると思うのか?貴様もそう命乞いした商人や一般民を殺したろう。」
「ちがう、俺はそんなこと………」
「止めなければ同罪なのだよ。罰を受けろ。」
そう言い、俺はランスを突きたてた。
「テメェ!よくも!」
「罰を受けろ!貴様も!!」
ランスを敵に向け、構えると、ランスの先端が飛んだ。
「な!?ぐぁぁぁ!!!」
それは奴の鳩尾に突き刺さり、倒れた。
「死ねぇ!」
背後からもう一人襲ってくるが、
「ガッ!」
さらに左手で
「グハッ!」
出て来た魔道師にもカットラスを投げつける。
「殺れ!!今なら奴は丸腰!!」
そう言い、修道士が魔法陣を描くが紫色の光が彼の脳天を貫いた。
「誰が丸腰だって?愚か者が。」
そう言う私の右手には、英雄の遺産、魔具ザンバスターが握られている。
「貴様らは罪を犯した。罰を受けるがいい!主の身元へと旅立たせてやろう!」
そう言い、ザンバスターを乱発する。
「フハハハハ!死ね!死ね!死ねぇ!!」
何か一部から冷たい視線が飛んでくるが、気にしない、これがロールプレイと言うものだ。
ザッ…ザッ…ザッ…黒い靴が、砂利を踏みしめる音がする。その音に、コスタスは振り返った。そこに居たのは、右手に持った剣を肩に担ぐように構えたベレトと、その隣で斧を片手にたたずむエーデルガルトが居た。
「ッ!?テメェはあの時の!!そうかよ、ぶっ殺してやるテメェも!あの生意気なガキ共もなぁ!!」
そう言い、ショートアックスを両手に一本ずつ構え、ベレトに襲いかかる。が、
ガキィン!と、音がし、その双斧をエーデルガルトが受け止めた。
「残念だけど、貴方の相手は私よ。
そう言うと、セイロスの小紋章が浮かび上がり、コスタスを吹き飛ばす。
「お頭を守れ!」
「どっちでもいい!引き離すんだ!」
そう言い、手の空いている盗賊たちが集まって来た。
「敵が集まって来たわね。
「分かった。死ぬなよ。」
そう言い、ベレトは盗賊たちに、エーデルガルトはコスタスに向かって行った。
「クソが…」
始めこそ、得意の連撃で優勢だったコスタスだが、段々とエーデルガルトに攻撃を見切られるようになり余裕がなくなって来た。さらに、そのせいで攻撃に焦りが出て、さらに余裕がなくなるという、悪循環に陥っていた。
「クソがクソがクソがクソがぁッ!!何の苦労もしてねぇ温室育ちのガキが!!俺の邪魔すんじゃねぇ!!満足だろうなぁ!!騎士団に状況整えて貰った箔付けのための戦闘に勝って!!祝勝会だなんだでドンチャン騒いで!!こちとら苦労して苦労して苦労しまっくって!!それで明日生きるか死ぬか分からねぇってのによぉッ!!」
それはコスタスの血の叫びだった。だからこそ、あの謎の鎧騎士の口車に乗ったのだ。その結果がこれ。はたから見たら逆恨み。それは彼も大いに解っていることだろう。しかし、言わずにはいられなかったのだ。
彼は、アドラステア帝国にあるカーン領の城下町の生まれだった。しかし、孤児の彼に手を差し伸べてくれる者はいなかった。何時か、領主の屋敷で見たドレスで着飾った美人な貴婦人を見て抱いた憧れは、貴族への、憎しみに変わっていた。
しかし、その言葉を聞いたエーデルガルトは、固まっていた。
「…………りなさい。」
「あ!?」
「黙りなさい!!」
「んだとぉ!?」
そう言ったエーデルガルトは、鬼のような形相でにらみつけ、まるでさっきまでが本気では無かったかのような怒涛の連撃を浴びせた。
「ガハッ!」
そして、ものの数秒でコスタスの方方の斧を弾き飛ばし、もう片方の斧を叩き追った。
「貴方は苦労をしたの?かけたの間違いじゃない?貴族には貴族なりの苦労があるし、貴族の中でも身分は平民、いえ、それ以下としてあしらわれる場合もあるのよ。」
そう言い、コツコツと靴音を立てながら腰の抜けたコスタスへと向かってゆく。
「ヒ………ヒィ!」
「それに、苦労したのなら人を殺してもいいと?ハァ、これだからクズは嫌なのよ。」
そう言い、斧を振り上げ、振り下ろした。
「く………クソッ、んな仮面野郎のいう事なんざ、聞くんじゃなかっ………た。」
そう言い、コスタスは息絶え、コスタス盗賊団との戦いは終幕を迎えた。
ディミトリは生存ルートと死亡ルート、どちらがいいでしょうか?(皆さんの選択で、この後の展開が大きく変化します。)
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生存ルート
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死亡ルート