【悲報】転生したらツンツン頭で知らない部屋にいたんだけど   作:現実殺し

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一気に飛んで女王艦隊に乗り込みます。
あと、『【悲報】目が覚めたらもやし(体系)だった件』も気が向いたらご覧ください。リンクはこちらhttps://…
それでは、どうぞ!


【悲報】なんか艦隊に連れ去られた【助けて】

1:上条当麻(転生)

HAHAHA!流石の俺もここまでふざけた目に遭うと一周回って冷静ですよこの野郎

 

2:以下、名無しの転生者でお送りします

>>1

嘘だ絶対キレてるよこの人

 

3:以下、名無しの転生者でお送りします

っていうかいつも唐突だよなイッチ

 

4:以下、名無しの転生者でお送りします

まあそれが面白いんだけどな!

 

5:上条当麻(転生)

とりあえず見つからないように隠れてるけど絶対いつか見つかるだろこれ

 

6:以下、名無しの転生者でお送りします

当たり前だよなぁ?

 

7:以下、名無しの転生者でお送りします

オルソラも一緒に?

 

8:上条当麻(転生)

>>7

うん。フレンダは置いてきちまった

 

9:フレンダ(転生)

どーも置いていかれたフレンダです

 

10:以下、名無しの転生者でお送りします

あ、フレンダネキちっす

 

11:上里翔流(転生)

今北把握

イッチ、とりあえずその艦隊にはアニェーゼ部隊がおるから協力してもらえ

 

12:以下、名無しの転生者でお送りします

上里ニキ!

 

13:以下、名無しの転生者でお送りします

時差の関係で……あぁ、今のイタリアは夜だから

 

14:以下、名無しの転生者でお送りします

日本は大体午前4時ってとこか?早起きっすね上里ニキ

 

15:以下、名無しの転生者でお送りします

正直時差って分かんない

 

16:どうぶつの森の村長

日本とイタリアの時差が七時間。日本のほうが早い

 

17:以下、名無しの転生者でお送りします

どうぶつの森ニキ!

 

18:以下、名無しの転生者でお送りします

いつもの面子が揃いつつある

 

19:上条当麻(転生)

ていうか、漸くフレンダが口きいてくれた

 

20:以下、名無しの転生者でお送りします

>>19

ん?

 

21:フレンダ(転生)

>>18

……ふん

 

22:以下、名無しの転生者でお送りします

 

23:以下、名無しの転生者でお送りします

あ、え?

 

24:以下、名無しの転生者でお送りします

おいおいおい

 

25:以下、名無しの転生者でお送りします

ここ、これはもしや……!

 

26:以下、名無しの転生者でお送りします

イッチ貴様!前スレ見てないのか!

 

27:上条当麻(転生)

>>26

え、いや、まあ見てないが。そんな年がら年中スレ見てる訳じゃないし

 

28:以下、名無しの転生者でお送りします

>>27

正論だが今は何故見なかったといいたい

 

29:以下、名無しの転生者でお送りします

こいつマジでフレンダネキにまでラッキースケベを……!

 

30:以下、名無しの転生者でお送りします

許”さ”ん”

 

31:以下、名無しの転生者でお送りします

>>30

それに賛成だ!

 

32:以下、名無しの転生者でお送りします

何か最近ダンガンロンパが流行ってるなwww

 

33:以下、名無しの転生者でお送りします

これも全部カムクラニキってやつの仕業なんだ

 

34:カムクライズル

>>33

失礼じゃね?あ、この間自分のクローン作ったで

 

35:以下、名無しの転生者でお送りします

>>34

ファ!?

