【悲報】転生したらツンツン頭で知らない部屋にいたんだけど   作:現実殺し

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報告。しばらく執筆活動を中止しなければならない事態に追い込まれた。
具体的には試験とか試験とか試験とか。勿論モヤシの更新も……いや、part2は出します。それでホントに最後ですが


【急募】原作を生き残るために頑張るイッチのスレ【暇人集まれ】: part4

187:上条当麻(転生)

吹寄にド突かれた

 

188:以下、名無しの転生者でお送りします

何があったし(困惑)

 

189:以下、名無しの転生者でお送りします

 

190:以下、名無しの転生者でお送りします

www

 

191:以下、名無しの転生者でお送りします

すげえ理不尽なんだが

 

192:上条当麻(転生)

いや、吹寄って肩凝ってそうだから揉ませてって言ったら

 

193:以下、名無しの転生者でお送りします

 

194:以下、名無しの転生者でお送りします

どうせ肩ってつけるの忘れたんでしょ?知ってるからね

 

195:フレンダ(転生)

とりあえず花火にしてやるってわけよ

 

196:以下、名無しの転生者でお送りします

ドードーフレンダネキ

 

197:以下、名無しの転生者でお送りします

落ち着いて。こんなのはいつもの事だから(感覚麻痺)

 

198:上条当麻(転生)

あ……

 

199:以下、名無しの転生者でお送りします

ん?

 

200:以下、名無しの転生者でお送りします

どうした?

 

201:上条当麻(転生)

御坂との罰ゲーム忘れてた!早くいかないと!

 

202:以下、名無しの転生者でお送りします

あー。ってことは、もしかして9月30日?

 

203:以下、名無しの転生者でお送りします

ヒューズ=カザキリか

 

204:以下、名無しの転生者でお送りします

前方か

 

205:以下、名無しの転生者でお送りします

あっ、顔芸の人か!

 

206:以下、名無しの転生者でお送りします

>>205

覚え方がひどくて草

 

207:上条当麻(転生)

よく分からんが、御坂との罰ゲームがめんどくさい。

なんだよペア契約って。どんだけカエル好きなんだよ

 

208:以下、名無しの転生者でお送りします

おいイッチ、その話はするな。ダメージを受ける人がいる

 

209:以下、名無しの転生者でお送りします

ホントデリカシーないなー

 

210:上条当麻(転生)

は?何の話?

 

211:フレンダ(転生)

……別に何でもないわよ。勝手にすれば?ふん

 

212:以下、名無しの転生者でお送りします

あーあ、フレンダネキ怒っちゃった

 

213:以下、名無しの転生者でお送りします

わーるいんだーわーるいんだー

 

214:上条当麻(転生)

何だそのノリ小学生かよ。

ていうか、なんか御坂の子供版みたいな奴にあったんだが

『画像』

 

215:以下、名無しの転生者でお送りします

おっ、打ち止めキターー!

 

216:以下、名無しの転生者でお送りします

ラストオーダー!

 

217:上条当麻(転生)

えっ、この子が前に言ってた上位個体ってやつ?

なんで上位個体なのに御坂妹に襲われてるの?

『画像』

 

218:以下、名無しの転生者でお送りします

 

219:以下、名無しの転生者でお送りします

ゴーグル奪ったからな

 

220:上条当麻(転生)

【リアル中継モード強制発動】

【えっ、あの、御坂さん?どうしてそんなに火花をバチバチと――】

 

221:以下、名無しの転生者でお送りします

 

222:以下、名無しの転生者でお送りします

そりゃせっかくの罰ゲームデートなのにいつの間にか相手が自分の妹と戯れてるんだもんな

 

223:以下、名無しの転生者でお送りします

普通はキレるわ

 

224:上条当麻(転生)

というか、折角のイタリア旅行がパーになったのにこの仕打ち。

この世界は難易度鬼強マックスなのか?

 

225:以下、名無しの転生者でお送りします

RTAしてるから言うほどでもないと思います

 

226:以下、名無しの転生者でお送りします

ビアージオ3レスで倒したしな

 

227:以下、名無しの転生者でお送りします

そっちの方がひどいわ

 

228:上条当麻(転生)

そういや言い忘れてたが冬服だぜ!

『画像』

 

229:以下、名無しの転生者でお送りします

いらん

 

230:以下、名無しの転生者でお送りします

(需要は)ないです

 

231:以下、名無しの転生者でお送りします

どうせならミコっちゃんの服見せろよぉぉぉ!

 

232:以下、名無しの転生者でお送りします

お前ら正直で草

 

233:上条当麻(転生)

再び御坂妹と遭遇。

ゴーグルは取り返せなかったらしい

 

234:以下、名無しの転生者でお送りします

なんか順序が滅茶苦茶だな

 

235:以下、名無しの転生者でお送りします

一応10031号だからズレがあるんじゃね?

 

236:上条当麻(転生)

よく分からんが、このままじゃ見分けつかないのでなんかアクセサリー買ってやろうと思う。

候補はネックレス、髪飾り、指輪。

>>245で

 

237:以下、名無しの転生者でお送りします

唐突の安価キターーーー!

 

238:以下、名無しの転生者でお送りします

珍しいな安価なんて

 

239:以下、名無しの転生者でお送りします

でも短い。

ネックレスだろjk

 

240:以下、名無しの転生者でお送りします

は?ここは指輪一択だルルォ!?

 

241:以下、名無しの転生者でお送りします

>>240

 

242:以下、名無しの転生者でお送りします

指輪

 

243:以下、名無しの転生者でお送りします

ネックレス

 

244:以下、名無しの転生者でお送りします

髪飾り

 

245:以下、名無しの転生者でお送りします

指輪

 

246:以下、名無しの転生者でお送りします

指輪

 

247:以下、名無しの転生者でお送りします

指輪……ってもう決まってたか

 

248:以下、名無しの転生者でお送りします

マジか、ネックレスじゃないのか

 

249:以下、名無しの転生者でお送りします

御坂妹勝ち組になっちゃったじゃん

 

250:以下、名無しの転生者でお送りします

というか殆どみんな指輪だったじゃんww

 

251:上条当麻(転生)

どんだけ指輪好きなんだよ……。

まあいいや。目立ちにくいかもだが、安価だしな

 

252:以下、名無しの転生者でお送りします

>>251

そうだ。安価は絶対だ

 

253:以下、名無しの転生者でお送りします

にしても、最近コテハン組があんまりは入らないっスね

 

254:以下、名無しの転生者でお送りします

もうすぐ戦争だからな。

主要のイッチ以外は簡単に入れないんだろ

 

255:以下、名無しの転生者でお送りします

フレンダネキは機嫌悪いしな

 

256:以下、名無しの転生者でお送りします

全く、イッチのくせに生意気だぜ

 

 

 

―――

 

――――――

 

―――――――――

 

 

 地下街で再会を果たしたミサカ10031号と上条は、彼女がゴーグルを取られたのを機に、新しいアクセサリーでも買おうか?という提案を、ミサカ10031号にした。

 そして、実際にお店に来た二人。

 

「ところで、一体どのようなものを買うのでしょうか?と、ミサカは貴方のセンスを試すように問いかけます」

「って言われてもな~。……、」

 

 突如、悩むように黙り込む上条。ミサカ10031号はそれを、自分の為に真剣に悩んでくれているのだと思い、胸が熱くなるのを感じた。

 同時に、あの日……あの実験場で、彼に言われた言葉を思い出す。

 

『なぜ……貴方が、ここに……?』

『ただの通りすがり……ってわけでもないか。お前を助けに来た』

 

 白い少年を殴り飛ばしたツンツン頭の、上条当麻の言葉。

 

『ミサカの生まれた理由は、すべてこの実験の為。だから、ミサカを助けるなど何の意味もない事です』

 

 努めて冷静に、ミサカ10031号は、朝方出会った上条に暗に逃げろと伝える。

 しかし、上条は理解できないのか、もしくは分かっていてやっているのか、ミサカ10031号の前に立ち一方通行(アクセラレータ)へと拳を構えた。

 

『生まれた理由なんかねえよ』

『?』

『誰だってそうだ。俺にだって、アイツにだって……勿論、お前にも生まれた理由なんてものはない』

 

 すると、一度だけミサカ10031号の方へ視線を向けた上条は言う。

 

『だから、俺達が見つけるのは生まれた理由じゃない。生きる理由だ』

『生きる……?……いえ、ミサカは』

『殺されるために、なんてふざけたことは言わせねぇぞ。お前が生きる理由を見つけるまで、俺はお前を守る。見つけても守る。必ずな』

 

 それが、自分がやりたいと思ったことだから、と。上条はそう言い、一方通行(アクセラレータ)を見据えて言う。

 