 

36:以下、名無しの転生者でお送りします

何やってんのこの天才は

 

37:以下、名無しの転生者でお送りします

もう無茶苦茶だよ

 

38:カムクライズル

このままいくと日向くんを取り戻す為にワイが消えなあかんくなるから、イッチと鬱条さんみたいに同じ人間が二人いればよくね?という結論に至った。

そしてその結果がクローンにワイの魂を移動させることだった

 

39:以下、名無しの転生者でお送りします

あ、カムクラニキがクローンの方に行くのね

 

40:カムクライズル

そうすれば日向くんも戻ってこれるしワイもこのえげつない才能を無くす。いい事尽くめだ

 

41:以下、名無しの転生者でお送りします

流石はカムクライズルといいたいが、結構ガバガバな希ガス

 

42:以下、名無しの転生者でお送りします

魂の移動とか出来るん?

 

43:カムクライズル

>>42

根性で何とかする

 

44:以下、名無しの転生者でお送りします

また出た根性

 

45:以下、名無しの転生者でお送りします

根性ってホント便利

 

46:以下、名無しの転生者でお送りします

血は止まるし骨はくっつくからね!

 

47:上条当麻(転生)

アニェーゼに見つかっちゃった。

なんかいきなり腹パンされた。泣きそう

 

48:以下、名無しの転生者でお送りします

 

49:以下、名無しの転生者でお送りします

www

 

50:以下、名無しの転生者でお送りします

そういえばそんなこともあったな

 

51:以下、名無しの転生者でお送りします

まあ侵入者だしね?

 

52:上条当麻(転生)

つまり話を纏めると、アニェーゼは俺たちを見逃す代わりに部下を助けてほしいってことか

 

53:以下、名無しの転生者でお送りします

何処からその話持ってきた?

 

54:以下、名無しの転生者でお送りします

いや普通にアニェーゼたちの話纏めたんだろ

 

55:以下、名無しの転生者でお送りします

そっか

 

56:以下、名無しの転生者でお送りします

まあそれでオッケー。

あと、アニェーゼにも術式が掛けられてるからちゃんと解除してやれよ

 

57:上条当麻(転生)

>>56

そうなのか?じゃあ

 

58:以下、名無しの転生者でお送りします

 

59:以下、名無しの転生者でお送りします

 

60:以下、名無しの転生者でお送りします

ww

 

61:以下、名無しの転生者でお送りします

終わったな

 

62:以下、名無しの転生者でお送りします

ザマァwww

 

63:フレンダ(転生)

結局、日頃の行いってわけよ!

 

64:上条当麻(転生)

ナンデフクガコワレルノ?もう訳が分からないy

【リアル中継モード強制発動】

【ぶげらっちょ!?】

 

65:以下、名無しの転生者でお送りします

思いっ切り顔面殴られてやがるwww

 

66:以下、名無しの転生者でお送りします

しかもアニェーゼの半裸姿……

 

67:以下、名無しの転生者でお送りします

エッッッッッッッ!!!!

 

68:以下、名無しの転生者でお送りします

あーバラバラになった服最高……

うっ……ふぅ

 

69:以下、名無しの転生者でお送りします

>>68

おいwww

いくらなんでも猛者だろww

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うっ、ふぅ……

 

70:以下、名無しの転生者でお送りします

>>69

おまいう……うっ、ふぅ

 

71:以下、名無しの転生者でお送りします

抜いてる奴しかいねえじゃんww

 

72:以下、名無しの転生者でお送りします

一体何を抜いてるんですかねぇ?

 

73:フレンダ(転生)

お前ら私がいること忘れてんじゃないの?(ゴミを見る目)

 

74:以下、名無しの転生者でお送りします

 

75:以下、名無しの転生者でお送りします

まさかの羞恥プレイだった!?

 

76:以下、名無しの転生者でお送りします

寧ろご褒美です

 

77:以下、名無しの転生者でお送りします

ドンドン見てください(懇願)

 

78:以下、名無しの転生者でお送りします

こいつら腐ってやがるwww

 

79:上条当麻(転生)

こいつら頭おかしい(確信)

 

80:上里翔流(転生)

そんなことより今何やってんの?