『お前に、こいつは殺させない』

『はっ、バカじゃねェのかオマエ?なンにも分かっちゃいねェな。なに()()に感情移入してンだよ。ソイツ等はオレに殺されるために生まれてきた人形。そこンところちゃァンと理解してる?』

『……ふざけんな。お前こそ、こいつらの事何も分かっちゃいねぇよ』

『あン?』

 

 迷いなく、それが絶対に正しい事であると確信して、上条当麻は告げた。

 

『こいつは痛みだって感じるし、誰か(おれ)を気遣い、逃がそうとすることもできる……、人間だよ。……替えの利かないオリジナルで、世界でただ一人しかいないんだ! 間違っても人形なんていうんじゃねぇよ、この三下(さんした)野郎がッ‼』

『……ぶち殺す』

 

 その言葉は、一方通行(アクセラレータ)だけでなく、ミサカ10031号の……胸の奥にある『何か』に突き刺さっていた。

 結局、勝ったのは上条だ。しかし、それを見届けることは叶わないまま、ミサカ10031号の意識は暗転していた。

 その時の記憶が、今になって思い起こされた。

 

(こ、これは一体どういうことなのでしょうか!?と、ミサカは荒ぶる鼓動を抑えつつ、自身の身に起きる現象に首を傾げます!)

「……うぇ、マジかよ。絶対目立たねえだろそれ……って御坂妹?」

 

 すると、突如何事かを呟いた上条にビックリしたミサカ10031号がビクーンッ!と背筋を伸ばした。

 その動きに戸惑う上条だったが、近くにあった()()を手に取り、()()()1()0()0()3()1()()()()()()()()()()()()

 

(あ……)

 

 その時、彼女は他の同類(シスターズ)からリークされた情報の一つである、

 

『――好きな男性からもらった指輪を、左手薬指に嵌めれば勝ち組との情報を、極秘に入手していました』という情報を思い出していた。

 

 ミサカ10031号がトップを独走した(そのレースを走る者たちだけの認識だが)瞬間である。

 

「あれ?気に入らなかった?なら別に……」

「そうはいきません!と、ミサカはミサカから指輪を取り上げようとする貴方の魔の手から逃れこれを守ります!」

「……まあ、そんなに大事にしてくれるならこっちも嬉しいが……」

 

 そういって、店内で会計を行おうとする上条。

 そんな彼には目もくれず、己の左手薬指を眺め続けるミサカ10031号。

 

「ち、ちょっと……あ、アンタその指輪……!」

 

 すると、いつの間にそこにいたのか、御坂美琴がミサカ10031号の指輪を見て驚愕する。

 ミサカ10031号はそんな自分の姉を見て、

 

「へっ」

「⁉」

 

 瞬間、御坂美琴の背筋にイナズマが駆け巡った。

 

 

―――――――――

 

――――――

 

―――

 

 

295:上条当麻(転生)

死ぬ

 

296:以下、名無しの転生者でお送りします

>>295

何があったし

 

297:以下、名無しの転生者でお送りします

 

298:以下、名無しの転生者でお送りします

www

 

299:以下、名無しの転生者でお送りします

こいつら笑ってやがる。血も涙もねえww

 

300:以下、名無しの転生者でお送りします

>>299

おまいう。ていうか、イッチは多分何があっても死なないと思う

 

301:上条当麻(転生)

>>300

ふざけんなって言うかマジでふざけないでください。

御坂がマジギレしてくるんだけど

 

302:以下、名無しの転生者でお送りします

あー

 

303:以下、名無しの転生者でお送りします

どして?

 

304:以下、名無しの転生者でお送りします

指輪あげちゃったしな。しかもイッチは本来ミコっちゃんと罰ゲーム中のはずなのに

 

305:以下、名無しの転生者でお送りします

これで怒らない方がおかしいわ

 

306:ちょめちょめ

お久しぶり皆さん

 

307:以下、名無しの転生者でお送りします

>>306

ちょめちょめニキ!

 

308:上条当麻(転生)

久し振りだな。元気にしてたか?

 

309:ちょめちょめ

>>308

おう。アクアのねずみ講を調整するのに手間取ってた

 

310:以下、名無しの転生者でお送りします

サラッと犯罪の片棒担いでて草

 

311:以下、名無しの転生者でお送りします

なにやってんですかちょめちょめニキ……

 

312:ちょめちょめ

いや、ここんとこお金がね?相方は起動要塞デストロメイプルかってくらい固いだけのおんにゃのこだし

 

313:以下、名無しの転生者でお送りします

デストロメイプルは草

 

314:以下、名無しの転生者でお送りします

なんか強そう(小並感)

 

315:上条当麻(転生)

ていうか女の子なのか……(裏山

 

316:以下、名無しの転生者でお送りします

>>315

何羨ましがってんねん

 

317:以下、名無しの転生者でお送りします

お前も女の子に囲まれてるやろがい!

 

318:上条当麻(転生)

>>317

囲まれてるのは上里ニキだろ

 

319:以下、名無しの転生者でお送りします

はいこいつまた言ったー

 

320:以下、名無しの転生者でお送りします

ぶっ飛ばしたい

 

321:以下、名無しの転生者でお送りします

(#^ω^)ピキピキ

 

322:上条当麻(転生)

何怒ってんだよ。

それより、これどうなってんの?

『画像』

 

323:以下、名無しの転生者でお送りします

ん?

 

324:以下、名無しの転生者でお送りします

……あれ?

 

325:以下、名無しの転生者でお送りします

アンチスキルがぶっ倒れてる

 

326:以下、名無しの転生者でお送りします

これはあれか。天罰術式だな。

もう前方が侵入したのか

 

327:上条当麻(転生)

ラストオーダーが助けを求めてきたんだが。

とりあえず御坂に頼んだけど大丈夫だよな?

 

328:以下、名無しの転生者でお送りします

えっ、ミコっちゃん?

 

329:以下、名無しの転生者でお送りします

なんでミコっちゃんと一緒なの?

 

330:上条当麻(転生)

いや罰ゲーム中だったし

 

331:以下、名無しの転生者でお送りします

え……

 

332:以下、名無しの転生者でお送りします

あー、そういや、インデックスといる必要が無いから

 

333:以下、名無しの転生者でお送りします

……マジですか

 

334:上条当麻(転生)

とりあえずラストオーダーは御坂に任せて、俺はアンチスキルの無線で出た侵入者を探してる。

多分魔術師なんだよな?

 

335:以下、名無しの転生者でお送りします

えぇ……

 

336:以下、名無しの転生者でお送りします

大丈夫?木原くんやられたりしない?

 

337:以下、名無しの転生者でお送りします

第三位が相手じゃやばそうだと思うけどなぁ

 

 

 

―――

 

――――――

 

―――――――――

 

 

「正直にわかには信じがたいんだけど……」

 

 御坂美琴は困惑していた。

 今日はやけに警備員(アンチスキル)の数が多いと思ったら、いきなりその全員が気絶したのだ。原因は分からない。

 そのうえ、妹達(シスターズ)の上位個体である打ち止め(ラストオーダー)が、涙を流して頼み込んできたのだ。

 

 一方通行(アクセラレータ)を助けてくれ、と。

 

 彼女には分からないことだらけだ。上条は警備員(アンチスキル)の無線で何かを聞いた後、打ち止め(ラストオーダー)を御坂に預けてどこかに行ってしまった。

 そもそも、本来自分たちを殺していたはずの一方通行(アクセラレータ)を、寄りにもよってその妹達(シスターズ)の上位個体が助けてほしいと懇願しているのだ。

 彼女には分からない。なぜ自分たちを殺そうとするあの男を、そんな顔を涙と鼻水でくしゃくしゃにしてまで助けてほしいというのか。

 

 だが、妹の頼みなら、断るわけにはいかない。それが例え、世界で一番許せない男を助けることだったとしても。

 

「ま、妹の頼みなら仕方ないし……、特別にアンタを助けるわ」

「……ン、で、オマ、エが……?」

 

 一方通行(アクセラレータ)が驚愕の表情で御坂を見る。やはり、彼女にだけは助けられるとは思っていなかったのか。

 にしても、片腕には現代的なデザインの杖を付けていて、首筋にはチョーカーのようなものまである。もしや、何らかの障害を負ったのか?と御坂は検討するが、

 

「ったく、とことん面倒くせぇ奴らだなぁおい」

 

 すると、一方通行(アクセラレータ)の傍にいた白衣で顔に刺青のある男が、御坂に向かって()()()()()()()()()()()()()

 

「じゃあ目撃者だしな。死ね」

 