 

81:以下、名無しの転生者でお送りします

コテハン組が凄い冷静なんだがww

 

82:上条当麻(転生)

え~っと、現在探索中。

ルチアとアンジェレネ?を助けに行く途中だ

 

83:以下、名無しの転生者でお送りします

もうそんなところか

 

84:上里翔流(転生)

気を付けろよイッチ。

ローマ正教はその船を沈めるつもりだから

 

85:上条当麻(転生)

>>84

はぁ!?

 

86:以下、名無しの転生者でお送りします

そういえばそうでしたね

 

87:以下、名無しの転生者でお送りします

ついでに言うとアニェーゼが陽動するって言うのも嘘。

アニェーゼは刻限のロザリオって言う術式を使うために必要な鍵だからあいつが旗艦に行くとまずいぞ

 

88:上条当麻(転生)

刻限のロザリオ?

 

89:フレンダ(転生)

内容は忘れたけど、使用者の脳を破壊するとかだった気がするってわけよ

 

90:どうぶつの森の村長

確か、アドリア海の女王の対象をヴェネチア以外に向けることを可能とする術式。

ただ普通の人間の普通の魔力ではそれが出来ないから普通ではない状態にする=精神を破壊することで普通ではない魔力を生み出す(wiki参照)

 

91:以下、名無しの転生者でお送りします

wikiってなんなんだよ(純粋な疑問)

 

92:上里翔流(転生)

元々神の右席の前方のヴェントってやつが作った術式だから。

そいつは普通の魔術が使えないから、本来はヴェント達神の右席専用術式みたいなものを、アニェーゼの精神壊して無理やり使おうとしてる

 

93:上条当麻(転生)

ちょっと待て。それなら早くアニェーゼを助けに行かないとやばいんじゃないのか!?

 

94:以下、名無しの転生者でお送りします

まだ大丈夫……のはず

 

95:以下、名無しの転生者でお送りします

すぐには発動させないだろ。それだったらとっくにアニェーゼはやられてるんだからな

 

96:上条当麻(転生)

>>95

……それもそうか。なんか条件があるのか?

 

97:以下、名無しの転生者でお送りします

忘れた

 

98:以下、名無しの転生者でお送りします

そもそもなんですぐに発動しなかったんだ?

 

99:上条当麻(転生)

……急に不安になってきたんだが!?もう今すぐ助けに行くぞ俺h

【リアル中継モード強制発現】

【な――!?砲撃!?】

 

100:以下、名無しの転生者でお送りします

あ、もう撃たれたのか

 

101:以下、名無しの転生者でお送りします

ってことはルチアとアンジェレネは助けたのか?

 

102:以下、名無しの転生者でお送りします

結構時間あったし十分間に合っただろ

 

103:以下、名無しの転生者でお送りします

ていうか、イッチ大丈夫かな?

 

104:以下、名無しの転生者でお送りします

フレンダネキ!天草式はちゃんと向かってる!?

 

105:フレンダ(転生)

ある程度ぼかして事情は説明したし、天草式はお人好し集団だから普通に来てくれてる。

後はイッチたち探すだけ

 

106:以下、名無しの転生者でお送りします

そっか

 

107:以下、名無しの転生者でお送りします

いやー危ない危ない。

そうか、インデックスじゃないとこういう時困るのか

 

 

 

 

―――

 

――――――

 

―――――――――

 

 

「ブハッ!……オルソラ!ルチア!アンジェレネ!」

 

 海面に浮上した上条が、辺りを見渡して自分とともに居た少女たちを探すが、見つからない。

 というか、周囲を艦隊で囲まれていて、それどころではない。とりあえず、残骸の陰に隠れてやり過ごそうとする上条。

 その間に掲示板をチェックする。

 

「……オルソラたちはフレンダたちが拾ってくれたのか。じゃあ、俺もさっさと……!?」

 

 ゆっくりと移動を開始しようとした矢先、近くに砲撃が撃ち込まれる。

 その衝撃で発生した荒波に呑み込まれる上条。

 