 そんな一言とともに、ぶっ放す研究者らしき男。

 一人で躱せば、自身の背後にいる打ち止め(ラストオーダー)にも直撃する。そもそも、人数差で不利だ。戦えない人間を二人も庇いながら統率された部隊をお相手にするのだから。

 なので、

 

「もうほんと……最っ悪ね――ッ!」

 

 研究者の攻撃を、打ち止め(ラストオーダー)を脇に抱えて躱し、そのまま大きく弧を描くように回り込み、一方通行(アクセラレータ)を回収する。

 そして、磁力を使ってビルからビルを移動していった。

 

 

 

 

 

 

 

 一方そのころ、上条はと言うと、

 

「テメェか。侵入者ってやつは」

「ふっ、見つけたよ。幻想殺し(イマジンブレイカー)

 

 侵入者と思わしき少年と対峙していた。

 少年は黄色い服に、浅黒い肌。白い髪。耳にはピアスなど、兎に角柄が悪かった。口元はニヤついていて、女性が見たら不快に思うかもしれない。

 

「なんで学園都市に――ッ! この街の人に何をした!?」

「……僕は神の右席、『前方のヴェント』だ。まあ、言うことは一つだ」

 

 上条の質問を無視し、見た目にそぐわない丁寧な言葉づかいで、前方のヴェントは告げた。

 

「死んでくれ」

 

 すると、彼が片手に持っていたハンマーを振り、さらに下についていた十字架に直撃する。

 カキンっ、という音とともに、上条から見て右側から光の球体が飛んできた。

 

―――――――――

 

――――――

 

―――

 

350:以下、名無しの転生者でお送りします

どういうこと?

 

351:以下、名無しの転生者でお送りします

誰か分かる人ー?

 

352:以下、名無しの転生者でお送りします

居るわけねえだろ

 

353:以下、名無しの転生者でお送りします

なんで原作と前方のヴェントが別人なわけ?

 

354:以下、名無しの転生者でお送りします

相変わらず原作前に原作崩壊ししてる件

 

355:以下、名無しの転生者でお送りします

……いや、まさかな

 

356:以下、名無しの転生者でお送りします

>>355

ん?

 

357:以下、名無しの転生者でお送りします

なんか気づいたん?

 

358:>>355

>>357

いや、確か原作の前方のヴェントって弟が居たよな?

 

359:以下、名無しの転生者でお送りします

いたけどそれが?

 

360:以下、名無しの転生者でお送りします

……え

 

361:以下、名無しの転生者でお送りします

……いやいや

 

362:以下、名無しの転生者でお送りします

ン ナ バ カ な

 

363:以下、名無しの転生者でお送りします

えぇ……(困惑)

 

364:以下、名無しの転生者でお送りします

どういうこと?

 

365:以下、名無しの転生者でお送りします

つまりだな、アイツもしかしてヴェントの弟なんじゃね?ってこと

 

366:以下、名無しの転生者でお送りします

……

 

367:以下、名無しの転生者でお送りします

……

 

368:以下、名無しの転生者でお送りします

……

 

369:以下、名無しの転生者でお送りします

え、……これどうするの?

 

370:上条当麻(転生)

くそ!ヴェントってやつには逃げられちまった!

 

371:以下、名無しの転生者でお送りします

あっ、イッチ

 

372:以下、名無しの転生者でお送りします

よかった。いつもみたいに瞬殺じゃなかったのな

 

373:以下、名無しの転生者でお送りします

流石は神の右席

 

374:上条当麻(転生)

感心してる場合じゃねえよ!それより、アイツは何なんだ!?

 

375:以下、名無しの転生者でお送りします

焦るなイッチ。それより、ラストオーダーは?

 

376:上条当麻(転生)

ラストオーダーは多分、御坂が何とかしてくれてるはずだけど……それがどうかしたのか?

 

377:以下、名無しの転生者でお送りします

となると……

 

378:以下、名無しの転生者でお送りします

ヒューズ=カザキリは起きない……よな?

 

379:以下、名無しの転生者でお送りします

多分な。

あれはラストオーダーにテスタメントでウイルスをぶち込まなきゃならんから、ハウンドドッグに捕まってないなら発動はしないはず

 

380:以下、名無しの転生者でお送りします

でも、それじゃヴェント弱体化しないんじゃないのか?

 

381:以下、名無しの転生者でお送りします

いや、ヒューズ=カザキリ無しでも既に学園都市には「虚数学区・五行機関」のフィールドが展開されてて、ヴェントは制約を受けているはず。

イッチ、ヴェントが魔術を使った時、なんか様子がおかしくなかったか?

 

382:上条当麻(転生)

様子?……そういや、アイツが逃げる前、なんか血を吐いてたぞ。

魔術の副作用かと思ったが、違うのか?

 

383:以下、名無しの転生者でお送りします

ちゃう。となるとやっぱり……

 

384:以下、名無しの転生者でお送りします

イッチ、第七学区の鉄橋に向かえ。

もしかしたら、そこにおるかもしれんから

 

385:以下、名無しの転生者でお送りします

おったらそこで決着付けろ。

ヒューズ=カザキリ出されると面倒くさい

 

386:上条当麻(転生)

なあ、さっきから出てるそのヒューズ=カザキリってなんなんだ?

 

387:以下、名無しの転生者でお送りします

風斬氷華が人工の天使になること。

それを使えば魔術師にやばい負荷がかかるようになる

 

388:以下、名無しの転生者でお送りします

ラストオーダーにウイルスがぶち込まれるから普通にやばい

 

389:上条当麻(転生)

ちょ、それどうしたらいいんだよ!?

 

390:以下、名無しの転生者でお送りします

んっとなぁ、ラストオーダーが木原くんに攫われなきゃ大丈夫なんだが

 

391:以下、名無しの転生者でお送りします

これロシア編大丈夫か?ヒューズ=カザキリ絶対必要だよな?

 

392:以下、名無しの転生者でお送りします

少なくともラストオーダーを救うなら歌のデータが百パーセント必要になる

 

393:以下、名無しの転生者でお送りします

……どうする?

 

394:以下、名無しの転生者でお送りします

いや、それ以前にもう取り返しつかないだろ。御坂が二人を確保してるなら絶対ハウンドドッグじゃ攫えないし

 

395:上条当麻(転生)

あっ、ヴェント見つけたぞ!

『画像』

 

396:以下、名無しの転生者でお送りします

マジで鉄橋にいたのか……

 

397:以下、名無しの転生者でお送りします

これやばくね?ヒューズ=カザキリって滅茶苦茶大事だよ?

 

398:以下、名無しの転生者でお送りします

もう嫌な予感しかしない

 

399:以下、名無しの転生者でお送りします

鬱時空ホント胃が痛いんだが

 

400:以下、名無しの転生者でお送りします

とりあえず今は0930事件を片づけようぜ

 

401:以下、名無しの転生者でお送りします

>>400

せやな

 

 

 

―――

 

――――――

 

―――――――――

 

 

「うぉぉぉぉぉぉおおおお―――ッッッ!!!」

 

 凄まじい咆哮とともに、上条はヴェントに殴りかかる。

 それを躱し、ヴェントは上条の脇腹にローキックを食らわせた。

 

「ガハッ!?」

「魔術に障害が起ころうと……お前にだけは、負けない!」

 

 ヴェントは倒れ伏した上条に、容赦なくハンマーを振り下ろす。

 それを横に転がって回避した上条だが、振り下ろされたことで発生した衝撃波によって吹き飛ばされる。

 

「そう……お前にだけは、上条当麻(主人公)にだけはッ!」

「!? ……て、テメェ、まさか……転生者か?」

「……驚いたな。君()そうなのか……だったら、尚のこと許せない。何故現状に甘んじている。もっと対策を取ろうとしない」

「……生憎、原作知識なんてものはないんだ。だからスレ民の力を借りてる」

 

 その上条の発言を聞いたヴェントは困惑する。

 

「……スレ民?」

「……知らないのか?……そうか、レディリーと同じなのか」

 

 レディリー=タングルロード。

 この世界で上条が知る限り、唯一掲示板を使えないタイプの転生者だった。どうやら、ヴェントも同様らしい。

 

「だとしても……いや、だったらなんで!お前はこの事件のことを知ってたんだろ!?なんで……!」

「……決まっている。……僕は……、『前方のヴェント』だからだ!」

 

 そして、彼の口から、その過去が語られる。

 

 かつて、二人の姉弟がいた。

 その姉弟は、ともに遊園地へと行くことになったのだ。弟は反対した。何故なら、知っていたからだ。その遊園地の設備は欠陥があり、自分たちが事故に遭うことを。

 しかし、説明など出来るはずがない。なにせ、それは()()()()()なのだ。そんなものを信じてもらえるはずがない。

 だから、弟は抗った。当日に仮病を使おうとも考えたが、姉を誤魔化せるほどの演技ができる自信が無かった。

 