「ぐぼぼ……!?(くそっ、そう簡単に沈んで堪るか!)」

 

 波に呑まれないよう、敢えて下に進み、その後上に行く上条。

 浮上した時には、既に波は引いており、艦隊もどこかへ進んでいた。どうやら、助かったらしい。

 

「!……、あいつらの後を追ってみるか」

 

 そういって、上条は残骸をビート板のように持ち、バタ足で追いかけようとする。

 すると、上条の近くから木でできた潜水艦のようなものが出現し、その際に発生した波に呑まれかける上条。

 

「うぉぉ!? これは……」

 

 突如、潜水艦の天井部分が開き、そこから人影が出てくる。

 そこにいたのは――

 

「フレンダ!?」

「結局、沈んでないならそう言いなさいよ!」

 

 そういう彼女は、どこか機嫌が悪そうだった。

 

 

―――――――――

 

――――――

 

―――

 

 

141:上条当麻(転生)

ルチアにぶん殴られた後フレンダネキに蹴られた

 

142:以下、名無しの転生者でお送りします

>>141

何があったしwww

 

143:上条当麻(転生)

いや、取りあえずルチアとアンジェレネに掛けられた術式を解除しなきゃだから、右手使ったんだが、案の定服が飛んだ。

そして何故か怒ったフレンダが蹴ってきた。あとルチアがスカートめくられてた

『画像』

 

144:以下、名無しの転生者でお送りします

うほっ!

 

145:以下、名無しの転生者でお送りします

やるじゃねえかイッチ!

 

146:以下、名無しの転生者でお送りします

俺は信じてたぜ!

 

147:フレンダ(転生)

こいつら……(#^ω^)ピキピキ

 

148:以下、名無しの転生者でお送りします

ヒェッ!

 

149:以下、名無しの転生者でお送りします

フレンダネキがお怒りだ!同じ女の子としてこの醜態は我慢ならないようだ!

 

150:上里翔流(転生)

落ち着けフレンダ。転生者でない以上彼女は自分のパンツが流出していることに気づかない。

つまりこうは考えられないか?見られてもいいのさt

【リアル中継モード強制発動】

【ねえ上里君。ちゃんと話聞いてた?】

【全くこの駄犬は。いい加減誰と行くのか決めなさい】

【急ぐ必要はありませんわよカケル。貴方がワタクシを選ぶのは既に分かり切っていることですので】

【何言ってるんですか?先輩は私と行くんですよ?】

【……なんでさ】

現実逃避がしたいです

 

151:以下、名無しの転生者でお送りします

なんか後輩とか新しいお嬢様が増えてるんですがあの……

 

152:以下、名無しの転生者でお送りします

上里ニキもさらっとハーレム展開してて草

 

153:以下、名無しの転生者でお送りします

ていうか地味に命の危機を感じてる上里ニキ草

 

154:以下、名無しの転生者でお送りします

なんでfateヒロインコンプしようとしてんだアンタはよぉ!

 

155:上条当麻(転生)

くそっ!俺も出会いが欲しいぞ!

 

156:以下、名無しの転生者でお送りします

>>155

何言ってんこいつ?

 

157:以下、名無しの転生者でお送りします

お前は十分出会いがあるじゃろがい!

 

158:上条当麻(転生)

はぁ?俺の何処に出会いがあるんだよ!言ってみろやおら!

 

159:以下、名無しの転生者でお送りします

こいつマジで言ってんのか

 

160:以下、名無しの転生者でお送りします

ミコっちゃんと良い感じになってデートして、風斬といい感じになって、アリサと(一時だけど)同棲して、オルソラとフレンダネキにラッキースケベを発揮した。

これで出会いがないはふざけてるぞ

 

161:上条当麻(転生)

御坂に関しては安価だし、風斬とは只の友達だし、アリサも同じく友達だし、オルソラとフレンダネキも友達で仲間だ。

別にそんな関係性は一切ない

 

162:以下、名無しの転生者でお送りします

アホだ。アホがおる

 

163:以下、名無しの転生者でお送りします

ぶっ飛ばしてぇなおい

 

164:以下、名無しの転生者でお送りします

あれ?ミコっちゃんの事を友達とは呼ばないんだな

 

165:以下、名無しの転生者でお送りします

おっと?

 

166:以下、名無しの転生者でお送りします

クォレは……

 

167:以下、名無しの転生者でお送りします

おいマジかイッチ

 

168:上条当麻(転生)

いや違うからな!別にそんなじゃないって言ってんじゃん!

 

169:以下、名無しの転生者でお送りします

(必死に否定しても説得力)ないです

 

170:以下、名無しの転生者でお送りします

クソリア充が!持ってけ(花束ポイっ)

 

171:以下、名無しの転生者でお送りします

>>170

いい奴で草

 

172:上条当麻(転生)

だから違うって言ってんだろォォォォォォオオオオオオ!!!

 

 

 

―――

 

――――――

 

―――――――――

 

「ったく、あいつ等」

 

 天草式との食事兼作戦会議を終えた上条は、一人で海を見つめていた。

 

「……ねえ」

「フレンダ?」

 

 すると、フレンダが上条の隣にやってきて座る。

 一体何の用か、と上条が怪訝な目を向けると、

 

「結局、どうして……アンタはそうやって戦う訳?」

「えっ……?」

 

 突然の質問に驚く上条を他所に、フレンダは話を続ける。

 

「……確かに、刻限のロザリオを止めるには、アンタの力が……幻想殺し(イマジンブレイカー)が必要だし……でも、だからって絶対戦わないといけないわけじゃない」

 

 呆気に取られる上条に、フレンダは問いかける。

 

「絶対に戦わないといけない訳じゃない。……むしろ、戦うなんて辛いだけ。……なのに、どうして……?」

「どうしてって言われてもな……ていうか、フレンダってのはもっと物事を軽く考える人間だって聞いたんだが」

「それはあくまで『フレンダ=セイヴェルン』であって、『私』じゃない」

 

 フレンダは上条のほうを向いて言う。

 

「私はね、死ぬのが怖い。だから、フレンダになった時、泣いたわ。いずれ死ぬのが確定してる人物に憑依するなんて、神様は何て薄情なんだって、呪った」

「……、」

「それでも、死にたくないから、暗部なんてところで生きてきた。だって、力が必要だった。フレンダは置き去り(チャイルドエラー)だから、生きる力が必要だったの」

 

 上条はフレンダの独白を、静かに聞く。

 

「……暗部だから、平気で人を殺すような連中もいるし、私もそういうことをしてきた。でも、それでも死にたくなかった。私には、物語の進行なんて気にしてる余裕はなかった。例え原作が崩れるのだとしても、それでも死なない為に、努力してきた。……なのに、アンタはどうして平気でいられるの?そんなに余裕があるの?……私がこれだけ余裕を持つのに、沢山時間が掛かった。でも、アンタはこの世界に来てまだ数ヶ月しか経ってない。なのに、自分よりも原作……ううん、他人を優先して生きられるの?」

「……でも、お前だって、大覇星祭の時に姫神を助けてくれたじゃねーか。それに今回も、俺について来てくれた。お前は事件が起こるの知ってたんだろ?だったら」

「アンタにこのことを聞きたかった。イタリアに用事があるなんて嘘よ。姫神さんを助けたのも、あの戦いで死ぬことはないって確信してたから。オリアナ=トムソンは無駄な犠牲を好まないから、死ぬことはないって思った。……後、最近学園都市が物騒だから、外に出て小さないざこざにも巻き込まれないようにしたかったの。……流れの読めない戦いより、読める戦いの方が動きやすいでしょ?」

 

 それはそうだ。

 どこでどんなタイミングで、何をすればいいのか分かっているなら、無理に死に物狂いで戦わなくても生きられるなら、そっちのほうが良いに決まっている。

 