 結局、遊園地に行き、事故が起こる乗り物に乗ってしまった。

 

 ならばもう仕方がない。

 弟は腹を括り、自身が犠牲になることを選んだ。そして、やはり弟が知る通り、事故は起こったのだった。

 

「そして、僕は姉さんより先に目覚め、僕たちを担当していた医師に言われたんだ。僕か姉さん、どちらか一人分の輸血用の血液しかないってね」

 

 だから、彼は原作の弟のように、姉に輸血を行うよう頼もうとした。

 ……だが、

 

「……それより先に、いつの間にか起きていた姉さんが言ったんだ。僕に輸血をしろってね」

 

 つまり、それだけ。救われる相手が姉から弟に変わっただけ。これは、そう言う話だ。

 怒りでわなわなと震えながら、ヴェントは言う。

 

「僕がちゃんと彼女の弟になれていれば……僕というイレギュラーが、彼女を殺した。……でも、そもそもあの時、ちゃんと欠陥が見直されていたなら、あんな事故は起こらなかった。許しはしない。……科学を滅ぼして、いずれは僕も死ぬ。そのために、まずは邪魔な君を殺す。必ずね!」

「……さっきから聞いてれば、お前の、お前の姉さんへの想いって大したことないんだな」

「……あ?」

 

 上条が突如、嘲るようにヴェントに言う。

 

「だってそうだろ? お前は原作知識があって、自分の姉を救える立場にいた。なのに結局、そうしなかった。……怖かったんだろ?自分が死ぬのが? ……はぁ、お前の姉さんは自分の命を捨ててでもお前を助けようとしたのに、その弟がこれじゃ、お前の姉さんも浮かばれない――」

「黙れッッ!!」

 

 上条の挑発に、ヴェントの怒りが暴発寸前まで高まる。

 

「さっきから言わせておけば……お前に何が分かる!?」

「なにも。……でも、お前が間違ってることだけは分かる」

 

 今度は挑発ではなく、しっかりとヴェントを見据えて上条は言う。

 

「お前の姉さんは、お前を命を捨ててまで守ったんだろ? だったら、救われた側であるお前が、勝手にその命を投げ出そうとしてんじゃねぇよッ‼ お前の姉の想いを、全部無駄にする気か!?」

「ぐっ……!」

「そもそも、科学が憎いってのも嘘だろ? お前はやり場のない自分への怒りを、科学を憎むことで正当化したかったんだろ? だから姉と同じことをしてる。せめて原作の流れは守ろうとしてる。そうすることで、自分への罪悪感を最小限にしてる。自分が姉の代わりをするから許してくれとか、そんなところか? ……笑わせんなよ。お前の姉は、そんなことをしてほしくて、犠牲になった訳じゃねぇだろ!」

 

 もし仮に、目の前で自分の命を投げ出せば救えるものがいたとして、実際に投げだせる人間は何人いるだろうか?

 彼は、出来なかったのだ。『原作の弟』にはなれなかったのだ。世界で一番凄いことが、彼には出来なかったのだ。

 

「お前が本当にするべきことは、こんなことじゃねえだろ!そもそも、科学だって、お前たちを殺したくてあったわけじゃない!お前たちを笑顔にしたかったんじゃねえのか‼」

「……、」

 

 そして、上条は気づく。ヴェントの肩がブルブルと震え、過呼吸気味になっていることに。

 

「違う……違う……だって、()()()()()()()()()()()()()。そうだ、僕は間違ってなんかいない」

 

 ヴェントの脳裏に、()()()()()()()()()()()()()()()姿()が映し出される。

 そして、上条はヴェントの発言を聞き逃さなかった。

 

「ふざけるな‼」

「ッ⁉」

 

 だからこそ、許せなかった。

 

「アイツも言ってた?他人に正当化してもらえれば、お前は自分を許せるのか!? 姉の死を許容できるのか!?」

「!……、そ、れは……」

「そんなことがあるもんか!お前は何かにかこつけて自分を正当化しなきゃ、何にも出来ないのか!? ……自分の罪から逃げてんじゃねぇぞ! ヴェントォ――ッ!」

 

 そして、上条はヴェントに向かって駆ける。彼はそれにまともに反応しようともしなかった。する気力も、起こらなかった。

 

「自分の罪くらい自分で背負え! この……大馬鹿野郎がぁぁぁぁぁ――ッ!」

 

 上条は、全力でヴェントの顔面を殴りつけた。

 ヴェントはボールの様にバウンドして飛んで行き、意識を失った。

 

 

―――――――――

 

――――――

 

―――

 

 

 

421:以下、名無しの転生者でお送りします

にしても、まさか本当に弟君だったとは

 

422:以下、名無しの転生者でお送りします

レディリーたんと同タイプってことか

 

423:上条当麻(転生)

このゴリラ誰?