「……なんで?どうして自分以外のものを優先できるの?アンタが上条当麻だから?主人公だから?言っておくけど、ここはそんな甘いところじゃない。鬱条を見ればわかるでしょ?主人公だろうと死に追い込まれる。絶対に死なないなんてルールはどこにもないのに!」

「……別に、そうじゃねえよ」

「?」

「確かに、最初いきなりこの世界に来て戸惑ったし、危ない目にだって遭った。……でも、お前らがいるから、俺は何が起こったって、安心して立ち上がれるんだ」

 

 上条は魔術なんてものに詳しくない。科学についてだってさっぱりだ。外国語も喋れないし、料理だってまともに作れない。

 生活能力も皆無だし、何か特別鍛えているわけでもない。

 

「でも、同じ境遇の仲間がいて、一緒に戦ってくれるやつがいて……なら、俺が立ち上がらないわけにはいかないよ。そんなの、惨めだし……それに」

「……、」

「やっぱり……傷ついてる女の子を放ってはおけないだろ?まあ、女の子だから放っておけないわけじゃないけどな」

「……やっぱり、アンタ相当おかしいわよ」

「かもな。自分でもこんな性格だったのか疑問に思う。多分、前に上里が言ってた魂の融合ってやつが関係してるんじゃねえか?」

 

 確証はない。それが分かるのは、多分神様だけなのだろう。

 だが、関係ない。

 

「上条当麻だから、主人公だから戦うんじゃなくて……、俺がそうしたいから、守りたいから戦うんだ」

 

 それは、ずっと前に決めた事。流れに従って戦うのではなく、それが自分のやりたいことだと確信しているから戦う。

 確かに、死ぬのは怖い。一度死んだことある自分たちだからこそ、言えることだろう。

 だが、それでも、それが正しい事だと信じているから。

 

「もし、お前が怖いって言うなら俺がお前の前に立つ。立って、お前に迫ってくる恐怖をぶん殴る。お前を殺そうとする運命なんて、この右手でぶち殺してやるよ」

 

 そういって、フレンダに微笑みかける上条。

 

「……本当に」

「?」

「……本当に、助けてくれるの?……とても、危ないのよ?いつ死んでもおかしくない。……アンタがいつもやってるみたいに、拍子抜けするような展開が通じるわけじゃないのよ?」

 

 フレンダはそんな不安にさせるようなことを言う。試しているのだろう、ここで逃げ腰になるような奴に背中を預ける気は起きないだろう。

 だから、上条ははっきりという。

 

 

「それでも戦う。お前を守れるなら、必ず立ち上がる。大切な友達だからな」

 

 

 その言葉に、迷いなく放たれた言葉に、フレンダは呆気に取られた。

 

「よし。じゃあ、行くか!」

 

 そういった上条は立ち上がり、天草式の所へ戻っていく。

 その後ろ姿を見るフレンダは、薄く笑いながら呟いた。

 

「……何よそれ。……結局、『アンタ』だってお人好しなんじゃない」

 

 

 

―――――――――

 

――――――

 

―――

 

216:上条当麻(転生)

艦隊に乗り込んだぞ!シスターさんがお出迎え

『画像』

 

217:以下、名無しの転生者でお送りします

おっ、もうですか

 

218:以下、名無しの転生者でお送りします

怖っ!

女の子に囲まれて怖いのは相手がメンヘラな時だけだと思ってた

 

219:以下、名無しの転生者でお送りします

>>218

物凄い偏見で草

 

220:以下、名無しの転生者でお送りします

つまり蜜蟻ちゃんは怖い?

 

221:以下、名無しの転生者でお送りします

>>220

当たり前だろjk

 

222:以下、名無しの転生者でお送りします

鬱条さんが尻に敷かれるレベルだからな

 

223:フレンダ(転生)

結局、シスターたちごと攻撃するのは本当に迷惑だからやめて欲しいってわけよ

 

224:以下、名無しの転生者でお送りします

マジでローマ正教クソだな

 

225:以下、名無しの転生者でお送りします

人を人とも思わぬ外道行為。そこに痺れないし憧れもしない

 

226:上条当麻(転生)

【リアル中継モード】

【おぉっ!フレンダナイス!】

 

227:以下、名無しの転生者でお送りします

おっ、ここ本来ならアンジェレネちゃんがやられてたとこじゃね?

 

228:以下、名無しの転生者でお送りします

流石フレンダネキ!

 

229:上条当麻(転生)

【べ、別にこれくらいできて当たり前なんだから……!】

【いやお前が来てくれてマジで助かった。ありがとなフレンダ!】

【!……ふ、ふん!】

 

230:以下、名無しの転生者でお送りします

なんでワイらラブコメ見せられてるの?

 

231:以下、名無しの転生者でお送りします

ていうか、いつの間にあの二人あんなに距離縮まってる訳?

 

232:上里翔流(転生)

流石はフラグメーカーといったところか

 

233:以下、名無しの転生者でお送りします

>>232

おまいう

 

234:以下、名無しの転生者でお送りします

あんた人のこと言えないでしょうが上里ニキ!

 

235:上条当麻(転生)

とりあえず誰もいない艦隊に乗り込んだんだが

 

236:以下、名無しの転生者でお送りします

そのまま扉があるやろ?殴れ

 

237:以下、名無しの転生者でお送りします

ブロック構造?とかいうのだったよな?

 

238:以下、名無しの転生者でお送りします

忘れたけど、ゲンコロしたところが四角く削れたはず

 

239:上条当麻(転生)

取りあえず侵入した。

因みにメンバーは俺、フレンダ、オルソラ、ルチア、アンジェレネ

 

240:以下、名無しの転生者でお送りします

なんか面子が多いような

 

241:以下、名無しの転生者でお送りします

そりゃフレンダネキのおかげでアンジェレネ怪我してないし

 

242:上条当麻(転生)

フレンダたちとはぐれたと思ったらなんかジジイが出てきたんだが

『画像』

 

243:以下、名無しの転生者でお送りします

あ、ビアージオさんちっス

 

244:以下、名無しの転生者でお送りします

出たアナゴさん

 

245:以下、名無しの転生者でお送りします

声が個性的過ぎて何故か人気が出た人だ

 

246:上条当麻(転生)

……倒しちゃった

 

247:以下、名無しの転生者でお送りします

えっ?

 

248:以下、名無しの転生者でお送りします

ゑ?

 

249:以下、名無しの転生者でお送りします

ファ!?

 

250:フレンダ(転生)

えっ、は、ちょ、えっ?(二回目)

 

251:上里翔流(転生)

どういうこと?

 

252:上条当麻(転生)

いや、攻撃方法はそっちに聞いて知ってたし……

 

253:以下、名無しの転生者でお送りします

あぁ……そういや、イッチは原作上条さんより容赦ないんだった

 

254:以下、名無しの転生者でお送りします

えぇ……(困惑)

 

255:以下、名無しの転生者でお送りします

まあこれがイッチやけどな!

 

256:以下、名無しの転生者でお送りします

せ、せやな!(焦)

そそそ、それにほら!今までだってそこで!?ってタイミングで事件解決してたし

 

257:以下、名無しの転生者でお送りします

いつもの事か。ただ、今回は相手が小物なだけあって少しは活躍してほしかった

 

258:上条当麻(転生)

【リアル中継モード強制発動】

【ちょ、崩れ――!?】

 

259:以下、名無しの転生者でお送りします

 

260:以下、名無しの転生者でお送りします

そういやビアージオ倒したら崩れたな

 

261:以下、名無しの転生者でお送りします

あれってビアージオが自爆しようとしたからじゃないの?