『画像』

 

424:以下、名無しの転生者でお送りします

あっ、アックアさんちっス

 

425:以下、名無しの転生者でお送りします

ていうかゴリラは酷すぎワロタ

 

426:以下、名無しの転生者でお送りします

イッチ容赦なさすぎで草

 

427:以下、名無しの転生者でお送りします

いつものことだろ

 

428:以下、名無しの転生者でお送りします

にしても、弟君をそそのかしたのって誰なんやろな?

 

429:以下、名無しの転生者でお送りします

順当に考えるとフィアンマか

 

430:以下、名無しの転生者でお送りします

もしくはローマ正教の誰かじゃね?

 

431:以下、名無しの転生者でお送りします

アックアさんはないな

 

432:以下、名無しの転生者でお送りします

>>431

だな

 

433:以下、名無しの転生者でお送りします

アックアさん信用あり過ぎて草

 

434:以下、名無しの転生者でお送りします

当たり前だよなぁ?

 

435:上条当麻(転生)

っていうか、今回コテハン組殆どいなかったな

 

436:以下、名無しの転生者でお送りします

何してたんだろな?

 

437:以下、名無しの転生者でお送りします

さあ?

 

 

 

―――

 

――――――

 

―――――――――

 

 

「あァ?」

「……なんで撤退してるの?」

 

 打ち止め(ラストオーダー)を守る為にともに猟犬部隊(ハウンドドッグ)を撃退していた一方通行(アクセラレータ)と御坂。

 しかし、突然彼らが撤退していったのだ。そのことに困惑する二人。

 

「……まァいい。木原の野郎をぶち殺せなかったが、今度狙ってきたらぶち殺せばいい」

「結局、あいつ等は何なのよ?」

「知るか」

「そう」

 

 会話が途切れる。

 そんな二人の様子を見てオロオロしていた打ち止め(ラストオーダー)が、

 

「あ、あのね!ありがとう一方通行(アクセラレータ)、お姉様!って、ミサカはミサカは感謝してみる!」

「……ったく、心配かけさせンじゃねェよこのすっとこどっこい」

「気にしないで。あなただって私の妹なんだもの。……、」

 

 そう言うと、僅かに一方通行(アクセラレータ)を睨む御坂。

 一方通行(アクセラレータ)はそれを涼しい顔で無視していたが、

 

「先に言っとくが……」

「……何よ」

 

 先に話を切り出した。

 

「俺ァクローンどもにゃ借りを返すつもりだが、オマエ(オリジナル)に頭ァ下げるつもりはねェ。あの「実験」に関しちゃ、オマエも加害者なンだからなァ」

「償うのは当然でしょ。っていうか、加害者の代表格から指摘されると腹立つんだけど」

 

 空気は最悪。しかし、打ち止め(ラストオーダー)の努力は無駄にはならなかった。

 

「っていうか、折角助けたのに感謝の一つもないってのはどういう了見よ! ちょっとはこの子(ラストオーダー)を見習ったら!?」

「ふざけンな。「実験」の利息考えりゃ全然足ンねェし、そもそも助けろつった覚えもねェ」

 

 少しだけ、彼らは歩み寄れたのだから。それだけでも、きっと、意味はあった。

 

 そして、少しづつ物語は崩れていく。

 

 




えっ、10031号が勝つのかって?知るか(ヤケクソ)
因みに弟君の原作知識はアニメ三期までです。けど、素ヴェントを見てるしちゃんとした姉弟だったので普通にシスコンです。
弟の説教に関してはどこか無理やりな気がしますが目を瞑ってください。
にしても、これホントに大丈夫かな?どっかで失踪しないようにちゃんと構成考え直したほうが良いかな?ラストオーダーをロシアで助ける方法、セロリの歌以外でできるなら教えて(土下座)
左方に関しては原作崩壊……はい、オリキャラです

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