 

262:以下、名無しの転生者でお送りします

アイツが船の制御やってたからじゃね?知らんけど

 

263:以下、名無しの転生者でお送りします

相変わらずあっさりと敵を倒すイッチすげえ

 

264:フレンダ(転生)

あ、イッチ見つけた。全く、だから危ないって言ったのに

 

265:以下、名無しの転生者でお送りします

>>264

フレンダネキが夫を心配する妻なんだが

 

266:以下、名無しの転生者でお送りします

待て、ならミコっちゃんはどうなる!?

 

267:以下、名無しの転生者でお送りします

これは二人の中学生によるイッチの取り合い……?

 

268:以下、名無しの転生者でお送りします

イッチ中学生しか落としてないのか

 

269:以下、名無しの転生者でお送りします

風斬とかオルソラとかいるから……

 

270:以下、名無しの転生者でお送りします

他は大体中学生

 

271:以下、名無しの転生者でお送りします

イッチはロリコンだった……!?

 

 

 

―――

 

――――――

 

―――――――――

 

 

 バチカン、聖ピエトロ大聖堂。

 国全体が世界遺産登録されているというバチカン市国の中にあるローマ正教の総本山。

 

「全く、もっと大事にしてほしいね。『アドリア海の女王』の核は消息不明。海の底に沈んでると来た。これはどこかで壊れてるだろうね。『刻限のロザリオ』もこれで意味をなさないわけだ」

「……しかしな、あれは少々早急に過ぎた」

 

 そこで、()()()()()が歩いていた。

 片方は目の前に立つだけで思わず跪きたくなるような威厳を放つ老人、もう片方は()()()()()()だった。

 

「僕に命令かい?随分と出るじゃないか」

「貴様こそ、誰に口を開いているか理解は追いついているか」

「ローマ教皇だろ?分かってるさ。……だから?」

 

 それがどうしたと言わんばかりに、少年は嗤って言う。

 

「君が僕に悪意を抱けば、それで何もかも終わるんだよ?」

 

 底冷えするような視線で、ローマ教皇を見る少年。

 その、まるで神をも畏れぬ態度に、ローマ教皇はため息をついて言う。

 

「神の右席……教皇程度では響かんか」

 

 神の右席……ローマ正教の最深部に位置する禁断の組織、学園都市でいうなら暗部組織だ。

 少年は、そんな神の右席の一人なのだ。

 

「そういうことさ。それよりも、ほら」

 

 すると、少年は書類のようなものをローマ教皇へと渡す。

 

「これに目を通せ、そしてサインだ」

「この私に命令か……!?」

 

 書類を見たローマ教皇が驚愕の表情で少年を見る。

 

「待て、この書類は……!」

「君もいずれは命令しただろう?……では、よろしく」

 

 そういって、少年はローマ教皇を置いて去っていく。

 かつて、ローマ教皇の一人が相談役である神の右席に頼りきりになったことで、ローマ教皇と神の右席の立場が逆転した。それにより、少年はローマ教皇が断らないことを知っている。

 だからこそ、わざわざ書類にサインしたかどうかを確認しようとしないのだ。

 

「むぅ……」

 

 難しい顔で書類を見るローマ教皇。

 そこには、こう書かれていた。

 

『Kamijo Toma. Investiga rapidament sul seguent individuo e nel case si riveli come un nemico del Signore uccidilo.』

『上条当麻。上記の者を速やかに調査し、主の敵と認められし場合は確実に殺害せよ』

 

 

―――――――――

 

――――――

 

―――

 

 

 一方そのころ

 

「嫌だぁぁぁぁあ!!!学園都市に帰りたくないぃィィィィィいい!!!」

 

 病院に運ばれると思ったら突然学園都市への帰還を言い渡され、御坂との罰ゲームが待っていると知った上条は、全力で泣き叫んでいたのだった。

 

 




因みに、最後に出てきたの神の右席の少年は原作にも存在する人物です。
ですが、どんな喋り方をするとか分からないのでオリジナル……つまり実質オリキャラです。
あと、上の言語については知りません。テレビで実際に紙に書いてあった文字をそのまま書いただけですので。
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